メイカーズ(Makers, 2009)

コリイ・ドクトロウ 著
H.Tsubota 訳
Makers-Cover-Mini
第1部
1章
2章
3章
4章
5章
6章
7章
8章
9章
10章
11章
12章
13章
第2部
1章
2章
3章
4章
5章
6章
7章
8章
9章
10章
11章
12章
13章
14章
第3部
1章 . . .
5章 . . . .
10章 . . . .
15章 . . . .
20章 . . . .
25章 . . . .
30章 . . . .
35章 . . . .
40章 . . . .
45章 . . . .
50章 . . . .
55章 . . . .
60章
61章

※第2部には一部、性描写があります。苦手な方は注意してください。

あらすじ

シリコンバレーで働く新聞記者兼ブロガーのスザンヌ・チャーチは巨大企業を買収した起業家ランドン・ケトルウェルにスカウトされて彼の新たなプロジェクトの取材を依頼される。取材のためにフロリダに飛んだ彼女の前に現れたのはショッピングモールの廃墟を本拠地にする2人の天才的ハードウェアハッカーだった。

訳者あとがき

ウェブでここ数年、話題になるものに3Dプリンターがある。Maker FaireだとかFabLabだとかいう言葉を聞いたことがある人もいるかもしれない。こういった動きを総称して「メイカームーブメント」と呼ぶらしい。

このメイカームーブメントの火付け役の一つが2012年に出版されたクリス・アンダーソンの「MAKERS―21世紀の産業革命が始まる」だ。出版当時はそれなりに話題になって書店に並んでいたので記憶にある人もいるだろう。


MAKERS―21世紀の産業革命が始まる

実はこの本はある小説の影響を強く受けている。それが2009年に出版されたコリイ・ドクトロウの「Makers」だ。


Makers[英語]

クリス・アンダーソンはこう書いている。

コリイ・ドクトロウが数年前に出版した偉大なSF小説「メイカーズ(Makers)」に、僕も、またこのムーブメントの中にいる数え切れないほど多くの人々も、想像力を刺激された。
(「MAKERS―21世紀の産業革命が始まる」, 第1章 発明革命)

コリイ・ドクトロウとは何者だろう?クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス)で有名な電子フロンティア財団の元メンバー、草分け的ブログであるBoing Boingを執筆するブロガー、ローカス賞受賞作家・・・。

彼のユニークなところは商業出版で成功している作家であるにも関わらず出版した自作品をCCライセンスでライセンスして自由な翻訳と再配布を許可している点だ(コリイ・ドクトロウのサイトからダウンロードできる)。

そこで今回、この「Makers」を翻訳することにした。3Dプリンターを筆頭としたデジタル製造技術(オープンソースなCAEも含まれるのかもしれない)による小規模生産が今後どれだけの影響力を持つのかはわからない。しかしその思想的原点の一つである本を訳しておくことにはそれなりの意味があるだろうと思う。

この翻訳がメイカームブーメントを理解する助けとなれば幸いである。

追記 2014/11/22 : 翻訳原稿のリポジトリをGitHubで公開しました。誤字脱字の修正などプルリクエストいただければ対応します。


リトル・ブラザー マジック・キングダム
で落ちぶれて

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