今日の秋田は、風の強い一日でした。全般には曇りがちの天気で、時おり太陽がのぞく、そんな感じで一日が過ぎました。朝の最低気温が 11.0度、日中の最高気温は 12.8度と、肌寒い一日。サクラの花の満開は、すでに宣言されてはいますが、近くのサクラは、今が満開のようです。

下の写真は、昨日の晩ご飯の様子です。左と中央は、キリタンポ。サクラの季節にキリタンポというのは、ちょっと季節外れのような感じでしたが、昨日、東京からお客様が見えられました。秋田といったらキリタンポ。

20070425キリタンポ1 20070425キリタンポ2 20070425野菜サラダ

ひまわりも、予定を早め、昨日は、東京駅 12:56分発、秋田着 17:00 のこまち 19号で帰宅しました。エステティックに興味を持たれた方が、わざわざ秋田まで見えられたからです。

下の写真も、昨夜の晩ご飯。左は、スナギモのタマネギ和え。右は、春巻きです。その春巻きを巻いて食べるためのサンチェやタレが中央の写真。

20070425スナギモのタマネギ和え 20070425サンチェ 20070425春巻き

今日は、大潟村の「菜の花ロード」へ出かけてきました。東京から来られた方に、ちょうどこの季節の秋田の魅力を、一つだけですがお見せする事ができました。どこまでも広がる菜の花畑が、下の写真左です。

中央と右の写真が「菜の花ロード」です。道路の両側には、菜の花とサクラの花がどこまでも続いているかのような長〜く、素晴らしい風景を作り出しています。車のスピードと、太陽から放たれる光の位置がピッタリあっており、進行方向へスポットライトが移動している様で、まるで夢物語のようなシーンでした。

20070426菜の花 20070426菜の花ロード1 20070426菜の花ロード2

大潟村は干拓により整備された広大な「八郎潟」にあり、直線の道路が続いています。北海道のような感覚を受けてしまいます。

下の写真は、広い面積に植えられていた菜の花。車から降りると、菜の花のむせ返るような香り。気温の低さと風が強かったのが残念でした。

20070426菜の花畑

下の写真は、菜の花ロードです。この道路は、八郎潟町へと続いています。サクラの状態は、ちょうど、三分咲きくらいでしょうか。

20070426菜の花ロード1

下の写真も、菜の花ロードです。この道路は、大潟村の方向です。上の写真と下の写真を組み合わせたように、道路の両脇には、黄色の菜の花とピンク色のサクラが続いています。

20070426菜の花ロード2

今回、東京からわざわざ見えられた方は、六年前に、今日のブログタイトルにある「低髄液圧症候群」という診断をされ、何とか元気を取り戻されたそうです。

それまでは、この病気の様々な症状に悩まされ、目、甲状腺、そして子宮の手術を何度となく繰り返され、一時は、精神的に追いつめられたそうです。

たまたまテレビで紹介されていた「
この病気の症状」と、自らの症状とを照らし合わせて、ご自身が「この病気が原因」なのではと、受診、治療をされ、そのような状態からの「生還」を果たすことができた、とのことでした。

そもそも、この「
低髄液圧症候群」とはどのような病気なのでしょうか。調べてみると、「脳や脊髄」を循環している脳脊髄液が、何らかの原因で漏れ出し、結果、脳脊髄液の圧力が低下して、様々な身体のトラブルを引き起こしている病気のようです。

この脳脊髄液は、わき水が水源から湧き出してくるように、脳内部、脳の表面、脊髄をゆっくり流れて、頭頂部の静脈内(
下記二つ目の図右の「頭頂部」の図参照)に吸収される形で絶えず循環しているのだそうです。

・脳の内部には、脳室と呼ばれる部分がある
・左右の大脳そのものの内部には、一対の側脳室
・左右の側脳室をつないでいる「
モンロー孔」の下にある第3脳室
・橋と小脳に挟まれた第4脳室
・各脳室の中には脈絡叢が存在し、脳脊髄液が作られる
・「
脳の脈絡叢」は、毛細血管の絡み合った所
・側脳室がもっとも大きく、作られる脳脊髄液の量も最大
・第4脳室から「
マンジャンディ孔」などから脳の表面(脳表くも膜下腔)へ
・小脳の下に「
大槽(たいそう)」という部位があり
・一方は、脊髄くも膜下腔へ分かれる
・「
大槽」から脊髄方向へと広がった部位が「脊髄くも膜下腔

という事で、一番脳脊髄液産生の量が多い、側脳室で作られた「脳脊髄液」の循環を表しているのが下記の図です。なお、この図は「絵でみる 脳と神経、馬場元毅著、医学書院発行」p67を参照させていただきました(脳髄液の流れと吸収)。

