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自然と共に共存し、植物の持つすばらしい力を借り、心身共に健康で過ごせるための、植物療法(フィトテラピー)について

サイプレス

2017年10月10日  サイプレスの禁忌事項を改めて考えさせられる
2007年06月14日  サイプレスと禁忌事項
2005年09月06日  サイプレスとひのき

サイプレスの禁忌事項を改めて考えさせられる

○ 関連 : 精油化学 / 植物油化学 / 医療 / 脳・神経 / 薬・身体 / 福田安保理論 / 千島学説 / その他

○ 履歴 : 2009「2009.10.10 病気を引き起こす振動とそれを癒してくれる振動8.4 / 18.7
○ 履歴 : 2010「2010.10.10 アロマテラピーセミナー 2010 その1
16.8 / 23.6
○ 履歴 : 2011「2011.10.10 アロマテラピーセミナー 2011 その2
17.5 / 24.3 東京 20時現在
○ 履歴 : 2012「2012.10.10 懐かしいモーリスメッセゲ氏ティザーヌイラストと紙袋
11.2 / 21.8
○ 履歴 : 2013「2013.10.10 台風一過真っ青な空のもと幼稚園の栗拾い 2013
15.4 / 24.0
○ 履歴 : 2014「2014.10.10 冬支度の用具が目にとまる頃晩赤が落ち始める 2014
12.1 / 20.8
○ 履歴 : 2015「2015.10.10 一年ぶりの東京へ 2015
14.0 / 21.6 秋田 14.6 / 20.4 東京
○ 履歴 : 2016「2016.10.10 アロマテラピーセミナー 2016 その2
17.4 / 19.6 東京 9.3 / 17.2 秋田
○ 気温 : 昨日の最低 16.2(04:56)最高 25.3(13:07)24時 東京
○ 気温 : 昨日の最低 14.4(03:50)最高 22.6(12:21)24時 秋田
○ 気温 : 今日の最低 14.9(23:39)最高 19.3(11:16)24時 秋田

201710102400Temperature

上の画像は、2017.10.10(火)秋田の気象観測データです(24時)。
・「お天気モニタ 秋田県 秋田の気象情報より(外部リンク)

昨夜、夜遅くには霧雨が降り出していました。JR秋田駅東口からお店まで、ほんの少し濡れる程度の霧雨でした。

今日未明から明け方にかけては、降水量を記録するほどの雨も降らなかったようで、朝には、道路が多少濡れている部分がある程度でした。

気温の方も、未明から明け方、そして、朝の 07時までは 16度台が続いていましたが、ようやく 17度台から 18度台と上昇傾向にありました。

下の写真、左は、一時雨がやんでいた頃の朝 09:14 頃の様子です。

昼前になっても、空にはドンヨリとした雲が垂れ込め、降水量には記録されない雨が断続的に降り始めていました。気温の方も、09時に示した 18度台が、そのまま 12時まで続いていました。

それまで、かなり弱い雨が断続的に降っていましたが、昼過ぎからは、本格的な雨が降り始めてきました。中央は、雨が降っていた昼過ぎ 13:41 頃の様子です。

本格的な雨が降り出した事で、気温の方は 17度台から 16度台へと下がり始めていました。

夕方になっても、雨が降り続いていましたが、昼過ぎほど雨足は強くなく、後半には、弱い雨が降ったりやんだりを繰り返しながら、いつの間にかその雨はあがっていました。

気温の方は、昼過ぎと同じ 16度台がずっと続いていました。

夜のはじめ頃から夜遅くにかけては、降っていた雨がやんだとはいえ、ハッキリしない天気で、霧雨のような雨が降っていたのか、道路は、完全に乾く事はありませんでした。

16度台が続いていた気温は、一端、21時には 15度台まで下がったのですが、22時には 16度台となり、それ以降は、再び 15度台を示す不安定な天気でした。

気温が少し下がった頃には、降水量には記録されていない霧雨が降っていたのかも知れません(24時 15.1度 97%)。

20171010外の様子朝 20171010外の様子昼過ぎ 20171010外の様子夜のはじめ頃

下の写真、左は、雨があがっていた頃に写したお店前のローズマリーの鉢植えです。花が咲き始め、一部は散っていました。この鉢植えは、ローズマリーほふく性で、垂れ下がる性質がありました。

