○ 履歴 : 2012「2012.02.24 季節が大きく春へと動き出しました 20120.3 / 4.4 23時
○ 履歴 : 2013「2013.02.24 猛吹雪がおさまり今日も雪との闘い 2013
- 5.9 / - 0.7 24時
○ 気温 : 昨日の最低 - 2.6(05:29)最高 4.0(14:15)24時現在
○ 気温 : 今日の最低 - 0.9(07:15)最高 4.0(14:27)24時現在

今日の朝は、雪雲というより、雨雲に近い雲が空を覆っていました。今日未明から朝にかけては、雪が降った様子もなく、朝起きたときには、道路も歩道も、ほぼ乾燥していました。

気温の方も、01時から 08時までは
- 0度台 で推移し、09時にはプラスの気温 0.6度を示していました。そんな中、07:15 に - 0.9度 の最低気温を記録していました。

昼前から昼過ぎにかけては、少しずつ気温が上がっており、10時から 11時は 1度台、12時に 2.0度、そして、13時から 15時は 3度台で推移していました。

天気は、朝からほとんど変わらず、今にも雨が降り出しそうな天気でしたが、最高気温は、14:27 に記録した 4.0度でした。

夕方に入り、気温の方も 3度台を示していました。ということは、13時から 18時までは、ずっと 3度台で推移していた事になります。その頃、少し霧雨が降ったようです。道路が少し濡れていました。

やや気温が下がってきたのは、夜のはじめ頃で、19時には 2.7度、そして、20時、21時と 1度台と冷え込んできました。そんな中、一度やんでいた雨が、再び道路を濡らしていました。

