get bite!

岩手の釣り好きの釣行記や、釣りに関して思ったことを不定期で投稿します。 船カレイ、各種イカ、渓流ミノーイング、ライトリグ、 辺りについての内容が多くなると思いますが、他に、ロックフィッシュ、マダイ、サクラマス等もいくらか混じるかと思います。

アマゴっぽいヤマメとヤマメっぽいアマゴ

前回記事の釣行で、最後にキャッチしたのが、




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この21〜22cmのヤマメでした。体側にいくつかの赤い点があります。目にした瞬間、アマゴをイメージしました。これまでにも体側の赤色から飛び火したかのような赤点が1つ2つあるのは見たことがありますが、まれだし、今回のように多く見られるのは初めて見ました。





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これらは、伊豆で釣ったアマゴです。


見比べると、ヤマメの赤点は側線よりも下で、アマゴのは側線よりも上。それが違いか!と調べると、アマゴでも側線より下に赤点がある個体がある程度いるようです。


そして、



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これも伊豆で釣ったアマゴ。これなんて赤点は茶点というような感じに薄くて数も僅かで、見た目はほぼヤマメです。





というわけで、赤点が少なくその発色も悪い個体は、私は見た目では両者を判別できません。よって、釣れた場所に依ることになります。



過去には秋田でアマゴが釣れたことがあると聞いています(私は見ていません)。そういう放流行為は厳に慎んでほしいものです。

初の水系とテンカラ師と

godmanさんが岩手に来られました。ここ数年恒例となっていて、岩手での釣行とBBQを楽しむためです。春にもいらしてましたが、ある記事の作成に手間取っていたのに巻き込まれて、アップしないでしまったのでした。





朝一は太平洋でショアジギをと思っていましたが、天候・海況ともに整わなかったのでgodmanさんにとっては初の水系を含めて、1日渓流で過ごすことにします。





最初の釣り場は、イワナのみの流れで以前は私が通う流れの中では1、2を争う大型・良型がまとまる区間でした。




やっていくと最初のうちは、ここは居るだろ、これなら食うだろ!と思っても沈黙するポイントも続きましたが、やがて、




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やっぱり良い型。



godmanさんもちょこちょこキャッチしているようです。


ただ、尺に近いようなのは出ませんでした。大きくても27cm位。でも、近い将来再び、以前の姿を取り戻すことと思いました。







次は、ヤマメが圧倒的に多くてイワナが少数混じる区間に。



ここはミニマルでのアップの釣りで初めてヤマメを釣った流れでもあるけれど、ここ数年足が遠退いていました。久々に来てみると、林が伐採されていたり藪がかなり濃くなっていたりと結構変貌しています。クマも1度観たことがありますが、今回も糞を2つ見つけて、クマの生息は相変わらずのようです。



流れに降りて、最初の小さなポイントから出てきたのはイワナで、その後もイワナが出てきます。型は以前と同じく8寸に届くものは見えません。ヤマメは私が2匹揚げただけだったような。




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以前にもイワナ優勢な日が一度だけありました。比較的イワナ向きの着き場が少ない流れで、増水でヤマメが広く散ったことにより普段ヤマメが着いているような所にもイワナが出てきているようです。





クマの糞は、どちらも大型の個体がしたもののようで路上にありました。


1つ目には果実の種が多く見られましたが、二人で考えたものの何の種かは判りませんでした。


もう1つにはモミが多く見られました。こんなザリザリしたの食うんだ?と言うと、godmanさんが、何かに稲を食うと書いていた、と。ここから一番近い水田は……2km程離れたあそこなはず。もしそこで食べたものだとして、そして人と同じでほぼ1日で排泄されるのなら、寄り道しつつ1日で2km程舗装道路を歩いてきた、ということか?



