今日の秋田は、朝からどんよりと曇り空。暖かく晴れまが広がった空から一転して暗い朝を迎えました。そして、その天気も、いつしかシトシト雨模様へ。それでも、午後三時を過ぎたあたりからは、雨もあがり日が差してきました。朝の最低気温は 3.8度、日中の最高気温も 11.2度と、最高気温だけは、このところ同じようレベルで推移しているようです。それでも、だいたい平年に比べて 3度ぐらい低いのだそうですよ。

喜んでいたのもつかの間、夕方からは再び雨降りの天気。はやり、星辻(ほしつじ)神社のだるま祭りに雨が降る言い伝えの通り、今年の火難を除く事ができたようですね。

下の写真は、暖かさに誘われ、花をつけたハーブたち。左は、ゼラニウムのスィートミモザという品種。この品種は、他のハーブゼラニウムとは違う、淡いオレンジがかったピンク色の花を咲かせます。中央と右は、サルビア ディスコロールというハーブです。珍しい黒い色の花をつけ始めました。

20070412ゼラニウム スィートミモザ 20070412サルビア ディスコロール1 20070412サルビア ディスコロール2

下の写真は、昨日の晩ご飯と今日のお昼に食べたもの。左はオムライス、昨日の晩ご飯です。中央は、キャベツの牛肉炒めタイ風味です。右は、マカデミアナッツを利用したアメ菓子。

20070412オムライス 20070413キャベツと牛肉の野菜炒め 20070413マカデミアンナッツのアメ菓子

今日、ケモタイプ・アロマテラピー 2007、67号が届きました。この表紙を飾ったいたのがゼラニウムの花でした。表紙をめくると、いろいろ興味のあるタイトルがついています。

まず、今年の10月に行われるアロマテラピーセミナー。毎年恒例となり、ひまわりも、1998年から出席させていただいています。今回は「
口腔ケアとアロマテラピー」ということで、歯科大学の方々の発表も行われるようです。

また、今までのスタイルとは違って、伝統医療における世界の最前線での情報を、ドキュメントビデオで紹介するセミナーもあるようです。

さらに、サクラの季節に合わせたかのように(よく読んだらこの季節に合わせての報告でした)、「
サクラの花の香り」と題した三種類のサクラの花の成分組成の比較表が載っていました。サクラは、バラ科のサクラ族に分類されるそうですが、花の香りが弱くて、香気成分の採油はないのだそうです。

よく、いろいろな所で「
サクラの精油があれば・・・」という事を見聞きしますが、やはりないようですね。

また、昨年のアロマテラピーセミナーに対する質疑応答が、ボリューム満点でした。セミナー中の質疑応答だけではなく、むしろ、事前に渡されていた用紙に記入された質問に対する応答がほとんどのようです。

今回の内容で、ひまわりが興味を持ったのが「
微生物と香り 第 8回 足浴による精油の抗白癬菌活性」です。一昨年のアロマテラピーセミナー(2005.10.11 第一日目のアロマセミナー)で、

● 13:00〜14:00 北村 征和(医療法人社団北村皮膚科医院・理事長)
○ よくある皮膚疾患への精油の使用経験
・・・
5. 精神的要因、肉体的要因、外因 - 気候、環境がそれぞれ重なり皮膚病になります
・・・

「水虫は感染症ですが、カビで、カビが生えてしまったら、なかなか治りません。古くなっても、体調がよければ、水虫があまり強くでません。強くでるというのは体調がよくないと言うこと」

「片足だけ水虫の人が多い。それは、左半身の交感神経の緊張により、左手足は冷たく、汗ばんで、頭痛肩こり内臓疾患も左に多い。交感神経が緊張して、末梢血管の血の流れが悪く、皮膚は冷たく、手足の裏、緊張して手に汗握る。木の上に逃げないといけないからです。逃げたときに交感神経が緊張して木に登りやすいように汗をかく。緊張して交感神経が興奮しているときです。」

