Birdlandの附属問題集のなかに「長文にTRY!」というのがある。ぎっしりと文章の詰まった英語長文で、県立高校の入試問題にも使えるような長さであり、歯ごたえもある。(事実、鹿児島県の入試問題にも転用されていたようだ。そんなことをして良いのだろうか? 次回、その件について報告する)。

 さすがの一流校でも、この長文問題まで取り上げている時間的余裕は無いようだ。そこで、当塾の中学2年の生徒にやらせてみた。結果的に言うと、その生徒は英文はなんとなくはわかっても、なかなか正答◎するまでには至らなかった。どうも△になってしまうのだ。緻密な読解を要求されるからにほかならない。

 たとえば、次の問題だ。長文にトライ!の2番(34頁 )だ。日本人がオーストラリアにホームステイしたら、韓国系オーストラリア人の家だったという設定なのだ。日本語の説明なしにこういう文章を読ませられたら、普通はノックアウトではなかろうか。さて問題をよもう。長文トライ34頁



「Think about itのitとはなにか、日本語で説明しなさい」 というのが問題だ。もちろんitの内容はその前の所から探せばよい。(さすがに後ろから探し出すような意地悪な問題ではない)。すると、

"Are you OK, Tomoko? She is not angry. To save water is very important in Australia. She syas the same thing to everyone in my family. Here, you're one one of my family. What can you do as a family member?  Think about it."    

 簡潔な答としては、「家族の一員としてできることを考えること」であろう。もっと丁寧に答えるとすれば、「オーストラリアでは水を節約するのが大事であり、この家族では誰もが節約に努めている。だから、トモコも家族の一員として(以下省略)」となるのだろう。なお塾生は「水を節約すること」と答えてしまったので△とした。要するに、国語の問題ならば非常に簡単だが、英語だとチョイむつかしい、というところなのだ。

なお、この長文はボキャブラリーが豊富である。work for the people, worry about などもあるし、知覚動詞もある。学べばいくらでも出てきそうだ。辞書の使い方を練習するのにも、使える教材である。

ただ一つ気になったのは、次の文章である。 "Save water." Tomoko surprised and ran to her room. これは、Tomoko was surprisedの誤植だとおもうのだが。こういうミスって、教科書にあるのだろうか?