2011年10月19日

あきれるしかない

ブログに書くのは、得ている情報や書きたいことの50分の1ぐらい。全て書いてしまっては、読む人も消耗するし、かえって読んでもらえなくなるのではないかと思いつつも今日は少し一気に。

ここにきていろいろな委員会が立ち上がったが、ちらほらと良識派が加わったのは、原発事故のけがの巧妙。しかし、相変わらず御用学者も健在。

元原子力安全委員長として福島原発事故にも当然責任があるはずの鈴木篤之氏(在任期間:2006年4月17日 - 2010年4月20日)は、今はもんじゅを運転する機構の理事長。またまた繰り返す、「安全神話」。



原発事故の存在を無視した委員会審議に違和感

京都大学の山名教授は、事故のコストを原発のコスト評価に含めるのは「感情的な反応」だといってみたり、東工大の柏木教授は、コスト算定に「世界への影響を考えると、原発コストを高く見積もり過ぎることは問題」と原発ビジネスに配慮して鉛筆をなめろといわんばかりの発言。そもそも彼らは「コスト」とは何かが判っていないとしか言いようが無い。

10万年に1回原発コスト、事故頻度めぐり議論 内閣府の原子力委

IAEAは原発事故は10万運転年に1回を目標としているから、それを前提に1回の事故を10兆円として、1キロワット当りの事故費用の期待値を0.01円と試算。さすがにそれには批判が出て、1000運転年のオーダーに1回とするらしい。50基を20年動かすと1000運転年だからということらしいが、逆に言えば50基以上ある日本では20年のうちにもう一度福島のような事故があるということ(ほんとは4基つぶれたので5年に一度だけれど)。その時のコストとして、電気代で1キロワット当り1円を積んでおけばいいでしょ、という発想。あほか。そんな議論を大学を卒業した人がしていること自体が信じられない。いや「高学歴」といわれるものの正体はその程度ということだ。

そもそも被害額は10兆円では収まらない。「除染」費用だけで20兆円という数字も出てきているし(不可逆的だから実は完全に元に戻そうと思えば無限大の費用をかけても無理。結局どこかに目標値を定めて求めた妥協の数字でしか無いけれど)、それ以上に地域の歴史や文化、信頼関係、地縁など無形のソーシャル・キャピタルの喪失を考えれば、被害はその何倍にもなるはず(これも貨幣換算なんか出来ないと考えるのが本当だけど)。

ホンマに、懲りない面々である。

5千年に1回
炉心損傷確率5千年に1回…東電試算
 東京電力は、福島第一原発で1〜3号機で再び炉心が損傷する確率は、約5000年に1回とする試算結果をまとめたらしい。事故前の試算では1000万年に1回としていたらしいので、4桁も急に高くなったわけで、いかにいい加減だったかが判る。もし、余震による津波や建屋の倒壊があったら、たちまちまた4桁ぐらいあげてくるのではないか。実際、余震やそれによる津波もあり得るので、やはり5年に一回ぐらいと考えておいた方が良い。
 ともかく、彼らの数字の「精度」は、文字通り「桁違い」に悪い。技術屋とはそんなものらしい。

野田氏は原発再開に動き出した。

工事が進んでいる原発は建設を容認することもありえる

半減するだけでも30年、モノによっては数万年かかる放射能の「除染」とは、正確には、汚染をよそに移すだけなので「移染」と呼ぶべき。

それなのに福島の小学校では、洗えば大丈夫みたいな教育をしている。

NHKクロースアップ現代「どう教える”放射線”」

ザリガニを洗った水はどこに行くのか。やがて地下水も汚染されるとすれば飲み水になって帰ってくる。

チェルのブリの経験で「除染」で減らせるのはわずか10%。10の被曝が9になるだけ。「除染」で何か解決すると思ったら大間違い。

「生涯被ばく10%低減」

そもそも原発の再開を言うなら、事故の際の放射性物質の受け入れ先を事前に決めておくべき。消費地である、例えば東京が受け入れるというならそれも良し。逆に、生産地で責任を持つならそれも良し。あらかじめ決めて契約しておくべき。えっ、そんな契約どこもしないって。だったら原発をやるべきではない。

結局、核廃棄物の最終処分場も決めずに発電をするということも同じこと。最終処分場が決まることが、再開のひとつの条件。

東通原発敷地内の断層

大間も、もんじゅも、どこもかしこも断層だらけ。御用学者とそれをうまく使った官僚のいい加減さには、ほとほと、あきれる。そして、未だに、それに切り込めずにいる政治家のなんと腰砕けなことか。切り込め無いどころか、相変わらずの操り人形ぶり。

【一過性、一時的な炉心溶融】


「冷温停止」の前倒しも同じこと。(遺体を目の前にして)医者「ご安心ください、体温は一定に落ち着きました!」一同「死んどるやないけ」/(底抜けの圧力容器を前にして)枝野「ご安心ください、冷温停止しました!」一同「底抜けとるやないけ」



biwako_strawbale at 00:52│Comments(0)TrackBack(0)clip!

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