福島・茨城沖 「正断層」タイプの地震に注意を | NHKニュース
6年前の東北沖の巨大地震の影響で、福島県や茨城県の沿岸部では、それ以前とは異なる、陸側のプレートが引っ張られるような地殻変動が継続し、「正断層」と呼ばれるタイプの地震が起きやすい状態が続いています。 去年11月に福島県沖で発生した、マグニチュード7.4の地震もこのタイプの地震で、専門家は引き続き注意が必要だと指摘しています。 6年前に東北沖で発生したマグニチュード9.0の巨大地震では、プレート境界で陸側のプレートが大きく東へずれ動きました。


東日本大震災とは違うタイプの地震が起きています。

正断層タイプ

といいます。


巨大地震の震源域周辺の福島県沖や茨城県沖の海底では、それ以前とは異なる、陸側のプレートが東へ引っ張られるような地殻変動が今も続いていて、このうち、おととし11月までのおよそ3年間には、平均で1年間に7センチから13センチ前後ずれ動いていたということです。

この領域の陸側のプレートの内部では、巨大地震の影響で引っ張る力が加わって起きる「正断層」と呼ばれるタイプの地震が起きやすくなっているということです。去年11月に仙台港で1メートルを超える津波を観測した、福島県沖のマグニチュード7.4の地震や、去年12月に茨城県で震度6弱の揺れを観測した地震はいずれも正断層の地震でした。


一方津波を伴うアウターライズも心配されています。

専門家は6年前の巨大地震のあと、震源域の東側の海底では津波を伴うような「アウターライズ」地震が起きやすい状態が続いているとして、注意も必要だと指摘しています。

海洋研究開発機構の飯沼卓史研究員によりますと、6年前の巨大地震で大きくずれ動いた、東北沖の震源域の沖合にあたる、「日本海溝」の東側の海底では、巨大地震の影響で海側のプレートに引っ張るような力が、それまでよりもかかっていて、津波を伴うような「アウターライズ」地震が起きやすい状態が続いていると考えられるということです。