○ 履歴 : 2007「2007.07.21 中越沖地震に見る需要と供給最低 21.1 最高 23.3
○ 履歴 : 2008「2008.07.21 暑中お見舞い申し上げます 2008最低 20.3 最高 31.8
○ 気温 : 今日の 最低 19.6度 最高 22.9度(09:46)

朝起きると、青空が見えていましたがお日さまはそれほど出ていませんでした。それもつかの間、ちょっとの間に曇りだし、霧雨から小雨へと天気が急変しました。

その雨は、お昼前にはやんだようですが、一日中湿っぽい天気が続きました。ただ、気温の方は低いようで、半袖では肌寒い一日でした。

今日も、午前中に山へ行ってきました。出発するときに小雨が降り出しました。ラベンダーの畑には、その雨滴が集められ先日の爪跡をさらに深くしているようでした。

20090721ラベンダーの畑1 20090721ラベンダーの畑2 20090721ラベンダーの畑3

ある程度乾燥が進むまで、そのままにしておこうかと思います。水滴を集めているのがもう一つありました。クモの巣の糸です。ちょうど、NHK ラジオからは、夏休み子ども科学電話相談のお話が流れていました。

アリさんの家は、雨が降ったらどうなるのかとか、ゴーヤが苦くて嫌いなのにお母さんとお父さんがいっぱい植えているのでどうしたらいいのかなど、とても難しい質問があったようです。

このクモの巣、雨をはじくための工夫が施されているから、濡れても大丈夫みたいですね。はじくといったら、ダマスクローズの葉っぱは、水滴をまるで撥水加工した自動車のようにはじいています。

ゴーヤがブツブツしてるのは、水滴が溜まって腐ってしまうのを防ぐためだとか。苦みは完熟してくると甘くなるお話もされていましたよ(
2007.08.23 今日は処暑ですが秋田は昨晩から)。

スイカは随分水を嫌うようですが、表面がツルツルしてますよね。秋田県の県南に位置する羽後町でのスイカの収穫と出荷のお話が、先日テレビで放送されていましたが、雨の管理がとても大変だったようです。

真っ赤な赤いスモモが実っていました。こちらの表面はツルツルです。このスモモもすぐに傷んでしまいます。そうそう、ハイブリッド日食の質問なんかも登場していました。そんな現象初めて聞きました。月の地球を回る起動が楕円形である事が関係していました。明日は、皆既日食の日でしたね。

20090721クモの巣 20090721スモモ 20090721早咲きラベンダーの花穂が

上の写真、右は、ラベンダー早咲き3号ですが、花穂を早めに刈り取った苗です。それほど暑くなく、十分な雨のせいなのか、花穂を伸ばしてきました。

秋田では、早咲きのラベンダーの花芽の管理をうまくやれば、六月から七月にかけて二ヶ月間、きれいな花を楽しむ事ができるかもしれません。

初冬の頃にも咲き出しますので、かなりの期間、ラベンダーの花を楽しめそうですね。以前、北海道でも、試験栽培されている現場を見たことがあります。左は、ちょっと雨に濡れかわいそうな豆太郎。

20090721豆太郎 20090721野菜炒め 20090721ニンジンのスリスリ

上の写真、中央と右、そして、下の写真は、今日のお昼ご飯です。モヤシやピーマン、キャベツなどの野菜炒め、ニンジンをすりつぶし玉子とスパムを混ぜて炒めたニンジンのスリスリ、小松菜と油揚げの煮びたし、そして、スパム入り野菜スープ、アボガドとトマトのサラダです。

20090721小松菜と油揚げの煮びたし 20090721スパム入り野菜スープ 20090721アボガドとトマトのサラダ

下の写真は、今日の晩ご飯です。ニンジンの味噌炒め、野菜炒め、赤魚と豆富の煮つけでした。その他、モヤシのタマゴ炒めをご飯にのっけて食べました。

右は、夜妹から届いた「スナックひまわり」の写真です。会津若松市内で偶然見つけたという事で送ってくれました。いつも、山形県の川西町にある「ひまわりラーメン」を帰省の途中に撮したりしますが、今回はスナックでした。

20090721アボガドとトマトのサラダ 20090720ラベンダーのドライフラワー 20090720東の空

先日の新聞(2009.07.18 秋田魁新報)に、「ピロリ菌除去で病気治療に成功」というタイトルの記事が載っていました。

サブタイトルは「
B型インスリン抵抗症」となっていました。

非常に興味のある内容だったので、いろいろ調べてみると、とても面白いつながりが見えてきました。いつもこのブログで登場する「福田安保理論」を基本に「自己免疫疾患」を眺めてみると、ピロリ菌との関係が見えてきそうです。

記事では、「B型インスリン抵抗症」という病気の方が、ピロリ菌の除菌治療を施したところ、血糖値が正常に戻ったという内容でした。

興味を持ったのは、患者さんが、この病気以外にも「血小板減少症」を併発しており、この「血小板減少症」の治療に効果があるピロリ菌の除菌治療を行ったことで、「B型インスリン抵抗症」の治療にもつながり「血糖値が正常に戻った」という事でした。