帰りながら、その直近の水田を見てみると、あれか〜!? いかにも大型動物が稲を漕いで歩いた跡が、道路に程近い畔から3m程延びていました。他に稲の倒れた跡はありませんでした。








午後からは、テンカラ師Tちゃん(♂)をピックアップして、別の水系に向かいます。



聞けばTちゃん、餌釣りは何度かやってきたものの、テンカラは今回に備えて道具を揃えたとのこと。ルアー釣りとは必要とするスペースや探れる範囲が違うし、さあどうなることか?





比較的広い流れに3人で降り立ちます。2週間程前には目の前にかなりの数のイワナが泳ぐのが見えましたが、増水で散ったのかまったく見えません。ルアー勢があれこれ探ってもほとんど反応は無く、Tちゃんの毛鉤は3m程先にしか飛びません。もちろん魚の反応もありません。どれどれ♪ とルアー勢がTちゃんの竿を借りて振ってみるも、やっぱり飛びません。なんだこりゃ!どうしたらいいの?



上流の魅力的に見える流れ込みや瀬に行ってみるも、やはり魚の反応は希薄です。しばらくあれこれやって結局キャッチできたのは、対岸の立木付近に居たイワナ1匹だけで、見えた反応も他に2匹だけでした。





その後短い区間を2ヵ所回って、godmanさんはヤマメを揚げたものの、Tちゃんは残念ながら無反応だったとのこと。最後の区間は魚が見えていたけれど、クリアな水に狭く浅い流れで警戒されていたようにも思うし、季節的に毛鉤には難しかったように思いました。春から初夏に掛けての季節で、ポイントへのアプローチとキャストがもう少し上達したなら、おそらくキャッチできるかなと。その季節には、虫に夢中でルアーを無視してライズが出続けるような時もあるので。




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夜は恒例のBBQ。会場設計、運営、及び差し入れを頂いた方々、ありがとうございます。


翌朝はN氏と二人、最後に帰宅したのでした。


夏の虫

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子供の頃虫捕り少年だった私が、当時たった1度しか観たことがないオニヤンマの止まり姿。ですが、大人になってからはなぜか何度か目にしています。



止まり方はいつも一緒。赤トンボのように、どごだりには止まりません。


しっかし、眼の翠が綺麗だ……。










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いつもの場所でのスジクワガタ。発生場所の栄養状態が良くないようで、ここでは大型個体は見たことがありません。他のクワガタも見たことがありません。ミヤマでも居たら盛り上がるんだけど、木が細過ぎるのかな。










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おそらくナミアゲハの終令幼虫。自宅すぐそばのとても小さな山椒の木に居ました。ちょっと前にクロアゲハっぽいのとナミアゲハが飛んでるのを見掛けていて、産卵していたようです。



この画像を撮ったのは先月下旬で、その後この終令幼虫は行方不明です。近くのどこかで蛹化していればいいのですが。





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これはまだまだ小さな幼虫。小鳥の糞に擬態しているとか。こんなに小さくても触ると臭角を出します。食草を濃縮加工したようなその匂いは、子供の頃を仄かに思い出させてくれます。




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さらに数日後、一番大きかった黒白幼虫が脱皮して緑色になっていました。







2日程前に見たときには、まだまだ小さな黒白幼虫が数匹居ました。彼らが順調に成長していったとして、成虫になるのは今月下旬以降だと思われます。それだと命を繋ぐのはもう難しいでしょうから、蛹で越冬するのでしょう。行方不明の子ももしかしたらそうなのかもしれません。ただ、本当にごくごく小さな木なので、彼らの好む新芽が季節的なものも相まってもう少ししかありません。はたして、蛹化できるまでに成長できるのか、気になるところです。





まさに修行

前回、初挑戦でアカムツを揚げれたことに気を良くして、再びアカムツ狙いに行ってきました。






今回のお船は、酒田港から出港するAlways(オールウェイズ)さん。数年前から酒田沖で精力的にアカムツ狙いでの出船をしていて、かねてから乗ってみたいと思っていた船でした。





