○ 履歴 : 2012「2012.10.12 素晴らしいふたえの虹14.7 / 18.7 24時
○ 履歴 : 2013「2013.10.12 雨が上がり晴れ間の広がる秋田からキンモクセイが満開の東京へ 2013
13.7 / 22.9(20.4 / 31.3 東京)23時現在
○ 気温 : 昨日の最低 8.0(05:57)最高 18.9(13:25)東京 18.2 / 23.5 22時現在
○ 気温 : 今日の最低 17.0(06:42)最高 20.6(14:39)東京 24時現在

201410122400TemperatureTokyo

上の画像は、2014.10.12(日)東京の気象観測データです(24時現在)。
・「お天気モニタ 東京都東京の気象情報より(外部リンク)

台風19号の接近にともない、東京もドンヨリとした曇り空に覆われていました。風はそれほど吹いていないため、台風の接近に伴う空模様なのか、そうでないのかわからないくらいでした。

朝、セミナー会場へ出かけたとき、すれ違った方が「寒い」とお話しされていましたが、ひまわりにとっては、暑いくらいでした。気温を見てみると、秋田とは十度ほどの違いのある気温の推移でした。

何と、今日未明から朝にかけて、18度台から 17度台を示していました。十度の違いはとても大きいです。昼過ぎになると、少しお日さまが姿を現したようですが、何せ一日中セミナー会場でしたので、外の天気をあまり肌で感じ取る事はできませんでした。

気温の方は、19度台を記録していたようです。昼過ぎになると、少し気温が上がり、19度台から 20度台で推移していました。外は、曇り空で、時々お日さまが姿を現す事があったようです。

夕方になると、20度を下まわり、19度台を保持しており、夜のはじめ頃から夜遅くにかけても、19度台から 18度台で推移していました(24時現在 東京 17.9度 湿度 62%)。

下の写真は、東京の朝の様子です(08:56、09:09、09:14頃)。左は、後楽園駅手前の交差点から望んだ高層ビル、中央は、御茶ノ水駅近くの橋から望んだ風景、そして、右は、駿河台にあるニコライ堂です。

20141012後楽園外の様子朝 20141012御茶ノ水外の様子朝 20141012ニコライ堂

下の写真、左は、ニコライ堂からすぐの場所から、道路を挟んで反対側を望んだ風景です。クスノキの木??でしょうか。高層ビルととても調和していました。

ニコライ堂の道路を下っていくと、キンモクセイの香りが漂ってきました。昨年もそうでしたが、今が盛りを迎えているようです。中央は、街路樹に隠れてビルの出窓近くに植え込まれていたキンモクセイです。

今日は、年一回のアロマテラピーセミナーがありました。二日間セミナーが行われる予定ですが、今日は、その第一日目でした。開催の時間が 10:00 なため、秋田からの始発の新幹線では間に合いません。そのため、前日に東京入りしました。

右は、超満員となっていたアロマテラピーセミナー会場の始まる前の様子です(09:54頃)。

20141012東京朝の様子 20141012キンモクセイ 20141012アロマセミナー2014

下の写真は、今日のお昼ご飯です。今日は、いつもお世話になっている山形のスクールの方々や秋田の方たちとご一緒させていただきました。短い時間ではありましたが、有意義な情報交換ができました。

20141012お昼ご飯

第一日目は、04時頃には終了し、その後三十分ほど質疑応答がありました。

夜は、昨年同様、植物療法を一緒に勉強してきた仲間と一年ぶりにお会いしました。場所も、一年前と同じカフェ&レストランでした。

まずはビールで乾杯でした。久しぶりのビールで、けっこう酔いが回ってしまいました。下の写真、中央と右は、晩ご飯の野菜サラダや、エビや野菜などの揚げものです。

20141012久しぶりのビール 20141012野菜サラダ 20141012エビや野菜などの揚げもの

下の写真は、生ハムとエルーカを添えたピザです。すごいボリュームでした。

20141012晩ご飯

お話しの途中、共通する先生のお話に時間の経過も忘れるほどでした。下の写真、左は、サンプルでいただいたハーブです。フレッシュな香りがとても印象的でした。

中央は、昨年もいただいたフレッシュ柿ジュースです。今回は、氷に入ったジューズキューブではなく、柿の実ジュースというのが正解だったかもしれません。

柿がやや熟した感じのある風味とやや渋味の残る絶妙な味でしたが、後から尋ねると、忙しかったため、売り切れの苦肉の策だったようです。

右は、キノコのリゾットでした。もうお腹が一杯でした。それでも、途切れることなくお話しが続き、まるでセミナーをしているようでした。

20141012ハーブ 20141012柿のジュース 20141012リゾット

今日第一日目のアロマテラピーセミナーは、今まで取り上げられたテーマとは別の観点からプログラムされていました。それは「スポーツのためのアロマテラピー」 - アスリートや家族を守るための精油のレシピ - というタイトルと内容でした。