20171010外の様子朝ローズマリーの花 20171010デザートナシ 20171010デザートケーキ

上の写真、中央と右、そして、下の写真は、今日のお昼ご飯です。栗ご飯にサツマイモの天ぷら、玉子焼き、キュウリがっこ、そして、厚揚げ豆富のお吸いものでした。

デザートは、いただいた「ナシ」、そして、濃厚なケーキでした。

20171010お昼ご飯

今日は、東京で開催されたアロマテラピーセミナーの内容を、頂いてきた資料とパソコンに打ち込んだ内容のチェックをする作業を行っていました。

ぐずついた天気だった事もあり、一日中お店内でその仕事をしていると、ピンポーンというチャイムが鳴りました。

出て行ってみると、ビックリ!

先日、生のパパイヤを送ってくれた千葉の叔父さんではありませんか。用事でこちらの方へ来られたとのこと、あまり長話もできず、この前のお礼をさせていただきました。

2017.09.28 雨で山の仕事がお休みになった日公開収録番組へ 2017

下の写真、左は、玄関での様子です(16:29頃)。

20171010千葉の叔父さん 20171010晩ご飯

上の写真、右(中央)と、下の写真は、今日の晩ご飯です。ダイコンの煮つけ自家製栗入り、サツマイモの天ぷら、食用菊のポン酢しょう油添え、キュウリがっこ、ピーナツの佃煮、そして、カレイの焼き魚でした。

20171010晩ご飯

明日の秋田の最低気温は 13度、最高気温は 18度、そして、天気は「雨時々曇り」が予想されていました(
YAHOO!JAPAN 秋田の天気予報 2017.10.10 17:00発表)。

一昨日から、東京でアロマテラピー・セミナーが二日間開催されていました。

一日目のテーマは「
健康で元気なシニアライフを送るためのアロマテラピー」で、「運動器系・消化器系・感染症・感情等への精油の利用法」というサブタイトルが付いていました。

2017.10.08 まだキンモクセイの香りが残る頃アロマテラピーセミナーその1 2017(シニアライフ)

二日目のテーマは「
理想的な効力と有効成分を持つ精油によるあらゆる皮膚疾患への対処法」でした。

2017.10.09 アロマテラピーセミナーその2(皮膚疾患への対処法)2017

二日目の最後の質問のとき、今日のブログタイトルで取り上げた「
禁忌事項」のあるサイプレス Cupressus sempervirens についてのお話しがありました。

質問は、

精油の禁忌のある人に、ご紹介いただいたレシピを使う場合の使い方と精油の代用について

という質問でした。具体的な内容については、

ケトン類を含むような精油が含まれている処方を、その禁忌の方、てんかんの方が使う場合、どうやって使えばよいのか。あるいは、代用の精油はあるのかどうか。ケトン類以外に、例えば、サイプレス Cupressus sempervirens のように、ホルモン様疾患のある人が使う場合、その代用はあるのかどうか。

というものでした。

当然のことながら、ケトン類には、神経毒性や堕胎作用(流産惹起作用)がありました。そのためには「
神経毒性による禁忌や注意事項」に照らし合わせて、使ってはいけない場合があります。

2017.08.01 電子座標系グラフと主要な精油の禁忌事項や注意事項
2014.10.08 寒露の頃幼稚園の栗拾いと看護大学でのアロマセミナー 2014

20170801HECTdata3

上記の図は、「
ケモタイプ精油事典 Ver.8」を参照させていただきました。

これらの点については、講演者の方も、

まず、神経系の痙れんとか、てんかんにはケトン類を使ってはいけません。そういう場合は、エーテル類かエステル類の精油で代用します。

今度は、粘液溶解や血液の流動化作用を求める場合ですが、ケトン類の脂肪溶解作用を使いたいのですが、ケトン類を除き、イヌラ Inula graveolens は血液循環作用を持っているので、これを使ったらよいと思います。

