2007年05月23日

屈強の藪山、上谷山

日曜日は、ねずみ男と雨乞岳の予定でしたが・・・
氏の家を向かう途中、氏よりメール入電・・・「体調不良により本日の山紘はキャンセルさせて下さい。申し訳ございません」
ということで、4月29日に行った滋賀県余呉町と福井県今庄町(南越前町)との境にある、上谷山のことをチョロッと書いてみます。
ちなみに、「うえたんやま」もしく「うえすたん」とも呼ばれているとか・・・。

平成19年4月29日 天候 晴れ

上谷山 1196m

広野    6:40
上谷山  10:40〜11:20
林道出合 12:40
橋立   14:40
広野   15:00

残雪期にぜひ登ろうと隊長と企んでいた上谷山でしたが、連休中に一人、盗塁して登ることに。少々、残雪期というには遅い気もしたが、途中くらいからは雪の上を歩けるだろうと楽観して、広野の集落に落ちる尾根の最下部から入山。取り付きはどこでもよいでしょうが、私は橋のたもと付近から森に入りました。
パラパラと赤ヒモもあって、昔に踏まれたようなルートもなんとなく残っている感じで、結構行けるやんと高をくくりつつ、集合アンテナが廃棄されている箇所まで来ると踏み跡終了。
この先から、藪こぎの始まり始まり。背丈を超える熊笹地帯と雪の重みで地面近くにねじ曲がった灌木の合わせ技。快適な歩行ができた部分はほとんどなく、忍の一字で笹を押しのけ体をひねって灌木をくぐり抜け続ける。そして、手倉山手前で20m先の高木に登っていた熊と遭遇し、どっきりである。熊は、熊避けの鈴音に気が付いたのか、木から器用に下りて山の斜面奥へと去ってくれ一安心でしたが、どきどきしながら熊が立ち去った場所を通過したのは言うまでもありません。手倉山らしい三角点を通過しても、間断ない藪こぎは続き、熊はいるわ藪はひどいわで、同ルートを戻ろうという気はさらさら無くなります。県境稜線まで出きれば、それなりの踏み跡があるだろうと淡い期待を抱いて、猛烈さを増した藪こぎを続ける。ふと、気が付くと熊避け鈴の音がしていないことに気がついたので見てみると、何故か金属部分で欠落していた。金属をも引きちぎる?激しい藪漕ぎということか。無論、その後はドキドキしながら歩いたのは言うまでもない。
ようやく、県境稜線と思われる地点に到達するが・・・踏み跡は皆無。もう、最後の最後まで熊笹と灌木の抵抗に遇い、両脛は激しい藪こぎを物語るように赤く内出血してボロボロ。
ヘロヘロで上谷山の山頂を示すと思われた銀のプレートを少し横に見るが、そこへ行くのも藪の抵抗を考えると気が萎えて、一番高度が高そうな熊笹ジャングルの中に座り込んで、大休止。結局、麓から雪の上を歩けたのは合算で3分程度のみ。山頂とはいえ、背丈を超す熊笹に囲まれて何にも見えません。完全に時期を逃したということですね。最悪という感じです。県境稜線西には送電線や林道が来ているので、そこまで行けば藪こぎから解放されると期待し、県境稜線を藪こぎを続けつつ1時間と少し西進すると、突然、林道延伸準備中という感じで、灌木帯が綺麗に伐採されて、至極歩きやすい場所に到達、そしてすぐ、北へ延びる長大な尾根の取り付きにたどり着くと、林道が尾根に北進しているのが見えた。この林道、迷うことなく送電線の通る尾根の位置にあるものと信じて疑うこともなく、もう藪こぎともオサラバーと、ルンルン気分でどんどんと下りて行ったのですが、突然、林道終了。あれれ?と送電線の鉄塔が見えるはずなのに見えないのも妙だと、しばらく事情がわからなかったのですが、地形図に林道の表示のない送電線の尾根の1本東側の尾根を下りてきたのだと、やっとわかった次第。わざわざ戻る気もさらさらなく、林道が無くなった尾根筋を、藪漕ぎでおなか一杯になりつつ下り続け、今までの人生最高の藪漕ぎに終始した上谷山を甘く見ていたと自戒しつつ麓を目指したのでした。幸いに、尾根の下部では古い道型も出て、ちょっとだけは良かったことを追記しますが。