20070427髄液の流れと吸収

下記の図は、上の図の別図参照の部位を拡大したものです。「脊髄神経根出入口部」と「頭頂部」の拡大図で、いずれも「絵でみる 脳と神経、馬場元毅著、医学書院発行」p68を参照させていただきました。



20070427脊髄神経根出入口部 2007042頭頂部

脳脊髄液は、一日で約 500mlが作られるそうで、脳や脊髄を循環している脳脊髄液の総量は、120〜140mlと、単純に計算しても、一日約 4回は入れ替わっているそうです。なお、各脳室の脈絡叢で産生される脳脊髄液は、だいたい30〜45%で、残りは他の部位でも作られているのだそうです。

この事から、脳自体の重さを、脳脊髄液という水に浸していることで軽くし、衝撃から大切な脳を守る役目を果たしてはいるものの、一日約 4回の循環を考慮した場合、物質交代や代謝産物の運搬など、いろいろな役割を果たしていることが考えられるのだそうですが、いまだに不明な点が多いのだそうです。

この脳脊髄液が何らかの原因で漏れ出すのが「
低髄液圧症候群」でした。頚椎ねんざ(むち打ち症)ということで、エックス線の検査をしても異常がなく、通常であれば約一ヶ月程度で、その症状が治るのが多い中、長期間苦しむ方を別の観点から診察した結果、この病気が疑われ、よく調べてみると、脊髄から出ている神経(神経根(上記左図を参照))という部分から漏れている患者さんが多かった事が報告されています。

また、この病気による漏れはいたるところで起こる可能性があり「腰部」付近が多いのだそうです。どうも、この漏れによって、脳脊髄液の量が減少し、本来の機能を発揮できなくなるだけでなく、脳そのものを支える(浮かせておく)事ができなくなり、脳が下がってしまい、多様な症状を引き起こす原因を作っているようです。

その症状は、

○ 脳神経の症状
・頭、首、手足などの痛み、聴力や視力、味覚の障害など
○ 自律神経の症状
・血圧障害や胃腸障害など
○ 大脳の機能障害
・記憶力低下、不眠、うつなどの症状

など、本当に多岐多様にわたり、人によってその症状の現れ方が様々なのだそうです。脳脊髄液の漏れは、背中の打撲や尻もち、そして、前述したむち打ちなど、日常の生活で誰もが経験するちょっとした不注意で起こる可能性があるのだそうです。

この病気の治療には、十分な食事と水分が大切なのだそうですが、脳脊髄液の漏れを「
ブラットパッチ」という自分の静脈から採血した血液を、漏れている部分に注射し、ふさぐ方法がとられているようです。

一回の治療でその効果があらわれる患者さんは、15%との事で、約30%の方々には効果がないのだそうです。

今回、東京からエステティックを勉強に来られた方は、六年前にこの病気の診断をされたそうですが、それ以前にはいろいろな症状があらわれたそうです。その結果、

・目の白内障の手術
・甲状腺の手術
・子宮の手術

など、とても辛くて苦しい闘病生活をされてきました。そして、この病気の事がテレビで紹介されていたのをたまたまご覧になられて「自分の身体に起こっている症状にピッタリ」ということで、病院を探し出し、治療を受けられ、幸いな事に一回の治療で症状が改善されたそうです。

実際に治療されたときのお話をお聴きして、とてもびっくりしてしまいました。それは、自分の血液を採血し、その血液を漏れているところに注射 したその瞬間「
脳が持ち上がる感覚がわかった」という事でした。その感覚は、そのような苦しい闘病生活を耐えてきた方でないとわからない事。

このように、ある特定の診療科目での治療では、解決できない症状であり、見落とされがちな病気のようです。「
頭や首が痛い」といって整形外科の治療を、「眠れない」といって神経内科を・・・という具合に、結局、改善できないまま症状が悪化する場合がかなり多いのではないでしょうか。

たまたま、本当に偶然にも、同じような症状のお客様が、今日の朝訪ねて来られました。そのとき、自らの体験を生かし、その症状や苦しみをお話されていた姿がとても印象的でした。もちろん、このお客様は、すぐに病院を探され「
検査を受けてみたい」という事でした。

ひまわりが興味を持った事が、もう一つありました。それは「
第3脳室」です。この脳室に「視床下部」の内側核群(2006.10.03 肥満を抑えるタンパク質)が接している点です。

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脳・神経関連の目次
2006.10.16 アドレナリン受容体から思う事
2006.10.15 交感副交感神経そして交副感神経
2006.10.03 肥満を抑えるタンパク質
2006.01.04 グリア細胞と植物療法
2005.10.14 水とアクアポリンの関係
2005.09.11 波動をとらえる 2 共鳴装置
2005.09.10 波動をとらえる 1 水の結晶