2008年08月

2008年08月25日

いきてまっせ

ウィンド 去年もそうだったような気がするが、あまりにもハードな日々にブログの更新が途絶えてしまった。
 子供のサッカー合宿に始まる怒涛のような日々によって、とうとう先週は夏バテとなり、しばし断酒。おとといあたりから、ぼちぼち飲み始め、昨日のライブでは、おいしい生ビールをいただく。
 振り返れば今年の夏も実にいろいろあったなぁ。遠出はしなかったけれど、川や湖でいっぱい遊んだ。おかげですっかり、しまんちゅうのようになってしまった(というか、人の写真を見て、『しまんちゅう』のようだって)。まあ、ぼちぼち写真などもアップするとして、とりあえずは昨日の息子のウィンド・サーフィン姿から。本格的にやるとか言い出したらどうしよう。


biwako_strawbale at 17:35|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2008年08月07日

国語力1

小学校3年生の宿題である。

次の下線部のことばをくわしくしている言葉を見つけ、書きなさい。

にぎやかに たくさんの せみが 鳴いている。



下線は「鳴いている」に引かれている。子供が訊く。「お父さんこれどういう意味?」「鳴いているってことをもっと詳しく説明している言葉を探すんだよ」と問題文をさっと読んで答えると、子供は「それじゃ、せみが?」という。そこで気づくのだが、問題文を文字通り読めばそれでも正解で良いように思う。

おそらく出題者は形容動詞を答えてほしいのだろうが、「鳴いている」という状態をより詳しく説明しているのは、「にぎやかに」ではなく、「せみが」である。「せみが鳴いている」が文章の骨格であり、「にぎやかに」はそれを補うものでしかない。
「鳴いている」には「にぎやかに」を加えるよりも、「せみが」を加えるほうがはるかに状況が明らかに詳しくなるからである。

いずれにせよ、わかりにくい設問である。

さて、「ことばをくわしくしている」という表現が形容動詞をたずねる特殊な言い回しであるとしても、この問題は小学校3年生にとってよい問題であるとはいえないと思う。例えば、問題文を

おそろしいくらいに たくさんの せみが 鳴いている。

としてみよう。この場合、「おそろしいくらいに」は「たくさん」にかかる。ところが、

たくさんの せみが おそろしいくらいに 鳴いている。

という文章では、「おそろしいくらいに」は「鳴いている」にかかる。つまり、関連する語句はできるだけ近くに配置するという原則からすると、問題文は不適切な文章である。本来は「たくさんの せみが にぎやかに 鳴いている。」であるべきだ。もちろん、まれに、詩などの表現において、わざと間合いを取るために、問題文のように離すこともあるし、これは応用問題であるといわれればそれまでだが、小学校3年生には、むしろちゃんとした基本を教えてほしいと思う。
 市販の教材プリントには結構、気になる問題が多い。

biwako_strawbale at 00:41|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!抱懐 

国語力2

下のア〜エは2008年7月11日の実際の新聞記事のタイトルである。

ア タミフル 異常行動「関係なし」 10代への処方禁止見直しも (S新聞)
イ <タミフル>異常行動との因果関係示す結果得られず 厚労省  (M新聞)
ウ 「タミフル」10代禁止見直しも、異常行動と関連検出できず  (Y新聞)
エ 「異常行動とタミフル関連なし」 1万人調査で厚労省     (A新聞)

この記事の背景にあるのは、次のような事実である。

「飛び降りなどの異常行動と因果関係が疑われているインフルエンザ治療薬「タミフル」について、厚生労働省の2つの疫学研究班が一万人を調査し、「服用と異常行動の因果関係は認められない」とする報告をまとめ、10日の安全対策調査会作業部会に提出した。調査会は秋までに安全性について結論を出す方針だが、10代の処方を「原則禁止」とする現在の措置を見直す可能性が高まった。」

タイトルのつけ方としてアとエは明らかに不適切である。「因果関係が認められない」ということは、「因果関係がない」ということとは異なるにもかかわらず、これらの記事では「関係なし」あるいは「関連なし」というタイトルになってしまっている。単独の実験あるいは実証データの分析の要約としても適切でないが、今後他の実験等によって因果関係が立証される可能性もあることを考えれば、軽率な表記である。文字数の限られる新聞記事ではしばしば慣例的にこのような表記がされることがあるが、限られた文字数でも他社のようにより正確に記述できることを考えれば、悪しき慣習といわねばならない。

 言葉をもっとも大事にしなければならないメディアにおける国語力の低下の一例だといえよう。

biwako_strawbale at 00:38|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2008年08月02日

内閣改造

 内閣改造が行われた。ネット上では「国民感情逆なで内閣」という揶揄するネーミングも見かけたが、いつものことなので、ここは二つだけ指摘したい。
 ひとつは環境大臣。公明党の幹部が「国土交通大臣はもういい。トラブルの多い厚生労働省もいらない。環境大臣がいいな。」といっていたと報じられていた。で、ふたを開けてみたらやはり公明党のポストに。しかもこの分野では実績もない人物の「連立維持ポスト」。
 福田氏の環境問題への姿勢が如実に現れている。国際感覚もゼロ。この人事が海外で一体どう報道されるのか。いや、たぶん、日本的過ぎてまともに報道すらされないだろう。
 どうして、ここで、気候ネットワーク浅岡美恵氏あたりを登用しないのか。弁護士でもあり、この分野でも世界的にも知られた彼女を環境大臣にすえたら、相当アピールすると思うのだが。もっとも、浅岡さんは固辞されるか。
 消費生活担当の野田聖子氏についてもおなじこと。つい2週間ほど前に、小さな集まりで、日本消費者連盟の代表運営委員の富山洋子氏にお目にかかる機会があったが、やっぱり圧倒的な存在感があった。本当に長年にわたって、消費者の視点から政治経済を眺め、しっかりと活動をしてきたという。浅岡さん同様、政権内部にかかわるようなことはされないのかもしれないが、こうした「筋金入り」の人を担当大臣にすえるのであれば、福田氏の本気度合いもわかろうというものだが。当選回数やら、「ご苦労に報いる」みたいな考えで大臣が選ばれているようではね。結局それでも政権が維持できるんだから、国民もトコトン馬鹿にされている。消費者庁のトップは民間人の登用もといっているみたいだから、期待はしないが注目をしておこう。

biwako_strawbale at 11:01|PermalinkComments(2)TrackBack(0)clip!抱懐