今日の秋田は、ようやく雨もあがり、まずまずの天気となりました。予報では、夕方から低気圧の接近で天気が崩れるとの事でしたが、時おり太陽が顔を出していました。朝の最低気温は 5.4度でしたが、日中の最高気温は 12.8度と、少しは暖か。サクラのつぼみが、かなり膨らんではきているようですが、開花までは至っていません。

下の写真、左は、昨夜の晩ご飯のタマゴ豆カレー、酢の物、そして、ツァイポータンです。昼も夜もコロッケならぬ、カレーでした。中央は、山に咲いている梅の花です。左は、ラーメンですが、食べようとしたその時、電話が。それでこんなにのびてしまいました。でも、のびたラーメンもおいしかったんですよ。

20070415タマゴカレー 20070416山の梅の花 20070416伸びたラーメン

下の写真、左は、チンチョウゲの花。甘い香りが漂っていました。中央は、店の前のラベンダーです。緑色の芽が目立ち始めました。右は、ローズマリーの花です。品種がフォーターブルーというローズマリーです。この花は青紫の色がとても深い色をしています。樹形が少し乱れ、やや垂れ下がる性質を持っているようです。

20070416チンチョウゲ 20070416ラベンダー 20070416ローズマリーフォーターブルー

今日の新聞に「鼻粘膜使い機能改善へ」というタイトルの記事が載っていました。「鼻粘膜」というキーワードに「えっ」と、興味を持ちました。記事の内容を見て、二度びっくり。

それは、交通事故などで損傷した脊髄の機能を改善するというものだったからです。先日
2007.04.09 神経再生阻害因子セマフォリン3Aで、同じように損傷した脊髄の治療のお話を投稿しました。そのときは、

・損傷部に形成される繊維性瘢痕に存在する「セマフォリン3A」が、神経再生を抑制する因子として働き
・神経再生を阻害していることがわかり
・その阻害因子の働きを阻害する「選択的阻害剤」として、低分子化合物の「
SM-216289」が発見され
・神経の再生を促すことが確認された

というもので、神経の再生を促す事で、脊髄損傷における知覚や運動機能の障害の治療に期待がもたれるという内容でした。もちろん、本題はこの「セマフォリン3A」と、心臓の交感神経の分布との関係が中心でした。

今回の記事では、

・脊髄損傷部位へ「鼻粘膜」を移植して
・運動や感覚機能の改善を行う

というものでした。なぜ「鼻粘膜」を脊髄損傷部位へ移植する事で機能の改善ができるのか、不思議でしたが、内容をよくみてみると、

・中枢神経は、増殖や伸長をしないため
・損傷を受けると、再生しにくい
・ところが「
海馬の一部の細胞(歯状回の顆粒細胞)」や「嗅神経」は生まれ変わる(再生)ことが可能であるといわれてる

ということで、大脳辺縁系の一部である海馬からの移植には、問題があり、再生可能な嗅神経を、中枢神経である脊髄の損傷部位へ移植するということでした。

・神経系は、大きくわけると中枢神経と末梢神経に分類される
・中枢神経は「脳」と「脊髄」
・末梢神経は「脳神経」と「脊髄神経」
・中枢神経は、末梢神経を経由して受け取った情報(感覚神経)を処理し、末梢神経を介して手足などを動かす(運動神経)
・中枢神経の「脊髄」は、同じ中枢神経の「脳」と身体の間でそれらの情報を伝える役目をしている

わけですから、その中継を担っている脊髄損傷部位の神経の再生をはかる目的で、再生可能な神経細胞である「鼻粘膜」を移植した、ということになるようです。

新聞では、嗅神経を「中枢神経」という表現をしていたようです。嗅神経は、一般的に「脳神経」という末梢神経に分類されるようですが、この嗅神経は、発生学的には「中枢神経」に属するようで、「
鼻粘膜中」の基底細胞が幹細胞様の性格を持っているのだそうです。

アロマテラピーでは、この嗅神経とともに、扁桃核や海馬は、非常に重要な領域となっています。それらの部位が、今回の脊髄損傷部位の神経再生能力に関わりあいがあるわけですから、何とも不思議な関係にありますね(
2007.01.22 においを感じる仕組み仮説覆す)。

ひまわりは、今回の記事を見て、先日投稿した「
セマフォリン3A」の働きを阻害する「選択的阻害剤 SM-216289」と、今回の移植手術との併合によって、さらに効果的に損傷部位の神経再生能力を高められるのではと思っていたら、新聞にも同じような事が書かれていました。

神経細胞の再生と、神経細胞の突起が伸びるのを促進させる、ということで、すごい発想と臨床研究だなぁと関心してしまいました。

近日中に、同じように関心させられたニュースをご紹介したいと思っています。今日のブログを書いている途中に、NHKラジオから流れてきた話題でした。

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2007.04.09 神経再生阻害因子セマフォリン3A
2007.01.22 においを感じる仕組み仮説覆す