今回の内容の中で、四つのポイントがとても印象的でした。一つ目は、

● 精油のレシピという観点から
精油のレシピには、対象となるアスリートや一般的にスポーツを楽しまれる方々に対する処方が散りばめられてきましたが、下記でもご紹介するように、今回の対象となる症状や治療に対しては、一貫して同じ目的を目指す精油に含まれている芳香分子(あるいは芳香成分類)の作用が適用されていました。

しかも、同じ目的を示す働きがあっても、その働き方の機構はそれぞれ異なる方向性からその目的を達する事ができるような処方を組み合わせているという事でした。

・・・・これらの分子はそれぞれ違ったメカニズムで、お互いに補佐しながら相乗効果を発揮します。

この事は、同じ目的を達成する事のできる芳香分子や芳香成分類を基本としながらも、それ以外の目的で、アスリートや一般的にスポーツを楽しまれる方々の様々な条件にも対応できるような処方が組み合わされているという事でした。

これは、まさに精油の持つ多面的な働きを期待して利用するアロマテラピーのとても大切な生化学的な側面でした。

● 精油を利用するアロマテラピーがプロ・アマチュアレベルでも日常的に利用されている
という事で、精油の持っている先ほどの効果を、予防や治療に利用する機会が日常的となり、まさに今日のセミナーのタイトルの「スポーツのためのアロマテラピー」ともいえるようなプロユースの処方だけでなく、ランニングやジョギングなど、日常よく行われている運動についてのアロマテラピーにもお話しが及んでいました。

● 抗侵害受容作用
この点については、いつもよりも、より専門的なお話しがなされました。スポーツの後に様々なトラブルが引き起こされたとき「苦痛や外傷などの刺激」を受けて、その侵害刺激の発生した場所に近い細胞が産生、放出する化学物質を受け止める受容体のお話しでした。

この侵害受容を抑制する「抗侵害受容作用」の研究が盛んに行われ、様々な精油に、その刺激に対する反応の時間を引き延ばしたり、抗侵害受容作用を示す精油の研究結果が報告されているそうです。

何と、それらの研究は、日本人によって行われている事に、ビックリしてしまいます。

これらの研究は、ここ五年間に大きく進んできたもののようで、この仕組みを理解する事で、鎮痛作用をどのように考えて、どのような精油の芳香分子や芳香成分類を利用するのかという、様々な条件に対して対応できる実践的な処方へ役立てる事ができるというものでした。

この事は、精油の持つ鎮痛作用が、中枢神経系と末梢神経系のレベルにおいて作用している事を十分に考慮した上で利用する事を可能にしていました。

また、抗侵害受容作用は、炎症の過程とも結びついている事がわかり、精油に含まれているある種の芳香分子や芳香成分類にも、抗侵害受容作用や抗炎症作用の活性を引き出す事が様々な研究でわかったそうです。

○ 外界から細胞内への情報伝達に関係するイオンチャネル(通路)と痛みや痒み、並びに炎症との関係
から、受容体と結合してアゴニスト(作動性)として働いたり、アンタゴニスト(拮抗性)として働く仕組みと一部の精油の持つ芳香分子の関係も明らかにされたそうです。

日常、鎮掻痒や局部の麻酔作用、鎮痛作用を期待して考える一般的な芳香分子の働きが、そのような考え方からより生化学的に解明されてきたようです。

○ 抗炎症作用を示す精油の芳香成分類と芳香分子
の関係が、上記にもあった抗侵害受容作用との観点から、抗侵害受容作用のある精油には、多くの場合「炎症の化学伝達物質のコントロールに確かな活性を持っている」事がわかりました。

そのような観点から、精油に含まれている様々な芳香成分類や芳香分子と抗炎症作用の活性などが、研究成果から明らかになってきていました。

とても難しい内容で、大変でしたが、精油を利用するアロマテラピーにおいて、このような生化学的な作用機序と精油に含まれる芳香分子などとの関連性を明らかにすることは、非常に大切なことでした。

