今日の秋田は、はっきりしない天気が続きました。朝から曇り空で推移しましたが、午後には、時おりお日さまが顔をだし、晴れてくるのを期待していたら、夕方から小雨模様です。ただ、朝起きてストーブをつけると、つけたときの室内の気温が何と 14度。朝の最低気温が 7.8度と昨日以上だったせいもあるかもしれません。最高気温は 10.9度でした。

下の写真は、昨夜の晩ご飯。左は「
なばな」のおひたし。中央は、魚介類の刺し身です。右は、漢方スープです。

20070401なばなのおひたし 20070401魚介類の幸 20070401漢方スープ1

漢方スープを飲んでいたら、ニンジンの表面にきれいな模様が入れてありました。思わず裏になっていたニンジンをひっくり返したのが、下の左の写真です。中央は、ひろっこのタマゴヤキ。右は、焼きたての手づくりパン。タマゴヤキと焼きたてパンはともにお昼のご飯でした。

20070401漢方酢スープ2 20070402ひろっこのタマゴヤキ 20070402手づくりパンの出来上がり

下の写真は、同じように今日のお昼ご飯。右は、菜の花のおひたしとミニトマト。中央は、牛肉入りのキンピラ。右は、ひろっこのみそ汁です。春のこの季節には、ひこっこをいろいろな料理にして食べていますね。

20070402菜の花とミニトマト 20070402牛肉入りキンピラ 20070402ひろっこのみそ汁

今日、夜のラジオでは、福島市の桜が開花した、というニュースが流れていました。会津では、とうの昔に梅の花が開花していました(花梅)。秋田では、山の花梅が、ようやく開花してきました。花の色がとても魅力的な色なので、デジカメで写してみました。

20070402花梅

この時期、雪が消えた地面からは、いろいろなものが顔を出します。下の写真は、雪の下で冬を過ごしたほおずきです。クローバーの葉っぱが春の訪れを告げているかのようです。

20070402ほおずき

今日は「アロマの効用」が連載される日。いつもなら夕刊なのですが、今日は朝刊に、第四回目が掲載されていました(04月02日の秋田魁新報)。

2007.03.26 アロマの効用 3 変形性膝関節症
2007.03.20 アロマの効用 2 アロマ外来
2007.03.13 アロマの効用と題した新聞記事

今回の内容は「
集中力」とアロマの効用でした。サブタイトルは「向上うかがえる層も」となっていました。

記事の主な内容は、

・一般的に集中力を上げるといわれている精油が本当に作用するのか
・疲れたとき、それらの精油をかぐと仕事の効率が上がった実感があった
・そのための客観的な測定を行う
・精油の香りによる学習効果のテスト
・能力別に三つのグループでテストした結果、中位層に向上がうかがえる

というものでした。今回のテストは、教育工学がご専門の方のお話でした。テストは以下のような方法で行われたようです。

○ テストの方法
・万人受けするレモン Citrus limon (Ze) とローズマリー カンファー Rosmarinus officinalis camphre を使う
・高校一年生、四クラスを対象
・精油を垂らしたティッシュを用意
・胸ポケットへ入れて入った教室と、そうでない教室で 50分ずつ授業を受ける
・能力別に三グループに分けてテスト

○ アロマの学習効果
・上位層と下位層には、アロマによる明らかな変化は見られなかった
・中位層には、アロマ効果で平均点が、五点満点中、2.64 から 3.18 へと伸びる

○ 結果の判断
・上位層はもともと頭がいい
・下位層は基礎力が欠けていて、「
アロマぐらいじゃ成績は上がらない

・中位層は結果が表れやすかった
・栄養ドリンクなどに比べても安上がりの自分にあったブレンドを試す事を勧める

というものでした。この「アロマの効用」の連載は、今回で最後ということらしく、「集中力向上に期待される精油の客観的な測定」とありましたが、ちょっとがっかりさせられる内容となっていたようです。

しかも、学習効果の結果の判断も、「
下位層は基礎力が欠けていて、アロマぐらいじゃ成績は上がらない」と表現されていました。困った表現のような感じがしました。

香りの心理効果の測定には、いろいろな手法が用いられているようですが、そのように測定された結果でも、さまざまな要因がその測定結果に影響を及ぼす可能性があります。

・匂いを嗅いだ方法
・嗅いだ匂いの量(濃度)
・匂いを嗅いだ環境
・匂いを嗅いだ当時者(年齢、性別、性格など)
・その人の最初の気分
・匂いに関する過去の記憶
・その匂いに対して持っている期待や考え

など、精油に含まれている芳香成分類や芳香分子だけでは、計り知る事のできない様々な要因が「香りの心理作用」を検証する際に考慮に入れてテストされなければならないようです。

例えば、ラベンダー アングスティフォリア Lavandula angustifolia の香りは、一般的には鎮静やリラックスのように考えられていますが、場合によっては、刺激的、気分の高揚に感じる事もあるのだそうです。

香りの心理効果を確認する手法として、脳波の測定をすることで「客観的」な観察データを得る事が試みられていますが、そのような測定方法といえども、先ほど示したような要因が、その観察データに影響を及ぼす可能性があるようです。

下記の図は、
レモン Citrus limon (Ze) と、ローズマリー カンファー Rosmarinus officinalis camphre 、そして、ローズマリー シネオール Rosmarinus officinalis cineole の精油に含まれている様々な「芳香分子」と、それらの芳香分子が属する「芳香成分類」を調べたものです。

これらのデータは、精油そのものが持っている芳香成分類や芳香分子の主な作用、固有作用などを表していますので、先ほどの「香りの心理作用」に及ぼすいろいろな要因を加味しながら、その効果を検証することができるかと思います。

