【プレスリリース】単独で普通の細胞を直に幹細胞に変えるステミン遺伝子の発見 | 日本の研究.com
研究グループは、コケ植物ヒメツリガネゴケの再生能力について研究を行なっていたところ、たった一つの遺伝子を働かせるだけで植物体の中の葉細胞を幹細胞に直接変えることができることを発見しました。この遺伝子をステミン(STEM CELL INDUCING FACTOR、幹細胞[ステムセル]誘導因子: 略してSTEMIN)と名付けました。一つの遺伝子を人工的に操作するだけで生体内の無傷の分化した細胞を直接、幹細胞に変えることができたのは、全ての生物において初めてです(注3)。そして、通常は化学修飾によって厳重に働かないように管理されている幹細胞化遺伝子を、ステミンが化学修飾を減少させることで働かせていることを発見しました。  

今後は、ステミン遺伝子の働きをより詳しく調べることで、植物の分化した細胞を幹細胞に変える仕組みの全貌解明につながることが期待されます。また、作物の効率的育種への可能性も秘めています。


体細胞が幹細胞に変わるという話を聞くとどうしても素人の私はSTAP細胞のことを思い出す。小保方さんはどうしているのだろう。私は今でも小保方さんを信じているし、一研究者をあんな酷い潰し方はないだろうと思っている。

植物では挿し木やカルスなどで普通の細胞が幹細胞に変わることは知られています。
今回の成果はそれが一つの遺伝子(ステミンと名付けられた)の操作で幹細胞に変わることを発見したことのようだ。細胞の分化のメカニズムが進みそうだ。

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私たち人間をはじめ、動物も植物も、一つの細胞である受精卵が分裂し、増えた細胞がいろいろな性質を持ち特殊化する(分化する)ことで、体ができあがります。

ところが、ひとたび分化した普通の細胞でも、受精卵のようにさまざまな種類の細胞を作り出すことができる幹細胞(注1)へと変化させることができます。ヒトを含む哺乳類では、分化した細胞に複数の遺伝子を働かせて、幹細胞(iPS細胞)に変化させることができるようになりました。

一方で植物は、遺伝子操作をしなくても、挿し木や葉刺しによって容易に植物体全体を作り出すことができます。これは、分化した細胞から幹細胞が作られるためです。これまで、1遺伝子を働かせることで葉細胞から幹細胞を含む分裂組織を作り出すことは可能でしたが、葉細胞を幹細胞に直接変える遺伝子は見つかっていませんでした。


今後のさらなる研究の進展に期待したい。





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