「核のごみ」対話型説明会、大阪で本格再開 学生動員問題受け、運営を「直営」に
経済産業省と原子力発電環境整備機構(NUMO)は10日、原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)最終処分場建設について意見交換する「対話型説明会」を大阪市内で開いた。昨年11月に機構の委託業者が学生へ謝礼を渡して動員していた問題が発覚して以降、開催を一時中断。今年2~3月に関東で試験実施していたが、今回が本格的な再開となった。 http://www.sankei.com/west/news/180511/wst1805110013-n1.html

こんな問題があったのですね。知りませんでした。
どのような経緯で発覚したのだろう?
twitterかなあ。
調べてみようっと。


<追記>
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原子力コミュニケーション
かつてこのような本が刊行されていました。福島第一原発事故以前です。


さて、ちょっと調べた結果、なにか原子力広報の大きな闇が浮き彫りになってきました。

学生動員の件の記事が見つかりました。
学生を金品で動員、原子力巡ってまた不祥事 | 週刊東洋経済(政治・経済) | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
さいたま市内で11月6日に開催された、原子力発電環境整備機構(NUMO)主催による意見交換会。参加した学生から、「おカネをもらわなければ、平日の昼間にこんなところには来ない」「自分たちのようなサクラを使ってまで進めるのはよくないのではないか」との発言が飛び出した。

NUMOでは11月14日に記者会見を開催。再委託先である学生向けマーケティング会社のオーシャナイズが、参加の学生に1万円の謝礼を約束していたと明らかにした。東京や大阪、愛知、兵庫の4会場では、同社が学生サークルに5000円相当の物品提供を約束していたとも説明した。

NUMOによれば、オーシャナイズが集めた学生は5会場で39人(うち、さいたま市の会場では12人)。NUMOは「金品提供の約束は慎むようにと厳命にしていたにもかかわらず、このような事態が起きたことは遺憾だ」と釈明している。


会場で学生が暴露したようですね。GJ
それにしてもひどい話。
意見交換会だろうが説明会だろうが全く意味をなしていない。

さらに
「元請け」となった地域力活性化研究室との関係にも疑念の目が向けられている。地域力活性化研究室の鰀目(えのめ)清一朗代表は、NUMOの「広聴・広報アドバイザリー委員会」の委員を2014年まで務め、広報戦略のあり方を提言してきた。その一方で、広報活動業務を2013年から電通の下請けなどの形で受注していたようだ。

ということ。

これはこれまで続く「原子力広報」の問題が根底にあるようです。根が深い問題。
広報の仕事をするものとしてもっと突っ込んでみなくてはいけないことに気が付きました。
そうしなければ日本の「広報」は育たないでしょう。がんばれ!俺!

ついでながら地域力活性化研究室の鰀目(えのめ)清一朗代表について次のように記事では書いてあります。
鰀目氏は北国新聞社に勤務し、全国地方新聞社連合会で主任研究員を務め、「地方新聞社に大きな影響力を持つ人物」(NUMO関係者)。NUMOは鰀目氏の人脈や、電通から紹介を受けたというオーシャナイズの学生動員能力に頼った。


原発プロパガンダ (岩波新書)
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斎藤貴男さんのこの本も広報の問題を鋭くえぐっている。
国民のしつけ方 (インターナショナル新書)
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【さらに追記】
このツイートに学生動員については詳しいです。よく追いかけています。ぜひお読みください。
https://twitter.com/risa_mama117/status/937707986432114688

【参考記事】
電力やらせ体質根深く 核ごみ会合、日当で動員 経産省、NUMO|行政・社会|佐賀新聞ニュース|佐賀新聞LiVE