これら二つの病気を調べてみると、どうも「自己免疫疾患」という大きな概念で捉える事ができそうです。B型インスリン抵抗症という病気は、

○ インスリン受容体に対する自己抗体が原因
・インスリンがインスリン受容体に結合することで血糖値が減少
・そのインスリン受容体に抗体ができインスリンの働きを阻害
・その結果血糖値が高くなる
・場合によっては抗体が外れ、結果急激な低血糖症状を引き起こす
・高血糖と低血糖を繰り返す

ことで、急激な低血糖による発作を引き起こす病気のようで、一般的に分類される「1型、2型の糖尿病」とは違い、「その他の特定の機序、疾患によるもの」-「免疫機序によるまれな病態」という分類がされているようです。

また、血小板減少症では、

○ 血小板に対する自己抗体が原因
・血小板は血液凝固に関係
・それが自己抗体によって破壊
・結果血小板の減少を招き出血症状

を引き起こす病気のようです。どちらの病気にも「自己抗体」という難しい言葉が登場していますね。これは、「自己免疫疾患」という概念と密接に関係しています。

生体は、本来「細菌やウイルス、腫瘍」など、自分の細胞や組織である「自己」とは区別して、「非自己」の異物を認識し、それを攻撃・排除する役割を担っています。このシステムは免疫と呼ばれています。

逆の事をいえば、「自己」の細胞や組織を標的にした攻撃はしないシステムを持っているという事もいえます。ところが、この「自己免疫疾患」という病気は、本来「非自己」を標的に働く免疫機能が、自己を標的として攻撃してしまう事で引き起こされる疾患といわれています。

このときに、自分の細胞や組織などの「自己」の構成成分を「非自己」と認識し、異物としての「抗原」に対応する「抗体」が産生される場合があります。このように、自分自身の細胞や組織を抗原としてしまう抗体は「自己抗体」と呼ばれています。

この自己抗体は、全身の組織や、特定の臓器や器官に対して作用するようで、それによっていろいろな自己免疫疾患が起こるようですが、自己抗体が検出されなくとも、その疾患を否定する根拠にはならない、として、自己抗体だけでは説明のできない場合もあるようです。

この点については、いつもこのブログに登場する福田安保理論では、とても明確な概念を展開しています。下記の図は、免疫系に起こる自己免疫疾患についての一般的な考え方と、福田安保理論での考え方の違いについて表しています。

20090720自己免疫疾患

自己免疫疾患が、過剰な免疫反応による組織障害を引き起こすことは同じですが、その時に働く主役の免疫細胞の違いに大きな特徴があるようです。

一般的な考え方では、その主役はT細胞とB細胞のリンパ球です。当然、こちらは「非自己」の外来抗原向けに自己応答性が排除されているリンパ球です。ところが、そのリンパ球が、自己応答性の排除のシステムが働かなくなることで、過剰な免疫反応による組織障害を引き起こしていると理解されているようです。

一方、福田安保理論では、「非自己」の外来抗原向けのリンパ球は、自己免疫疾患が起こっている場合でも、自己応答性の排除のシステムは正常で、しかも、胸腺が萎縮して、末梢血のリンパ球が減少し「免疫抑制」が起こっている、という事がいわれています。

そうなってくると、「非自己」の外抗原向けのリンパ球が、過剰な免疫反応を引き起こしているとされている事に矛盾を生じてしまうことになります。

非常に重要な点なのですが、福田安保理論では、「非自己」の外来抗原向けのリンパ球にかわり、「自己応答性を示す胸腺外T細胞」と「自己抗体産生のB細胞(B1細胞)」が働くことで過剰な免疫反応を引き起こしているという考え方に立っています。

実際の疾患でも、その事が確認されています。これらの点を踏まえて、再度、自己免疫疾患を概観したのが下の図です。

20090720自己免疫疾患と福田安保理論

福田安保理論のユニークなところは、自律神経系と内分泌系によって「免疫の調整」が行われているとする点です。詳しくは、

2006.06.09 生体防御ってすごいなぁ
2005.12.25 プロスタグランジンと福田安保理論

を参照いただければ幸いです。

上の図では、生体が感染やストレスに遭遇した場合に起こる過程を、自律神経系や内分泌系と連動して働いている免疫系を中心に表現しています。なお、この図は「絵でわかる免疫 安保徹著、講談社」の p105〜120 を参照にさせていただきました。

一つは、ウイルス感染です。リンパ球や種々の炎症性のサイトカインなどにより炎症が引き起こされ、組織にダメージが起こりますが、通常は治癒に向かいます(サイトカインについては
2007.03.22 脳内リセットに喜哀楽と深い眠りを参照)。

非常に大切な事は、自己免疫疾患を考えた場合です。炎症によって引き起こされた組織破壊が非常に激しくなった場合、生体は、その時点で異常自己の速やかな排除に備えるための「合目的な反応」を示す場合があります。その時に胸腺の萎縮が起こり「免疫抑制」が誘発されて、「非自己」の外来抗原向けのリンパ球が減少します。