本日のルート
本日のルート














県境の林道図
県境の林道図  
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2007年05月19日

八風谷橋から釈迦ヶ岳

八風谷橋から釈迦ヶ岳

平成19年5月19日 天候 曇り

八風谷橋     9:00
赤坂谷造林小屋 10:00
釈迦ヶ岳    11:20
八風中峠    12:20〜12:40(昼食)
八風谷橋    14:00

今日は、隊長が鈴鹿の石榑峠西側の辺りを連れてってということで、八風谷辺りから赤坂谷付近を行くこととしました。
石榑トンネルの工事が進む国道421合を八風谷橋まで、隊長のスーパー4WD軽○ラで入り、八風キャンプ場に続く林道を、隊長とバカ話しながら南へ進み、山道へ入ってカシラコ谷、赤坂谷と南進する。赤坂谷の造林作業場廃屋まではジャスト1時間の歩行で到着。以後、赤坂谷沿いの山道を「鈴鹿の山と谷」に記載の西山峠目指して進むが、枝沢オンパレードでルートチャランポランで、いつもの通り思い通りに行かず、釈迦ヶ岳南の尾根(釈迦ヶ岳西尾根)のピークにて県境稜線に飛び出ました。
隊長は石榑〜御在所間は未踏とのことで、思わない釈迦ヶ岳登頂にうれしそう。
県境稜線を北へ向かい、これまた隊長未経験の「仙の池」?を拝観願い、八風街道を戻って参りました。
今日は、西風がピープーで少し寒かったです、ハイ。明日は、ネズミ男と雨乞岳です。  
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2007年05月16日

御在所中道は銀座でした

平成19年5月13日 天候 曇り

御在所中道は銀座でした。

御在所山の家  8:00
富士見岩    9:40
御在所山の家 10:20

3月はじめに釈迦ヶ岳山行をアップして以来もう5月も半ば、この間、更新をさぼっておりましたというか、パソコンの電源を入れることもほとんど無く、たまに電源を入れても大量の迷惑メールの削除をするだけで辟易してしまうだけの状況でありました。
この2ヶ月、目立った山行もできず、おちごと中心の日々が続いてたまりに溜まっている近況ですが、久しぶりに鈴鹿へ入りました、御在所岳へ。
朝8時の時点で、御在所山の家のP付近は車があふれております。本谷を上がり途中で鉄塔巡視路に入り爽快な登りを楽しみました。富士見岩から特小でワッチしましたが、全く入感もないので声を出さず、では、鎌ヶ岳の山頂は如何かと双眼鏡を取り出して覗いてみましたが、これもどんよりした天気のためよく見えないまま、しょーもなーと、早々にあっさりと中道で下山しましたが、上ってくる来る人の群れ、団体オンパレード。大人気です、な・か・み・ち。すれ違い待ち大発生で少々苛っとしつつ下山完了。
山から帰って苛っとしたままではイカンと夕方、伊賀市境へ車を走らせて、わらび採りに勤しんで、ほんわかした気分になったのでした。







  
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2007年03月20日

念願だった釈迦ヶ岳西尾根へ

念願だった釈迦ヶ岳西尾根へ

平成19年3月10日 天候 晴れ

林道杠葉尾甲津畑線P  9:40
赤坂谷出合      10:05
釈迦ヶ岳       13:20〜13:50
白滝谷道へ      14:35
白滝谷出合      15:25
林道杠葉尾甲津畑線P 16:45

釈迦ヶ岳を神崎川に落ちる尾根の末端から、いつかは登ってみようと想いを募らせていました願いが、ついに叶いました。
林道から神崎川の取水口へ降りる階段を下ってスタート。赤坂谷出合まで少し下る。対岸の崖上の見上げる高さに林道の橋脚部分の底が見えていて、よく工事をしたものと感心させられる。

赤坂谷出合から見上げる林道橋脚
























それで、赤坂谷左岸に落ちる尾根の末端から適当に登り始めました。地形図に記載のあるまんまの植林地の取り留めのない単調な登り続けると、少し下り再度急登しますと10:50分に昔のヤグラが設置されている地点となる。

やぐら跡






















その地点のすぐ上で右手から尾根を合わすとテープがパラパラと目立ち始める。2つ目のヤグラがある小ピークから初めて県境の稜線が見え、右手へ回り込みつつ高度を落とす辺りで、猫岳のお椀とノベーっとした釈迦ヶ岳が並んで見えるが遠い。

