● ひまわりが勝手に選んだ植物療法関係の記事一覧の目次です
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○ 関 連 情 報 精油の化学 / 植物油の化学 / 医療 / 脳・神経 / 薬と身体 / 福田安保理論 / 千島学説 / その他

昨夜は、東京への最終の秋田新幹線にて上京しました。昨晩遅く着いた東京は、生温い、ちょっと感覚的に違和感を感じる空気でした。

今日の東京は、最低気温が 16.0度(秋田は 8.7度)、最高気温は 23.3度(14:49)(秋田は 20.6度(11:44))と、やはり、最低気温にかなりの開きがあるようですね。

下の写真、左は、昨夜、秋田駅東口でお目にかかった雲の切れまから顔を出しているお月さまです。中央は、東京行き最終の秋田新幹線こまちです。日付が変わりましが、まだ活気のあるお花屋さんの風景。

20081012お月さま 20081012秋田新幹線こまち下り最終列車 20081013深夜の花屋さん

朝は、七時に起きて、軽い朝食を摂りました。東京のイチョウ並木は、まだ青々としています。

今日は、毎年この時期に開催されるアロマテラピーのセミナー受講のための上京でした。今回は、二日続けて同じ講師の方のプログラムです。右は、お昼ご飯の唐揚げと、いろいろな一品料理の組合せです。

20081013朝食 20081013イチョウ並木 20081013お昼ご飯

今日の東京地方は、朝は、雲の切れまから太陽が顔を出していましたが、どんどん晴れまが広がったようで、下の写真、左のようなとても気持ちのよい青空でした。

中央と右は、一日の長いセミナーを終えての晩ご飯です。鶏ときゅうりの梅さっぱり炒めと、デザートの豆乳ブラマンジェと抹茶のパフェです。

20081013今日の東京地方 20081013晩ご飯 20081013デザート

2008年 アロマテラピー・セミナー」は、

● 電気座標軸と4つの体質

というテーマで、今日、明日の二日間に渡って行われます。今回は、アロマテラピー・セミナーが開催されてから、15回目を迎えるとの事で、記念すべき年のセミナーでした。副題には、

○ ヒポクラテスの教えをもとにした独創的なアロマテラピー

という、とても興味深い内容が掲げられていました。その副題の通り、まずは、こんなお話からセミナーが始まりました。

「・・・こうして、皆さんを見まわすと、顔覚えのある、だいぶ馴染みがありまして、毎年参加されている皆さんにもお礼を申し上げたいです。今年のテーマは前年までのテーマとは、また一つ違うものであります。

皆様、もしかしたら、一度も聞いた事のないテーマに入るかも知れません。西洋の伝統医学から入っていこうというアロマテラピーです。西洋の古代医学といいましたが、中国、インドの医学と相反するものではありません。地理的に、いろいろ存在するアプローチと今回のお話は、全く重ね合わせることができます。

世界全体、あるいは、生きている人々がすっている空気にアプローチします。全体的な、ホリスティックな、漸進的なアプローチと申しましょう。それによって、症状を緩和します。ところが、対症療法ではその症状が再び現れてくるものがあります。・・・」

というところから始まり(この点につていは、1999.06.03 精油の新しい分野 -(外部リンク)を参照下さい)、ヒポクラテスの誓いへ、そのお話が進んでいきました。

「今日でも、医学部を卒業して免許を取得した人達は、ヒポクラテスの誓いを唱えています。現在の医学の全てが、このヒポクラテスの考えを基本にしているといわれています。ヒポクラテスの考え方で、健康は何であるかを見直す事は非常に大切です。

バランスの取れた健康は、周りの環境と自分にあると言われています。健康とは、体の器官にある体液が問題なく循環していることが、問題なく健康であると説明しています。」

という観点からから、

・まず第一に、食べものは、薬であるという事
・自分のエネルギーを自分で生み出して、病気と闘う事
・きちんとした食事をして、自己治癒をしても治らなかった場合は、自然が助けるという事

これら三つのポイントを示して、常に手元に置ける自然の薬、純自然な精油の持っている力が、とても有効な手助けになる事をお話されていました。その上で、

「今日の勉強は少し難しいかもしれませんが、ヒポクラテスの教えと、電子の話である電気座標軸と芳香分子の三つを重ねて勉強して行こうというのが、今日の勉強です。」

として、二日間にわたるセミナーの概要をお話されました。その後、午前中と午後にわたって、電子の話である電気座標軸と芳香分子のお話、そして、午後の後半には、ヒポクラテスの四つの体質のうち、多血質と胆汁質の二つの体質の詳細な説明がなされました。その中で、とても興味のある内容が、何点かありました。

○ 電子座標軸(電気座標系)について
1. 電子座標軸で展開される芳香成分類と芳香分子の関係
2. 個々の精油に含まれている主な芳香分子と芳香成分類の関係
3. 2. で展開された精油の性質を電子座標軸へ表現
4. 精油を選択するテクニック

○ 四つの体液と電子座標軸の関係
5. 四つの体液と体質の関係
6. 四つの体液と気質特性の関係
7. 四つの体液と器官、内臓、感情との関係
8. 四つの体液と占星術の星座との関係

などでした。特に「○ 電子座標軸(電気座標系)について」における「2. 個々の精油に含まれている主な芳香分子と芳香成分類の関係」と「3. 2. で展開された精油の性質を電子座標軸へ」表現する事に関しては、これまでのひまわりが理解していた考え方とは、全く違った表現をされていました。