5時、釣り人6人で出船します。お一人は餌釣りです。ジガーの中には、人気ジグメーカーのフィールドアドバイザーさんがいます。6月の大船渡沖での赤物狙いでご一緒した方もいます。私の釣り座は右舷ミヨシで、背後の方も常連さんのようです。



釣り場に着くと船長さんが、 はい、右舷の前の方から入れてください、と。え、あ!自分からだ。これまで同じ位の水深でやってきて、投入順番は言われたことがなく初めてでした。





この日まで何日か出船しておらず、魚が残っているんじゃないか、複数揚げれたりして……できれば3匹揚げたいな、 なんて思っていましたが、期待に反してアタリが出ません。周りも沈黙です。





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1枚目は雲に頭が隠れた鳥海山。2枚目は飛島。朝のうちは遥か男鹿半島も見えました。





青い青い海に、ときどき色鮮やかなシイラの群れが見えます。が、赤い魚は釣れません。相変わらずアタリも出ません。





予報に反して風波が上がってきたため、1時間早上がりになりました。結局、私はアタリ?という感じが1回あっただけでした。中盤と終盤に大船渡でご一緒した方が2匹揚げて、結局船中でそれだけでした。底物自体が他にカジカ1匹だけ。それも同じ方の釣果でした。その方は潮上ではありましたが、それだけではなさそうでした。




修行のような釣りになることがある、と聞いてはいましたが、まさにこの日がそうでした。それでも確実に次への布石になったはずです。






顔を見に行きました

三陸に行ってきました。





前回は姿を見れなかった良型メバルがそれでもまだ居るんじゃないか、と思って夜の漁港数ヶ所に行ってみましたが、今回も出会えませんでした。ただ、最後に入ったところでは20cm台後半のクロソイが3匹出て、ファイトは楽しめました。



明るくなってからは、このところ定番化しているアイナメ狙い。




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35cm弱。新鮮なアイナメを食べたくなってキープしました。







納竿してから、先日持ち込んだ(ウッカリ)カサゴの顔を観に、宮古の県立水産科学館を訪問しました。



受け付けで、先日カサゴを持ち込んだ者です、と名乗ると職員さんが、いや〜、実は………と。なんでも、持ち込んだ少し後に水槽の水温の上がり過ぎで、他の魚共々死んでしまったと。そしてその魚体も既に廃棄してしまった、と。


えっ(絶句)………。死ぬこともあり得るとは思っていたけれど、こんな早々に、しかも魚体もないとは。もし亡くなった場合、魚体は研究者さんが貰い受けたがっていました。



どうにもならないことなので、その悲劇の水槽を教えてもらってから、館内を観せてもらいました。数年振りでしたが楽しめました。





最後に悲劇の水槽の前に立ちました。メインの水槽の脇にサブの水槽がある造りで、サブの水槽には狭い中に様々な魚達が居ます。ドンコ(エゾイソアイナメ)、マダイ、マゾイ、オウゴンムラソイ、カサゴ……あれ?




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私が持ち込んだ時に既に1匹カサゴが居るとのことだったので、そのカサゴかと思いましたが、大きさとか見た目が私が釣った個体と被ります。スマホを取り出し画像と見比べると………間違いない。居るよ。生きてる!



さっきの職員さんは見つからなかったので、私の持ち込み時に立ち会われた他の職員さんに聞きました。すると、悲劇が起きたのは私が持ち込んだ前日のことで、先の職員さんは時系列を勘違いしていたんじゃないか、と。



なんだ………とも思いましたが、ほっとしました。







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エントランス脇にあるこの絵は、あのさかなクンが描いたものだそうです。タッチは荒いですが、よく観るとそれぞれの魚の特徴はしっかり表れています。