県境の釈迦、猫





















トーテンポール


























木材伐出地跡




















相も変わらず、植林地のつまらないルートが続くが、目印にされているトーテンポールのような枯れ木を過ぎると、さらに枝打ちされずに刈払いの悪い場所が続き忍の一字だが、一時、巨大材木出荷跡地からは360度の大展望!目指す釈迦ヶ岳もあと1時間もあれば届きそうに見えた。
またまた、枝打ち放置の植林の苦行が続きますが、赤坂谷の支流が合わさるとようやく自然林となって歩きやすくなりました。

鈴鹿らしい風景バックに見苦しい男




















今までほとんど登って下ってと高度が上がりませんでしたが、ようやく明らな登りとなってもうすぐ県境だろうかと期待が高まりますが、相変わらず釈迦は見え隠れはしますがなかなか近づいてくれない。逆光で見えていたのと山自体がデカかったので近くに見えていただけで実はなかな遠かったみたいで、足はヘロヘロになってやっとこさ県境に。
釈迦の三角点へ立ち寄ったあと、松尾の頭にてうららかな空気をまといながら飯。
13:50食べ物もなくなり出発、さあ春の日差しが穏やかな県境を展望を楽しんで帰ろうか!と軽やかな気分でしたが、なんやかんやとそんなにり展望はよろしくなかったですね。ちょいーとアップダウンもありますしね。
白滝谷出合からはセト峠へ向かわず、美しい神崎川の峡谷を見つつ帰ろうと、不安定なたーか巻き巻き道を一杯一杯のふらついた足取りで巡り戻った。

神崎川渓谷
























今日のルート
今日のルート  
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2007年03月12日

峠を結ぶ山行

峠を結ぶ山行

平成19年3月4日 天候 晴れ

林道杠葉尾甲津畑線P  9:30
風越山        10:15
コリカキ場      11:30
山葵峠        12;10
根の平峠       13:20
水晶岳        13:40
ハト峰        14:50
白滝谷出合      15:55
林道杠葉尾甲津畑線P 16:30

連日の山行。山に来れるって素晴らしい日々である。今日は、ねずみ男を誘ってみたが「笠置に梅を見に行くから行かん」と枯れたというか渋い返事で断られての単独行であるが、それでも山に来れることは幸せである。
どこに行くかは好き勝手に決められるので、一度も行ったことのなかった白滝谷道に行ってみようと決める。ただ、神崎川から直接登りにとるのは簡単すぎるので、谷尻谷を経由して適当に後は考えようとまずはジュルミチ谷のトラバース道を目指して、まずは風越山へ向けて9:30発、風越山北東尾根を今日は登りに取ってみる。最下部の岩峰を上手く絡みつくように巻き上げると通過には支障無い藪と安定した植林が半々の気持ち良い急登続きが始まる。立ち止まって山谷の音に耳を向ければ、神崎川の川音と鳥たちの囀りが響いている。そして、ウグイスまで鳴いている。さすがに風腰山が近づくにつれ藪密度も高まって嫌気が差してくるが少しの辛抱で10:15風腰山通過。シダ原峠からトラバース道へ入る辺りには以前は古テープがあって目印になっていましたが、なぜか綺麗さっぱり無くなってきましたんで、要注意っていうよりこんなマニアックな場所にくる人へは釈迦に説法ですね。一つ目の向峠でしたっけを下りにとりますが相変わらず道跡は消えかけでの山勘歩きでジュルミチの流れを三度渡って目に見える鞍部へ急登すると、いつも高い方の峠へ出てしまい不要に力を消費してしまう。この峠は鈴鹿でも最奥部の峠の一つだと思いますが、ここからは樹間から残雪を纏ったイブネが丁度視線を少しだけ上げれば入り、谷尻谷の川音が大きく聞こえて大自然の中っていう雰囲気が抜群ですけどね、如何せん不便。
低い方の峠からの道がいつ合うのかと谷尻谷の流れを何度か石飛びながら下っていると、ひょっこりとコリカキ場に11:30着、あれー?って不思議な気分。
山葵という名前とはほど遠く水の流れも無く広くガラガラの沢だなぁと感じつつ楽勝で山葵峠へ着くやろうと高をくくってましたら、ラストの急登は昼飯前の体には応えました。山葵峠には12:10に着ですが、今日は未踏?の白滝谷道を降りるのが目的なんで先はまだあるんで休憩は後に回して神崎川へ急ぐ。
オゾ谷の鉱山跡からオゾ谷の出合までは、以前谷筋を上がって2つの滝をやり過ごすのに苦労したけど、やはり山道が左岸にちゃんとあり楽チンで神崎川へ。
出合の標識にはでタケ谷と下水晶谷とが左右に分かれて示されてましたが、余り深く考えずに大瀞あたりで昼にしようとタケ谷へ向う。が、このあたりの土地勘は私今一なんです、しばらく歩いて大瀞が反対の下流方向って標識でわかりましたが、まあいいやとそのままタケ谷方向へと歩く。
神崎川を石を放りこんで何とか渡り、そのまま明確な道を直進して登りつめれば根の平峠までの大回りになってしまった。タケ谷って根の平峠のことだったと言うことを今回学習しましたが、またすぐに忘れてしまうことでしょう。13:20着でしたがもうちょいで大好きな水晶の頂上ということで水晶の頂上で飯にしょうとダッシュをかける。
13:40人気がない水晶岳に着き遅い昼食っていうても菓子パンですけどね…にありつき、即刻でばくついて13:55に出発と世知がない。
昼飯後の歩き出しは一気に疲れを感じるもので持病の腰痛も出現しだす辛い後半戦の始まりでしたが、金山の頂きが刈払われていて釈迦の大ガレがでーんと見える様を見つつ体調を整え再出発する。あとはハト峰手前と最後の林道に上がる登りが二回だけだろうと気を楽にして県境稜線の歩きを少し楽しむ。
だらだらと下ってちょいと登り、ハト峰が見下ろせる東海高校の大林先生という方を追悼する記念レリーフがある岩峰で、筆者の証拠写真を一枚。

