昼のニュースで速報がテレビに流れた。「ケープタウンのビーチで、サメが男性を攻撃した」という。暖かくなってきた南アフリカでの緊迫したひと時だった。
9月28日、快晴のケープタウン。海も暖かくなってきたフィッシュフックビーチには通常、泳ぎに来る人々がいるはずなのだが、その日は誰もいなかった。

サメが発見されたからである。フィッシュフックの小高い山の付近にはサメを監視する人がいるが、9月28日朝9時半、サメ発見の第一報が監視員から入った。サメ警報のサイレンが鳴り響きビーチは立ち入り禁止となった。9時45分、ビーチは一度再開したが、サメがそのエリアにいるという赤い旗は出ていた。

10時50分、再びサメがビーチ付近に確認されビーチは立ち入り禁止、サメマークの入った白い旗が掲げられた。

お昼12時頃、誰もいなくなったビーチに1人の男性が海に入っていくのが目撃されている。発見した監視員はすぐに警報のサイレンを鳴らそうとした。しかし、サイレンは鳴らない。不幸なことに11時過ぎから約2時間ケープタウン一帯が原因不明の停電になっていたのだ。

このケープタウンに住むイギリス人男性(43)は、周りがやめるように忠告したにも拘らず「サメと泳いでやるよ」と言いながら海に入ったそうだ。それをたまたま遠くで目撃した2人の男性がビーチへと駆けていった。しかし、時既に遅し、男性はサメの餌食となってしまったのだ。助けに行った2人の男性は、10メートル近くに迫ったサメから逃げながらも、噛まれた男性を浜辺に連れ出した。しかし男性は右脚ひざ下を失い、左脚もふくらはぎを噛み千切られた。男性はすぐにヘリコプターで近くの病院へ搬送、4人の外科医が手術を執刀した。男性は重体だが、今のところ容体は安定しているそうだ。

その後、フィッシュフックビーチとその近辺のビーチはすぐに立ち入り禁止区域になった。

ケープタウンは9月半ばから暖かくなってきて、ビーチで泳ぐ人、鯨が潮を吹いているところやイルカが群れになって泳いでいるのを目にすることもある。そして、もちろんサメが獲物を探してやってくることもある。町自体は、サメに対してできる限りビーチ利用者への対策を行っている。停電というアクシデントはあったものの、これはもう個人の責任としかいいようがない。
http://news.livedoor.com/article/detail/5905785/

 人気ブログランキングへ