夜遅くにはやんでいたようです。気温の方は、そのまま 24時まで 1度台を示す珍しい気温の推移でした(24時現在 1.3度、23cm)。

下の写真、左は、朝の様子(07:52頃)です。今にも雨が降り出しそうな雲で覆われてはいましたが、雪や雨は降っていませんでした。

朝起きたときに、スープの匂いが漂っていました。ガスコンロには、ラーメンのスープを弱火で煮込んでいる深鍋がありました。今日のお昼は、ラーメンかなぁ。

今日は、10時から植物療法(フィトテラピー)のセミナーでした。右は、そのときに学んでいただいた内容の一部です。

20140224外の様子朝 20140224ラーメンのスープ 20140224植物療法セミナー

下の写真は、今日の昼ご飯です。やはりラーメンでした。朝からとっていたスープであんかけモヤシラーメン玉子入りです。

20140224あんかけラーメン1

下の写真、左は、あんかけモヤシの中から取りだしたラーメン。あ〜おいしかった。中央は、デザートのヨーグルトのムースブラックベリージャム添えです。

今日は、14時を20分ほどまわった頃に山へ向かいました。右は、峠道の様子です。圧雪状態だった雪がとけだし、わだち部分からアスファルトがむき出しとなっていました。

20140224あんかけラーメン2 20140224ヨーグルトのムースブラックベリージャム添え 20140224山へ向かう途中の様子

下の写真、左は、ラベンダーの畑へと続く急な坂道の入り口の様子です。雪の上に残っていた足跡には、久しぶりに雪が積もっていませんでした。

中央は、八重紅枝垂れ桜のある斜面の様子です。そういえば、あちらこちらに小動物の足跡がいっぱい残っていました。温かさを感じたからなのでしょうか。

20140224山の様子1 20140224八重紅枝垂れ桜のある斜面 201401224ラベンダーの畑1

上の写真、右と、下の写真は、ラベンダー畑の様子です。今日は、畑だけではなく、道路や山の雪質が今までとは全く異なった感じを受けました。

雪の表面部分がとけて、緩やかな曲線を形成し、かなりの湿気を含んでいる事が見て取れました(14:02頃)。

20140224ラベンダーの畑2

下の写真、左と中央は、畑を下る途中にある斜面の様子です。左は、斜面というより、道路に沿って削り取られたような段差に積もった雪です。中央は、栗の木の斜面です。

ほとんど同じ場所にありながら、雪の量がまるで違っています。右は、山の入り口から望んだ風景です。

厚い雲に覆われていましたが、南の方角には、明るい部分が確認できました。ちょうどその方向には、上北手小学校がありました。

20140224山の様子2 20140224山の様子3 201401224山の入り口から望んだ風景

下の写真、左は、山からの帰り道の様子です。峠道へと向かう道路ですが、圧雪状態だった雪がざけて、一部にはアスファルトも見えていました。

風景も、キリリとした感じがなく、ダランと緩んだ感覚で伝わってきました。昼前から昼過ぎにかけて、気温が 3度から 4度ぐらいになると、まったく違った風景が広がってきます。

中央は、夕方の様子です(16:23頃)。ほんの少し霧雨のような雨が降っていましたが、その影響なのか、少し道路が濡れてるのがわかります。

20140224山からの帰り道の様子 20140224外の様子夕方 201401224ポテトカレーグラタン

上の写真、右と、下の写真は、今日の晩ご飯です。ポテトカレーグラタンでした。

20140224晩ご飯1

下の写真も、今日の晩ご飯です。キャベツのモツ煮、ショウガ入りダイコンとひき肉の煮ものでした。

20140224晩ご飯2

下の写真、左と中央も、今日の晩ご飯です。タラのざっぱ汁、そして、厚揚げ豆富でした。右は、夜のはじめ頃の様子です(20:12頃)。雪は降らなかったものの、小雨が降ったのか、道路を濡らしていました。

20140224タラのざっぱ汁 20140224厚揚げ豆富 201401224外の様子夜のはじめ頃

先日、下記の記事を通じて、

2014.02.13 糖尿病の発症とp53タンパク質

p53タンパク質が、ミトコンドリアの機能低下をもたらし、膵臓のβ細胞でエネルギーを作る事ができなくなるだけではなく、インスリンを分泌するエネルギーも作れなくなることで、糖尿病の発症や進行に関与している事がマウスの実験で明らかになった事を投稿しました。

● 関連記事
2012.02.07 がん細胞とp53遺伝子と酵素DYRK2と細胞周期の関係

また、下記の記事では、

2014.02.16 遺伝子異常が原因のがんとそうでないがんとの関係

遺伝子の異常(が積み重なってできる)による「がん」が、本来考えられていた「がん」の正体だったのが、遺伝子の異常が原因にならない「がん」がある事が「iPS細胞」を使う事で、明らかになった、という事を投稿しました。

p53タンパク質は、異常な細胞の増殖を抑制するタンパク質でしたが、これは、当然の事ながら「がんの発症」と、とても関連のあるものでした。

これら二つの記事を投稿した後、何となくすっきりしない状態でした。

そこで、一番重要なキーワードとしての「がん」、そして、そのがんの分裂と増殖を支えている「解糖系」でのエネルギー生成、そのがんを抑制する p53タンパク質と、もう一つのエネルギー生成系としての「ミトコンドリア系」との関連性を、改めて、概観してみようと思いました。

以前、安保氏が秋田で講演されたとき、解糖系(瞬発力と分裂)とミトコンドリア系(持続力)のお話しを取り上げ、人生のサイクルの中で、二つの条件下でエネルギーを作り出す仕組みの違いや、そのエネルギーを使って活動する細胞のお話しを思い出しました。

