峠を結ぶ山行
平成19年3月4日 天候 晴れ
林道杠葉尾甲津畑線P 9:30
風越山 10:15
コリカキ場 11:30
山葵峠 12;10
根の平峠 13:20
水晶岳 13:40
ハト峰 14:50
白滝谷出合 15:55
林道杠葉尾甲津畑線P 16:30
連日の山行。山に来れるって素晴らしい日々である。今日は、ねずみ男を誘ってみたが「笠置に梅を見に行くから行かん」と枯れたというか渋い返事で断られての単独行であるが、それでも山に来れることは幸せである。
どこに行くかは好き勝手に決められるので、一度も行ったことのなかった白滝谷道に行ってみようと決める。ただ、神崎川から直接登りにとるのは簡単すぎるので、谷尻谷を経由して適当に後は考えようとまずはジュルミチ谷のトラバース道を目指して、まずは風越山へ向けて9:30発、風越山北東尾根を今日は登りに取ってみる。最下部の岩峰を上手く絡みつくように巻き上げると通過には支障無い藪と安定した植林が半々の気持ち良い急登続きが始まる。立ち止まって山谷の音に耳を向ければ、神崎川の川音と鳥たちの囀りが響いている。そして、ウグイスまで鳴いている。さすがに風腰山が近づくにつれ藪密度も高まって嫌気が差してくるが少しの辛抱で10:15風腰山通過。シダ原峠からトラバース道へ入る辺りには以前は古テープがあって目印になっていましたが、なぜか綺麗さっぱり無くなってきましたんで、要注意っていうよりこんなマニアックな場所にくる人へは釈迦に説法ですね。一つ目の向峠でしたっけを下りにとりますが相変わらず道跡は消えかけでの山勘歩きでジュルミチの流れを三度渡って目に見える鞍部へ急登すると、いつも高い方の峠へ出てしまい不要に力を消費してしまう。この峠は鈴鹿でも最奥部の峠の一つだと思いますが、ここからは樹間から残雪を纏ったイブネが丁度視線を少しだけ上げれば入り、谷尻谷の川音が大きく聞こえて大自然の中っていう雰囲気が抜群ですけどね、如何せん不便。
低い方の峠からの道がいつ合うのかと谷尻谷の流れを何度か石飛びながら下っていると、ひょっこりとコリカキ場に11:30着、あれー?って不思議な気分。
山葵という名前とはほど遠く水の流れも無く広くガラガラの沢だなぁと感じつつ楽勝で山葵峠へ着くやろうと高をくくってましたら、ラストの急登は昼飯前の体には応えました。山葵峠には12:10に着ですが、今日は未踏?の白滝谷道を降りるのが目的なんで先はまだあるんで休憩は後に回して神崎川へ急ぐ。
オゾ谷の鉱山跡からオゾ谷の出合までは、以前谷筋を上がって2つの滝をやり過ごすのに苦労したけど、やはり山道が左岸にちゃんとあり楽チンで神崎川へ。
出合の標識にはでタケ谷と下水晶谷とが左右に分かれて示されてましたが、余り深く考えずに大瀞あたりで昼にしようとタケ谷へ向う。が、このあたりの土地勘は私今一なんです、しばらく歩いて大瀞が反対の下流方向って標識でわかりましたが、まあいいやとそのままタケ谷方向へと歩く。
神崎川を石を放りこんで何とか渡り、そのまま明確な道を直進して登りつめれば根の平峠までの大回りになってしまった。タケ谷って根の平峠のことだったと言うことを今回学習しましたが、またすぐに忘れてしまうことでしょう。13:20着でしたがもうちょいで大好きな水晶の頂上ということで水晶の頂上で飯にしょうとダッシュをかける。
13:40人気がない水晶岳に着き遅い昼食っていうても菓子パンですけどね…にありつき、即刻でばくついて13:55に出発と世知がない。
昼飯後の歩き出しは一気に疲れを感じるもので持病の腰痛も出現しだす辛い後半戦の始まりでしたが、金山の頂きが刈払われていて釈迦の大ガレがでーんと見える様を見つつ体調を整え再出発する。あとはハト峰手前と最後の林道に上がる登りが二回だけだろうと気を楽にして県境稜線の歩きを少し楽しむ。
だらだらと下ってちょいと登り、ハト峰が見下ろせる東海高校の大林先生という方を追悼する記念レリーフがある岩峰で、筆者の証拠写真を一枚。
どうしても登りたくなるハト峰のてっぺんに14:50着。
ようやく本日の目的と言える白滝谷道へ、ここまで今日は沢山の峠を縦に横に歩きました。白滝谷上部は緩やかでいかにも滋賀県側って感じのところでした。2つ右岸から沢を合わしましたが左股にもテープがあるんでルートが錯綜してるみたいですね。水量が出てくると青い淵が早速あって記念写真を撮ろうとしましたが容量オーバーの表示であきらめ、潰れた造林小屋を過ぎ少し下流で谷の名前の由来である白滝を案内するプレートがあったので、これは見ておかないといけないと思い寄り道を。ケイタイのメモリーから不用な写真を削除してしっかりと撮影、その白滝でしたがちょっと苔が付き気味で白さが足りて無い感じで残念。
白滝谷出合に15:55着し、神崎川にかかる渡しに何とか乗ろうとトライしましたが、足が届かなく上に乗れず断念して、大人しく神崎川を石飛び。
そして、長かった山行も神崎川から離れ、登りであえぎつつ終わるのでした。
今日のルート