倉敷一陽窯Blog

備前焼ギャラリー倉敷一陽窯のBlogです

当店は今年で開店して34年になります。
2階のカフェスペースやトイレは数年前にリフォームをしたのですが、備前焼の展示スペースは、ほぼ開店当初のままやってきました。さすがに、痛んでいる箇所やくたびれた感じが目立ってきたので、この度、修繕工事を行うこととなりました。
今回工事をお願いしたのはご近所の倉敷店装さんです。私の色々な要望に親切にお応え頂きました。

家具入院
工事の途中

陶器の底が触れる作業台は特に傷が目立っていました。
包装台 ビフォー
包装台 アフター

ライトはすべてLEDに変え、傷の目立つガラスは交換し、畳の部分は傷に強い素材に変更しました。
陳列台 ビフォー
陳列台 アフター

直接陶器が当たらない部分もかなり日光で痛んでいました。
什器 ビフォアー
什器 アフター

天井も雨漏りのせいで、かなり痛んでいました。照明器具も新しい物へ交換しました。
天井 ビフォー
天井 アフター


ろくろ座はろくろ実演をするとき以外は展示スペースに変更しました。
中央部分は取り外しが可能になっています。
ろくろ座 ビフォー
ろくろ座 途中
ろくろ座 アフター

完成した店内の様子です。

完成1
完成2
完成3

既存の物を補修して再利用している所が多いので、ぱっと見た目ではあまり変化が分かりません。しかし、くたびれた雰囲気が消え、明るく活気のある店内になったと思っています。
店内がリフレッシュするとやはり気分が良く、元気が湧いてきます。今まで以上に一生懸命仕事に励んでいきたいと思います。

1116日・17日の2日間、石田和也さんによるロクロのデモンストレーションを行いました。
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もともと当店の一角にはロクロ実演が出来るスペースがあります。
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父が店をオープンしてから最初の何年かは、作家さんに来てもらい、時々ロクロ実演をやっていたようですが、いつの間にか途絶え、私の代になってからは一度もやったことがありませんでした。

以前、石田さんから「ロクロのデモンストレーションを日本や海外の色々な場所でやったことがあるんですよ」ということを言われ、「それなら、うちの店のロクロスペースでぜひ」という話になり、約30年ぶりのロクロ実演となりました。

石田和也さんは「ロクロ」の遠心力を利用し、ねじれを生かしたオリジナル技法「螺法」を得意とする新進気鋭の若手作家です。

「螺法」を駆使した作品を何点か画像で紹介します。

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このような今までの備前焼にはないモダンな作風で、当店でも大変人気のある作家さんです。

私自身も「螺法」の制作工程を生で見るのは初めてで、なるほどあの部分はこうやって作っているのかなどと感心しました。

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実演をやりながらオーダーメイドも可能な限り行っていました。
オーダーメイドされた作品は12月の終わりに焼きあがる予定です。

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ろくろ実演の動画を張り付けておきます。ぜひご覧下さい。

TBS「金曜ドラマ『大恋愛〜僕を忘れる君と』」で当店の備前焼が使われています。
主人公(戸田恵梨香さん)の実家(リビングルーム)のテーブルや飾り棚や壁に当店の備前焼が飾られています。
ドラマの美術担当の方からは、モダンな備前焼をとのリクエストでした。
そこで、以下の作品をセレクトしました。

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いずれも私のお気に入りの作品です。
最近ではマンションや洋風の家にもマッチするこれらのような作品のニーズが高まってきています。

作品がどのように使われるのかが気になり見始めたドラマ『大恋愛』ですが、今ではすっかりはまってしまい、次回が楽しみでいます。

先日窯出しされた備前焼工房Quiet Houseさんの新作を店内に多数展示しています。
2階喫茶室には特設展示コーナーも設けています。
備前焼は古臭くてちょっと・・・・と思われている方もぜひご覧になって下さい。
Quiet Houseさんの作品はシンプル・モダンで現代の生活にもピッタリ合います。
しかも電気窯やガス窯を使わず、焼成はすべて登り窯ですので、備前焼の最大の魅力である焼色・景色もしっかり味わえます。
喫茶でお茶を楽しみながら、お気軽にご覧いただけますので、どうぞお越し下さい。

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Quiet Houseの器を実際に使った様子(イメージです。喫茶のメニューではありません。)
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この度、店舗をプチ修繕しました。
当店の建物はもうすぐ築30年になります。美観地区の多くの建物は昔の建物をリフォームしている物が多いのですが、当店は以前の建物をすべて壊し、一から建て直した物です。建て直した理由は、以前の建物が銭湯として使われた為、水分によってずいぶん傷んでいたからだそうです。
建物が新しいお蔭で、今まではそんなに修繕というのは行わずに済んできました。ところが、最近、さすがに建物が古くなるにつれ、手を加えなければならない所が増えてきました。
この度は、左官屋さんにお願いして、崩れてきた「石状の壁」と「瓦の下の漆喰」を修繕しました。

まず石状の壁ですが、下の画像のような状態になっていました。
20160216壁修理01
建物の基礎ではなく、飾りの石ですので、たちまち建物がどうにかなるという物ではないのですが、見た目がかなり悪いです。

次に瓦の下の漆喰です。
20160216屋根修理01
瓦の下の土が流れだし、漆喰が前に押され、剥がれていっています。


どちらの箇所も雨水の侵入が原因らしく、まずその穴をふさいでから、綺麗に修繕して頂きました。


まず、石状の壁です。
20160216壁修理02
色合いに違いがありますが、これは年月と共になじんでくるそうです。
逆に今、ぴったりの色にすると、数年するとそこだけ白っぽくなるそうです。


次に瓦の下の漆喰です。
20160216屋根修理02
誰も見ない所ですが、綺麗になりました。


人間もそうですが、年をとってきますと、一つ直しても、次から次という事になります。
今回も左官屋さんに、この辺りはあと数年もしたら、崩れてくるといった箇所を指摘されました。

ちょっと憂鬱になりましたが、それは仕方のない事なので、気分を切り替えて仕事をがんばるしかないです。






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