2008年04月08日

文殊の知恵

 週刊金曜日の3月28日号に「おかしいよこの予算」という投書が載っていた。
 要約すれば、 「イージス艦は1隻1400億円もし、わが国は6隻所有している。一方で、気象庁では7年に1回程度の海洋気象観測船の更新費用、10数億〜40億円が財務省に認めてもらえなかった。そもそも、かつて700億円だった気象庁予算は現在では570億円まで減らされている。また奈良県の大和北道路建設費はわずか12.4キロで3100億円かかる。これに対し、環境省の予算は全部あわせても年間2000億円である。」というような趣旨であった。
 ちなみに防衛費は約4兆8000億円、道路特定財源は国と地方を合わせて5兆円を超える。イージス艦や奈良県の道路などはそこから見ればわずかな金額でしかないのだろう。
 政府が環境対策などをやる気がまったくないということが、この予算配分を見ていてもよくわかる。道路を作る予算の10分の1でもあったらどれだけのことができるか。
 昨年、イギリスに行ったときに、向こうの専門家に、「日本ほど、風力、波力、地熱、すべてに適しているところはない」といわれた。海に囲まれ、火山も多い。
 火山が多いということは地震も多いということだが、活断層の上で原発を動かすのは自然の力に抗うおろかなこと。むしろ自然の猛威を逆手に、ちょっとその力をお借りして、発電させてもらうほうがはるかにかしこい。まさに文殊の知恵だ。それのほうが、「柔よく剛を制す」の国らしいとも思う。
 もんじゅの再稼動は10月の予定。ただし、ナトリウム漏れ検出器がいたるところで曲がっており、再点検をしなければならなくなったので、若干ずれ込むか。不幸中の幸いであるが、見方を変えれば、「まともに設計も施工もできない」ということである。前の事故についても「結局流体力学がまったくわかっていないからだ」と知り合いの物理学者が言っていた。
 もんじゅの反対運動については2003年に高裁で勝訴したものの、2005年の最高裁で逆転敗訴となって以来、いさかあきらめムードがあるかもしれない。しかし
ストップ・ザ・もんじゅのHPなどを読んで、もんじゅについて知れば知るほど、再稼動はなんとしても阻止しなければと思う。

biwako_strawbale at 00:34│Comments(0)TrackBack(0)clip!

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