2020年05月17日

仙台育英 野球部に学ぶこと

先週、たまたま報道ステーションを視ていたら、仙台育英 野球部の取材VTRを目にした。
その内容がこれ↓


監督もそうだが、選手たちの自立度合がハンパないなと感心したは、つい1週間前のことだ。


そして今日、たまたまスポニチの記事を目にした。

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仙台育英 野球部の「予測と準備」のチカラが想像を絶するレベルで、ひたすら感嘆することしかできない。

記事によると、この状況に真正面から向き合い、選手に以下の3つのアンケートを取っているという。(センバツの無念を経験しているからこその心の強さに、ただただ敬意と尊敬の念を禁じ得ない)

そして、実際の選手の回答が紹介されていた。

【須江監督、LINEで選手にアンケート】
(1)甲子園大会が開催される場合(日本一を目指せる)
(2)地方大会のみ開催される場合(発表の場がある)
(3)大会は全て中止(一番の真価が問われる)
それぞれについて、考えを記してください。

 ▼田中祥都主将(3年)
(1)短い期間で全員で競争し、誰よりも練習をする。そして1人で進むのではなく、それぞれに役割を与えて周りを巻き込んでチームを運営していく。
(2)今までの伝統や野球の質をつなげられるような試合を目指す。そして、一人一人が仙台育英でやり切ったというような試合にしたい。だから、日々の反省や後輩にどのような姿を見せていくのかを常に考えて取り組んでいく。
(3)試合がなくても後輩たちはあると思うので、一緒に練習をしたり教えたりして次の代に携わっていきたい。今までの先輩がつくってきてくださった良い物を伝えていき、自分たちが変えられるものを変えていく。また、多くの人が苦しんだと思うので少しずつ力になることをしていきたい。どの未来になっても必ず、次の代に残るものは何かを常に考えて、3年生全員でそこに対して取り組んでいきたい。

 ▼入江大樹遊撃手(3年)
(1)日本一という目標に向かって全員でチーム力を高めていかなくてはならない。この期間で落ちてしまった、技術面や連係など時間を無駄にすることなく全力で取り組んでいきチームで日本一になると強く思うことが大切だと思う。
(2)どんな形であろうと大会が開催されることには感謝して全力で勝ちにいくことが大事になってくると思う。今までやってきたことを出すだけと思う。自分たちがプレーで下級生に残せることがあると思う。そのためにも優勝することが高校野球完結のスタートだと思うので全力でやっていきたいと思う。
(3)全員が悔しいという思いがあると思うが特に自分たち3年生は、春も中止になりそれぞれ思うことがあると思う。だがそこで終わりじゃなくて下級生のために何を残すことができるか。自分たちで話し合いをして明確にする必要があると思う。中止になってしまっても自分たちは高校野球を完結させるためにできることをやっていきたいと思う。



さらに、須江監督はこんな言葉を残している。

 ――大人たちができることは。
「(夏の甲子園の開催可否が決まる予定の)5月20日以降が大人の出番。子供たちは大人や周りにしてもらったことを凄く覚えている。僕らが子供たちに真に寄り添って、彼らにとって喜びになる行動を起こしてあげたら、きっと大人になった時に凄い力を発揮できる人材になれる。近くにいる大人の力量が試される」


これは野球に限らず、この苦難に向き合うすべての大人たちの話として、いま、我々大人ができることは何か。行動できることは何か。責任というものとはちょっと違う、“大人の使命”ともいうべき何かが問われている気がしてならない。



bko443116 at 18:42|PermalinkComments(0) 人生メモ | 日記

2020年02月29日

日立一高 野球部 3年生のみんな、卒業おめでとう!

