2007年08月26日

ジャパンの実質上の再結成だった1991年作品「レイン・トゥリー・クロウ」4

レイン・トゥリー・クロウ(CCCD)

このアルバムは元ジャパンのデヴィッド・シルヴィアン、スティーブ・ジャンセン、リチャード・バルビエリ、ミック・カーンによるジャパン (注:Xジャパンじゃないよ!)の実質上の再結成だった1991年作品「レイン・トゥリー・クロウ」です。

バンド名も敢えてジャパンじゃなくて”レイン・トゥリー・クロウ”だそうな。

先日、隣の市にあるディスクユニオンで2003年発売の最新デジタルリマスター、豪華デジパックCCCD盤を中古CDで安価で手に入れました。よっほど人気がないと見えて840円だった価格が更に下がって50% OFFでたったの420円也。(笑)

私はジャパンの熱心なファンではないのですが、当時「ブリキの太鼓」くらいは聴いていました。これはジャパンの最高傑作とされているが、今聴くと流石にテクノ風のシンセのピコピコ・サウンド(?)は時代を感じさせます。

デヴィッド・シルヴィアンがソロになってからのアルバム「ブリリアント・トゥリーズ」や「錬金術師」や「ゴーン・トゥ・アース」は私の愛聴盤でしたが、今回の”レイン・トゥリー・クロウ”は当時CDを買わなかったのでこの度初めて聴いた次第です。

ちなみにデヴィッド・シルヴィアンのソロ・アルバムの「ブリリアント・トゥリーズ」と「錬金術師」は大好きなアルバムで以前、このブログでも紹介したので良かったら読んでください。

この”レイン・トゥリー・クロウ”を聴くと確かに”ジャパン”というバンド名にしなかった理由が分かる気がする。
どちらかというと先ほど書いたデヴィッド・シルヴィアンのソロ・アルバム群に近い音作りで、ジャパン時代のサウンドとは異なっています。

音楽の方はアンビエントな雰囲気にパーカッションが入っていてデビ・シルらしい耽美的なサウンドと歌で楽しめた。
でもほとんどインスト・ナンバーで歌はチョットしか入っていない(全13曲中7曲のみ歌入り)のですが、デビ・シルの歌は相変わらずの低音でデビ・シル節全開でした。(笑)

何かと騒々しい世の中なので、1日何もしないでこういう静かなサウンドに浸って本を読んでいるのも良いものです。まあ若干アグレッシヴなナンバーもありますけど、全体的には音の響きとか質感とか”間”が楽しめるアルバムでした。

最新デジタル・リマスターも手伝ってか大きな音で聴くと部屋が異質な空間になりました。スティーブ・ジャンセンのパーカッションの音の存在感とか、ミック・カーンのフレットレス・ベースがウニャウニャいってるのとか。。。ただ単に気持ちイイ。

正直、私のステレオのある部屋は畳の和室なのでもう少し音の響きの豊かなコンクリートの壁の部屋に合いそうです。

デビ・シルのソロ・アルバムと同じく、このアルバムの音楽を聴いているとタルコフスキーの映画の映像を思い浮かべてしまう。

タルコフスキーの耽美的でひたすら美しい映像。思わずBGVとしてタルコフスキーの映画「惑星ソラリス」や「サクリファイス」のビデオを流してしまった。

でも失敗でした。

やはり私の”お洒落じゃない畳の部屋”にはアンマッチで雰囲気に浸れなかった。やはりBGVを流すテレビも液晶テレビでなければダメで環境音楽っぽいのを聴くのにリスニング・ルームの環境が悪すぎでした。(笑)

愚痴はさて置いて

今日アルバムを通しで3回位聴いてますけど、結局、何が言いたいのか良く分からんアルバムではあります。(笑)
きっと理性で聴いてはいけない音楽なんでしょう。サウンドに身を委ねて音の響きとか質感を感性だけで”直感的に音を感じる”音楽ってところでしょうか。

まあ創ってる本人達も感性で音を手繰って音楽を創っていて、理屈なんてないでしょうから。。。

でもこういうサウンド結構好きです。結局1日中なんにもしないでこれを聴きながらまったりしていました。(笑)
う〜ん420円で充分楽しめた。良かった、良かった。

ジャズ名盤、クラシック名盤、プログレッシヴ・ロック名盤 へ

bitoku0906 at 01:28 │Comments(1)TrackBack(0)ロック  | ニューウェーブ系

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by cloudy-coco    2007年08月27日 21:47
こんばんは!

Japan解散後に再集結してアルバムを発表していたことは知っましたが、今まで聴く機会がありませんでした。今回bitokuさんの記事を読んでnapsterで検索してみたんですが、ありましたよこのアルバム!ということで、早速ダウンロードして聴いてみると・・・。

はっきり言って最高です、これ!ドンズバではまりました。

なんといっても、ジャンセン、カーンのリズム隊の紡ぎだすグルーブ感が素晴らしい。黒人のそれとは明らかに異なる感性で発せられるサウンドは、実に摩訶不思議な陶酔感をいざないます。カーンの持ち味であるフレットレスベースの「うねうね、ぽ〜ん」って音色が相変わらず淫靡(?)な感じでいいですね〜。たまりません。

いやいや、ほんと素晴らしい作品と出会えました。感謝します。長い付き合いになりそうないい作品です。

Re:cocoさん

cocoさん、こんばんは♪

>Japan解散後に再集結してアルバムを発表していたことは知っましたが、今まで聴く機会がありませんでした。

私も同じです。ジャパンはブリキ以降聴いてなかったですし、デビ・シルのソロも90年代に入ってからのは聴いていないです。
安値で中古CDでショップで見かけてラッキーでした。
他のメンバーのソロ作品とかももう少し聴いてみたいなぁ〜と思いました。

>はっきり言って最高です、これ!ドンズバではまりました。

分かってくださる方が居て良かった!
1曲目のリズム陣なんか最高ですね。デビ・シルのソロに近い音楽性と言いつつメンバー一人一人の感性も非凡ですね。

>ジャンセン、カーンのリズム隊の紡ぎだすグルーブ感が素晴らしい。黒人のそれとは明らかに異なる感性で発せられるサウンドは、実に摩訶不思議な陶酔感をいざないます。

おっしゃる通りですね。ジャパンの古いアルバムでは黒人のグルーブ感を追求している時期もありましたが、それと比べて著しい進化です。
このリズムは他に例が思いつかない程、独特でオリジナリティとイマジネーションに富んでいると思います。

やっぱりジャンセン、カーンの2人とも才能があるミュージシャンですね。
パーカッションの音を聴いているだけでも楽しいし、フレットレス・ベースのウネウネ(?)もクセになります。快感です!

>いやいや、ほんと素晴らしい作品と出会えました。感謝します。長い付き合いになりそうないい作品です。

アルバムを紹介した甲斐がありました。結局、土曜日に4回も聴いてしまいました。
”普通の音楽”ではないのですが魅かれるものがあって何度も聴きたくなる不思議なアルバムです。

きっとcocoさんのお宅の”カフェ”で流したら最高でしょうね。

アートっぽい感じなのでお洒落な環境で聴きたいのですが、私のリスニング・ルームは以前お話しした通りの畳の部屋なので今イチ、ムードが出ないです。(笑)


この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
最新記事