その講演は、下記の通り、このブログでもご紹介させていただきました。

2010.03.20 二つの生き物の合体とがんの謎
2010.03.12 病気にならない生き方

ここでは、がんの謎を解くカギとして「
過酷な内部環境」がありました。そして、そのような環境へ導いてしまう要因が「過度な交感神経の緊張」にありました。

そして、「生き方」こそが、様々な病気を引き起こす要因を作り出し、いろいろな体調のトラブルを引き起こす事につながっていく事を力説されていました。

過度な交感神経の緊張」によって、生体内では、そのような緊急事態から脱出しようとして、恒常性が働きました。

これらの点については、

2012.04.17 精油とトリートメント沐浴の有効利用

でも投稿しましたが、

● 主に交感神経を緊張させるストレスなどが・・・(1)
○ 情動と密接な関わり合いがあり・・・(2)
○ その情動に対応すべく主に視床下部を中心に恒常性が働き・・・(3)
・視床下部 - 交感神経 - 副腎髄質系
・視床下部 - 自律神経 - 免疫系
・視床下部 - 下垂体 - 副腎皮質系などを機能させ恒常性を保っているが
・そのような状態は心身への様々な不調をもたらし、その状態が長い間続く事で
○ 恒常性が破綻し・・・(4)
・様々な疾病を形成する

というものでした。当然のことながら、それらは、先ほども示したように、緊急事態を乗り切るための大切な反応でした。

その反応が、さらに、連続して襲ってくる交感神経の緊張によって破綻したときに、様々な疾病を形成するのですが、生体にとっては、合目的性に従った反応によって、恒常性を保とうと必死に頑張った結果でした。

下記の図は、上記( )内の番号と連動していました。太い点線は、ストレスを受けたときの心身への影響を便宜的に結んで、その経過を表しています。

20120417ストレスと身体への反応1

以前、このブログでは、上記アウトラインや図でも描かれている

・視床下部 - 交感神経 - 副腎髄質系

を中心とした内容を投稿した事があります。

2010.01.31 交感神経における伝達物質と受容体 2

この系の恒常性の働きによって、

● 循環器系への作用
・血圧の上昇や血圧の調整
● 呼吸器系への作用
・気管支の拡大
● エネルギー代謝促進
・グリコーゲン分解 、インスリン分泌抑制 、遊離脂肪酸の上昇

というように、交感神経の緊張は、いろいろな情報の伝達系を介して、いつでも身体を活動的に動かしたり、危険な状態に対応できるよう、恒常性が維持されていました。

下記の図は、そのときの記事で投稿したものです。(
書籍によっては、組織や器官に分布している受容体の種類やカテコールアミンが違うようでした)。

20100131アドレナリン受容体

また、下記の図は、

・視床下部 - 交感神経 - 副腎髄質系

だけではなく、ストレスと過度な交感神経の緊張によって

・視床下部 - 下垂体 - 副腎皮質系
・視床下部 - 下垂体 - 腎臓系

などの恒常性を維持する仕組みも表しています。

20120417ストレスと身体への反応2

このように、ストレスを受けることにより、生体は、常に恒常性を維持するために、適応力の範囲内で頑張っている事がわかります。

適応力の範囲内であれば、問題はないのでしょうが、それを越えた対応は、恒常性の破綻を招きました。

また、自律神経と免疫系との関連も非常に大切な考え方でした。当然のことながら、交感神経の過度な緊張状態が続けば、免疫系の顆粒球の働きが活発になりました。

顆粒球は、細菌や真菌、さらには、生体にはとっては大切な常在菌などに反応する免疫系でしたが、その顆粒球の働きが活発になると、化膿性の炎症や組織破壊へとつながる恐れありました。

生体は、適応力の範囲内でストレスに対抗するため、様々な系統を有機的に機能させ、恒常性を保つよう頑張りました。

その段階でストレスが解消され、過度な交感神経の緊張から解き放されれば、その危機から脱出する事ができると同時に、副交感神経反射による組織修復反応が現れ、生体を正常な状態へと導いてくれます。

免疫系に関しては、

2005.08.01 新・古の免疫システム

で投稿しましたが、福田安保理論では、免疫系を進化の過程の中で、「古い免疫システム」と「新しい免疫システム」という概念に区別していました。

● 生体防御細胞の基本はマクロファージ
○ 古い免疫システム(内在抗原向けの免疫システム)
・自己応答性
→ NK細胞、胸腺外T細胞
・自己抗原産生
→ B1細胞
○ 新しい免疫システム(外来抗原向けの免疫システム)
・主要組織適合抗原
→ 胸腺由来T細胞
・外来抗原産生
→ B2細胞