新型コロナといえば、数ヶ月前までは検索すればこうだったんです。
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それが今では新型コロナってのは、こういうものになってしまった。
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そんな新型コロナウィルスの猛威は収束することを知らず、一昨日には3/2からの全国一律で小・中・高の休校要請が出され、昨日には北海道では非常事態宣言と、社会的にも混乱が続いているわけでありまして、各地では卒業式の中止や突然のクラスメイトとのお別れに涙する小学6年生たちの姿が報道されています。

そんな中、母校 日立一高の卒業式はどうなるんだろうと気にかけておりましたが、どうやら無事に卒業式が執り行われるとのこと。よかった、よかった…。

野球部の3年生たちも、慣れないスーツに身を包んで旅立ちの式を迎えるわけですね。学校生活や高校野球を通じてたくさんのことを学んだと思います。特に高校野球で学んだことはとても大きな財産になっていくはず。
チームの一体感がとてつもなく大きなチカラになること。逆に小さなミスややるべきことをやり切れない甘さが命取りになること。これらはすべて財産だ。
一昨年の年末に行った冬の集中セミナーのDAY2(12/16)で話したハインリッヒの法則の話を覚えているだろうか。

たった2枚のスライドでしたが、とても大事な2枚でした。卒業にあたり、もう一度、私からのはなむけのメッセージとして、先輩としての訓示として、3年生のみんなに贈りたいと思います。

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成功も失敗も経験という財産です。部訓セミナーのときに「2.見ろ、そして判断しろ」のパートで話した羽生善治さんの言葉を覚えているかい?WAYにも掲載してある言葉です。

過去の知識や情報は、すべて素材だ。
それらは、次の新しいものを想像する素材として利用されるためにある。


そう、過去の経験というのは、この先キミたちが新しいものを想像したり行動したりするときに使う素材なんだ。だから財産っていうんだよ。

2年3か月のキミたちの高校野球を、ハインリッヒの法則に照らし合わせたとき、あの日の敗戦はかけがえのない経験に変わる。それが未来への財産になる。

亮裕、萌音ちゃん、塚尾くん、沼里くん、小松崎くん、松本くん、開史、優人、智尋、ももちゃん、眥鼎ん、城井くん、小口くん、清野くん、川浪くん、海翔、聖英、安西くん、助川くん、夕晟、綿引くん、日立一高で過ごした高校野球という財産を糧に、将来にむけて大きく羽ばたいてください。日立一高の先輩として、社会人の先輩として、これかれもキミたちのことを応援しています。

最後に私から卒業アルバムを贈ります。日立一高 野球部 3年生のみんな、卒業おめでとう。


bko443116 at 21:09|PermalinkComments(3) 日立一高 | 日記

2020年02月02日

日立一高 野球部グラウンド、只今リノベーション進行中

日立一高が甲子園に出場した1985年から今年で35年。甲子園寄付金で建てた室内練習場も築35年ということになります。(私が入学した1986年4月にはすでにあった気がするので)

築35年っていうとけっこうな築年数なわけでありまして、あちこち綻びも不具合として顕著に目立ってくるわけです。そんな中、日立一高 野球部 父母会のお父さん方が立ち上がってくれたのです!

ボロボロになった壁の修繕、汚れで採光力の落ちた壁面と屋根の洗浄、ブルペンのホームベース付近の雑草除去作業。


これ↓がBeforeで
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こっち↓がAfter
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修繕作業の様子
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そして、壁や屋根の洗浄作業。見違えるように白くなりました。これならしっかり光を拾えますね。
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林さん、なんか楽しそうです!笑


こちらは雑草除去の様子。投球練習だけだったのが、おかげさまで練習の幅が広がります!
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さらには、こんな秘密兵器のDIYまで!
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冷え込む中での修繕・洗浄・DIY作業、本当に本当に有り難うございます。何人かのOBパパはいらっしゃるとして、そのほとんどのお父さん方は母校でもないのに、野球部OBでもないのに、もうホント頭が上がりません。


そして頭が上がらないのは、お父さん方だけではないのですよ。

まずはこのDIYを見てください。この鉄板がなんだかわかりますか?

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そうなんです。油はね防止ガード兼風除けガードなんですよ!

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そして驚くことなかれ。これ、お父さんじゃなくて、お母さんのDIYなんですよ。しかもものの十数分で作ってしまうんですよ。そんなスーパーDIYママの正体は、マネージャー西海葵ちゃんのママなのであります。正確に言うと、葵ちゃんママの弟さんが近所の鉄工所勤務で、ママがスマホで寸法やらイメージやらを遠隔でディレクションして弟さんにアウトソーシングしているというカラクリなんですが、それにしてもお見事な姉弟連携でありスーパーディレクターぶりなのであります。マジすげぇー!

