2007年05月27日

ロシア・ピアニズムのヴェデルニコフとマリア・ユーディナの露盤CD5

ヴェデルニコフCLASSOUND盤ユーディナのモーツァルトSOLYD RECORDS盤






今回はCDレビューではなくロシア・ピアニズム関連の取りとめのない話です。(笑)

昨年の12月と今年の1月にカデンツァという輸入CDのインターネット通販のCDショップに注文していたヴェデルニコフとマリア・ユーディナのCDが昨日漸く届きました。もう品切れで入手できないと思っていたので凄く嬉しい。このブログで自慢したいと思って筆を執りました。(笑)

しっかしメチャ時間が掛かりました。注文して約半年ですから。ロシアからCDを輸入すると言うのはこんなに時間が掛かるとは。。。

地球から見える星は何万光年も掛かって星そのものが死滅したあとに”星の光”だけが地球に届くそうですが本当に気が長い話です。

でも実物を手にして幸せでした。ヘタするとCDのメーカーが無くなってしまって、品切れとか廃盤とかで手に入れられない可能性もあった訳ですから。

そういえば以前、タワレコにヴェデルニコフのロシアのメロディア輸入盤のヒンデミットのCDを注文した時も1ヶ月位掛かりました。
今回注文したCD2点はタワレコやHMVでは扱っていないようだったのでカデンツァに注文した次第です。

ヴェデルニコフのCDは2002年にCLASSOUNDというレーベルから発売されたもの。(この記事の冒頭の左側の写真がジャケットです♪ジャケ写真も中々格好良い!)

ちなみにこんな内容のCDです。

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アナトリー・ヴェデルニコフ(1920-1993)
 ストラヴィンスキー/
  作曲者&アナトリー・ヴェデルニコフ編曲:
  バレエ「ペトルーシュカ」からの組曲(*)
 プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第5番 Op.38/155(+)
 ガリーナ・ウストヴォリスカヤ(1919-):
  ピアノ・ソナタ第2番(1949)(#)
 バルトーク:2台のピアノと打楽器のためのソナタ(**)

アナトリー・ヴェデルニコフ(P)
スヴャトスラフ・リヒテル(P;**)
ルスラン・ネクーリン、
ヴァレンティン・スネギレフ、
アンドレイ・ヴォルコンスキー
 (Perc;**)

録音:1963年、モスクワ、モノラル(*)/1959年、モスクワ、モノラル(+)/1992年6月16日、ピンネベルク、ライヴ、ステレオ(#)/1956年10月2日、モスクワ、ライヴ、モノラル。

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ストラヴィンスキーとプロコフィエフはロシア・ピアニズム名盤選のDENON盤と録音年が同じなので同一の演奏と思われる。まだ聴き込んでいないので同じ演奏だと断言できないですけど。。。。

ガリーナ・ウストヴォリスカヤって作曲家は聞いた事がない名前です。1919年生まれと書いてあり、まだ生きている(?)のだろうか。
のっけから実に現代音楽らしいのですが、昨日3回聴いたけど曲が全然覚えられない!う〜ん評価できません。

近・現代音楽の得意なヴェデルニコフの面目躍如の演奏でした。DENON盤で既に聴いていますがストラヴィンスキーの「ペトルーシュカ」もなかなか良かったです。バルトークの方は親友のリヒテルと夢の競演!です。バルトークは打楽器がポイントで効果的に入って興味深い曲です。

しかし私は現代音楽方面は得意じゃないので徐々に免疫を作って行きたい次第です。

一方、ユーディナの方はなんとモーツァルトの独奏ばかりのCDです。1996年にSOLYD RECORDSというレーベルから発売されたものです。(冒頭の写真の右側のものになります。)

