今日は、朝から雨が降り出しそうな天気。午前中には、シトシト雨が降ってきました。今までは、雪が降り出す事が多かったのですが、彼岸の中日を過ぎ、最低気温もプラスで推移しているようです。朝の最低気温はプラス 0.8度、最高気温も 4.3度でした。今日は一日雨模様の天気となりました。

下の写真、左、昨日のお昼に食べたポテトサラダ。中央と右は、昨夜の晩ご飯です。絹ごし豆腐の揚げ出しに、ショウガやかつお節をたっぷりふりかけました。そして、鶏のササミとミニトマトのサラダ。

20070321ポテトサラダ 20070321キヌゴシ豆腐の揚げ出し 20070321鶏のササミとミニトマトのサラダ

下の写真は、昨夜の晩ご飯、その 2です。キュウリのみそ漬け、チジミ、そしてメンチカツです。このメンチカツは、ばっぱが作ったものではなく、購入してきたものです。

20070321キュウリのみそ漬け 20070321チジミ 20070321メンチカツ

下の写真は、今日のお昼に食べたもの。ネギ鳥肉ポテトのお粥です。本当は雑炊だったそうですがお粥さんになってしまったそうです。中央は、ザーサイとひき肉の炒め物。右は、イカとワカメが入ったタマゴスープです。

20070322ネギ鳥肉ポテトのお粥 20070322ザーサイとひき肉の炒めもの 20070322イカワカメタマゴスープ

だいぶ前の夕刊(3月5日の秋田魁新報) に、「笑って泣いて健康に」という記事が載っていました。

サブタイトルは「
脳内リセットしストレスを解消」となっていました。

記事の主な内容は、

・リウマチ科の医師が、笑うことによって体調の乱れがリセットされる事を調べる
・リウマチ患者の女性 26名、健康な方 31名について、笑いの効用を検査
・笑いの後に検査値がどのように変化するかを調べる
・その検査値は、コルチゾールとインターロイキン 6
・コルチゾールは、ストレスにより副腎皮質から分泌されるホルモン
・インターロイキン 6は、関節リウマチを悪化させるサイトカイン
・笑いにより、それらの検査値が短時間で低下し、効果が持続
・薬では不可能な事
・笑いだけでなく、涙を流し泣く事によっても同じ結果
・深い眠りによっても同じ結果を示す
・生体の恒常性のバランスの崩れを元に戻しやすくなる
・それを脳内リセットと呼んでいる

とのことでした。ストレスなどによって生体の恒常性(ホメオスターシス)のバランスが崩れ、その影響で、免疫系にさまざまな影響を及ぼし、そのことが引きがねになり、いろいろな病気を引き起こし(この場合は、自己免疫疾患としてのリウマチ)てしまいます。

その恒常性のバランスを「
笑いや人情話、深い眠り」によって、取り戻し脳内リセットすることで、症状が改善される様子を下記の図のようにまとめてみました。

20070322脳内リセット

生体の恒常性は、神経系や内分泌系、そして免疫系の三つの系統が互いに連絡を取り合い、バランスをとる事で保たれていると考えられています。その恒常性のバランスが、ストレスなどによって崩れることを太い赤の矢印で表しています。

そのバランスの乱れが、いろいろな疾患を引き起こしてしまいます。今回このような事を調べられた方が、リウマチ科の医師でしたので、リウマチ患者さんの関節リウマチに対して、ストレスによって引き起こされるコルチゾールの分泌と、関節リウマチを悪化させるインターロイキン 6の値に着目されたわけです。

これらは「
水色」の図形などで表されています。

それらの検査値が、落語などによる笑いによって、コルチゾールの分泌の低下や、インターロイキン 6の値の低下によって、ストレスからの開放と、痛みの改善につながったことを表しているのが
紫色の図形と矢印です。