そして、そもそもの話に戻りますが、ご覧の通り、選手たちのために父母会のお母さん方が炊き出しをしてくれてるんです。しかも冬の期間中の土日ずっとですよ。
この炊き出しは2018年チームの父母会のみなさんが始めてくださって今に至ります。ただでさえ毎日のお弁当作りと泥だらけのユニフォームやソックスの洗濯だけでも大変なのに。ホント頭が上がりません。本当に本当にありがとうございます!

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冷え込む冬の練習のお昼に、温かいごはんを食べられるのは選手たちにとってどれだけ有り難いことか。選手たちにとってものすごく励みになっているはずです。この瞬間の選手たちの表情が輝いているのがその証拠ですね!

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そして、選手たちよりも子供の顔で写真に収まっているのがお父さん方です!笑

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まさにチーム日立一が、ここにあります。
選手、監督、スタッフ、父母会とが一体となり締め切りのある夢に向かって走っている姿が、ここにあります。これがONE TEAM!

“通い”をチカラに。“チカラ”をカタチに。
父の義愛と母の慈愛、そして信じる心が、“不可能の先にある可能性”に光を灯します。

日立一高 野球部 父母会のみなさん、選手たちと共に、必ず甲子園に行きましょう!



※写真提供:日立一高 野球部 父母会


bko443116 at 18:08|PermalinkComments(0) 日立一高 | 日記

中山先生を囲む会

もう昨年のことになりますが、12月30日に日立市の天地閣にて、日立一高 野球部 有志が主催する「中山先生を囲む会」が行われました。

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母校 日立一高に赴任して中山先生が監督を務めた最初の夏が2012年。あれから8度の夏を経験してきたわけですが、その間、夏準優勝1回、夏8強1回、秋4強2回、秋8強1回、春8強1回、21世紀枠推薦3回と、かつての日立一高の存在感を取り戻しました。
そんな日立一高 野球部再建の立役者である中山先生を、お酒を飲めるようになった6世代に渡る卒業生たちが囲み盃を交わそうと開催されたのがこの宴というわけです。

そんな宴は、このアタックムービーで幕をあけました↓



すでに社会人になった卒業生は3世代。すっかり立派な社会人になっておりました。2012年チームの主将・石川雅明くんはJR東日本で、2013年チームのエース・加賀屋諒くんは常陽銀行でそれぞれ野球を続けていますし、2013年チームのレフト・小室大海くんは教員として野球の指導者の道を歩んでいます。
学生組も、2014年チームの清水大地くん、2016年チームの鈴木彩斗くん、2017年チームの島剛輝くん、大友泰河くん、まだお酒は飲めませんが2018年チームの清水大海くん、小堀数馬くんと6名の卒業生が筑波大で野球を続けていて、いまや日立一高は筑波大硬式野球部の一大勢力となっているのです!笑
さらに、静岡大では2018年チームの木川静くんが、茨城大では2015年チームの塙拓大くん、渡邉文弥くん、鴨志田浩大くん、2016年チームの佐藤泰大くん、2018年チームの小松慎太郎くん、三上泰成くんらが硬式野球部で活躍しています。2017年チームのエース・横山幸輝くんは東大の準硬式野球部。

大学進学後も野球を続ける選手たちがこんなに増えたというのも、中山監督の大きな功績と言えるでしょう。しかも、常総学院などの強豪私学出身の選手を押しのけ日立一高出身の選手が主軸を張って頑張っているという現実にも、私たちは大きな勇気を与えられます。

もちろん野球以外の道で、社会人として、学生として、新たな人生を歩んでいる卒業生のほうが多いわけですが、みんな生き生きとしたいい顔をしていました。

そんな卒業生たちからは、石川くん&西野くん(JR東日本勤務/2012年チーム)、彩斗(筑波大/2016年チーム)、剛輝&大友くん(筑波大/2017年チーム)、川田くん(住宅メーカー勤務/2013年チーム)、大森くん(食品輸入商社勤務/2013年チーム)、塙くん&渡邉くん(茨城大/2015年チーム)らが中山先生へのメッセージを綴ってくれました。




そして最後は、福山雅治の18〜eighteen〜に乗せて、中山先生の教え子たちひとりひとりのプレーを振り返りながら、白堊の球児たちの同窓の宴はエンディングフィナーレとなりました。




