またもギリッギリのギリまで時間の都合がつくかわからず、二日前にようやくチケットを入手し、英国か?といわれんばっかりにパブロックだらけのiPodを聴きながら、久々にライヴで、渋谷へ!Quattroの時は、いつも開場待ちのお客さんの列がぎっしりと並んでるのを目にしてたが、今回は、開演前に、映画のダイジェストを一時間上映するためか、静かなものだった。すんなりと会場入りして、会場の中をブラブラしてる間に、満員!早々とドリンクカウンターに並ぶのを諦めた。ステージ右手に控えめなスクリーンがセッティングしてあって、開演してすぐ、場内が暗転し、"Oil City Confidencial"がスタートする。バンド結成当時から成功をつかむまでの凝縮版だったが、字幕があるってやはり素晴らしい。イギリスのモンティパイソン風な狂言回しで進んでいく映画の凝った作りがよくわかった。労作だなぁと改めて感心したところで、渋めで、なぜかジャジーでスインギーなナンバーのBGMが唐突にカットアウトされて、ウィルコ、ノーマン、ディラン(dr)が、バッとステージに現れて、プラグインして、ステージを爆発的に始めた!、、があまりに突然だったので、お客さんも、わりと最初は様子をうかがう感じで、ウィルコの動きでワーッとなるものの、静観しているように見えた。バンドもその雰囲気を察して、どことなくギクシャクしていたが、"Snakin Suspition"、"Roxette"等のフィールグッドクラシックスをポイントでグッと気を入れて演奏すると、少しずつ、ノリを取り戻していった。"Don't Let Your Daddy Know"とか、おなじみのナンバーもやるんだけど、やっぱりステージでの、ウィルコや、ノーマンの動きを気がつくと目で追ってしまっていた。今回はあまり前に行かず、PA席の脇の段差があるところで観ていたのでステージ全体がよく観られて正解だった。"Paradise"とか渋いナンバーもやったりしたんだけど、"Oil City~"を観た直後ということもあってか、やっぱり初期のフィールグッズのナンバーで 客席がどっと沸いた。しかし、ヨーロッパをライヴツアーで叩き上げているだけあって、グルーヴが絶対に途切れないんだ。ノーマンのベースも途中からギター弾いてるみたいになってたし(爆笑)ウィルコも、毎回観るたび想うけど、指弾きであれだけ粒がそろったフレーズを弾き続けられるのは、やっぱもの凄い!って感動すらした。セッティングも本当にシンプルだし、曲そのものだって、飛び道具がある訳でもないし、火を吹く訳でもないしさ(苦笑)、あんなに隙間があって なんであんなに恰好良く響いてくるんだろうって想った。メンバー紹介では、リズム隊の音楽性が広い事を伺わせるファンキーでジャジーなビートも聴かせてくれて、面白かったな!ノーマンの顔芸も 相変わらず壮絶だったし(爆笑)一時間強やったぐらいで短いけど、心に残る、日本へのひとことをウィルコが告げて、"Back In The Night~She Does It Right"で、爆発的に本編を締めくくった!これまた退場から一分もしないうちに、ステージに出て来て、"Bye Bye Johnny"を客席にシンガロングさせたりしながら、締めくくり終演!途中客席のライトが点いたら、皆、みごとにノッてた!さすがのひとときだったな!この日は会場入りする迄も、つまらないことで、気分が上がったり下がったりと、喜怒哀楽入り交じった一日だったんだけど、そんなものは、全部吹っ飛んだよ!観に行って良かった!!
1) All Right
2)Cairo Blues
3)Dr.Dupree
4)The More I Give
5)Sneaking Suspition
6)Everybody's Carrying A Gun
7)When I'm Gone
8)Roxette
9)Twenty Yards Behind
10)Paradise
11)Don't Let Your Daddy Know
12)Back In The Night
13)She Does It Right
ソースURL:
http://ro69.jp/blog/rockinon/49699
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