これらの曲目は他のCDメーカーからは出ていないのではないでしょうか?
ユーディナの輸入盤のCDを全部把握していないので(?)なんですけど。。。

以下、カデンツァに載っていた情報を引用します。紹介の文章もカデンツァのWEBサイトに載っていたので合わせて引用します。

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マリア・ユーディナ・プレイズ・モーツァルト
 〜モスクワ音楽院ライヴ 1951
   幻想曲 ハ短調K.475/
   ピアノ・ソナタ第14番 ハ短調K.457/
   ピアノ・ソナタ第11番 イ長調K.331
    「トルコ行進曲付き」/
   ピアノ・ソナタ第8番 イ短調K.310/
   幻想曲 ニ短調K.397

マリア・ユーディナ(P)

録音:1951年10月6日、モスクワ音楽院小ホール。ライヴ。

 これはびっくり、なんとマリア・ユーディナによるモーツァルト独奏曲のみのリサイタル・ライヴの登場だ。手元にディスコグラフィなどが無いので詳細は不明だが、確か彼女のモーツァルトは、協奏曲などを除けば小品ばかりではなかっただろうか? このような音源の登場は正に嬉しいところだが、さらに演奏も素晴らしく、早いパッセージなどは正に絶品。全体に快速で豪放的演奏だが、歌わせるところは存分に歌わせ、細かいところまで心配りが行き届いている。音質もこの年代としては聞きやすいもので、ユーディナ・ファン、モーツァルト・ファンのみならず、全ての音楽ファンに聞いて頂きたい名盤といっても過言ではない。
 なお、当盤は当店には「新譜」として案内が来たが、届いてみれば1996年発売となっていた。おそらく現地の在庫限りになると思われるので、御早めのご入手をお勧めしたい。

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この宣伝文句に釣られて注文してしまいました。(笑)

でもユーディナの”トルコ行進曲”とか興味深い。ムショーに聴いてみたくなって注文してしまいました。

CDが届いたのが嬉しくて昨日は3回も聴いてしまった。1951年の録音なのになかなか音質も良いです。買って良かったぁ〜。

ユーディナはモーツァルトを弾かせても流麗でスピード感のある爽快な演奏を聴かせてくました。

ホルショフスキーのモーツァルトを聴いてからというもの、他のピアニストのモーツァルト演奏を聴く気がしなかったのですが、この演奏なら合格です。(笑)

以前PHILIPSから出ていた”20世紀の偉大なピアニストたち”シリーズのユーディナの1枚を買い、バッハの”ゴールドベルク変奏曲”とベートーヴェンの”ディアベッリ変奏曲”、”エロイカ変奏曲”で素晴らしい演奏が聴けました。

このバッハの”ゴールドベルク変奏曲”の演奏を聴いていると、グレン・グールドのような軽快なリズム感で実に爽快な演奏でした。今回のモーツァルトもそれらの演奏に劣らぬ素晴らしい出来栄えで、やはり彼女の独特のリズム感が楽しめました。

彼女の”ゴールドベルク変奏曲”の演奏はグールドの1955年盤に非常に似ています。ユーディナの演奏は1968年録音なのでグールドの真似をしたのかと思ったら、そうでもないみたいです。

ロシアのVISTA VERA盤でバッハの”平均律”等、彼女のバッハ演奏を聴きました。1948年、1950年〜1955年の録音ですが、1968年録音の”ゴールドベルク”と同じようなスタイルで弾いています。

この時期にはまだグールドの1955年盤の”ゴールドベルク”はまだ出ていなかったでしょうから、この演奏スタイルはグールドの真似をした訳ではなく、逆にグールドが何かしらの機会にユーディナの演奏を聴いて影響を受けたのではないかと勘ぐってしまいます。

こんな演奏家がいるなんて改めてロシア・ピアニズムの底知れない懐の深さを思い知らされました。

今回は情報の少ないロシア・ピアニズム関連の取りとめもない話題でした。上記の2枚も昨日から3回聴いていますが、また別の機会にCDレビューを書きたいと思います。

以下は文中に出てきたタワレコに注文して1ヶ月掛かって漸く入荷したヴェデルニコフのヒンデミットの露メロディア輸入盤。おそらく以前、BMG国内盤で出ていたものと同内容と思われます。しかし、このロシア盤はジャケがダサイ。ダサ過ぎ!

