bayes01

日本がAIの分野においてアメリカの2周遅れであるという話は2015年の12月31日大みそかに洗車に行く途中でNHKラジオで聞いた野口悠紀雄さんのインタビュー番組がきっかけだったように記憶してます。

その中で話されたのは日本はもう個人一人あたりの名目GDPは世界25位(その時)である、フィンテックという分野ですでに日本はアメリカの2周回遅れというような話でした。その時ビッグデータの話もあったかは記憶がありません。

ちなみに現在の名目GDP世界ランキングは22位 http://ecodb.net/ranking/imf_ngdpdpc.html

少なからずショックを受けて聴いた感覚がいまでも残っています。

それからすぐに行動に移して東大名誉教授松原望先生に統計学の勉強会をお願いして開催しました。いまからちょうど2年前のことです。松原先生はその前の年までスタンフォード大学でフィンテックの最前線の学者の本を翻訳しておられました。

ファイナンスのための統計学 -統計的アプローチによる評価と意思決定- 単行本 – 2016/5/21 Tze Leung Lai (著),‎ Haipeng Xing (著),‎ 松原 望 (翻訳),‎ 山村 吉信 (翻訳)

とても専門的な本なので読みこなせませんが、眺めているだけでアメリカが実務(プラグマティズム)で進んでいるかがわかりました。反対に日本の大学がプラグマチックではなくアカデミックにこだわっているのでこの分野(統計学)で遅れをとっているか、その原因もおぼろげながら理解しました。

そのことをプランナーとしての私の勘で感じて、Schooスクーの森社長に売り込み、現シンクアップ栗原社長がスクーとともに『エンジニアのためのベイズ統計学』というオンライン講座を作り上げました。

そしてこれが創元社の編集者の目に留まり書籍になりました。

ベイズ統計学 (やさしく知りたい先端科学シリーズ1)』 単行本 – 2017/12/20

株式会社シンクアップとして独立してからは、このことに関心を持つに違いない方々をさがして売り込みをかける日々ですが、少しずつ理解者が出てきているのを感じています。シンクアップに顧問として松原先生を迎えることが出来、さらにスーパーサイエンスハイスクールからの講演依頼が松原先生に来ています。

主眼はディープラーニングにとどまらない次世代AI技術のおおもとが『統計学』があるということです。

新井紀子先生が『AI vs. 教科書が読めない子どもたち 』の中で東大ロボくんをやめル宣言をしたのはいまのAIは「統計学」がもとになっており、それでは文章をいつまでも理解できない(いわゆる「AI読み」)と言っておられますが、それは今の日本のデータサイエンスの流れの数理統計学のようなことを言っておられるようにしか聞こえません。

ベイズ統計学を基礎とすれば単にキーワードだけに着目したテキストマイニング、機械学習ではなく確率過程論などから文脈を理解するAIに必ず行くわけでIBMのワトソンは今そこを目指しています。(アメリカのクイズ番組ジョパディで人間に勝ったのはキーワードを分析して最適なキーワードを導き出しただけで文章を理解して答えたわけではないということが強調されすぎたために、われわれは「なんだ、そうなんだ」と安心しているわけですが、もうその先を目指しています。)

関心を持っておられる方はご連絡ください。
blackcoff@gmail.com

日本からワクワクするような新しい未来へのジャンプを作り出します。未来の世界を作る子どもたちとともに。

友だちが群馬の草木湖(ダム湖)の近くに100人は収容できる合宿所を見つけてくれました。ベイズ統計学と人工知能・機械学習ディープラーニングを学ぶサマースクールが出来そうです。

私と社長と松原望先生と3人で2年前に恵比寿まで見に行った映画
映画「僕と世界の方程式」
http://bokutosekai.com/
の世界が今実現しようとしています。

今日はうんと内輪の話を書いてしまいました。