最後に、1年以上前から幹事を務めてくれたマネージャーの丸山さん、佐久間さん、当日の司会進行を務めてくれた西野くん、川田くん、ありがとうございました。

そして次は必ず、甲子園出場祝勝会をやろうね!


bko443116 at 16:48|PermalinkComments(0) 日立一高 | 日記

2020年02月01日

2020年シーズン始動

年が明けてからもうすでに1ヶ月。早くもキャンプインの季節だ。
今年は東京オリンピックの影響からか、プロ野球の開幕も例年より2週間も前倒しで3/20が開幕戦。
あっという間に球春到来だ。

わが阪神タイガースも、創志学園の西、履正社の井上、横浜の及川、東海大相模の遠藤、中京学院大中京の藤田と、甲子園を沸かせた高校生ルーキーがズラリと並ぶ2020シーズン。さらに静岡大・高山監督の教え子である奥山も、静岡大初のプロ野球選手ということで育成ながら大型外野手として期待が膨らむ。ポスト糸井・福留と期待されながらも、昨シーズン志半ばでグラウンドを去った横田慎太郎の想いを継いでほしいと願う。そして、日立一高から静岡大に進学した木川静くんも、ぜひ奥山に続き阪神タイガースのユニフォームに袖を通してほしいなぁと、勝手な夢は膨らむばかりなのであります。

そんな日立一高も3月の開幕に向けて日々練習を重ねているわけですが、その練習内容、意識のベースづくりが、例年行ってるワークショップセミナー。昨年末も3週間連続で実施しました。

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その内容について詳しくは触れられませんが、プログラムとしては2019年チームの時にモデルチェンジした構成をベースに、2020年チームの選手たちの課題や個性に合わせカスタマイズしたもの。

カリキュラムだけご紹介するとこんな感じ↓
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日立一高の野球とは何か、自分たちの野球とは何か。それに向き合い、言語化し、見える化する。
チームが進むべき道とはどんな道なのかを見定めるのがDAY1。

同じように、個人それぞれが進むべき道とはどんな道なのかを見定めるのがDAY2。

そして、そもそもなんで高校野球を頑張ってんだっけ?という本質に斬り込み、それらを言語化することで無意識を意識化するアプローチ。そうして自覚した高校野球を頑張り抜く理由をジェット燃料として、夏までの間にどれだけ自分は走り抜けられるか?を未来から逆算して回顧録を書きおろす。それらを夏への契約書として書き記すのがDAY3。

今年はワークショップを通じて書いた自分の進むべき道を起点に、監督と面談をしながら最終形にするというステップを踏んだので、選手たちの理解と覚悟も例年より強固になったのではないでしょうか。期待しましょう。

そんな2020チームへのワークショップセミナーのサブテーマは “熱” でした。その熱を、ラグビーの力を借り、先輩たちが残してくれた軌跡と奇跡の力を借り、着火させたかったのです。

今や社会の共通語となったラグビーのトレンドに乗っかりつつ、およそ半世紀前の伏見工業ラグビー部の奇跡を題材に、ジェイミー・ジョセフ ➡ 平尾誠二 ➡ 山口良治 というレジェンドの系譜を遡りながら、スクールウォーズの世界を通じて現代の高校生たちに目標を追いかけること、自分と戦うことに必要不可欠なジェット燃料と種火を注入したかったわけです。

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さらに、同じ高校生、同じ偏差値、同じ公立高校、同じ文武両道高、同じ聖地を目指す部活動、そんな等身大でありながら圧倒的な気迫と熱量の筑紫高校ラグビー部の姿に、たくさんの勇気を貰いました。




さらにさらに、阪神タイガース伝説の四番打者にしてHANSHIN LEGEND TELLERである我らがミスタータイガース掛布雅之31から、私自らが直接授かった金言を、日立一高 野球部 部訓にある「日々是精進せよ」に準えながら選手たちに伝えました。(スライドの演出上、敬称略にて作成)

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日立一高のみんな、王者は絶対に倒せる。
だから、必ず甲子園に行こうな!







bko443116 at 19:28|PermalinkComments(0) 日立一高 | 日記
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