2007年08月

2007年08月26日

最近頂いたもの

ぼくの村は美しい国 岡林信康さんの絵本。おそらくはこの本を、都会で手に取るのか、それとも滋賀の田舎(敬愛をこめてこう呼ぼう)で手に取るのかで、ずいぶんと印象が違うのだろう。この絵本に描かれているのは、このあたりではどこにでもありそうな生活である。しかし、都会からすれば、博物館でしかお目にかかれないような生活なのかもしれない。そういえば、「サツキとメイの家」が人気だったと聞いて、「穴の開いたブリキのバケツならこの辺にはいくらでも転がっている」と思ったことを思い出す。
 しかし。岡林さんの本を注意深く読めば、このあたりでも失われた景色が数多くある。本の中では、田植えは手植えだし、稲刈りも鎌だ。「お父さんとお母さんは 田んぼの草とりで」とあるけれど、今は除草剤をまく姿が主流だ。薪を割るお父さんの姿も消えた。
 本の帯にこんな言葉がある。「これは作り話ではありません。岡林信康が、初の絵本で描く実録版“人間(ひとのよ)の幸福(さいわい)”です」と。

 もう一つの頂き物は、Jerrybeansという滋賀県のバンドの「Mogura」というアルバム。バンドメンバーのお姉さんから頂戴した。なんでも1万枚無料配布キャンペーンというのをしているらしい。
 4匹のモグラが小山から顔を出しているジャケットが印象的だ。「僕はがんばれって言わないよ」「解放」などというタイトルから連想されるように、一言で言ってしまうと若者のやり場のない閉塞感を歌ったものが多いのだけれど、その歌詞は実に真摯に作られていて、その閉塞感が黒一色ではなくて、さまざまな色彩の織り成しであることを教えてくれる。「閉塞感」などという一言で片付けられるものではないことを知る。
 ティーン・エイジャーに足を突っ込もうとしている息子はすっかり気に入って、一日中のように聞いている。


biwako_strawbale at 20:49|PermalinkComments(1)TrackBack(0)clip!抱懐 

音の原風景

 代々木公園の近くで育った僕は、子供のころ昼寝の夢うつつの中で聞いた、幾度となく繰り返される「アンポー、ハンターイ」の声を思い出す。いや、思い出されるほとんどすべての音は、夢うつつの中で聞いたように思えるから、昼寝などしていなかったのかもしれない。
 子供の心は心細く、多かれ少なかれ穴から顔を出せない「mogura」である。寝付けない夜に、枕に強く耳を当てて心臓の音を聞いては、「いつまで動き続けるのだろう」と不安でもあり、また安らぎも感じている。
 遠くで大工さんが調子よく釘を打ち付ける音。台所の母の包丁の音。覚醒と半覚醒のはざまにあって、「mogura」の僕たちは、こうした生命の音、生活の音に不安と安らぎを交互に感じていた。
 大人になって僕たちは、薪割りの音を子供たちに聞かせたい。槌の音をmoguraたちに聞かせたい。音に誘われて、無事にmoguraたちが顔を出せますように。

biwako_strawbale at 19:53|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!抱懐 

2007年08月24日

ヘルメットの常識・原発の非常識

 昔オートバイに乗っていたときに、よく言われたのが「一度でも強い衝撃を受けたヘルメットはつかうな」と言うことだった。ヘルメットは強い衝撃を受けたときに、自ら壊れることによって衝撃を吸収し、頭部を守る。
 原発の耐震設計はこの考え方とは異なるはずだから同じとはいえないが、設計強度を上回る衝撃を本震のみならず余震でも受けたというのだから、相当なダメージが蓄積されていることは容易に想像できる。それに「ない、ない」と言っていた活断層があることが分かり(正確には認めざるをえなくなり)、必要な設計強度がかなり上方修正されたわけである。単なる復旧ではなく、それを上回る相当の補強が必要であり、その補強とて見落としが一つでもあれば重大事故につながる。つまり、「一度でも設計強度を上回る衝撃を受けた刈羽原発は廃炉にすべき」である。
 これに関して、今日発売の週刊金曜日はとても面白い記事を載せている。これまで政府やその御用学者たちがいかに活断層評価を甘くしようとしてきたかや、経産省の核燃料サイクル担当した複数の課長も実は「やめたほうがいい」と言っていたとかが紹介されている。マスコミも「白い恋人」問題を追う暇があったら、「政府の恋人(御用学者)」問題をもっと追及したほうがいいんじゃないのか。「原発は現実にはありえないほどの地震にも耐えられるように設計されています」という言葉は「偽装表示」だったのだから。