また、それらの免疫システムを概観するために、下記の記事で投稿した図を再度示してみたいと思います。

2006.06.09 生体防御ってすごいなぁ

下記の図は「生体防御」の仕組みをおおざっぱに表していました。

20060609生体防御

過度な交感神経の緊張は、免疫系の顆粒球の働きを活発にしました。そのとき、生体は、

○ 免疫抑制の状態

となっている事が、ほとんど例外なく臨床では観察出来るという事でした。免疫抑制の状態とは、

○ 自己応答性の排除のシステムは正常
・胸腺が萎縮して、末梢血のリンパ球が減少

している状態でした。

これは、新しい免疫システムである外来抗原向けの免疫システムが抑制されて機能を十分に発揮できない状態を意味していました。

別の角度から見てみると、「福田安保理論」では、新しい免疫システムから古い免疫システムへの切り替えが起こっていることを述べています。

切り替えによって、自己応答性の高い「NK細胞や胸腺外T細胞」が増加していました。これは、先ほども示したように、交感神経の緊張で、その支配下にある顆粒球が増加、活性化する事で、化膿性の炎症が引き起こされたり、活性酸素の影響による組織破壊や炎症なども引き起こされました。

その事は、上皮再生のための増殖関連遺伝子であるがん遺伝子が働く機会を与えてしまいます。その結果、がん細胞へと導かれる確率を高くしてしまいました。

そのために、生体は、新しい免疫システムを抑制し、古い免疫システムへ切り替える事で、内在抗原向け(生体内にできた異物)の免疫システムの中心として働く NK細胞や胸腺外T細胞に、その役割を果たしてもらおうとします。

● 関連記事
2013.03.17 がんに備えるNK細胞の増加と活性は自律神経の相反する働きと連動

今まで見てきたように、生体は、適応力の範囲内でストレスに対抗するため、様々な系統を有機的に機能させ、恒常性を保つよう頑張りました。

その結果、内部環境は、

・高血糖
・低酸素
・低体温

の状態を作り出していました。

実は、この状態は解糖系と呼ばれるエネルギー生成のために必要な条件となり、緊急事態を乗り切るのに必要な瞬発力を産生する反応を支える事になります。

この状態で、ストレスが解除されるのであれば、適応力の範囲内で恒常性を維持することができました。ところが、その範囲を逸脱し、過度な交感神経の緊張が続けば、さらに過酷な内部環境を作り出すことになります。

ここで、、エネルギーを作り出す仕組みのお話しが登場しましたが、この事は、

・視床下部 - 交感神経 - 副腎髄質系
・視床下部 - 下垂体 - 副腎皮質系
・視床下部 - 下垂体 - 腎臓系
・交感神経 - 顆粒球

により明らかとなる症状だけではなく、生体に起こる様々な病気の本質とがんの謎を考える上において、非常に重要な概念でした。

2010.03.20 二つの生き物の合体とがんの謎

や、「新がん革命(発行 株式会社ヒカルランド、著者 安保徹/船瀬俊介/奇歙 2011.07.31)」では、二つのエネルギー生成系の事が書かれていました(講演がありました)。

そこには、二つの条件下で、エネルギーを作り出す仕組みの違いや、そのエネルギーを使って活動する細胞の状態の事が書かれてありました。

○ 無酸素でもエネルギーを作り出すことができる仕組み(解糖系)
・嫌気的な環境
・解糖系(グルコース → ピルビン酸 → 乳酸)
・瞬発力と分裂、成長
・皮膚や白筋など(ミトコンドリアが少ない)

○ 有酸素でもエネルギーを作り出すことができる仕組み(ミトコンドリア系)
・好気的な環境
・ミトコンドリア系(グルコース → ピルビン酸 → アセチルCoA)
・持続力
・心臓や赤筋、脳神経など(ミトコンドリアが多い)

