2021年07月23日

日立一高の夏が終わりました

第103回全国高等学校野球選手権
茨城大会 3回戦
日立一 2 - 4 水戸一

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悔しい。ものすごく悔しい。2015年と同じ空気だった。ベンチも、スタンドも、あの水商戦と同じ空気だった。だからこそ余計に悔しい。
でも、清々しい。
この感覚、何なんだろう。

スポーツだから?

そんな単純な話じゃない気がする。ただ直感的にわかることは、この感覚はきっと3年生が残してくれた後輩たちへの資産だ、ということ。だからこそ、その資産を言語化して後輩たちに伝えてあげることは、自分の仕事だと思った。

いい試合だった。やり切った。そういうありきたりの言葉を探してるわけじゃない。
試合に勝って勝負に負けた…それも違う。
自分たちの野球ができた。自分たちの野球をやり切って、それで負けたなら悔いはない。
確かにそうなのだが、それが言いたいのではない。

序盤こそなかなかランナーを出せなかったものの、ファーストストライクから積極的に振りに行って強く低い打球を放っていったあの姿勢。好投手小林くんを擁する2015年準々決勝の水城戦がまさにそうだった。

負けているのに勝っているようなベンチの雰囲気。選手たちの表情、声、躍動。そんな試合の流れを引き寄せるチームの勢い。序盤四回で0-5の劣勢から大逆転劇を演じた2015年2回戦の史上最強のノーシードと恐れられた水戸商との激戦がまさにそうだった。

さらに今年の水戸一戦では、相手バッテリーの一瞬の隙を突いての進塁、ここぞの場面でのダブルスチールを含む5盗塁と、積極果敢に先の塁を狙う走塁が光った。それにしても、あの流れるようなダブルスチールにはシビれた。まさにチームビジョンに掲げた連動する野球、連動する攻撃を体現していたと思う。

守備でも両チームによる好プレーの応酬は見事だった。日立一の二番小磯くんの放ったセンター前に抜けるかという鋭い打球を水戸一のショート高村くんが横っ飛びで二塁封殺を見せれば、同じくセンター前に抜けようかという強い打球を日立一のショート・キャプテンの林太一くんが飛び込んで好捕。6-4-3のダブルプレーで一気に流れを引き寄せるスーパープレーで魅せた。

打撃においても、1年生清水聡真くんの2ストライクと追い込まれてからの勝負強さ、しぶとさが光った。彼には、同じく2015年準優勝時に1年生センターでここ一番での勝負強さを発揮した2017年チーム・キャプテンの島剛輝くん(筑波大)と同じオーラを感じずにはいられない。
そして、最も印象的だったのは、9回の攻撃の林太一くんの打席。この回先頭の代打・酒井大雅くんが四球で出た直後の初球を振り抜いて三遊間を破るヒット。
水戸一・先発の石井くんは、確かに後半はスライダーの制球に苦しんでいた。そして先頭打者が四球で出塁。次の初球を狙うのは決して珍しいことではないし、むしろ狙えという場面ではある。とはいえ2点ビハインドの最終回。なかなかそう簡単にバットを振り切れるものではないと思う。それを迷わず狙いを定めて振り切りヒットにした林太一くんは素晴らしく立派だった。相手はもちろん、味方にも日立一高強えー!と感じさせた象徴的な場面だったのではないだろうか。

さらに、ここではあまり詳しくは書けないが、日立データサイエンスを率いる加藤琉斗くんと植田凱聖くんの分析力、戦略策定力が、このグラウンドでの仲間のパフォーマンスを演出したのだ、ということを特筆しておきたい。みんなが帰った後も遅くまで残って分析作業をしていたね。4回戦のぶんまで。そう、高校野球というのは9人でやるもんじゃない。部員全員でやるもんなんだ。

こうして思い起こしながら書いてきて、やっと見えてきた。清々しいという感覚の理由が。

それは、“恐い日立一高の野球が戻ってきた!”  嬉しさにも似たその充足感覚なのかもしれないと。

試合後に水戸一・木村監督にご挨拶したときに、その第一声が「いやぁ〜、しぶとい…」とひと言、本当に疲れきった表情で大きくため息をつくように仰っていたのがとても印象に残っている。

日立一高というチームにとって “恐い”という言葉は、“強い”という言葉よりも上の褒め言葉なのである。そのことを改めて認識させてくれた試合であり、それをプレーで、ベンチで、スタンドで示してくれたのは、いまの3年生たちに他ならないのだ。

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太一、大輝、琉斗、内田くん、もえちゃん、優生、松くん、陽、川上くん、植田くん、冨田くん、小磯くん、みんなと一緒に甲子園に行きたかったけど、その夢の締め切りは過ぎてしまいました。
だけど、キミたちが最後に見せてくれた“恐い日立一高”の姿、それは後輩たちへのこれ以上ないバトンになりました。単なる代替わりのバトンじゃない。甲子園に繋がるバトンです。

3年生のみんな、本当にありがとな。

そして何より、みんな最高にカッコよかったぞ!
2年半、本当におつかれさまでした。


bko443116 at 01:41|PermalinkComments(0) 日立一高 | 日記

2021年07月14日

日立一高の夏がはじまります!

