今日の秋田は、朝 6時頃から久しぶりに雨が降ってきました。冷たい雨というよりも、乾燥した春の野山へいきわたるしっとりした雨。朝の最低気温も 5.8度でした。日中は、雨が時おりパラつく曇り空で、最高気温も 14.3度と、暖かでした。

下の写真、左は、昨日新聞の二面にわたり記事として取り上げられた「リンパ系」の図です。記事というよりも、大きな画像にリンパ系の説明が書かれているという構成でした。広告だったら、どのくらいの値段がかかるのでしょうか。

中央と右の写真は、昨夜の晩ご飯。中央は、ロケットサラダ(ルッコラ)とシーチキンのサラダです。右は、ひろっこと鳥肉のかやぎっこ。

20070408リンパ系の新聞記事 20070408ロケットサラダとシーチキン 20070408鳥肉とトウフのひろっこかやぎっこ

下の写真は、今日の山の様子。昨日まで乾燥してホコリっぽかった状態がしっとりと雨に濡れています。大きな花芽になってきたツボミには、透明な雨の水滴が。

20070409ラベンダー畑 20070409梅の花芽1 20070409梅の花芽2

下の写真、左に写っているのはスイセン。ようやく花が開きました。中央は、タケノコとニンジン、じゃがいもの煮つけ。右は、菜の花のおひたしです。いずれも今日のお昼のおかず。

20070409スイセン 20070409タケノコニンジンジャガイモ煮つけ 20070409菜の花のおひたし

下の写真、梅のつぼみや花に雨の水滴がついていてとてもきれいでした。

20070409梅の花

今日の朝、NHKのラジオを聞いていると、心臓の不整脈に「スマフォリンスリーエー」という物質が関与している、というニュースが聞こえてきました。ちょうど、雨と外の騒音が邪魔をして、詳しい内容がわからないままでした。

どういうわけか、その物質の名前だけは忘れないで覚えておく事ができましたので、さっそく「
スマフォリン3A」で調べてみましたが、検索でなかなかヒットしません。それで、「フォリン3A」と検索してみると、「セマフォリン3A」の間違いだったことに気がつきました。

この物質は、「
遺伝子」や「タンパク質」という表現をされているようでしたが、遺伝子の情報によってタンパク質が作り出される、という事を理解しておけば、「そのどちらもあり」かな、何て思ったりもしました。先日の「p53遺伝子」と「p53タンパク質」と同じですね。

調べて行くうちに、おもしろいことがわかりました。この「
セマフォリン3A」は、神経再生の阻害因子として働くタンパク質で、中枢神経系に起こった損傷後の神経再生を抑制する因子として働いているのだそうです。

神経再生を抑制する因子として、種々の再生阻害因子が関わっているようですが、いろいろな研究成果により、脊髄損傷の治療を施すときに、損傷部に形成される繊維性瘢痕にこのセマフォリン3Aが存在し、その再生を阻害している事がわかったそうです。

そのため、脊髄損傷動物を用いて、神経再生の阻害因子の働きを阻害することで、神経の再生が起こるかどうかの研究が相次ぎ、いろいろな論文が発表されているそうですが、その実態については議論が分かれているようです。

そんな中、土壌のカビ(真菌)の培養物から、選択的阻害剤(
セマフォリン3Aに対して特異的に阻害する活性を示す)として、低分子化合物の「SM-216289」が発見され、神経の再生を促すことが確認されたということですから、今後の脊髄損傷における知覚や運動機能の障害の治療に期待がもたれることとなりました。

そしたら、今日のニュース。その内容は、

・心臓の拍動を制御しているのは交感神経
・その交感神経の分布が、心臓の心室の内側よりも外側に多く分布
・その分布は、胎児の段階で形成される
・そこに関与しているのが「
セマフォリン3A
・「
セマフォリン3A」は神経細胞の突起が伸びるのを抑制する働き
・偏りがない場合、一時的に心拍停止する異常が見られる
・「
セマフォリン3A」が働き過ぎると、交感神経の分布は全体に少なくなり 20%が不整脈と考えられる突然死を起こす

というものでした。動物の心臓を取り出しても一定の条件下であれば、拍動を続けるのだそうです。この事は、心臓が自らの刺激で収縮することを表しており、このような神経細胞の支配を受けない、特殊な心筋のシステムは刺激伝導系といわれています。

これは、心臓の上の方にある「
洞房結節」と呼ばれるところで、興奮性の刺激が作られて、房室結節を経て心臓全体に伝わるのだそうですが、その刺激を伝えるための特殊な目的のために「心筋細胞」が特別に変化した通り道(伝導路)を通り、筋肉が収縮するようになっているのだそうです。

もちろん、心臓は自律神経の交感神経や副交感神経(心臓の場合は迷走神経)の支配を受けていますが、心拍数の増減は、心臓の外から、これらの自律神経と内分泌系との連携で調節されています。

一般に、不整脈は、心臓に伝わる刺激の異常や、刺激が刺激伝導路という通り道をうまく伝わらないことをいうのだそうです。しかしながら、心臓における刺激伝導系のみならず、交感神経や副交感神経の分布も、非常に重要な意味を持っているかと思います。

今回の研究によって、心臓の心室の、内側と外側における交感神経の分布の偏りが、胎児の段階で、神経再生阻害因子「
セマフォリン3A」により形成されるが、その働きによっては「不整脈」や「心停止」などの異常につながっているということが分かった、ということですから、とてもすごい事だと思います。

心臓のこのようなトラブルに関しては、いろいろなハーブが利用されているようですが、トラブルを引き起こしている原因によって、どのハーブを選択すればよいのかが、ますますポイントになってきますね。

脊髄損傷部位のみならず、心臓の心筋に分布する交感神経の偏りにも関与している物質、別の意味で、脳の神経にはどうなんでしょうか。神経細胞は、基本的には、細胞体を中心に、情報の受け手である樹状突起と情報の送り手である軸索(神経繊維)がセットになって構成されています。

この「
セマフォリン3A」は、軸索が伸びるのを阻害する物質のようです。軸索は再生可能ともいわれており、細胞体自身が傷ついたり、壊死してしまったら二度と生まれ変わることができません。もちろん、神経伝達物質との関係もありますが、記憶を司る脳や運動を司る脳が死んでしまうと「アルツハイマー病」や「パーキンソン病」などの病気となってしまいます。

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