という仕組みでした。

また、この二つの仕組みは、お互いがとても興味深い関係にありました。

もともと先祖細胞は、酸素のない場所で、嫌気的解糖系というエネルギー生成系で生命体として生きていた環境があったそうです。ところが、酸素の増加にともない、生きづらい環境となったようです。

そこに、酸素を作り出すミトコンドリア系と合体することで、現在の私たちが誕生したそうです。この「ミトコンドリア」という言葉は、最近よく耳にしますが、上記のように、酸素を使い持続力をまかなう必要のある細胞が、この系を利用して働いているのだそうです。

また、解糖系では、瞬発力と分裂の働きを必要とする細胞が、この系を利用しているそうです。さらに、

○ 解糖系では、低体温と低酸素の状態で働く(瞬発力と分裂)
・ミトコンドリア系を抑制
○ ミトコンドリア系では、高体温で酸素を使って働く(持続力)
・分裂抑制

という関係があるそうです。下記の図は、二つのエネルギー生成系をまとめたものです。

20100320二つの生き物

ここで、先ほどの過酷な内部環境とは、どんな環境だったのかというと、過度な交感神経の緊張によって引き起こされた高血糖、低酸素、そして、低体温の環境でした。そして、それは、解糖系の環境でした。

当然のことなのですが、解糖系によるエネルギー生成が長引くと、ミトコンドリア系が抑制されました。また、ミトコンドリア系は、分裂を抑制する働きを持っていましたが、ミトコンドリア系が解糖系に抑制される事で、分裂抑制遺伝子は解除されることになります。

その結果、解糖系の環境に適した高血糖、低酸素、低体温の条件は、ミトコンドリア系でエネルギー生成を担っている細胞や組織、器官などにダメージを与える事になってしまいます。

また、解糖系で作られるエネルギーは、ミトコンドリアの少ない細胞の分裂にも使われるため、普段から解糖系でエネルギーを得て分裂している細胞が「
さらなる低体温、低酸素の条件に適応するために、遺伝子を変異させて分裂」するにいたった細胞が「がん細胞」という事になります。

この二つのエネルギー生成系が、がんの謎を解くカギとなっていました。過度な交感神経の緊張を続けると、先ほどから見てきたように、過酷な内部環境を自らが作りだしてしまい、その状態は、解糖系へと導かれ、瞬発力や分裂、成長の世界へ踏みいる事になってしまいます。

このときのキーワードが「
遺伝子の変異」でした。短い期間のストレスなどでは、瞬発力を得て危機を乗りきるのに有利に働く解糖系ですが、長い間その緊張が続くと、遺伝子を変異させて、分裂、成長の極みである「がん細胞」へと導いてしまいます。

このような概念で、二つのエネルギー生成系を理解する事ができれば、生体に起こる様々な病気の本質とがんの謎を考えることが可能となりました。

先ほど「
遺伝子の変異」と書きましたが、「新がん革命(発行 株式会社ヒカルランド、著者 安保徹/船瀬俊介/奇歙 2011.07.31)」の p60で、安保氏は、

今までは 5回から 6回の遺伝子異常を起こして発がんするという考え方だったのですが、私のストレスの研究で、そもそもミトコンドリアが少なくてふだんから分裂している細胞が、もっと低体温、低酸素に適応するための「遺伝子適応」が発がんであると気付きました。

と述べている通り、「
遺伝子適応」が発がんの謎であって、悪化した内部環境への適応反応として捉えておられました。

今回の記事を投稿するきっかけとなった

2014.02.13 糖尿病の発症とp53タンパク質

では、p53タンパク質が、ミトコンドリアの機能低下をもたらし、膵臓のβ細胞でエネルギーを作る事ができなくなるだけではなく、インスリンを分泌するエネルギーも作れなくなることで、糖尿病の発症や進行に関与している事がマウスの実験で明らかになった事を投稿しました。

p53タンパク質は、分裂抑制タンパク質でした。過度な交感神経の緊張によって、高血糖、低酸素、低体温の状態となり、その段階で、ミトコンドリア系から解糖系によるエネルギー生成が働いたからだと思います。