趣味が高じて今や大学教授。立派なものです。


アカムツ初挑戦

去年辺りから気になってきていたアカムツ狙いのジギングに、初めて行ってきました。





場所は男鹿沖、お船は加藤釣具店さんの第18男鹿丸さんです。釣り人は5名で、船を立てつつ基本的には片舷のみでやるスタイルのようです。





出港後1時間ほどで釣り場に着きます。左舷にみんなで並んで、私の釣り座はトモから2番目です。



ジグを入れてやっていくと、モヤン……とした感触がたまに出ます。これはお触りされてるな、と思いつつやっていくと、やはり隣の方がスルメイカを揚げました。さらに少し時間が経ってから別の方が何か大きなのを掛けて、皆の注目の中揚げてくると、サメ……アブラツノザメのようです。



魚のアタリは他に出ず、たまにスルメのお触りがある状況が続くなか、不意にグッ。間髪入れずビシッ! あっ!やってしまった。今さら仕方ないです。外れないように願いながらゆっくり巻いてきます。


が、それなりに暴れる相手を30mほど巻き上げた辺りで、フッ………と感触が消えました。船長も今のは本命だ!と惜しがっています。仕方なしと割りきって、でももう同じ過ちは犯さない、と胸に刻みました。





潮が走らなく両舷でやっていいとのことなので、右舷に立ちます。少しして、ほんのちょっとだけ重くなって、




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ナイスフッキング!





船中でスルメだけがポツリ……ポツリと釣れています。レンジとジグカラーでその釣れ具合が違うように感じます。なるべくスルメを避けて、と思いながらやっていくと、アタリ!ビシッとやりたい衝動を抑えて、軽く張る程度でフックを入れてやって、巻き上げ開始。


そう大きくもなく、小さくもない重さで、時おり暴れます。船長が本命か?と聞きますが、釣ったことがないのでわかりません。でも、カジカやカレイ、サメとは違うと感じます。



ドキドキしながらゆっくり揚げてきて、やがて見えた色は………赤!





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やった!と思うと同時に良かった〜と安堵します。型も自分的にはまずまず。36cm、推定700〜800gでしょうか。厚みがあってずんぐりしています。





続けてやっていくと、スルメに混じって魚のアタリが出てきてソウハチやポンタラが釣れてきます。ポンタラは重さやファイトがさっきのアカムツに似ていて期待させられました。アカムツを1匹しか釣っていないことと、フッキングの場所によってファイトの質が変わることが原因でしょう。





結局、その後は私にはチャンスは訪れませんでした。反対舷の方が1匹、私のと同じ位のを揚げただけでした。





初挑戦でのキャッチであり、5人で2匹のうちの1匹であり恵まれた成功とも思いますが、2匹揚げたいと思っていたので、朝のバラシ、というかアワセが悔やまれもします。




ミニマルでも夏イワナ

(ウッカリ) カサゴを持ち込んだ水産科学館を出たのが9時半頃。時間もたっぷりあることだし、涼を取るのを兼ねて渓流に向かうことにします。





渓流沿いの林道に着いて支度をしながらふと、この半径1km以内にクマは居るかな? と思いました。居てもまったくおかしくない場所だし、半径1kmって結構広いし……居るんじゃないかな、と漠然と思いました。



身支度が整って、入渓点に向かって進んでいくと、あ、クマ!


30mほど先を、若グマが小走りに渓流の方から林道を横切って、斜面の陰に消えていきました。


冷静に考えてあの大きさだと前年親離れしていて単独だと思いましたが、いざとなると慎重になります。辺りを視界に収めつつ序々に歩を進め、クマが出てきた辺りに到達して消え去った方を観るも、その姿は無く、出てきた方にも母グマの姿などはありませんでした。



これで今年のクマとの遭遇は、おそらく6頭での7回目になりました。そして、半径1km以内にクマが居たことになります。





入渓点に着いて、やっていきます。



前半はやっぱり渋くて、去年の夏にミニマルへのチェイスが丸見えで楽しめた大場所でもイワナは何匹か見えるものの、13VIBにもミニマルにも追いが浅いです。



その大場所のすぐ上も、夏には良い反応を得られたことはなく期待していなかったけれど、このときは魚が溜まっていて、




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あれよあれよという間に、4キャッチ。ルアーは全てミニマルD改でした。その上も魚が着いていて、




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計5キャッチで切り上げました。







魚はもっともっと見えていました。中には35cm位あるのも居ました。けれど、その多くが無反応でした。これまでもそういうことがこの流れに限らず多々ありました。普通にやってたんではなかなかキャッチできないってことでしょう。だったらどうするか?