biwako_strawbale at 22:49|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!抱懐 

2007年08月19日

今年ものりきったー、かな

 シャワー
 前にも書いたが、藁の家といえども夏は暑い。今年は6月、7月が比較的涼しく、8月に入ってからようやく夏らしくなった。しかしそれも3日ぐらい前から、北向きの風に変わり、大分過ごしやすくなった。
 クーラーなしで夏を何とか乗り切れるのも、ウチの場合、琵琶湖の存在が大きい。家の目の前が琵琶湖なので、暑い日には何度となくつかりに行く。おかげで、親も子供もすっかり真っ黒だが、けっしてリゾート焼けではない。
 そもそも、都会におけるヒートアイランド現象の原因の一端は、クーラーにある。社会科学を勉強した人なら良く知っている囚人のジレンマの典型であろう。「お互いに使わない」というのが最適なのに、「相手が使わないなら使ったほうがまし」ということで、結局お互いにとって最悪の「互いに使う」という結果になってしまう。
 夏至や冬至に明かりを消して、ろうそくだけで過ごしてみようというキャンドルナイト運動が広がりを見せているが、どうだろう、ここはひとつ、「クーラー使わナイト」という運動をしてみたら。打ち水大作戦も効果があるらしいし、あわせてやったら結構いけるかも。東京電力も刈羽原発が動かせずに相当困っているみたいなので、協力してくれる?

biwako_strawbale at 23:15|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!住み心地編 

2007年08月13日

夏休みーぃ??

水ガキ いやー、先週もハードな一週間だった(知り合いより、ブログの更新が止まっているとのご指摘を受けて、ガンバリマス)。
 土曜日の教会子供キャンプの付き添いにはじまり、月火は子供のサッカー合宿の付き添いで金沢、その間日曜日には締め切りのある仕事を一つこなす。週の後半も、締め切りのある仕事を6個抱えて、金曜日にはそのうちの一つを終える。そしてこの土日は、小学校の陶芸窯用の薪割り。
 おまけに先週は(もう先々週か)ムカデに頭をかまれ(いたいのよね)、その後遺症か、サッカー合宿の最中に耳の裏が腫れ始め、帰ってきてからは抗生物質を飲みながらの一週間。暑いのでついでにチューハイなども飲みながらの一週間。炎症には良くないと分かっていながら、結局飲み続けてしまった。
 子供は夏休みに入っても、こちらはまだ入れないこの時期はつらい。残り5つの仕事も、来週以降合間を見て片付けていかなければならない。
 子供と言えば、そんな親を尻目に、遊び倒している。川に、野に、湖に。事故が怖いのと、そんな子供たちの成長を横目に眺めるのが楽しみなので、ほとんど付き合ってきたが、さすがに今日(月曜)はお休み。子供たちは、今日も朝から友達と川の上流に魚つかみに行くらしい。
 明日からは子供のいとこたちが来るので、ぼろぼろの体に鞭打って、少しでも「締め切りのある仕事」をこなしておかなきゃ。
 ところで、livedoorは8月から勝手に人のブログに広告を載せるようになってしまった↓。無料だからしょうがないとはいえ、どこかに移行しようかと思ったりして、それも更新を遅らせた原因。

biwako_strawbale at 00:25|PermalinkComments(4)TrackBack(0)clip!