先ほどの書物 p60には、

ミトコンドリアの分裂抑制遺伝子を私たちは手軽にがん抑制遺伝子という別名で呼んでいます。それは「がんを抑制するための遺伝子」というよりも、大昔、ミトコンドリアが分裂が盛んな私たちの古い先祖に寄生するときに、寄生を安定させるためのものでした

として、分裂抑制遺伝子である p53遺伝子にふれていました。

p53遺伝子は、p53タンパク質を産生するための遺伝子でしたが、年を重ねていくと、ミトコンドリア系が優位になり、持続力と粘り強さが発揮できるエネルギー生成系となるそうです。

この事は、p53分裂抑制遺伝子が、解糖系における分裂を抑制するように働く事と一致していました。つまり、分裂の世界ではなく、持続力の世界、そして、その事を別の角度から眺めると「老化」という事で表現できるのではないでしょうか。

p53タンパク質が何故、細胞内のミトコンドリアの機能低下をもたらす直接の要因(パーキンと結合してミトコンドリアが作られない)となるのか、まだよく理解できませんが、大切な事は、高血糖という環境を作り出している交感神経の過度な緊張を和らげることで、ミトコンドリア系が働ける状態を取り戻す事が先決なように思えました。

p53遺伝子を働かないようにする事は、結果的に、ミトコンドリア系を抑制して、解糖系へと導く事になるのではないでしょうか。ただ、解糖系における分裂とテロメラーゼの関係で、興味が湧いてきましたので、これらの点については、後日時間があれば再び投稿したいと考えています。

また、下記の記事では、

2014.02.16 遺伝子異常が原因のがんとそうでないがんとの関係

という事で、遺伝子の異常(が積み重なってできる)による「がん」が、本来考えられていた「がん」の正体だったのが、遺伝子の異常が原因にならない「がん」がある事が「iPS細胞」を使う事で、明らかになった、という事を投稿しました。

今まで見てきたように、がん化は、過度な交感神経の緊張によって引き起こされた過酷な内部環境に適応するために引き起こされたものでした。

前述の書籍 p63には、次のような事が書かれていました。

がんのスイッチとしては、発がん物質は少数派で、95%は日常生活でのストレスです。発がん物質で起こるがん変異は遺伝子の失敗という考え方です。ストレスで起こるがん変異は「適応現象」だと私は考えています。

と述べられていました。ですから「遺伝子異常が原因のがんとそうでないがんとの関係」の「そうでないがん」は、正に、遺伝子適応によって起こるがんという事になりそうです。

今まで見てきた事を、再度概観できるようにまとめてみたのが下記の図です。

20140224エネルギー生成系

図には、番号が振られていますが、おおまかな考え方の順番をガイドするために付けたものです。今までの内容と照らし合わせていただければ、ご理解いただけるかと思います。

ポイントは、ミトコンドリア系から解糖系へエネルギー生成系が移った段階(上記図の番号 11)で、ストレスによる危機を乗り越えるとともに、今まで続けていた過度な交感神経の緊張を緩和することで、ミトコンドリア系を優位な状態へ戻してあげる事でした。

その後も過度な交感神経が続けば、上記図の番号 12と13 にも示してある通り、ミトコンドリア系の多い細胞群が負担となってきます。

その結果、上記図の番号 14と15 での遺伝子適応が、適応現象としてがん化を促すことになってしまいます。

アロマテラピーで利用する精油の持つ、薬理効果を示す直接的な作用、体質に応じた精油の間接的な作用、香りによる嗅覚作用を最大限に適用する事ができれば、

(1)ストレスの軽減、緩和、解消
(2)精神的なダメージの軽減、緩和、解消
(3)心身へもたらされる様々な不調の軽減、緩和、解消
(4)疾患への手助け、癒し、治療

と、多面的にその活用が期待できそうです。

明日の最低気温は - 1度、最高気温は 6度、そして、天気は「曇り時々雪」が予想されていました。今日以上に気温が高くなるようで、明日もまた雪どけが進みそうです。

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