それはそこに向き合った人次第です。定番とされていることを試すのも、その先に至るであろうことをするのも、もしかして魚を散らしかねない、もしくはまったく魚に無視されかねない行為を試すのも、自由です。


三陸産(ウッカリ)カサゴ

三陸に行ってきました。



良型メバルを狙って先月30cmを揚げた防波堤に入ります。



前回同様にやっていくと小型のメバル・ソイ類がポツポツとアタりますが、この日は本命は出ず。




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こういうのは出ました。



もう一つ、赤いんだけどチビメガラとはなにやら違うのが揚がってきて、





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あっ、カサゴ!ウッカリカサゴっぽいけれど、どちらにせよある意味本命より貴重なので活かしておきます。





明るくなってから、イナダが回ってこないかな? ヒラメが入ってないかな? でもどうせアイナメか〜、とメタルジグを放り込んでいくと、




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君か〜。でも結構引いてくれてありがとう。





活かしておいたカサゴを観ると、元気そうです。水を汲み換えて車に積み込んで、数十km北に向かいます。



道半ばで一度様子を観るも、変化なし。アイナメやメバルだったら結構気を遣ったけれど、やっぱりカサゴは酸欠に強いのかな。一応ある程度水を汲み換えていきます。





到着!




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宮古の浄土が浜の上の方にある、岩手県立水産科学館(ウォリアス)です。



職員の方にお話しして、カサゴを引き渡します。




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元気そうです。バケツがデカいからカサゴが小さく見えます。実際は16〜17cmです。



カサゴは岩手県沿岸ではまだまだ希少なので、展示水槽に入ることになりました。カサゴなのかウッカリカサゴなのかは、持ち込んだ時点では同定できませんでした。



去年の冬に、Tさんが揚げたウッカリカサゴを持ち込んだ際に連絡した研究者さんに連絡したところ、画像を観るとウッカリカサゴのように見える、とのことでした。また、もし不幸にして死んだら標本等サンプルになるかもしれないので欲しいとのお話しがあり、快諾しました。





水産科学館の職員さんの話では、体調が良ければ案外早く水槽に順応するのではないか、とのことだったので、そう遠くないうちに顔を観に行こうと思いました。


13VIBでのイワナ釣果

渓流での13VIB使用では、これまでにヤマメとニジマスは何度か釣ってきました。当初は秋田のgodmanさんの地元での釣果だったけれど、去年辺りから岩手の渓流でも度々使っていて、ヤマメは何匹かキャッチできていました。



ただ、不思議なことに、回を重ねていってもイワナが出ません。godmanさんのホームはイワナが少ないので釣れなくて当然だけれど、ここ岩手の流れならいつしか釣れるだろうと思っていたのに、なかなか出ません。これまでに数回私と一緒に岩手の渓流を釣り歩いているgodmanさんも、バイブでのイワナの釣果は岩手での1回のみとのこと。



以前、早春のホームの流れで、ここぞというポイントに13VIBを数回通しても無反応で、直後ミノーを通したら一発!ということがありました。イワナは何らかの理由で、バイブは好みではないのか?


