この記事ではAppleの映像編集ソフト、Final Cutで2種類の画面比率の動画を混ぜて編集する際の注意点をご紹介します。
AppleのFinal Cut(Pro/Express)で、画面比率の違う動画をあわせて1つの動画を作る方法について解説します。
しかし、問題発生。
Aカメラは16:9の横長画面で撮影しました。
ごく普通に、みたまんまの状態です。
(画像はイメージなので、ちょっと違いますが…)
Bカメラは16:9の横長画面で撮影しました。
しかし、縦に圧縮されちゃいました。
(4:3にしており、ちょっと縦長な状態)
こんな縦長画像と横長画像を切り替えていたら、見づらくてしょうがない映像になってしまいます。きっと取り込み設定をミスったんです。。でも、元テープから再読み込みするのは大変です。どうしよう。
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中に、「歪み」という項目があり、「右上」〜「左下」、「アスペクト比」という数値があります。
注目すべきはこのアスペクト比。
縦長映像(16:9が無理やり4:3に表示)になってるものは、これが33.3となっています。これを0にしてやると、圧縮前の比率(16:9)に戻ります〜。
というわけで、2種類の画面比率が混ざっていても、アスペクト比を変更することで片方にあわせて扱うことが可能です。
(1)なんだか縦長に…
(アスペクト比はこのとき33)
(2)もとにもどす
(アスペクト比はこのとき0)
(3)やりすぎた場合
(上下方向に縮む。このときアスペクト比は-66)
まとめると、こんなかんじですね、
アスペクト比がプラス → 縦長
アスペクト比がマイナス → 横長
これがわからなくて、作業を2ヶ月サボってしまってました…。
2013年12月追記
現在Final Cutは、Final Cut ProXという製品になり、ExpressとProの区別がなくなりました。Final Cut Xは旧来のバージョンから大幅に変更されているので、この記事の大半が時代遅れです。もし旧バージョンを使っている方がいれば・・・
Final Cutを始めよう(Final Cutその1)
Final Cutの画面解説(Final Cutその2)
Final Cutのファイルの考え方(Final Cutその3)
Final Cutの編集を効果的に行うコツ(Final Cutその4)
Final Cut、重なった画像と音声の扱い(Final Cutその5)
Final Cut、映像の不透明度を下げる(Final Cutその6)
チャプタマーカーの付け方(Final Cut Expressその7)
Final Cut でペンツールとカミソリツールを使いこなす(Final Cut Expressその8)
FInal Cutで、素材の動画を見失ったときの対応 (Final Cut Expressその10)
番外編、覚え書きです。
映像の色を変えるには(Final Cut覚え書きその1)
FCEワークショップ覚え書き(Final Cut覚え書きその2)
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AppleのFinal Cut(Pro/Express)で、画面比率の違う動画をあわせて1つの動画を作る方法について解説します。
2台のカメラを使った撮影後、Final Cutで編集(状況説明)
あるライブを2つのカメラで撮影し、Final Cut Expressを作って1つのムービーにまとめようとしていました。しかし、問題発生。
Aカメラは16:9の横長画面で撮影しました。
ごく普通に、みたまんまの状態です。
(画像はイメージなので、ちょっと違いますが…)
Bカメラは16:9の横長画面で撮影しました。
しかし、縦に圧縮されちゃいました。
(4:3にしており、ちょっと縦長な状態)
こんな縦長画像と横長画像を切り替えていたら、見づらくてしょうがない映像になってしまいます。きっと取り込み設定をミスったんです。。でも、元テープから再読み込みするのは大変です。どうしよう。
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Final Cutの基本ルールに忠実に(解決策)
解決策は、驚くほど簡単でした。まず、ビューアウィンドウの「モーション」タブを開いて下さい。中に、「歪み」という項目があり、「右上」〜「左下」、「アスペクト比」という数値があります。
注目すべきはこのアスペクト比。
縦長映像(16:9が無理やり4:3に表示)になってるものは、これが33.3となっています。これを0にしてやると、圧縮前の比率(16:9)に戻ります〜。
というわけで、2種類の画面比率が混ざっていても、アスペクト比を変更することで片方にあわせて扱うことが可能です。
画像でおさらい
(サンプル画像は実際の事象を誇張してます)(1)なんだか縦長に…
(アスペクト比はこのとき33)
(2)もとにもどす
(アスペクト比はこのとき0)
(3)やりすぎた場合
(上下方向に縮む。このときアスペクト比は-66)
まとめると、こんなかんじですね、
アスペクト比がプラス → 縦長
アスペクト比がマイナス → 横長
これがわからなくて、作業を2ヶ月サボってしまってました…。
2013年12月追記
現在Final Cutは、Final Cut ProXという製品になり、ExpressとProの区別がなくなりました。Final Cut Xは旧来のバージョンから大幅に変更されているので、この記事の大半が時代遅れです。もし旧バージョンを使っている方がいれば・・・
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Final Cutの画面解説(Final Cutその2)
Final Cutのファイルの考え方(Final Cutその3)
Final Cutの編集を効果的に行うコツ(Final Cutその4)
Final Cut、重なった画像と音声の扱い(Final Cutその5)
Final Cut、映像の不透明度を下げる(Final Cutその6)
チャプタマーカーの付け方(Final Cut Expressその7)
Final Cut でペンツールとカミソリツールを使いこなす(Final Cut Expressその8)
FInal Cutで、素材の動画を見失ったときの対応 (Final Cut Expressその10)
番外編、覚え書きです。
映像の色を変えるには(Final Cut覚え書きその1)
FCEワークショップ覚え書き(Final Cut覚え書きその2)
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