2009年09月12日

【会社をダメにした「あの一言」】毎日新聞、変態ニュースをせっせと配信「法的措置を取る方針」




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【会社をダメにした「あの一言」】毎日新聞、変態ニュースをせっせと配信「法的措置を取る方針」

2009.09.08

「ネット炎上」という言葉は新聞やテレビでも普通に使われるようになった。個人のブログや企業のウェブサイトに対し、不特定多数のネットユーザーから抗議や批難が集中し、サイトの運営ができなくなることをいい、現実社会の中での大規模な抗議活動に発展することもある。

 事件は、毎日新聞社の英文サイト「WaiWai」が、日本人が特殊な性癖があるかのように誤解される内容の記事を配信していたことから始まった。このサイトは2001年に開設されたが、外国人記者などが国内の週刊誌などから性的に過激な話題を引用・英訳し、日本の風俗・習慣のように掲載していた。

 それらの記事を問題視する指摘が07年10月と08年3月に社の内外からあり、複数の幹部にも知らされたが、同社はこれに対応しなかった。ところが、直後に「まとめサイト」が立ち上がり、状況は変わる。「まとめサイト」とは、1つの話題について、それまでの経緯をネットや報道資料などから収集・整理したサイトをいう。これにより、ネットユーザーの間に「WaiWai」の実態が広まった。

 6月20日、インターネットニュース配信社J−CASTが《毎日新聞英語版サイト「変態ニュース」を世界発信》という見出しで記事を配信。これをきっかけに、毎日のサイトは炎上状態となる。「毎日新聞が英文サイト閉鎖 「低俗過ぎる」と批判300件」(産経)など、新聞やテレビも報道し、さらに大問題となった。

 6月28日、毎日新聞は謝罪文と担当者などの処分を新聞紙面とウェブサイトに発表。事件は終息するはずだった。が、毎日はここで大きな過ちを犯した。謝罪文の末尾に「(前略)名誉を棄損するなど明らかな違法行為に対しては、法的措置を取る方針でいる」という一文があったのだ。

 自らに非があり謝罪する中で、相手を威圧するような表現はどうだろうか? 問題と無関係の中傷があれば、個別に対応をすればいいだけの話だ。ネットの世界では、炎上をさらに拡大するような発言などを「燃料投下」と呼ぶが、この一文はまさにそれだった。毎日への抗議は拡大し、批判は取引先・スポンサー企業にも向かい、広告にもダメージを与えた。

 この事件は、「ネット炎上」が企業にとってどれだけの脅威かを知らしめることになった。だが、不祥事が拡大したのは謝罪文の「一言」が原因だったのである。(村上信夫)

■むらかみ・のぶお 放送作家。数々のニュース番組や人気番組を担当するかたわら、立教大学大学院で不祥事報道、不祥事史、メディア・リテラシーを研究中。著書に「企業不祥事が止まらない理由」(芙蓉書房)などがある。



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blackjack0113 at 11:53│Comments(0)TrackBack(0) ネタ 

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