小粒ながら4.1gのウエイトがあり、バイブさせるためにはある程度のスピードで引かなければならないので、それなりの深さと広さがないと私には使いづらく、イワナよりもヤマメの方が多い場所での使用が多くなる傾向はありますが、そこを差し引いても釣れていません。最盛期に使えばいくつかは拾える気はするんですが、根拠はありません。これまでその時期は別のルアーでの釣りに熱くなっていました。







そんな日々でしたが、ふらっと渓流に出ました。1ヶ月ほど前に小型ながら13VIBでヤマメをいくつか揚げている区間です。




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やっていくと、小型のイワナの追いが複数あります。が、食いません。たまにやる気があるような追いを見せますが、ほとんどがうらうらと追従してくるタイプです。放流モノなのかもしれません。





ある深瀬に13VIBを通すと、デカいのが追ってきた! それは雄のイワナに見えました。次のトレース、同じように出てきたそいつは13VIBをくわえたようで若干の衝撃がありましたが、フックアップならず。これは終わったか………と思いながらも続けて数度通すも、もう姿を現しませんでした。



立ち位置を変えず上流側を数度探るも無反応で、再びさっきのコースを通すと、出てきた!そして、掛かった!


相手はやっぱりデカいイワナで、下流にグイグイ進んでいきます。3mほど先には階段状の数mの落差があって、そこに入られたらマズいことになりそう。フックが細くてあまり無理は掛けれませんが、74エレクトロが良い感じにベンドしてやがて上流に向きを変えました。安堵するのも束の間、柳の枝の下に進んでいきます。今度は74の取り回しの悪さが出て、ライン捌きをミスり枝を巻いてしまいます。魚の引きでしなる枝。ロッドティップを操作しても外れず、これは行かれてしまうか……と手で外すと、まだ魚が付いています。その後は比較的スムーズに寄ってきて、ハンドランディング。


って、デカいぞ、これ!?





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最初からデカいとは思っていたけれど、予想をはるかに超えて49cmもありました。あと1cmとも思いましたが、足りないものは足りないです。昨秋のビッグワンも49cmでした。次は……と思いますが、果たして次はあるのでしょうか。



13VIBでの初イワナがいきなりこの型って!とも思いましたが、この魚は成魚放流魚のように思います。三つ口の先端には擦り剥け傷があるし、各鰭には不自然な曲がりも見られます。だとしたらいつ放たれたものかは判りませんが、ネイティブとは食性や好奇心・警戒心の程度が違う可能性があります。





その後、小型のヤマメを2〜3匹揚げて終了としました。




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数日後、昨秋49cmを揚げた流れに入りました。季節はまだまだ違うものの、何か共通項があったりして、と思いました。



が、魚の反応はさっぱりで、49cmポイントでは、




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かろうじて。





最終ポイントとなる大場所は、数年前の今位の時期に尺イワナを揚げています。その時はDコンタクト50でしたが、今回は13VIBをテケテケテケ〜と引いてくると、グイっと。




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今回は泣き尺29.5cmでした。もう1匹9寸クラスを追加して終了となりました。





これまでまったくだったイワナ達が相次いで釣れた理由は判りませんが、型が良いのは共通しています。


ちなみに、ここの魚は天然魚です。


山越えの流れ

ずうっと前から知っていたルートだったし、目的地の流れは何度か釣り歩いたことがある。



が、その区間を釣り歩くのは非常に容易でない。釣り上るとなると、下流側で林道と離れた後、再び林道と出合うまでに数劼領程がある。その間の標高差は500m近くにも達し、数多の落ち込みのみならず、大きな滝も4つは記憶にある。20年以上も前、餌釣りをしていた私は、ウェイダー履きでビクを肩に片手に竿を持って、へつり高巻きそれらを登り越えていったけれど、そんなことをしながらその全域を釣り歩くとしたら、一人では三日ほども掛かるかもしれない。



ほどほどまで釣り上ってから戻るとしても、越えてきた落差や流れをまた引き返すのがなかなかに苦だ。





前にこの区間を全踏破したときは、下流側はひたすら歩いて上流を目指し、程よいと思われる辺りからめぼしいところだけに竿を出していく、というやり方をとった。また、全体の3/4ほど進んだ所から、無理矢理斜面を直登して林道に辿り着いて戻ったこともあった。



が、そのどちらもかなり大変だ。落差のある渓流を数卍爐蠑紊辰討てからの、林道歩きの距離が半端なものではない。あらためて地図から追ってみると、林道だけでも15km、4時間ほども歩くことになりそうだ。



