March 28, 2005

高松宮記念 他 結果

押して押して前に行ったカルストンライトオと大西直宏騎手だったが、それでも刻んだラップは前半33秒3。想定してた以上に時計のかかる、パワーのいる馬場だった。このラップなら絡んでくる馬は当然出てくる。コスモラブシックにびっしり絡まれ、振り切ったところにギャラントアローが来るという厳しい競馬。不良の中山で引き離して逃げた時のようなゆとりは、道中どこにもなかった。不良馬場で求められるパワーとはまた別のパワーが必要だったと言うことか。それでも絡んできた馬を振り切って、ラチを頼ることもなく4着はよく頑張ったといっていいだろう。

「中央競馬ワイド中継」で目黒貴子さんのインタビューに答える形で大根田調教師が「1000mで強くなってきた馬で、その距離になれてくると、残りの200mは馬にとって、とてつもなく長く感じるものだ」というようなことを話していた。考えさせられる言葉だった。

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     第35回 高松宮記念(G機法ー1200m

    1着 アドマイヤマックス    1分8秒4
    2着 キーンランドスワン   2 1/2馬身
    3着 プレシャスカフェ       クビ
    4着 カルストンライトオ     1/2馬身
    5着 ナイキアヘッド        クビ

勝ったアドマイヤマックスのタイム1分8秒4は、3走前のCBC賞で5着だった時と同じタイムで、それで2馬身半の差をつけたのだから、力のいる馬場が合っているのだろう。スタートを決めて前に行くかと思ったら内の馬群の出足を見るとさっと引いて中団で流れに乗った。武豊騎手はこういうところは実に冷静で、G気世らといってプレッシャーなければ興奮もしない、今更ながら見ていて恐ろしい限り。確かに外目の競馬ではあったが、3角手前から4角まで前に壁を作って折り合い、余力を残して直線はじけるように伸びた。完勝といっていいだろう。

キーンランドスワンはアドマイヤの直後、更に外目だったが一貫してアドマイヤを目標にしたようなレースぶり。直線は瞬発力の差で突き放されたが、それでもこの馬なりに伸びて2着、やはり馬場適性と状態の良さが活きたのだろう。予想ではこの馬について触れようとしてやめてしまったのが失敗。前走でカルストンライトオをやっと交わした感じだったし、ここは掲示板がやっとだろうとタカをくくったのが間違いだった。
プレシャスカフェはスタートで1完歩くらい出遅れ。後方から脚を使いながら中団のインに潜り込んだが、逆に道の悪いところを通る羽目に。いったんは先頭にという瞬間もあったが余力はなかった。
メイショウボーラーはスタートから4、5番手で競馬したが全くいいところ無く16着、揉まれ弱さがはっきりと出てしまった。ウインクリューガーゴールデンロドリゴも後方からで、やはり出番なし。

1着から13着までが1秒差以内という、厳しい競馬。スプリント戦というのは一瞬の綾が大きく結果を左右する。そういう意味でも見応えのあるレースだったと思う。



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     第12回 マーチS(G掘法.澄璽1800m

     1着 クーリンガー     1分52秒0
     2着 サミーミラクル      クビ
     3着 ユートピア       1 1/4馬身
     4着 サカラート       2 1/2馬身
     5着 カフェオリンポス    1 1/4馬身

クーリンガーが中央重賞初勝利。びっくりした。まさか勝つとはね。おめでとうございます。結局今週の古馬の重賞は3つとも6歳以上馬が持っていった。高齢馬の活躍を見直そうと書いた矢先にこんな事を書くのも何だが、4、5歳馬がだらしなさすぎる。たしかにフェブラリーSのあと、次に目標の立てにくい時期のダート戦ではあるが、逆にこういう時期に実績を積み重ねなくてはならない馬が少なからずいたはずだと思う。

流れは1000m通過1分1秒5と平均よりややハイペース、それでいて大勢としては前残りの競馬で、人気どころはおおむね先行、カフェオリンポスが中団の後ろ、最後、2着に突っ込んだサミーミラクルは最後方からという競馬だった。

前が有利と言われる中山だが、こういうペースで前が残るのは単に有力馬が前で競馬するタイプが多かったというだけでなく、そういう有力馬たちが最後に底力の勝負、激しい消耗戦を展開しているということなのだ。クーリンガーは調子も良かっただろうが、乱戦に強いベテランだけにそういう経験が力になったと言うべきなのだろう。逆に1番人気に支持されたタイキエニグマ(12着)にはそれがなかった。重賞はやっぱり甘くなかった。
そういう消耗戦をよそ目に最後、後方から突っ込んだサミーミラクル。一頭だけ別の競馬をしているんじゃないかというような走りで、大外を目の醒めるような伸びを見せた。勝ち馬を別にすれば、今日、収穫があったのはこの馬だけだろう。前走と今回で、距離延長にはっきり自信を持ったと思う。
ユートピアはレースぶりに幅が出て、2番手からの競馬。道中も折り合っていた。勝負所で鞍上も積極的に前をとらえに行ったが、直線では力つきてクーリンガーにつかまった。トップハンデ59kgはさすがに堪えたろうが、G毅仮’呂砲靴討蓮∈埜紊隆萃イ蠅坊腓韻討い拭
サカラートは終始4番手、前のユートピア、クーリンガーを見る位置で競馬して最後までこれを交わせず、流れ込んだだけ。まだ重賞ではワンパンチ足りない。カフェオリンポスは直線じわじわ伸びているが5着がやっと。復調途上なのか、単に成長力がないのか、判断に苦しむ。

期待したハードクリスタルは中団の内で競馬、勝負所で先団の直後まで迫ったが、直線は脚がなかった。前走あたりから走りっぷりに覇気が薄れており、やや調子落ちか。クリスタルグリッターズ産駒は落ち込むと、とことん落ち込んだりするからファンとしてはちょっと心配。

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追記:どうやらコスモバルクは北海道所属のまま、宝塚に目標を切り替えたようですね。よかった。
 
 


birdcatcher at 01:35│Comments(0)TrackBack(0)レース結果 

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