20070402集中力向上に有効な精油一覧

芳香成分類の数値 (%) は、最新の精油成分の分析表から、その実数 (%) を示しています。また、各芳香分子の数値 (%) は、最新のケモタイプ精油事典(Ver.5)に示されている平均的含有量の最高値 (%) を示しています。赤い色で示されている数値 (%) は、20 (%) 以上の数値を表しています。

○ レモン Citrus limon (Ze)
・ロッド番号:BIOCLZEGR0405、保証期間:2008年4月
・モノテルペン炭化水素類の d-リモネンを 75%含む
・モノテルペン炭化水素類は、うっ滞除去、抗炎症、コーチゾン様などの主な各作用を示し
・d-リモネンは、肝臓強壮、腎臓機能促進、蠕動運動促進、血圧降下の各作用を持っているようです
・この d-リモネンは、アセチルコリンエステラーゼという、神経伝達物質のアセチルコリンが利用された後で分解に作用する酵素の働きを抑制する特性を持っている
・アセチルコリンは、副交感神経や、運動神経の末端から放出される神経伝達物質(
2006.10.15 交感副交感神経そして交副感神経
・脳内のアセチルコリンの放出低下は、アルツハイマーとの関連が指摘されている
・また、α-ピネン が15%含まれている
・α-ピネンは「強壮作用」を示すが、脳内の血流量を増大して、脳の活性化を促す働きもあるようです
・レモンの香りそのものは、主にテルペン系アルデヒド類のシトラールが関係(
2005.08.10 主要芳香成分がほとんど同じ

ということで、「集中力」は、「脳の活性化」の特性を持っている芳香成分類や芳香分子が担っているようです。

○ ローズマリー カンファー Rosmarinus officinalis camphre
・ロッド番号:BIOROSF1IN0205、保証期間:2010年2月
・ケトン類のカンファーを 25%含み、筋肉弛緩、鎮痛、麻酔、抗神経痛、抗繊維形成などの各作用を示す
・ケトン類は、粘液溶解、脂肪溶解、胆汁分泌促進、去痰、瘢痕形成の各作用を示すが、利用する際には禁忌事項がある
・ケトン類には、神経毒性があり、乳幼児、妊産婦、授乳中の方、てんかん患者の方などには禁忌となっている
・また、酸化物類の 1,8シネオール(いちはちしねおーる)を 35%含み、免疫調整や抗炎症の各作用を示す
・酸化物類は、去痰、抗カタル、抗ウィルス、免疫調整、抗菌などの各作用を示す
・モノテルペン炭化水素類のα-ピネンを 30%含み、強壮作用を示し
・うっ滞除去、抗炎症、コーチゾン様、抗ウィルス、抗菌の各作用を示す

ということで、昨日もご紹介しましたが、最新のケモタイプ精油事典(Ver.5)の処方集「記憶力低下・集中力強化」でもあまり使われていないようです。むしろ、下記に示すローズマリー シネオール Rosmarinus officinalis cineole が使われているようです。

○ ローズマリー シネオール Rosmarinus officinalis cineole
・ロッド番号:BIOROSF2PH0705、保証期間:2010年7月
・シネオールタイプは、酸化物類の 1,8シネオール(いちはちしねおーる)を 55%含み、免疫調整や抗炎症の各作用を示す
・酸化物類は、去痰、抗カタル、抗ウィルス、免疫調整、抗菌などの各作用を示す
・モノテルペン炭化水素類の α、β-ピネンを合計で 25%含み、強壮作用を示し
・うっ滞除去、抗炎症、コーチゾン様、抗ウィルス、抗菌の各作用を示す
・ケトン類のカンファーを 15%含み、筋肉弛緩、鎮痛、麻酔、抗神経痛、抗繊維形成などの各作用を示す

カンファータイプよりも、ケトン類のカンファーが少ない分、酸化物類の1,8シネオールを 55%含んでいます。また、カンファータイプよりモノテルペン炭化水素類は少ないものの α-ピネン、β-ピネンを含み、バランスのとれた組成成分により、ストレスからくる心身の疲れに対抗し、脳の血流をよくすることで、集中力の向上に有効に働いているようです。

今回は、偶然にも、秋田魁新報において「
アロマの効用」というタイトルで、メディカルなアロマテラピーの実践例が四回にわたり連載されました。

そして、ひまわりも、四回にわたりいろいろ刺激となり、ブログでもご紹介することができました。

このように、アロマテラピーが地方紙でも取り上げられ、いろいろな分野でのアロマテラピーの実践方法が紹介される事は、とても喜ばしい事だと思っております。これからも、アロマテラピーがもっともっと情報発信されるといいですね。

先ほど、動物やペットのアロマテラピーに詳しい方から、今月10日に、さんが出版から「猫から飼い主への手紙」という書籍が出版される事をお聞きしました。

日本全国で、飼われている猫が突然死んでしまう症例が多発しているようで、その死とアロマテラピーとの関係を調べた情報もレポートされているようです。この書籍には英文訳が添えられているとのことで、世界への情報発信を意識した内容となっているようですよ。

● 関連記事
精油の化学関連の目次
医療関連の目次
・「2007.04.02 アロマの効用 4 集中力」

2007.04.01 変形性膝関節症に見る精油
2007.03.30 緩和ケア外来
2007.03.28 酸素マスクとベルガモット
2007.03.26 アロマの効用 3 変形性膝関節症
2007.03.24 電気ショックとラベンダー
2007.03.20 アロマの効用 2 アロマ外来
2007.03.13 アロマの効用と題した新聞記事