ただ、ケトン類で、それ以外のもので代用できない症状が一つあります。それは、胆石です。


という回答をされていました。

ひまわりが興味を持ったのは、サイプレス Cupressus sempervirens に関連する禁忌事項でした。

ケモタイプ精油事典(Ver.8)でも、マノオール(ジテルペンアルコール類)を含むサイプレス Cupressus sempervirens には、エストロゲン様作用があり、ホルモン依存型がん疾患の方や乳腺症の方などは使用しないという「
禁忌事項」がありました。

2017.08.01 電子座標系グラフと主要な精油の禁忌事項や注意事項
2010.01.01 エストロゲン様作用と精油の禁忌との関係

この点についても、講演者の方から、

サイプレス Cupressus sempervirens は、乳がんなどのホルモン系のがんの方は、避けた方がよいと思います。

との回答がありましたが、この点については、以前から「
少しだけ理解できていない部分」もありました。

その経緯は、以前、下記の記事でも投稿していますが、サイプレス Cupressus sempervirens の「
エストロゲン様作用」についての「禁忌事項」や「注意事項」が、結構頻繁に更新され、現在の「禁忌事項」へ変更されている点でした。

下記のブログ記事では、そのサイプレス Cupressus sempervirens の「
エストロゲン様作用」についての「禁忌事項」や「注意事項」が、どのように変更されていったのかを「ケモタイプ精油事典」から拾い集めた内容をご紹介させていただきました。

2007.06.14 サイプレスと禁忌事項

● 2001.01.31 改訂版 Ver.2
○ 禁忌事項
・乳房に痛みを伴う胸のしこりや、張り(乳腺症)がある場合の使用は避ける
○ 注意事項
・原則として、妊産婦、授乳中の女性には使用しない
・処方投与期間の延長には医師の指導を必要とする
・病理学上ホルモン依存型疾患(がん)に対する使用はしない

● 2005.01.10 改訂版 Ver.4
○ 禁忌事項
・乳房に痛みを伴う胸のしこりや、張り(乳腺症)がある場合の使用は避ける
○ 注意事項
・病理学上ホルモン依存型疾患(がん)に対する使用はしない

と「原則として、妊産婦、授乳中の女性には使用しない」、「処方投与期間の延長には医師の指導を必要とする」が、削除されていました。また、

● 2006.07.01 改訂版 Ver.5
○ 禁忌事項
・病理学上ホルモン依存型疾患(がん)に対する使用はしない
・乳房に痛みを伴う胸のしこりや、張り(乳腺症)がある場合の使用は避ける

と「注意事項」が削除され「病理学上ホルモン依存型疾患(がん)に対する使用はしない」が「禁忌事項」へと書き改められるなどの、変更点が見られました。

さらに、下記ブログ記事では、

2006.07.09 サイプレスとセドロール

前述のケモタイプ精油事典 Ver.5 に記載されていたサイプレス Cupressus sempervirens の「
セドロール(セスキテルペンアルコール類)」について、

・セスキテルペンアルコール類の「セドロール」の固有作用に変更があった
・「エストロゲン様作用」という固有作用が追加
・ケモタイプ精油事典 Ver.4 のときには「鎮静作用」という固有作用の追加

という変更点について投稿しました。

それらサイプレス Cupressus sempervirens の「
エストロゲン様作用」についての「禁忌事項」や「注意事項」が、ケモタイプ精油事典において、どのように変更されて来たのかを検証しましたが、その関連事項として、下記のブログ記事では、「ケモタイプ・アロマテラピー 2007 68号」のアロマニュース p24 の内容もご紹介しました。

2007.06.14 サイプレスと禁忌事項

そこでは、

「長い間治療家はホルモン依存型がん疾患の患者に適用するのを避けていたが、今日では研究が進み、専門出版物によってこの禁忌がはずされた。この種のエストロゲン様作用は合成のエストロゲンと異なる受容体を通して働くことが解明されたからだ」