雨天順延で一日遅れで開幕した全国高等学校野球選手権茨城大会もすで2回戦に突入。

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母校・日立一高は2回戦から登場。明日15日(木)の第一試合、ひたちなか市民球場で那珂高校との対戦です。平日ではありますが、もちろん応援に行きます!

夢の舞台を目指せる“当たり前だった”幸せを噛み締め、高校野球の集大成を存分に見せてほしいと思います。
結果は神様しかコントロールできない。だから結果を出すためにやってきたプロセスを本番で再現することに集中して、成功イメージだけを描いて、これまでやってきたこと全てを出し切ろう!

結果を追うな、その成功プロセスを追うんだ。

結果を追うから、打たなければ・・抑えなければ・・と、常に追い込まれる。チャンスなのにピンチになる。

『強さとは、失敗を恐れないこと』

さあ、日立一高野球部のみんな
強さと自信をもって思いっきりてっぺんにカチ込め!

そして、絶対に甲子園の土を踏もうな!!



bko443116 at 20:00|PermalinkComments(0) 日立一高 | 日記

2021年03月01日

日立一高 野球部3年生のみんな、卒業おめでとう!

甲子園の大会はなかったけど、甲子園を本気で目指した高校野球は確実にそこにありました。

夏こそ初戦で躓いたけど、秋4強、春8強、相模と互角に競り合い浦学に連勝した強い3年生を見て育った代でした。
とはいえ、新チームの時はホントにひどかった…笑
とにかく守れなかったもんね。。それがほんの2、3か月で驚くほど成長したよね。そして迎えた秋大。妻一戦に完勝しながらも常総戦では初回に大量失点で撃沈。
それでもそこからまた鍛え直して這い上がり、市内大会決勝では明秀相手に9回に6得点の大逆転勝利!
逞しさを纏ったその姿は、まさに先輩たちから受け継いだ日立一高野球部そのものだったね。
その後、年が明けてしばらくしてコロナの猛威が世界中を襲う。すべてが初めての経験。戸惑いもあっただろう。もどかしさもあっただろう。焦りもあっただろう。
春大が中止。緊急事態宣言は開けたものの、恐れていた夏の甲子園大会中止の発表。
あの時、あの瞬間、あの絶望からしばらく経っても、キミたちにかける言葉が見つかるわけもなかった。

それでもキミたちは顔を上げ、前を向いたね。日立一高野球部としての使命感をもって前に進んでくれた。ありがとな。

本当にキミたちには感謝しかない。共に甲子園を目指した時間をもらったこと、絶対に忘れません。
そんな、日立第一高等学校 野球部2020年チームの栄誉を称え、ここに卒業アルバムを贈ります。

日立一高 野球部3年生のみんな、卒業おめでとう!



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bko443116 at 00:59|PermalinkComments(0) 日立一高 | 日記

2020年11月08日

写真以外でビートルズの4人がアビイロードの歩道橋を歩いて渡るシーンをはじめて見た件

たまたまYouTubeを観ていたら、ホワイトアルバムに収録されている「Birthday」のMVに遭遇。 ホワイトアルバムはよく名作と言われるけど、この曲もそうだったのね。 で、何より「ほう!」と思ったのは、1分半過ぎの部分。 アビイロードを4人が渡っているシーン。なんと!動いているではないか!! 自分としてはあまりに衝撃的だったので、備忘録としてしておきたく思った次第。 アビイロードのアルバム発売はホワイトアルバムの翌年だけに、なんだか不思議な感覚…

bko443116 at 23:25|PermalinkComments(0) 日記 

2020年07月12日

2020年 夏の高校野球開幕!

2020年の夏がやってきました。
甲子園大会はないけれど、第102回大会は存在する。それが意味すること、それは甲子園を目指してきたキミたちの高校野球はなくならないということです。

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本気で甲子園を目指してきた日立一高の野球を、キミたちが必死で甲子園を追いかけてきた2年3ヶ月の集大成を、それが何なのかを最後の夏に証明しようじゃないか!

日立一高 野球部のみんな、てっぺんにカチ込め!

bko443116 at 00:31|PermalinkComments(3) 日立一高 | 日記
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