もちろん、この過程の中でその合目的な反応が収束を迎える場合もありますが、問題は、そのまま過剰に反応し過ぎると、「合目的な反応」が一転して、異常自己の排除過剰の反応を起こし、生体に不利な影響を引き起こしてしまいます。

同じ様な「合目的な反応」は、ストレスによって、交感神経の緊張が続いたときにも起こります。こちらの過程では、顆粒球が炎症や組織破壊の主役となります。そして、ホルモンの影響も見逃すことができません。これらもまた、胸腺の萎縮を引き起こし「免疫抑制」の状態へと導くことになるからです。

上記図には、生体の「合目的な反応」を収束に向かわせるのではなく、さらなる免疫抑制へと導く要因が掲げられています。それが、

1. 感染時のさらなるストレス
2. ストレスの持続
3. 間違った治療

の三つでした。3. の「間違った治療」に関しては、

2005.12.31 体調とプロスタグランジン

を参照いただければ幸いです。

このような段階を経て、免疫抑制が続くと「異常自己の排除過剰」が続くことになります。そのときの主役の免疫細胞は、「非自己」の外来抗原向けのリンパ球(これを福田安保理論では「新しい免疫システム」と表現しています)ではなく「自己応答性を示す胸腺外T細胞」と「自己抗体産生のB細胞(B1細胞)」でした。

これらの免疫系(これを福田安保理論では「古い免疫システム」と表現しています)は、

○ 特定の分子、細胞、組織が標的
・自己応答性が拡大した場合に「全身性の自己免疫疾患」
・1型糖尿病〜膵臓ランゲルハンス島β細胞
・今回の記事で取り上げた「B型インスリン抵抗症」〜インスリン受容体
○ 血球細胞が標的
・今回の記事で取り上げた「血小板減少症」など

として働くこととなり、これが自己免疫疾患として捉えられるようです。新しい免疫システム、古い免疫システムにつていは、

2005.08.01 新・古の免疫システム

を参照いただければ幸いです。

とても長いブログになってしまいました。ここで、本題のピロリ菌との関係です。前述の「絵でわかる免疫 安保徹著、講談社」の p113〜114 には、「
胸腺外分化T細胞や自己抗体産生B細胞の活性化のときに、必ず顆粒球の活性化が伴う・・・自己免疫疾患の炎症に顆粒球がかかわり、非特異的な炎症を同時に引き起こす・・」と書かれています。

顆粒球は、本来生体防御のために、体内に入ってくる比較的大きな細菌類を処理する白血球でした。食細胞であると同時に活性酸素によって異物を処理します。

自己免疫疾患を引き起こすような状態では、当然、交感神経の緊張が過度に持続していることを意味していますから、顆粒球が増加して、体内に入ってくる細菌だけでなく「体内の有益な常在菌」までをも攻撃の対象としてしまうことが福田安保理論ではいわれています。

それはまた、化膿性の炎症や組織破壊につながり、最終的には、かん化につながっていく可能性を示唆していますが、今回の大切なポイントは「ピロリ菌」でした。

ピロリ菌もまた常在菌として考えられています。福田安保理論では、ピロリ菌ががんを誘発する因子として考えられており、ピロリ菌そのものががんの原因とは捉えられてはいないようです。この点については、

2008.02.22 ピロリ菌と胃がんの関係

を参照していただければ幸いです。

交感神経の過度な緊張による顆粒球の活性酸素によって、常在菌であるピロリ菌が攻撃を受け、組織の炎症や組織破壊などが引き起こされ、その事が、先ほど示した「
自己免疫疾患の炎症に顆粒球がかかわり、非特異的な炎症を同時に引き起こす・・」事で、自己免疫疾患の病態を悪化させている要因があるのではないでしょうか。

そのように考えると、「
患者さんが、この病気以外にも「血小板減少症」を併発しており、この「血小板減少症」の治療に効果があるピロリ菌の除菌治療を行ったことで、「B型インスリン抵抗症」の治療にもつながり「血糖値が正常に戻った」」という事が、福田安保理論である程度説明可能なのではないでしょうか。

今回投稿した記事は、一つの考え方で、今回示した事が正しいという事ではありませんが、とても興味を持って投稿する事ができました。

いつもお話する事ですが、ひまわりも、かなり交感神経の緊張が続きました。この辺でリラックスモードへと導いてあげないと大変です。

そうそう、これらの仕組みを理解することで、精油やハーブを有効に活用できそうです。ストレスやウイルス感染に対しては、特に、精油を利用したアロマテラピーが有効でした。

● 関連記事
福田安保理論関連の目次
2008.02.22 ピロリ菌と胃がんの関係
2007.03.22 脳内リセットに喜哀楽と深い眠り
2006.06.09 生体防御ってすごいなぁ
2005.12.31 体調とプロスタグランジン
2005.12.25 プロスタグランジンと福田安保理論
2005.08.01 新・古の免疫システム