途中からの直登はなお辛い。途中と言ってもそこまでに区間の3/4ほどを進んできている。そこでの林道までの標高差は200mほどもあって、傾斜はかなり急だ。もちろん登山道などない。獣道はあるかもだけれど。微かな記憶では、まっすぐ最短距離を取ろうとするなら、土質にも依るけれど基本的には何かを掴まないと難しい角度だ。その土質や植生もその場所場所によるだろう。以前やったときは、真夏の炎天下にウェイダーで登りきったけれど、相当にきつかったのを覚えているし、こんなことを簡単にやろうとするもんじゃない!と自戒したものだった。



どちらの方法でも、ウェイダーをバックパッキングしてトレッキングシューズに履き替えれば幾分楽だろうけど………直登はもうないなぁ、と思う。





という環境なので、この流れには未だにほとんど人が入らず魚が残っているはずだ。嘘か真か、かつては60cmが居たとも聞いたことがある。がこれは又聞きである上に、実際にそこを知る者としてはさすがに信じがたいけれど。







その60cmの話と一緒に、隣の沢から尾根越えでその流れにアプローチできる、ことも聞いてはいた。が、かなりの標高差を登り降りしなきゃならないと思っていたのでそのルートのことは掘り下げることなく20年余りの時を過ごしていた。



今春、思うところあって地図を観てみると、標高差約100mの急斜面を登り降りすればその流れの核心部に降り立てることを知った。その位ならウェイダーをバックパッキングしてトレッキングシューズを履き、ロッドを片手に越えられるだろう、と思った。傾斜は結構急なようだったけれど、草木を掴みながら、或いはトラバースするなりすればなんとかなると思った。










三陸で朝まで釣りした後、少し休憩して現地に向かってみます。ほとんど寝れなくてやや頭と身体が重いけれど、なかなか機会は創れないのでとりあえず動いてみます。



沢に沿って奥深くに伸びている林道を車で上っていくと、早々に両脇からの草が道をかなり狭めていて通行不能になりました。道端にちょうど空き地があったので、車を置いて歩いていくことにします。





見通しの効かない林道は、突然のクマとの遭遇がイメージされて緊張感を伴います。前方、両脇、そして不意に背後から襲われはしないかと時々後ろを振り返りながら、進んでいきます。



やがて林道は、軽四駆で枝葉を押し分けてやっと、というレベルの狭小急傾斜の悪路になりました。所々に崖崩れや落石があります。最近は使われていないようですが、なら何に使っていたのか。



なおも進んでいくと、流れの脇にワサビ田の跡地がありそういうことか、と。ワサビはほとんど残っていません。管理されないと絶えてしまう環境なのか、シカの食害なのか。流れにはイワナの姿がありました。





現状と地図とを見比べると、そろそろ取り付き地点付近な気がしますが、見通しが効かず、急斜面と比較的密な灌木に踏み出せません。林道はさらに急になりますが、まだ道の体裁は保っているので進んでいきます。





と、不意に視界が開けて、その奥に建造物が現れました。




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この付近に初神という文字のつく地名などあったか?


誰か居たりして? と、一回りしてみましたが誰も居らず、現在は使われていないようでした。




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なぜかこのプレート付近に爪痕が集中しています。後で貼ったのかな。





ここからは、限定的に尾根が見えました。




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越えるべきは左側のもっとこちらよりの地点ですが、地図と見比べてあそこがあれならここはこの辺り?と推測します。現在地はだいたい1/25000地図の境目付近らしいのですが、隣のエリアの地図を置いてきてしまったので、しばし考えます。





ここで林道が沢と離れてしまうので、沢に降ります。付近の斜面は急傾斜なうえほとんど木も生えておらず、土質は水を含んで滑りそうなので上流に進んでいくと、少しして斜面をトラバースして尾根方向に伸びる獣道が現れたので、それで取り付くことにします。




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足を踏み外したら………死にはしないだろうけど、結構転がりそうです。






