2008年11月

2008年11月15日

ジャーナリズム

 先週、週刊金曜日の15周年記念号が届いたその日に、筑紫哲也氏の訃報が流れた。氏が編集委員を務める週刊金曜日を、その創刊準備号時のときから読んでいる者としては感慨深いものがある。氏のエッセイは、なんとも優しすぎて、時にはいらいらして読むこともあったのだが、なにか海図の目印のひとつのようなところがあって、それが消えてしまったかと思うと寂しい思いがする。
 週刊金曜日は朝日ジャーナルが無くなった隙間を埋めるような雑誌であった。海外留学中の貧乏学生が何人か集まって、日本から届く、一週間遅れの、さらにそれを回覧するものだから時には一月遅れの週刊金曜日を読んでいた。
 最近は「朝日は左よりだから」と聞くことが多い。若い人やネット言説の中に多い。橋下知事などもその類だろう。しかし、私には単なる保守的な新聞にしか見えない。先日もある朝日の記者の方と話をしたが、もちろん、記者の中にはいろいろな人がいる。しかし総じて見れば、やはり単なる保守的な新聞でしかない。
 以前、斎藤貴男氏は「自分の立ち位置はかわらないのに気がつくと周りが右に流れていって、いつの間にか自分が左に立っていた」といっていたが、ノンポリ(非政治的)だった自分も真ん中に立っているつもりなのに、いつの間にか左に立っている。
 朝日が右に見えるか、左に見えるかは、実は自分の立ち位置を示しているに過ぎない。
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 「○○ちゃんも、△△くんもやってました」「ボクは□□ちゃんに、だまされちゃったんです」。田母神氏の発言は、こんな風にしか聞こえない。なぜこんなに、自信や勇気が無いのだろう。なぜこんなに潔ぎ悪いのだろう。彼らの理想とする武将というものは、潔ぎ良い勇者ではないのだろうか。
 こういうのを、自虐史観ならず、被虐史観というのだろうか。○○ちゃんも、△△くんもやっていたのは百も承知だ。問題は、自分がやったかどうかだ。過ちを認めるということは勇気の要ることである。彼の発言こそ、日本を卑怯者に貶める自虐史観と言えはしまいか。
 その幼稚な内容はさておき、田母神氏の言動は後に歴史の大きな転換点として記されることであろう。つまり、文民統制の崩壊が公のものとなったものとして。懸念されるのはクーデターである。なにしろ彼らのヒーローが時の首相に冷遇され更迭されたのである。もちろん国家転覆などという事態にはならないだろうが、市谷駐屯地あたりでちょっとした発砲を伴う事件などがあってもおかしくない。そのとき雪は降っているのだろうか。

 先日、お会いしたのは「新聞と戦争」の執筆にかかわった記者さんである。
 メディアと戦争については、著名なジャーナリストであるジョン・ピルジャー氏の「リベラルな報道機関によるプロパガンダと沈黙、民主主義の圧殺」を参照のこと。英語版はこちら。「 ○○ちゃんも、△△くんもやってました!それにくっついて僕もやってしまいました。」ということがわかる。
 今週は、綿井健陽氏に会える。氏はイラク戦火の中の一般民衆の姿を捉えた「little bird」というドキュメントを作成。現在は光市の母子殺害事件の加害者と面会を重ねながら取材を続けている。真のジャーナリストは、メディアは何を伝えているのかということを常に真剣に考えている


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2008年11月13日

キャンドルナイト、無事終了

キャンドルナイト 「電気を消してスローな夜を」というメッセージがどこまで伝わったかはわからないけれど、多くの人が「街路灯も消せばよいのに」「車が通らないといいね」と言ってくれたのは収穫。実は、どちらも実行委員会でも考えて当局に交渉したのだけれど、却下されていたもの。人々のそういう声が大きくなれば、やがてはそんなキャンドルナイトが実現するかも。初めての試みとしては大成功か。
 キャンドルナイトはあくまでシンボルイベント。ちょっと明かりを消して、ちょっと暖房の温度を下げて、ちょっと車を減らして。それぞれの人の心の中にそんな「灯り」がともったとしたら、その灯りをそっと両手で囲って消えないようにできたら、初めて意味のあるイベントとなることだろう。

キャンドルナイト滋賀大学キャンドルナイトの様子



biwako_strawbale at 21:50|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!ゆったり生活編 

2008年11月07日

Family〜おかだ兄弟〜さん、出演決定

 来週の11日に開催されるひこねキャンドルナイトのオープニングにFamily〜おかだ兄弟〜さんの出演が決定しました!
 彦根の中心街が蝋燭で飾られますが、これはあくまでシンボルイベントで、本当のイベント舞台はそれぞれの職場や自宅です。電気の明かりを消して、しばし蝋燭のやさしい光の中でひと時をすごしてみれば、そのこと自身がイベントへの参加となります。どんなことをするか、是非ひこねキャンドルナイトのHP(■個人 ■お店・企業)でご登録ください!
 ※だから雨のときはシンボルイベントは中止となりますが、それぞれが取り組むイベント自身は中止になりません!





biwako_strawbale at 17:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!ゆったり生活編