筆者近影















どうしても登りたくなるハト峰のてっぺんに14:50着。
ようやく本日の目的と言える白滝谷道へ、ここまで今日は沢山の峠を縦に横に歩きました。白滝谷上部は緩やかでいかにも滋賀県側って感じのところでした。2つ右岸から沢を合わしましたが左股にもテープがあるんでルートが錯綜してるみたいですね。水量が出てくると青い淵が早速あって記念写真を撮ろうとしましたが容量オーバーの表示であきらめ、潰れた造林小屋を過ぎ少し下流で谷の名前の由来である白滝を案内するプレートがあったので、これは見ておかないといけないと思い寄り道を。ケイタイのメモリーから不用な写真を削除してしっかりと撮影、その白滝でしたがちょっと苔が付き気味で白さが足りて無い感じで残念。

白滝はナメてます
























白滝谷出合に15:55着し、神崎川にかかる渡しに何とか乗ろうとトライしましたが、足が届かなく上に乗れず断念して、大人しく神崎川を石飛び。
そして、長かった山行も神崎川から離れ、登りであえぎつつ終わるのでした。

今日のルート
本日のルート  
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2007年03月06日

榎谷から雨乞岳へ

榎谷から雨乞岳へ

平成19年3月3日 天候 曇り時々晴れ

榎谷出合   9:40
二股    10:05
雨乞岳   11:50
稲ヶ谷二股 12:35
榎谷出合  13:10

榎谷・・・鈴鹿スカイラインの滋賀県側料金所跡地のすぐ上流にある谷。古いエアリアには黒点線でルート表示があって気になっていた谷でした。スカイラインが通行できる時は気づかずに車で通りすぎてしまうような狭い谷の入口ですが、ゲートが閉まっている今が逆に行き頃と雨乞への登路として入ってみました。

これを「もみ」とは

















沢の入口には大河原の何たらの森という標識があり、意外に整備された沢なのかと一瞬は思いました。入口すぐの低い滝を右岸から越え、それなりの踏み跡は続いておりますが、別に手が込んだ施設が設置されているわけではないまま、突然という感じで写真の標識が設置されている。

立派な看板です


















見てみると何やら人の名前が沢山書いてあって、この辺りが大河原の人達の分収林地区ということがわかったことと、標識の地図によると「榎谷」え・の・き・た・に と思っていた読み方が何と「も・み・た・に」と書かれている。「もみ」といえば「樅」という漢字が当てはまるところでしょうし、謎です。とにかく、えのきじゃなくも・み・谷ということみたいです。