という記述がありましたが、ケモタイプ精油事典における「禁忌事項」や「注意事項」が、改訂版を通して、サイプレス Cupressus sempervirens の欄ではたび重なる変更があり、かつ、このアロマニュースに記載されている記述に信頼性があるとすれば、再度、サイプレス Cupressus sempervirens の「禁忌事項」が書き換えられる必要があるのでは思っていました。

なお、下記のブログ記事では、

2005.10.16 女性ホルモンと肺ガンの関係3

植物由来のイソフラボンのエストロゲン様作用の事をご紹介しました。サイプレスの場合とは違うかもしれませんが、

・その構造がステロイドホルモンに似ている
・したがって、ステロイドホルモンの受容体に結合することが可能
・しかし、その作用は、エストロゲンほど、性ホルモン様作用は強くなく
・受容体との関係でも結合の状態が緩いといわれている
・植物由来のイソフラボンは、とても穏やかなエストロゲン様作用を持っている
・そのため、更年期を迎えた不定愁訴の軽減に働く
・一方、エストロゲンが過剰な場合には、エストロゲンを受け取る受容体に「植物由来のイソフラボン」が結合することで、本来のエストロゲンの結合をさえぎる形で、抗エストロゲン作用を示す

という内容でしたが、前述のアロマニュースでは「合成のエストロゲンと異なる受容体を通して働くことが解明された」ということですので、違う作用機序が働いているものと理解していました。

そして、これらサイプレス Cupressus sempervirens の「
エストロゲン様作用」についての「禁忌事項」や「注意事項」については、下記のブログ記事の「アロマテラピーセミナー 2008」でご紹介している通り、

2008.10.13 アロマテラピーセミナー 2008 その1

従来の考え方が示されていたようです。

具体的には、上記「
アロマテラピーセミナー 2008」の最後の質問の中で登場した「ホルモン依存型がん疾患の患者」に対する禁忌について、

・病理学上ホルモン依存型疾患(がん)に対する使用はしない
・乳房に痛みを伴う胸のしこりや、張り(乳腺症)がある場合の使用は避ける

とする従来の考え方が示されていました。

とても、お話しが長くなりましたが、もう一度、昨日(2017.10.09)開催された最後の質問(上記に示した質問も最後でしたね)へ戻りたいのですが、講演者の方から、

サイプレス Cupressus sempervirens は、乳がんなどのホルモン系のがんの方は、避けた方がよいと思います。

との回答がありましたが、実は、この回答の他に、さらに、追加の回答があったのでした。それは、

ところが、臨床報告でも研究報告でも、このサイプレス Cupressus sempervirens が、ホルモン系のがんに何らかの影響を与えるという結果は一つも出ていません。

今こそ、精油を勧めていく段階で、非常に慎重に、リスクを避けて慎重に進めて行く時期だと思います。いろいろ今注目を集めていますから、慎重に慎重を期してホルモン系の疾患には、もともと避けた方がよろしいと思います。

この慎重に慎重を重ねて、普段の生活の中でいっぱいホルモン系の物質がありますが、知らず知らずのうちに身体の中に入り、それが原因でホルモン系のがんになったという例は聞いた事がありませんが、精油のホルモン系作用があるものは、こういう時期ですから避けましょうという事です。


という追加の回答でした。

この話しをお聞きして、これまでのサイプレス Cupressus sempervirens に関連する「
エストロゲン様作用」における「禁忌事項」や「注意事項」について、ようやく真の意味を理解することができました。

だからといって、賢明な読者の方々は、くれぐれもこの「
禁忌事項」をお守りいただければと思います。「慎重に慎重を重ねて」という言葉が、それを物語っていました。

なお、
「・・・ 」内 は、当日、セミナー会場で、パソコンに直接入力した文章を、いただいた資料をもとに、改めて編集しなおした「ひまわり個人の資料」です。

したがって、タイプミス、解釈の間違い等があるかもしれません。個人の勉強にご利用いただくのは大変結構な事なのですが、その範囲を超えてのご使用は「
著作権法上の問題に抵触する場合があります」ので、くれぐれもご注意をお願い致します。

