September 18, 2017

銀二貫

朝、目覚めると明るい空。
窓下のねむの木の花も、昨夜の暴風雨に負けず穏やかに咲き。
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三連休。
どこへも出かけず、自宅待機。
早めの衣替えやら、繕い物やら、こまごまとした用事を片付け、
ぽかんと余った時間。ふと叔母が貸してくれた小説を読み始める。
高田郁の「銀二貫」
「みおつくし料理帖」など書いておられる方の作品です。

***
大坂(あえて昔の表記にしてます)の商人、寒天卸問屋の話なんですが、
これがまた馴染みの地名やら、なんやらで親近感。
京都伏見に寒天を作る天場があったんや~とか、
大坂も天神さんも何回も大火にあってたんやとか、
そのたびに立ち上がる市井の人々と健気に生きる人々と。
その当時の暮らしぶりが、感じられる。

題名にもなっている「銀二貫」はこの小説のキーワードになっていて、
元々はこの大金は寒天卸問屋の店主である和助が、
火事で焼けた天満宮再建の為、寄進の為、集めたお金だったのだが。。。
さて和助さんは、銀二貫を何に使ったでしょうか?
というお話です。

この老齢の和助さんが、しなやかでいながら、潔い、気持ちの良い人である。
なかなか、こんな風になれないであろうが、
こうあれたらいいな。素敵だな。
と思う人である。
登場人物それぞれが、息づいているように感じられる。

小説の中、数種類の和名の色が出てきたので、
染司よしおかの吉岡幸雄氏の「日本の色辞典」で色を見ながら読み。
派手さはないが、ふんわりと、粋な重みを伴った作品でした。
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blanco69 at 16:46|PermalinkComments(2)KISETU | ARTS・CINEMAS・BOOKS

July 30, 2017

むかしむかし

五月に伯母の自宅終いした際、亡くなって20年近く経つ祖母の物も残っていて、
その中に、私が描いた油絵と、私が作ったカップがあって、持ち帰りました。
絵は9歳の時、カップも同じ頃くらいに作ったもの。

お絵かき教室は3歳から、8歳か9歳の頃に油絵を始め、
中学に入ってからも通ってたかな?
油の匂いが大嫌い(なんでこんなに臭いんだ!)でしたが、
子供のころから見ていた西洋画の画材であることや、
水彩画と異なる、べたっと塗れるところや、
大好きな画家の模写をしたり(ルノワールの描く少女が大好きでした)、
何より先生が面白かった(笑)。
とても気さくな先生で、実は先生のすすめで大学も先生と同じ学校を受験。
先生の同級生が私の教授になったりと、本当にお世話になった先生。

何年か前、筆跡からお体を悪くされているのかも?と思っていたら、
ある年、年賀状が住所不明で返送されてきて、それきりに。

先生のアトリエ教室には、あちこち旅された旅先のものが、
無造作に壁の作り付けの棚に並べてあって、
「よし。今日はこれを描いてみよか」と、
先生が思い付きでささっと、モチーフを並べる。
この絵の楽器は、アフガンギター。
全体が茶色、下の織布地も茶系で、どうしようもなくしまりのない絵になり、
塗っても塗っても、茶色が渦巻いて、
めりはりがつけれず、もどかしく思っていたら、
先生が最後に、角材を使って弦をまっすぐ、すっと描き足したら、
とたんに生き生きとした絵になって、びっくりした。
先生にはお世話になったんだなあ。。。しみじみとわかる頃には、
もうお礼を言う機会はなく。
これは先生との思い出の絵だな。

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***
カップは、小学生の頃、夏休みの家族旅行で信楽へ行って作ったもの。
鈍行でのんびりと、信楽のペンションに泊まって、陶芸をして、
篠山の古い旅館に泊まって、神社へ行ったりして。
その時に作ったもの。もっと小さい時に、お箸置きとかも作ったはずだけど、
もうどこにもない。

このカップは、自分で使おうと思って作っていたものだが、
焼きあがって、家に届くなり、またまた母から、
「おばあちゃんにあげなさい!」
と言われ、ぶーたれつつ、私の元から旅立っていったもの(笑)。

長い長い時を経て、今日初めてこのカップで珈琲を飲んでみた。
ぶこつな手びねり。にもかかわらず、思いがけず口元に優しい。
分厚くて、カーブしているので、まろやかな口当たりなのだ。

土や粘土が大好きで、大学では彫塑科に行きたかったのだが、
私は手の皮が薄く、長時間土や水に触れると、皮膚が炎症を起こしてしまう為、
断念したが、やっぱり粘土は癒される。
童心に還って、ふらっと焼き物しに遊びに行くのもいいな。
そんなことを思いました^^
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blanco69 at 18:08|PermalinkComments(2)ARTS・CINEMAS・BOOKS | KOKORO

April 30, 2017

薫風心地よく

お天気が良かったので、伯母のいる施設まで、
のんびり歩いて行きました。

途中、河を渡るとき、巨大な葉っぱの南国風植物が!
都会に似つかわしくない、妙なワイルド感と存在感。
建物は新しくなってるけど、昔の雰囲気を残す河川横の住宅と相まって、
なんだか違う土地へ来たような。
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***
団地の花々も薫風にのせて芳しく咲き。
今年のGWは、のんびりゆっくり過ごします。
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blanco69 at 11:13|PermalinkComments(2)TrackBack(0)STRAY | KISETU