という内容の講演がありました。とても興味深い観察の内容だっため、頭のすみに残っていました。交感神経の緊張は、抹消の血流を悪くし、汗をかくことで、白癬菌が住み着きやすい条件を満たすことで、白癬菌の感染を許してしまうようです。

福田安保理論によると、交感神経の緊張は、免疫細胞の顆粒球を活性化させます。この仕組みは、とても単純明快で

・エサ取りのために活動的な状態にするのが交感神経の働き
・先ほどご紹介したセミナーの内容では、木の上に逃げないといけない状況も生じる
・そのために、手足の裏に汗をかく
・エサ取りは、平坦な所だけではなく、常に傷を作る可能性もある
・傷口から異物が侵入した場合にそなえ、比較的大きな異物を処理するのが顆粒球

というように、生活のリズムとシンクロしているようです。ここで「あれっ」て思ってしまいました。そうです。交感神経、抹消の血流悪化、手や足の冷えや、汗というキーワードに、比較的大きな異物を処理する顆粒球の存在です。

異物の大きさをおおまかに分類すると、白癬菌は、菌糸の太さが 5マイクロメートル、ブドウ球菌 0.9マイクロメートルの大きさで、最も小さい部類のウィルスは 20ナノメートルの大きさなのだそうです。

大きな部類の白癬菌は、顆粒球が攻撃の対象になるわけですから、なるほど、交感神経の緊張によって、白癬菌は悪化する環境をととのえるけど、交感神経の支配を受ける顆粒球がそれに呼応して増大するわけだから、白癬菌をやっつけてくれるんだ、と思ってしまいました。

ところが、交感神経の緊張は、白癬菌をやっつけてくれるどころか、まったく逆で、白癬菌の住みやすい環境を作り悪化の原因となっているではありませんか。あれっ、顆粒球はどうしたんだろうか、と頭の中が混乱してきました。

それで、今回の「
足浴による精油の抗白癬菌活性」の記事の登場です。読み進むうちに、その謎が解けてきました。というか、大切なポイントを見逃していたのでした。それは「角質層」。白癬菌は、一般に皮膚の角質層や、毛髪、爪などのケラチン主体の角化組織に侵入して感染を引き起こします。

ところが、これらの部位は、免疫系による菌の排除が弱いのだそうです。角質層
(皮膚の構造に関しては2006.10.18 AMPの若返り効果と植物療法を参照いただければ幸いです)を例にとると、この部位には、生体防御機構はほとんどないために、白癬菌が少しでも残ると、条件によっては必ず再増殖してしまうそうです。

その一つが、先ほどの交感神経の緊張でした。ところが、白癬菌が角質層のバリアから一歩でも先へ侵入し、顆粒層の領域に踏み込むと、そこには、生体の「
自然免疫系」が働き、ここで「顆粒球」が誘導され、炎症を引き起こして白癬菌への攻撃をしかけてきます。おもしろい事に、ランゲルハンス細胞による抗体認識による「獲得免疫」は、その後に働くと考えられているそうです。

以上の「
自然免疫」、「獲得免疫」などについては2006.06.09 生体防御ってすごいなぁを参照いただければ幸いです。

ということで、角質層にはびこる白癬菌に対しての免疫系の働きは、あまり期待できない、という事になるようです。

今回の記事では、そのために「
足浴による精油の抗白癬菌活性」の効果の検証を行い、精油と足浴に利用するお湯の温度との相関関係から、99.99%を殺菌する精油の最小殺菌濃度を調べたデータが掲載されています。

・白癬菌を 99.99%の殺菌ができるために
・お湯の温度
・そのお湯に足をつけておく時間
・二つの条件の元で、最小の濃度で効果をあげる精油

というものでした。その他、ユニークなデータや手法が紹介されています。くわしくは、ケモタイプ・アロマテラピー 2007、67号 p4 を参照下さい。

● 関連記事
福田安保理論関連の目次
2010.03.26 日本の高齢社会を考えるフォーラム
2006.10.18 AMPの若返り効果と植物療法
2006.06.09 生体防御ってすごいなぁ
2005.10.11 第一日目のアロマセミナー