ある精油の主要な成分とナプロキシフェン(非ステロイド性抗炎症剤)と合わせて、ラットによる胃腸病変部と侵害受容に関する実験の結果から、

これは、合成医薬の補佐役として精油が将来果たす役割として効果的です。相対するものではないという未来を暗示したタイトルです。

痛みと炎症を合成医薬と一緒になって進んでいく可能性が示されています。しかも、精油を同時使用すると粘膜が荒らされないというもう一つのメリットがある事がわかっています。

合成医薬の強い味方、補佐役ということで精油の非常によいアプローチの仕方であると思います。


として、精油と合成医薬との関連性を述べておられました。

● 精油に含まれている生化学分子の学習と精油のブレンドについて
今回のテーマに沿った形でその処方の内容を検討してきましたが、その中で、精油に含まれる芳香成分類や芳香分子の働きをよく理解すれば、どのような作用がどのような症状の予防や治療に適しているのかがわかり、それらの芳香分子を含む精油をより有機的に、そして、より効果的にブレンドする事が出来る事を指摘されていました。

生化学分子の学習をしますと、アロマテラピーの場合、簡単に精油のブレンドをしてその構成をする事ができます。植物油もこの効果をさらに強化するようなものを選んでいきます。

とお話しされていました。

今回のテーマの目的に、たびたび登場した作用は「
鎮痙れん、鎮痛、冷却、抗炎症、うっ滞除去、静脈強壮、リンパ強壮、筋肉弛緩、血液循環、血腫溶解、打撲緩和、老廃物排出、創傷治癒」などの作用でした。

そして、これらの作用を示す芳香分子や芳香成分類、そして、それらを含む精油が、今回のテーマに再三登場していた事は言うに及びません。

いつものように、下記のようなご挨拶、そして、今日のテーマの包括的な概念を示した内容のお話しから始まっていきました。

「長くアロマテラピーのセミナーに、今年もこんなに大勢の参加をいただき、ありがとうございました。二十年以上も前は、精油の進化を一部の人だけで、変わったものだと思われていました。

それが、少しずつ、それが進歩してきました。そして、分子の理解が進み効果性が立証されて来ました。

信頼性が高まるとともに、医学界でもアロマテラピーが認められて来て、新しい治療法になることも将来近いと思います。

今ではアロマテラピーは、大学、テレビ放送、雑誌など、社会層、文化を越えて広く知られるようになりました。簡単な技量で、確かな治療ができる簡単な家庭の治療箱となりました。

最初は人から始まり、人は成人、赤ちゃん、動物、さらには植物など、すべてに使用されるようになりました。知識もどんどん進んで、今では人の生まれたての赤ちゃん、授乳中の妊婦、老人にまで使用されるようになりました。

最初、精油は治療として使われていました。今では色々な疾患の予防に益々使われています。


というお話しでスタートしました。

今回のテーマで検討された精油の処方は、

○ ジョギング
・ジョギング前のウォーミングアップ
・ジョギング後の回復用
・腱、筋肉、関節など全ての怪我
○ 水泳
・水泳前のウォーミングアップ用
・水泳後のマッサージオイル
○ ゴルフ
・ゴルフ エルボー
・腱炎、関節炎および背中、脊椎骨の痛み
○ サッカー
・サッカー試合前のウォーミングアップ
・サッカー後の回復用
・打撲、血腫、靱帯の伸び、肉離れ、裂傷などの怪我
○ 野球
・試合前のウォーミングアップ
・試合後の回復用
○ その他のスポーツ
・手足のマメ(水ぶくれ)
・擦り傷および少し深い傷
・打撲傷、青アザ、コブ、血腫およびその他の外傷
○ ドレナージュ
・排出器官のドレナージュ