● 関連記事
2017.10.09 アロマテラピーセミナーその2(皮膚疾患への対処法)2017
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2011.10.10 アロマテラピーセミナー 2011 その2
2010.10.11 アロマテラピーセミナー 2010 その2
2010.10.10 アロマテラピーセミナー 2010 その1
2009.10.13 アロマテラピーセミナー 2009 その3
2009.10.12 アロマテラピーセミナー 2009 その2
2009.10.11 アロマテラピーセミナー 2009 その1
2008.10.13 アロマテラピーセミナー 2008 その1
2007.10.09 アロマテラピーセミナー2007 その1
2006.11.04 アロマテラピーセミナー2006 その1
2005.10.11 第一日目のアロマセミナー

サイプレスと禁忌事項

今日は、朝からどんよりと曇り空。雨が降り出しそうな天気なのですが、結局先ほどまでは降らずじまいでした。昨日は、暑かったのですが、気温をみてみると、今日の方が最低、最高とも高かったようです。

朝の最低気温は 19.6度、日中の最高気温は 28.9度でしたが、何となく湿っぽく湿度が高い感じです。

下の写真、左は、店の前のラベンダースピカです。写真を撮っていたら、トンボが帽子にとまり、なかなか離れてくれません。まるで、生きたアクセサリー。右は、お昼に食べたハンバーグカレーです。

20070614ラベンダースピカ 20070614トンボ 20070614ハンバーグカレー

下の写真、イチョウの木に植え込んであるラベンダー早咲き 3号です。道行く人たちのほとんどが、目を向けてくれるようです。紫色に煙るラベンダーは、やはり人気があるようですね。右の写真は、昨年、挿し木で増やしたラベンダー早咲き 3号です。

20070614ラベンダー早咲き3号 20070614ラベンダー早咲き3号 20070614ラベンダー早咲き3号挿し木

下の写真は、今日の晩ご飯です。ギョウザに、カボチャとナスと高野豆腐の組み合わせ、そして、カリフラワーのマヨネーズ和え。

20070614ギョウザ 20070614カボチャとナスと高野豆腐 20070614カリフラワー

下の写真も、今日の晩ご飯。タマゴご飯に、カブとキュウリのがっこ、そして、柚子味の塩辛です。これだけでも、ご飯を平らげることが出来そう。

20070614タマゴご飯 20070614カブとキュウリのガッコ 20070614柚子味の塩辛

午前中、アロマテラピーのセミナーをしていました。ちょうど、サイプレス Cupressus sempervirens のお話をしていたところに、ケモタイプ・アロマテラピー 2007 68号が届きました。お茶の時間に、中をパラパラめくってみると、おもしろそうな記事がたくさん載っているではありませんか。

今年の「
アロマテラピー・セミナー」の講師紹介の中に、講演内容が書かれていました。

・ハーブや精油に多数登場するシソ科のお話と、
・バジル Ocimum basilicum の精油成分分析結果

・メディカルアロマテラピーと混合診療の壁
・ボランティア活動を通してのアロマテラピー

・4 つの特徴を備えた身体の炎症反応とアロマテラピー
・炎症反応にかかわる白血球(好中球)と精油の作用

などが、紹介されています。また、連載ものの「微生物と香り 第9回」では、

・精油はなぜ微生物を殺してもヒトに害がないのか

と、あまり考えても見なかった内容に、改めて「そうだよなぁ〜、どうしてなのかなぁ〜」と、的確に答える事のできない疑問に対して、基礎研究の結果をもとに、詳しくその内容が書かれていました。

国産のローズウォーターが、現在欠品中です。それを生産している農場が山梨にありますが、今回は、

・農場からのレポート No.20 の中で
・特に、ローズ ダマスケナの成長記録と蒸留風景

が、カラーの写真で掲載されていました。そして、今日のセミナー中に出てきたサイプレス Cupressus sempervirens の事が、グッドタイミングで、アロマニュースとして掲載されていました。