それだけではなく、涙を流して泣く事や、深い眠りにつくことによっても、同じ結果が得られたそうです。

以前、笑いの効果については、

2006.09.03 笑いの哲学と科学
2006.08.27 笑いを数値化する爆笑計
2006.03.26 即席病院寄席

などでも、登場しています。笑いだけではなく、涙を流して泣く事もまた、脳内リセットにとても効果があることがわかりました。そして、深い眠りによってもその効果が期待できるわけですから、「
喜怒哀楽」の怒りの感情を除く「喜哀楽」と「深い眠り」というキーワードによって、今日のブログタイトルとなったわけです。

今回登場するストレスホルモンについては、以前

2006.10.16 アドレナリン受容体から思う事
2006.10.15 交感副交感神経そして交副感神経

でもお話しました。
インターロイキンについては、まだ詳しくお話していません。インターロイキンのお話の前に、「サイトカイン」を理解する方が分かりやすいかと思います。

サイトカインは、細胞から分泌されるタンパク質で、特定の細胞に情報を伝えるために利用される生理活性物質
・特定の細胞に働きかけ、細胞の増殖や分化、機能などに関連するという意味で生理活性物質と呼ばれている
・いろいろな種類があるが、特に白血球が分泌することで、免疫系へその情報を伝えるよう作用するものが今回の「
インターロイキン
・これらインターロイキンは、多くの場合、免疫や炎症に関与している
・細胞性免疫(T細胞が主役)を増強したり、抑制したり、抗体産生を増強させたり、造血系細胞の増殖分化促進などに関与
インターロイキン 6 は、抗体産生(B細胞が主役)増強に関与して自己免疫疾患が発症する仕組みに関係しているもの
・ちなみに、リンパ球が分泌するインターロイキンは「
リンフォカイン」とも呼ばれている
・単球やマクロファージが分泌するインターロイキンは「
モノカイン」とも呼ばれている

ということになるようです。免疫系については2006.06.09 生体防御ってすごいなぁを、関節リウマチについては2008.01.27 交感神経緊張と関節リウマチとCKIを参照していただければ幸いです。

もう一つ、興味のある話題があります。それが、
福田安保理論との関係です。このブログでは何度となく取り上げています。

ストレスによって、生体の防御能は、新しい免疫システムから古い免疫システムへとスイッチされます。その役目の一つが、ストレスホルモンとして今回登場する副腎皮質ホルモンです。このホルモンの影響を受けて、胸腺由来のT細胞のシステム(新しい免疫システム)から、胸腺外T細胞のシステム(古い免疫システム)へと切り替えられるそうです。

詳しくは、
2006.06.09 生体防御ってすごいなぁに説明されています。そして、免疫システムは、新しい免疫システムから古い免疫システムへ切り替わることで、生体防御能を外来の異物に対抗するシステムから内部の異物を処理するシステムへ移行します。

この古い免疫システムは、NK細胞、顆粒球や胸腺外のT細胞を増やし、がんに対する防御能を増大させる方向へと働きかけます。その反面、そのこと自体が、自己免疫疾患の原因として働く事になるともいわれています。

今回の検証ででてくる「関節リウマチ」などは、このような古い免疫システムの働きすぎにより自己免疫疾患が起こることを「
福田安保理論」では示しています。ですから、笑いや涙を流して泣く事、深い眠りにつくことは、ストレス状態である交感神経緊張状態から、副交感神経へと導かれると考えられ、福田安保理論とも一致しているように思われます。

本当に複雑で絶妙な仕組みが働いていますね。

● 関連記事
福田安保理論関連の目次
2008.01.27 交感神経緊張と関節リウマチとCKI
2006.10.16 アドレナリン受容体から思う事
2006.10.15 交感副交感神経そして交副感神経
2006.09.03 笑いの哲学と科学
2006.08.27 笑いを数値化する爆笑計
2006.06.09 生体防御ってすごいなぁ
2006.03.26 即席病院寄席