証拠の看板






















その「もみ谷」は山道も安定し全く難所もないまま同量の二股となって、どっちに行こうか迷うところですが、基本的に尾根道派の私の嗜好よろしくどっちもどっちなら真ん中の尾根を直進、帰路に黒点線ルートのある「もみ谷」右股を降りてくればよいからと思って。この「もみ谷」中間尾根は藪も特に無い使える尾根でした。1つ発見があったのですが、地形図で等高線が狭いみ合う様子とおりの急登続きのまま、雨乞岳南尾根へ登り上げるのかと思われましたが、かなり上部でいきなり尾根をトラバースしてくる古い山道跡が交わっており、小さな鉄のプレートが残置されていて消えかけの字で「雨乞岳へ」と書かれおりました。

確かに雨乞岳と















おー、これは古道を発見したかと嬉々とした気分でトラバース道にルート変更して登りかけますと、すぐに谷の形状を失った「もみ谷」の左股に吸収されてしまい古道は終了。でも、なぜかこの辺りのみ比較的傾斜のゆるんだ地形だなぁと思っていると、何やらトタン屋根の一部やヤカンに洗剤のゴミなんかが土に埋もれかけた状態で見つけられ、何mか上の平坦地には石を積み上げた建物の基礎らしき跡もあったことから、昔の造林小屋跡地だったと思われました。
雨乞岳南尾根へ出ききると、直前までの植林から一転してブナ林への変化が鮮やか。南雨乞岳の北面でやっと本日初めて残雪の固まりを見るほどの雪解けの早さ。眼下の清水頭の緩やかな稜線は一面の緑、その中を2人の人影が奥の畑峠から清水頭へ歩いていくのが見えた。雨乞岳頂上の大峠の沢は何とか溶け出さずにぎりぎり雪原を保っていましたが、池の中にいるイモリはどこから沸いてくるのでしょうねぇ。

山頂の大峠の沢(遠景は釈迦)














下山は、稲ヶ谷道。確か2006シーズンには見当たらなかったルート表示のための赤黄組み合せビニールテープが馬鹿丁寧に10数mおきに巻き付けてある。しかも、前からあった古テープを剥がす徹底ぶりで。
稲ヶ谷中間の二股?というか三股?地点(鉄製標識のあるところね)にて、行きにやり残した「もみ谷」の下降に取りかかりましょうと右手の低い尾根を乗り越しにかかると、そのまま「もみ谷」へ降りずに尾根直下をトラバースする明瞭な踏み跡に誘われてしまい、赤杭の続く尾根筋を降りてしまうこととなっちゃい、「もみ谷」下降は失敗に終わってしまう中途半端さで山行は終了したのでした。

今日のルート
今日のルート
  
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2007年01月08日

侮る事なかれ四方草山

平成19年1月3日 天候 晴れ

侮る事なかれ四方草山

笹路P   8:10
三子山   9:20
四方草山 10:05
安楽越  11:20
笹路P  12:10

新年一発目の初春山行は、昨日の猪にちなんだ綿向山山行。で第二弾の登山は少し初春らしくと、盤石が祭ってある三子山へ。でも、三子山だけでは物足りないということで足を伸ばして四方草山を越して安楽越へ縦走することとしましたが、これがたいそう疲れる結果になってしまいました。

三子山の盤石
笹路の東海自然歩道脇に駐車し、東海自然歩道でまずは県境稜線まで一気に急登、よしよし高度を稼いだと思う間もなく、アレレと急降下してまたまた急登。ここが三子山南峰と呼ばれる盤石が祭られているピーク。知ってる人は知っている、知らない人は赤テープに誘われてそのまま坂下へ下山ということになります。新年バージョンにて新しい綱が締められいて、自然物神に向かって取りあえず御利益があるよう拝みます。ここまでが信心深き山行。以後の安楽越に達するまでの三子山〜四方草山を越す県境稜線アップダウン修行は、相当の累積標高差があるに違いないと鍛えられつつ体感しておりました。今回は、全て稜線を行きましたが、気が付いたのですが四方草山周辺には何カ所か巻き道らしき枝道が分かれているので、勇気がある人は突っ込んでみる価値があるかもしれないですが、そのまま下界へ繋がっているだけかも知れないんで何とも言えませんが。
錐山590mの標識があるピークからの下りで、足もヘロヘロになっているところに険悪なガレ沿いを降りるんですが、ここは転倒もしくはスリップすれば間違いなくアウトな難所。そして無事に大峠までやってきても、正面の壁のように見えるピークへの登りは最大級の疲労度与えてくれます。
後で累積標高差をみてみましたら、750mもありました。登って下ってっていうパターンは疲れるんですわ、はい。  
Posted by biwakobass1 at 18:38Comments(0)TrackBack(0)鈴鹿山行