・ベルギーより「Aroma News」33号
・サイプレス Cupressus sempervirens

このサイプレス Cupressus sempervirens という精油については、以前2006.07.09 サイプレスとセドロールでも投稿しました。

・セスキテルペンアルコール類の「セドロール」の固有作用に変更があった
・「エストロゲン様作用」という固有作用が追加
・精油事典 Ver.4 のときにも追加があった
・そのときは「鎮静作用」という固有作用の追加

新しく追加された「エストロゲン様作用」は、サイプレス Cupressus sempervirens のセドロールに固有の作用、と捉えたほうがよいのかもしれません。というのも、セスキテルペンアルコール類(芳香成分類)の芳香分子のリストに記載されているセドロールには、この「エストロゲン様作用」は見つからないからです。

また、

・モノテルペン炭化水素類のα-ピネンの量が増えた
・それにともない、全体としてモノテルペン炭化水素類の全体に占める割合が増えている

など、過去の成分を数値で比較しました。今回届いたケモタイプ・アロマテラピーのアロマニュースには「検知されたおよそ 150種の分子のうち 10種類が精油全体の 87.98%を占めている」とした「ガスクロマトグラフィーと質量分析計による計測結果」が載っていました。

それを見ていたら、前回調べた比較表に、このデータを追加して比較検討したくなってしまいました。今回は、それに、

・ケモタイプ精油事典 2001.01.31 改訂版 Ver.2 に記載されていた「基準値」と
・2010.06 月保証期間、ロット番号「BIOCSRMPH0605」のケモタイプ精油の数値

を加えてみました。その比較表が下記に示されています。

20070614サイプレス Cupressus sempervirens

2010.06 月が保証期間のケモタイプ精油のデータに示されるように、やはり、モノテルペン炭化水素類の「α-ピネン」が多くなってきているようです。数値でいえば「61.49%」と「基準値」で示されていた「40~60%」の範囲を超えているようです。

一方、今回のアロマニュースで示されていた「α-ピネン」は「46.10%」と「基準値」の範囲内にあります。ただし、いつの蒸留なのかなどについては公表されていなかったようで、昔のデータの可能性も考えられそうです。

モノテルペン炭化水素類の「δ-3-カレン」の数値も結構高いようですね。「tr.」と書かれているのは、精油中に含まれている成分が、検出限界近く、分析機器の感度ぎりぎりで数値を確定できない場合に使われる記号のようです。

2006.11.12 ゲラニルピロリン酸とリモネン合成2では、

・ゲラニルピロリン酸から、リモネンシンターゼという酵素によって、四つの主要なモノテルペン炭化水素が生成
・リモネン、ミルセン、α-ピネン、β-ピネンが作り出される
・この 4種類の芳香分子は、針葉樹の作り出した樹脂の主要な成分ともいわれている
・これらの樹木が病害虫などにより被害を受けたときに、その被害を最小限に食い止める作用を備えている

というお話をしました。α-ピネンが多くなってきたのには、そのような「植物の防御能」に理由があるのでしょうか。

アロマニュースでは「もう一つ」の発見がありました。それは、

「長い間治療家はホルモン依存型がん疾患の患者に適用するのを避けていたが、今日では研究が進み、専門出版物によってこの禁忌がはずされた。この種のエストロゲン様作用は合成のエストロゲンと異なる受容体を通して働くことが解明されたからだ」

という記述が前述の「ケモタイプ・アロマテラピー p24」に記載されていた点でした。ケモタイプ精油事典における「禁忌事項」や「注意事項」が、改訂版を通して、サイプレス Cupressus sempervirens の欄では変化がありました。

● 2001.01.31 改訂版 Ver.2
○ 禁忌事項
・乳房に痛みを伴う胸のしこりや、張り(乳腺症)がある場合の使用は避ける
○ 注意事項
・原則として、妊産婦、授乳中の女性には使用しない
・処方投与期間の延長には医師の指導を必要とする
・病理学上ホルモン依存型疾患(がん)に対する使用はしない

● 2005.01.10 改訂版 Ver.4
○ 禁忌事項
・乳房に痛みを伴う胸のしこりや、張り(乳腺症)がある場合の使用は避ける
○ 注意事項
・病理学上ホルモン依存型疾患(がん)に対する使用はしない

