2008年12月

2008年12月19日

ミリキタニの猫

mirikitani ミリキタニの猫をみた。一言でいえば、奇跡のドキュメントである。あとで「あのおじいさんは実は俳優さんなの」と明かされても納得してしまいそうなほど、偶然の糸が―というよりも因縁の糸が―縦横にあのおじいさんの人生を貫いている。

なぜ彼はあのような憂き目にあい、なぜ彼女は彼を被写体として選んだのか。なぜあの時9.11事件が起こり、なぜ我々がこのドキュメンタリーを見ているのか。

すべてが神様の配慮であるかのようなそんな気にさせられる。

そして60年にわたる彼の呪縛が解けるとき、我々も同じように光明をみる。

彼は一つの仕事をやり遂げた天使のように、今はいたずらっぽく笑っているだけだ。

ぜひ、この冬休みにでも見てもらいたい。買うか借りるかしかないが、ともかく泣けます!



biwako_strawbale at 20:43|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2008年12月04日

お芝居

お友達がかかわっているお芝居のご案内です・・・
いいな、面白そうだな。「教職員割引」ってのもいいな。いきたいな・・・

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mangeki

「踊る職員室」

会場は、あの!新装・ABCホール!
http://www.asahi.co.jp/abchall
開演日時 料金
12/12(金) 19:00 前売り:3,000円
12/13(土) 14:00 当日 :3,500円
12/13(土) 19:00 [教職員割引あります]
12/14(日) 15:00

前売り場所:
ローソンチケット TEL:0570-000-777
http://www2.lawsonticket.com
※「満劇」で検索してください。
   Lコード 55834
または満員劇場御礼座・各劇団員まで
ブログ


出演:
淀川フーヨーハイ・桂雲呑・ライス大・朝潮でんぷん・堂島サバ吉・ 尼崎ホップ・おからんぐ・緑ファンタ・天王寺春雨・藤白アル子・ 北白川玉子・楠葉プリン・舞子わかめ


───── 教職員割引 ─────
■対象者: 小、中、高、大、短大、専門学校、保育園、幼稚園の教職員の方

■割引料:  一律500円割引
(前売りの方は3000円→2500円に。
 当日の方は、3500円→3000円に。)

■しくみ:  公演当日受付にて、教職員である証明となるものをご提示ください。
その場で500円キャッシュバックいたします。

■ご注意:  割引(キャッシュバック)は、当日受付にてうけたまわります。
前売チケットをお求めの場合は、お手数ですが、いったん前売正規料金(3,000円)でご購入のうえ、当日受付で証明となるものをご提示ください。

*当初「教員割引」としておりましたが「教職員割引」にあらためました。
 多数のご来場をお待ちしております。


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2008年12月03日

司法をめぐる現状(1)

書きたいことは山ほどあるのだが、忙しいので。

舞鶴の事件で家宅捜索に弁護士が立ち会ったという件。まことに立派な、正当な弁護士である。捜査関係者に被害者の髪の毛一本、血液一滴でも室内に置かれたら冤罪は簡単に成立してしまう。鴨居に万年筆があったように(狭山事件)。

「あんな悪い奴の弁護をするなんて」という人がいるが、悪い(といわれている)人がいるからこそ弁護人が必要なのである。そして、「悪い」のかどうかを審議するのが裁判であり、「悪い」と決まったわけではない。刑事事件に限って言えば、弁護士とは「悪いといわれている人の弁護をする人、そして真実を明らかにしようとする人」と定義できる。橋下知事は自ら弁護士でありながら、そんな基本的なことが分かっていないようである。

ところで武田鉄也のラジオ「今朝の三枚おろし」はここのところ、光市母子殺害事件を扱っているが、検察と被害者家族側の視点に立った一方的な垂れ流しで、聞いていて呆れてしまった(録音で一週間分聞けます)。

光市の事件では、異様なまでに被害者側に立った一方的な事件報道が行われた。BPO(放送倫理・番組向上機構)も事態を憂慮する見解を発表している。そうした中で一部、逆の視点からの報道もあった。TBSは「報道の魂」の中で被告や弁護団の視点で取材を続ける綿井健陽さんを取り上げ、また、東海テレビは「光と影〜光市母子殺害事件 弁護団の300日〜」という番組を制作した。「光と影」は日本民間放送連盟賞・番組部門テレビ報道番組において最優秀賞を受賞している。

先々週、綿井さんは被告の描いた絵や手紙などを見せながら、事実を丹念に積み上げていくといかに検察側のストーリーがまさに「荒唐無稽」であるかを示してくれた。詳細についてここで論じる余裕はないが、前述の二つの報道番組を見てもらえれば大方納得してもらえるだろう。

侵略された側としてのイラクを取材した綿井さんがなぜ、平和な家庭を侵略した元少年の側に立つのか。綿井さんは国家に殺される側としての共通性と、それから報道が一辺倒に流れているときに逆の視点を提供することの重要さを挙げた。

「フセインを殺せ」「少年を殺せ」。『「殺せ」「殺せ」の大合唱』の中で、綿井さんは常に「殺すな」「殺すな」と言っている。綿井さんはもちろん事実を重視するジャーナリストである。大量破壊兵器が見つからなかったように、「殺せ」「殺せ」の大合唱の前に、少年の事実もイメージも大きくゆがめられていることを知っているのである。『「殺せ」「殺せ」の大合唱』は綿井健陽さんが2006年に記したブログのタイトルである。

それにしても、武田鉄也は教育者ではなかった。少年の行いは許し難いものである。しかし、少年の生い立ちや未熟であることを理解し、寄り添いながら贖罪を促すのかと思っていたら、「殺せ」「殺せ」の輪の中に立ちこぶしを振り上げていた。

彼は内田樹に傾倒しているようだが、ちっとも理解していない。「相手の弱点を自己組織化の起点とする」ということの意味を分かっていない。

つづきはまた。


biwako_strawbale at 00:21|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!抱懐