ヴェデルニコフ・メロディア盤ヒンデミット

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bitoku0906 at 17:53 │Comments(1)TrackBack(1)JAZZ  | ピアノ

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1. ストラヴィンスキーのこと  [ ストラヴィンスキーの世界 ]   2007年07月16日 09:17
ストラヴィンスキーに関することなどを紹介しています。

この記事へのコメント

1. Posted by HOSHINO    2007年05月27日 23:49
5 bitoku様こんばんは、HOSHINOです。
注文して半年、とは大変でしたね。
ヴェデルニコフは恥ずかしながら1枚も持ってないのでコメントする資格なし、という感じですが、ユージナのモーツァルトは、VISTA VERAからの20番と23番の協奏曲(ロンドイ短調も余白にあり)があります。実はTRITONからのシューベルトも中古でGETしたばかりです。モーツァルトはやっぱ凄かったです。23番は追い詰めれそうで怖いくらいの演奏です。20番も期待にたがわぬ演奏。何しろこの曲は好きだけど今まで誰の演奏も買わなかったのです。ユージナは常に私の予想を上回る凄みで魅了します。シューベルトも只者じゃなかった。あの長い21番で最後までリスナーを引っ張れるのはそうはいない。3楽章が翌日も耳の中でリフレインしていました。
8番ソナタ聴きたいなぁ。スターシクのもいいんだけど、ユージナなら聴きたいですね。
情報ありがとうございます。

Re:HOSHINOさん

こんばんは。コメントありがとうございます。

>注文して半年、とは大変でしたね。

価格はヴェデルニコフが1995円、ユーディナが2205円と送料300円でそれほど高くなかったのですが、半年待ちとは手に入った今となっては逆に貴重品で嬉しいです。実は2点とも複数枚注文したのですが、それぞれ1枚しか入荷しなくて残りはまだまだ時間が掛かりそうだとカデンツァのメモが入っていました。なんででしょうね。

>実はTRITONからのシューベルトも中古でGETしたばかりです。

入手おめでとうございます。中古CDショップでもめったに出ないですよね。これは。

>モーツァルトはやっぱ凄かったです。23番は追い詰めれそうで怖いくらいの演奏です。20番も期待にたがわぬ演奏。何しろこの曲は好きだけど今まで誰の演奏も買わなかったのです。ユージナは常に私の予想を上回る凄みで魅了します。

これは聴いたことがないです。沢山欲しいCDがあって手が回ってないです。(笑)

>シューベルトも只者じゃなかった。あの長い21番で最後までリスナーを引っ張れるのはそうはいない。3楽章が翌日も耳の中でリフレインしていました。

おっしゃる通りです。ピアノの演奏が大好きな友人がリヒテル以上の演奏で同曲の最高の演奏と言っていました。同感です。

>8番ソナタ聴きたいなぁ。スターシクのもいいんだけど、ユージナなら聴きたいですね

8番は第一楽章は速めのテンポで期待を裏切りませんでした。勿論、第3楽章も速いです。1951年の録音なのに音質も良くここ2,3日で5回は聴きました。(笑)
個人的にはこのユーディナの8番の演奏はディヌ・リッパティのブザンソン告別演奏会の演奏に次いで好きです。

あくまで私個人の意見で個々人で好みもあると思いますが、この演奏は最高の部類の演奏だと思いました。半年待った甲斐がありました。

HOSHINOさんにはヴェデルニコフも聴いてみて欲しいですね。DENONから沢山出ていますが私もまだ全部揃っていません。バッハ、ベート−ヴェンから現代音楽までレパートリーが広く、どれも一聴に値する演奏です。






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