と「原則として、妊産婦、授乳中の女性には使用しない」、「処方投与期間の延長には医師の指導を必要とする」が、削除されています。また、

● 2006.07.01 改訂版 Ver.5
○ 禁忌事項
・病理学上ホルモン依存型疾患(がん)に対する使用はしない
・乳房に痛みを伴う胸のしこりや、張り(乳腺症)がある場合の使用は避ける

と「注意事項」が削除され「病理学上ホルモン依存型疾患(がん)に対する使用はしない」が「禁忌事項」へと書き改められています。

今回のアロマニュースに記載されている記述に信頼性があるとすれば、再度、
サイプレス Cupressus sempervirens の「禁忌事項」が書き換えられる必要がありそうですね。

ただ「
毒性について」と記述されていた「このサイプレス」に、学名が書かれていました。「Cupressus sempervirens var.strica」でした。また「この種のエストロゲン様作用」ということも書かれていました。この種は、エストロゲン様作用にかかるのか、この学名のサイプレスの種にかかるのか判断しかねる表現でした。

植物の種を分類して、学名などを表すとき「同じ種の中で明らかな形質の相違が認められ、細分化が必要な場合、下位のランクの分類群がつくられる」そうです。通常のサイプレスは「
Cupressus sempervirens」ですが、その下に「var.strica」がついていますから、違うケモタイプの精油となるのでしょうか。

これらの点については、今後明らかにしたいと考えています。

・・以下は、2017.10.10(水)に追加した情報です・・・・・・

2007.06.15 学名について調べてみました。「Cupressus sempervirens var.strica」を完全一致の条件で、Google にて検索したのですが、ヒットしたのが、1件でした。ところが「Cupressus sempervirens var.stricta」で検索すると、約「140」」ヒットしました。

また、ラテン語で「
stricta」は「直立した、まっすぐな」という意味のようです。サイプレス、イトスギは、まさに、その形容にふさわしい姿形をしていますから、表記の間違いかもしれませんね。

2017.10.10 サイプレスの禁忌事項を改めて考えさせられる
2007.06.15 早咲きラベンダーの開花とサイプレス

・・以上は、2017.10.10(水)に追加した情報です・・・・・・

なお2005.10.16 女性ホルモンと肺ガンの関係3では、植物由来のイソフラボンのエストロゲン様作用の事をご紹介しました。サイプレスの場合とは違うかもしれませんが、

・その構造がステロイドホルモンに似ている
・したがって、ステロイドホルモンの受容体に結合することが可能
・しかし、その作用は、エストロゲンほど、性ホルモン様作用は強くなく
・受容体との関係でも結合の状態が緩いといわれている
・植物由来のイソフラボンは、とても穏やかなエストロゲン様作用を持っている
・そのため、更年期を迎えた不定愁訴の軽減に働く
・一方、エストロゲンが過剰な場合には、エストロゲンを受け取る受容体に「植物由来のイソフラボン」が結合することで、本来のエストロゲンの結合をさえぎる形で、抗エストロゲン作用を示す

という内容でした。今回のアロマニュースでは「合成のエストロゲンと異なる受容体を通して働くことが解明された」ということですので、違う作用機序が働いているようですね。

今回の「
ケモタイプ・アロマテラピー」は、頭の中がパニックになるような内容でした。

・・以下は、2017.10.10(水)に追加した情報です・・・・・・

○ サイプレスの禁忌事項とエストロゲン様作用については、下記の記事を参照下さい。
2017.10.10 サイプレスの禁忌事項を改めて考えさせられる
2010.01.01 エストロゲン様作用と精油の禁忌との関係

・・以上は、2017.10.10(水)に追加した情報です・・・・・・

● 関連記事
精油の化学関連の目次
2007.06.15 早咲きラベンダーの開花とサイプレス
2006.07.09 サイプレスとセドロール
2006.12.15 デヒドロエピアンドロステロン
2006.11.12 ゲラニルピロリン酸とリモネン合成2
2005.10.16 女性ホルモンと肺ガンの関係3