などの処方例が、精油のブレンドとそれらの精油のプロフィールを合わせて活用することで、理解が深まりました。

そして、今回のセミナーで処方などに紹介された精油のリストは、下記の通りです。

・アトラスシダー Cedrus atlantica
・アルベンシスミント Mentha arvenisis
・イランイラン Cananga odorata
・ウィンターグリーン Gaultheria procumbens
・カタフレイ Cedrelopsis grevei
・カモマイル ジャーマン Matricaria recutita
・カモマイル ローマン Chamaemelum nobile
・カルダモン Elettaria cardomomum
・クミン Cuminum cyminum
・グレープフルーツ Citrus paradisii (Ze)
・クローブ Eugenia caryophyllus
・コリアンダー Coriandrum sativum
・サイプレス Cupressus sempervirens
・シナモン カッシア Cinnamomum cassia
・シナモン 樹皮 Cinnamomum zeylanicum (Ec)
・ジュニパー モンタナ Juniperus communis montana
・ジンジャー Zingiber officinale
・スターアニス Illicium verum
・セージ Salvia officinalis
・ゼラニウム エジプト Pelargonium asperum (Egypt)
・タイム サツレオイデス Thymus satureioides
・タイム ツヤノール Thymus vulgaris CT (Thujanol)
・タラゴン Artemisia dracunculus
・ティートゥリー Melaleuca alternifolia
・ニアウリ シネオール Melaleuca quinquenervia CT (Cineole)
・バジル Ocimum basilicum
・プチグレン Citrus aurantium (Fe)
・ブラックスプルース Picea mariana
・フランキンセンス Boswellia carterii
・ペッパー Piper nigrum
・ペパーミント Mentha piperita
・ヘリクリサム Helichrysum italicum
・ホーウッド Cinnamomum camphora CT(linalol)
・ポンデローザパイン Pinus ponderosa
・マスティックトゥリー Pistacia lentiscus
・マンダリン Citrus reticulata (Ze)
・ユーカリ レモン Eucalyptus citriodora
・ラブラドルティ Ledum groenlandicum
・ラベンダー スーパー Lavandula burnatii super acetate
・ラベンダー スピカ Lavandula spica
・レモン Citrus limon (Ze)
・レモンバーベナ Lippia citriodora
・ローズマリー カンファー Rosmarinus officinalis CT(camphora)
・ローズマリー ベルベノン Rosmarinus officinalis CT(verbenone)
・ローレル Laurus nobilis
・ロックローズ Cistus ladaniferus CT(pinene)
・ロベジ Levisticum officinale
・ワイルドキャロット Daucus carota

でした。

そうそう、ティートゥリー Melaleuca alternifolia のお話しの中で、とても興味のあるお話しがありました。それは、

そこで、次々と化学が進み、抗生物質の研究が進みました。この抗生物質の治療が進んだことは有り難いことでした。しかし、この期間は長続きせず、世界健康機関では、2030年には、すべての抗生物質が耐性を持つといわれています。

一方、精油は何千年も前から存在し、感染症において、少しずつ力を現してきました。

一番の強みは、精油にはいまだに耐性がないという事です。これは、精油の持つ分子がいかに複雑なものであるかという証拠でもあります。そこで、ティートゥリー Melaleuca alternifolia は感染症に戦う一番の精油であると世界で認められています。

特に放射線による防護が特徴です。これは、がんの治療として、放射線治療の際に、皮膚を破壊する皮膚をあらかじめ保護する働きがあります。

詳細には入りませんが、放射線療法では、始まる前に、かけられる部分に原液で塗布します。これにはまったく禁忌はなく、アロマテラピーをスタートさせるのにふさわしい精油です。


と、お話しされていました。

精油だけでなく、植物油のプロフィールと、今回のテーマに即した形で一番有効な植物油との組合せも指摘されていました。その中で、特に、今回の目的に沿った植物油は、カロフィラム油、アルガン油、アルニカ油、そして、セントジョンズワート油などでした。

今日最後の締めくくりとして、とてもユーモアを交えて、下記のように今回のテーマのことをお話しされていました。

準備前のブレンド、回復前のブレンド、ドレナージュのブレンド、精神を揺るぎないものにするためのブレンドを使うと、日本選手もきっと大丈夫です。そして、次の世代が次のオリンピックで、金メダルを獲得する事ができると思います。そのときの勝利を手にしたときには、ローレルの冠を授けましょう

と、今日のセミナーの締めくくりとなるお話しをされていました。

時間がなく、あまり要領よくまとめることができませんでしたが、セミナーの概要をお伝えできていれば幸いです。

なお、
「・・・ 」内 は、当日、セミナー会場で、パソコンに直接入力した文章を、いただいた資料をもとに、改めて編集しなおした「ひまわり個人の資料」です。

したがって、タイプミス、解釈の間違い等があるかもしれません。個人の勉強にご利用いただくのは大変結構な事なのですが、その範囲を超えてのご使用は「
著作権法上の問題に抵触する場合があります」ので、くれぐれもご注意をお願い致します。

東京の明日の最低気温は 16度、最高気温は 18度、そして、天気は「曇り後雨」が予想されていました。明日から台風19号の影響を受けそうです。

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