距離は延びたものの傾斜が緩いために、息も上がらずに支尾根に到達。鋭角に折り返して主尾根を目指して登っていきます。







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この春先まで、ブナの実にはクマはだいぶ助けられただろうと思います。







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もうすぐ主尾根。



ほどなく主尾根に到達。これから降りる側は、かなりの急傾斜です。うっすらと獣道が見えるのでそれを降りていくことにします。下からは水音が聞こえ、木々の間にはほんの少し流れが見えます。




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対岸の峰。近いとは感じましたが、急峻な山地なのでこんなもんか、と思いました。が……。





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だいぶ流れが見えてきました。よしよし。もうじきだ。


が、よく見えてくるにつれて違和感が募ってきます。流れが細過ぎないか?





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これは、目的の流れじゃない!


思い出しました。目的地点の少し上流に支流が合流していることを。地図をちゃんと揃えて持ってきていなかったので、そのことを忘れていました。う〜む……。



この支流は合流点から観たことがありますが、かなり急角度で合流していたはずで、沢沿いに下るとおそらく下りられないと思い、斜面をトラバースして下流方向に進んでいくと、




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やっぱり。ロッドは持ってもロープは持たない身には無理そうです。



斜面を進みつつ、合流点を越したであろう辺りから降りられそうな所を見つけて下っていきます。斜面が急過ぎるためか木があまり生えておらず、笹や草を掴みながら体重を支えられそうな足場をとっていきます。根張りの弱い草やイラクサも多く、なかなか面倒です。







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やっと降り立ちました。いや〜、難儀した^^;



ウェイダーに履き替えて、ベストを着て、脱いだ衣類等は近くにデポして、さあ、釣りスタートです。





魚の姿は早々に見えましたが、複数出そうな場所でもそうでもなかったり、はたまた大勢で追いかけっこしてきたり、といまいち掴み所がありません。以前来たときも最終的にはそれなりの数は釣れたものの爆発的ではなかったので、まあそんなものかなと。型はやはり比較的良いです。




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1時間半ほど釣り上ると、




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2段20mほどもあろうかという滝が現れ、そこで引き返すことにします。その上を釣り歩きたい欲もありましたが、越えたら下らなければならないと思うと二の足を踏みました。







ついさっき釣り上ってきた流れを下って、デポしていたモノを回収してさらに下流に進みます。もっと登り易い斜面を求めたんですが少し進んでも見当たらず、地図を見ても傾斜は代わり映えしないままに登る高さが増えるだけなようなので、なんとかなりそうな場所に取り付きます。





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これを登るとなると最短距離は取れず、考えながら進みます。


少し登ると、




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絶対に落ちれません。







なんとか無事に尾根に着くと、




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立派な踏み跡。シカメインで、カモシカやらクマやら何やらが使っていることでしょう。人間はごく少数だと思います。




下る側の斜面は、傾斜もほんの少し緩やかでトラバースできる獣道もあり、比較的楽です。




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初めてハナビラタケを見つけました。




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マスダケも。







沢まで降りると、往路で取り付いた地点よりも少し下流のワサビ田跡地でした。


林道に出て、周囲に気を配りながら車まで戻りました。







初の行程を辿っての山越え釣行は、まずは成功しました。が、地図を忘れ、余計に不安にかられ、それに起因して降り立つ場所を違えたことは、今後は改めなければならないです。また、スパッツも忘れていたため、靴の中とズボンの裾を無駄に汚してしまいました。もう少し落ち着いて、準備に時間を取れよ!と自分に言いたいです。



20年以上ぶりとなる到達困難な流れを釣り歩いたことは、とても有意義でした。ただ、再びこのルートを使うかといえば、流れへの行き来の斜面が急でルートの自由度があまりないことから、微妙です。そうなると、日の長い季節に時間を掛けて下流側から全踏破して長大な林道を歩き下ってくる方法が再浮上してきます。



行かないことが一番なんでしょうが。惹き付けるものがあるんですよね………。




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