サイプレスとひのき

今日、「ひのき」の香りありませんか、という年配の男性がお店にこられました。店には「ひのき」の香りがなかったので、何にお使いですかと尋ねると、虫さされにとても「効く」からとのこと。

たまたま、その「ひのき」の香りをお持ちだったので、拝見すると、某社の 5ml、600円の精油でした。私の頭では、「ひのき」の代替えに「シダー Juniperus virginiana」がいいのかなと思いましたが、お借りしてその香りを嗅いでみると、「サイプレス Cupressus sempervirens」の香りにとても近い気がしました。

ただ、値段と、お客様の「虫さされにとても効く」というお話、「ひのき」にとてもこだわっておられる様子、そして、お客様自身が「中胚葉」が発達していたこともあり、ジュニパーはおすすめしませんでした。ラベンダー アングスティフォリア Lavandula angustifolia あたりがとても汎用性はあるのですが。(当然、精油は薬ではありませんから、虫さされに効くなんていってはいけませんよ)

考え方としては、排毒、鎮痛、鎮静、抗炎症がキーワードになるでしょうか。

「ひのき」の精油、気になったので、メーカーのHPで確認すると、「ひのき」は、ジャパニーズ サイプレスとなっていました(ヒノキ Chamaecyparis obtusa )。どうりでサイプレスの香りと似ていると思ったわけです。サイプレスとひのきの生化学的な成分は、下記の通りです。

20050906サイプレスとひのき

よく、樹木系の香りは、森林浴、「フィトンチッド」などといわれていますが、「フィトンチッド」なる成分があるのかと思いきや、ロシア語の造語のようで、「植物」と「殺す」などの意味だそうです。結局、「樹木から放散されて周囲の微生物などを殺すはたらきをもつ物質」をさし、いろいろな芳香分子の事をいうようです。ペパーミント Mentha piperita に含まれている「メントール(モノテルペンアルコール類)」もその中に含まれているみたいです。

森林浴5つの効果:フィトンチッド
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精油名

イランイラン
ウィンターグリーン
オレンジ スィート
オレンジ ビター

カモマイル ジャーマン
カモマイル ローマン
クラリセージ
グレープフルーツ
クローブ
コリアンダー

サイプレス
サンダルウッド
シダー
シトロネラ ジャワ
シナモン カッシア
ジャスミン
ジュニパー
ジンジャー
セージ
ゼラニウム エジプト

タイム ツヤノール
タナセタム
タラゴン
ティートゥリー

ニアウリ CT1
ネロリ

バジル
パチュリー
パルマローザ
プチグレン
フランキンセンス
ペパーミント
ヘリクリサム
ベルガモット
ベンゾイン

マジョラム
マンダリン
ミルラ

ユーカリ グロブルス
ユーカリ ディベス
ユーカリ ラディアタ
ユーカリ レモン

ラベンサラ
ラベンダー アングスティフォリア
ラベンダー スーパー
ラベンダー ストエカス
ラベンダー スピカ
リトセア
レモン
レモングラス
ローズ
ローズウッド
ローズマリー カンファー
ローズマリー シネオール
ローレル
以前に投稿した記事
プロフィール
ひまわり

○ 佐藤 喜仁(さとうよしひと)
・1955年(昭和30)年12月生まれ
・福島県会津高田町出身
○ 1974年(昭和49年)3月
・福島県立大沼高等学校
・普通科卒業
○ 1978年(昭和53年)3月
・京都産業大学
・経営学部 経営学科
・(会計学専攻) 卒業
○ 1980年(昭和55年)3月
・京都産業大学
・大学院 経済学研究科修了
○ 1981年(昭和56年)〜
・1987年(昭和62年)
・税理士事務所勤務
○ 1987年(昭和62年)12月
・ハーブ専門店みなみの香草屋開業
・自社農場でハーブの生産、出荷
・ショップでハーブ関連商品の販売
・サロンでのトリートメント
・ショップやサロンへ商品供給
・アドバイス
○ 1997年(平成9年)6月
・秋田アロマテラピースクール開講
○ アロマテラピーとフィトテラピー
・(植物療法)を勉強しています

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