電気座標系については、
2007.11.12 電気座標系と芳香成分類の主な作用でも、投稿しましが、下記の通りです(フランス・アロマテラピー大全 上巻 ロジェ・ジャロア編著、ダニエル・ペノエル医学監修、ピエール・フランコム科学監修、高山林太郎訳、フレグランスジャーナル社 p129参照)。

20071112電気座標系と芳香成分類の主な作用

(1) 電気座標系:電気クラスに関連した一般的特性
(2) 電気座標系:化学のグループと族とに関連した固有の特性

ということで理解していました。つまり、上記書籍においては、電気座標系に表現されるのは、まず、精油の組成成分を構成している「芳香分子」が、電気座標系に「座標を表す点」として表現され、それら芳香分子のうち、おおまかな領域で示される同じグループが「芳香成分類」として表現されていた、という理解をしていました。

ところが、今回は、

「よくいわれますように、電化イオンは一つの分子だけではなく、いろいろな分子の全体をさしています。それによって、全体の分子を合わせたことによって、少しずつ場所がずれていきます。」

とはいわれていたものの、

「この分子の影響という話からみると、ペパーミント Mentha piperita を例に挙げたいと思います。

この分子構造を見てみると、50%のメントン、これは、ケトン類ですから、本当は、上部に位置します。ところがメントールを50%含んでいます。

これはアルコール類で、本当は、通常のアルコール類の位置に属しています。ですから、ケトン類とアルコール類の中間に位置するのがよく理解できます。」

というような表現をされ、精油自体が含有している主な芳香分子にターゲットを絞って、一つ一つの芳香分子の属する芳香成分類を電気座標系へ表現するのではなく、通常とは違った形で、精油そのものが電気座標系に表現されていた、という点です。

これは、とても興味のあるところでした。いろいろな精油を、それらが主に含む芳香分子、そして、芳香成分類を加重平均したかのような形で、電気座標系へ表現されていたようです。

また、「
○ 四つの体液と電子座標軸の関係」における「4. 精油を選択するテクニック」ついては、

「この座標は毎日治療家が使っていく非常にすぐれた道具、ツールです。この座標によって選んでいく精油は、患者の症状によって選ばれるのではなく、個人個人に合わせた選択です。

芳香生化学の面で、体質別に選んでいくと、だいたい20種類くらいの精油が選べます。

今度は、それにヒポクラテスの体質の性質を取り入れると、20種類から、6 〜 7種類に、精油のはばが狭まります。さらに選択のはばを狭めるために、患者自身に嗅いでもらうと、一種類になります。精油の生化学論を利用しているともいえます。

こうして選んだ一種類の精油は、その患者の一生のともとなります。その響きは、一生その方の体に残っていきます。自分のハーモニー、波長に合った、自分にピッタリあった固有の精油が選択できる事になります。」

として、精油を固有化して、人それぞれに応じた精油を選んで行くことが可能となる事をお話されていました。いわば、オーダーメイドの世界です。

また、「○ 電子座標軸(電気座標系)について」における「6. 四つの体液と気質特性の関係」では、多血質や胆汁質に対する非常に詳細な表現を出されていました。

特に、「
私の体験をお話すると、すぐに多血質とわかる医者と旅行した事があります。長距離の飛行機の旅でした。」とするお医者さんのお話にはとても興味を持ちました。

植物療法における体質形態学との比較対照が可能であれば、彼は「内胚葉」の気質特性をかなり有している事になります。体質形態学との間に微妙な差はあるようですが、とても興味を持って拝聴する事ができました。

また、芳香成分類や、芳香分子などの興味深いお話も散りばめられていました。

・ある成分の働き(抗ウィルス作用)は、ある芳香成分類の芳香分子と一緒に含まれているとさらにその作用が強調される
・ある芳香成分類に含まれている炭素原子の数によって、ある作用の強さが決まる
・ラクトン類の特性
・神経系に働きかける手法で一番効果的な利用方法
・治そうとする意志のない方へのアロマテラピーのアプローチについて
・アロマカプセルと他の治療薬との併用について
・今日の化学のレベルでは、いまだに見いだすことのできない精油の持っているある治療特性について

などなど、とても面白い内容でした。なお、最後の質問の中で登場した「ホルモン依存型がん疾患の患者」に対する禁忌については、

2007.06.14 サイプレスと禁忌事項

にて、ホルモン依存型がん疾患の患者に適用する場合

「長い間治療家はホルモン依存型がん疾患の患者に適用するのを避けていたが、今日では研究が進み、専門出版物によってこの禁忌がはずされた。この種のエストロゲン様作用は合成のエストロゲンと異なる受容体を通して働くことが解明されたからだ」

と、従来の考え方とは違う解釈で書かれたアロマニュース(「Aroma News」33号 ベルギー発のアロマニュース)として、サイプレス Cupressus sempervirens の記事を例にとり、掲載されていましたが、この様な考え方ではなく、

・原則として、妊産婦、授乳中の女性には使用しない
・処方投与期間の延長には医師の指導を必要とする
・病理学上ホルモン依存型疾患(がん)に対する使用はしない

とする従来の考え方が示されていたようです。あっという間のアロマテラピー・セミナー第一日目でした。明日は、二日目です。なお、

「・・・ 」内 は、当日、セミナー会場で、パソコンに直接入力した文章を、いただいた資料をもとに、改めて編集しなおした「ひまわり個人の資料」です。

したがって、タイプミス、解釈の間違い等があるかもしれません。個人の勉強にご利用いただくのは大変結構な事なのですが、その範囲を超えてのご使用は「
著作権法上の問題に抵触する場合があります」ので、くれぐれもご注意をお願い致します。

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