2010年06月18日

国会議員定数削減−民主主義とは−

 参議院議員選挙が間近になり、各党の選挙公約が公表されている。詳細については見ていないが、国会議員の定数削減を公約にしている政党が多く見受けられる。

 国会議員は言うまでもなく国民の代表者であり、国民の厳粛な信託により国政の一部を担うものである。その国会議員を削減するということは、代表者である国会議員一人当たりの職責も増すと同時に、国民の多様な意見の反映を困難にするものである。

 直接民主主義の限界から間接民主主義を取り入れた経緯から考えても、代表者の数が多い方が民意をよりよく反映できる。ここ数年で、間接民主主義を補完するような直接民主主義的要素が取りいれられたかというとそうではない。
 このような状況の中で、国会議員の定数を減らすことは、民主主義に逆行しているのではないか。歳出削減の名の下で、国権の最高機関であり唯一の立法機関である国会を組織する議員を減らすのであれば、民主主義をあまりにも軽視した考えではないだろうか(地方議員は人口比で考えると多いと感じるが)。

 仮に、現在の国会議員がその職責を全うしていないと考えるなら、その国会議員を代表者として選んだ有権者にも責任の一部があるのではないか。また、職責を全うできない議員がいるすれば、そういう議員は職責が増した場合に、その職責を全うできないのは当然のことである。

 民主主義のためにはコストがかかる、しかし、そのコストは民主主義によって得られるメリットのために必要なコストであろう。それにもかかわらず、B/Cの低い公共事業や天下り公益法人等と同列に歳出削減の観点から国会議員を減らすと主張する政党は民主主義を理解できてないのではないか。
 選挙での投票は、国政を信託することである。慎重に判断して投票をしなければならない。

Posted by blog_de_blog at 23:30│Comments(0)TrackBack(1)一般 | 政治

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役立つブログまとめ(ブログ意見集): 衆議院議員の定数削減 by Good↑or Bad↓【役立つブログまとめ(ブログ意見集)(投稿募集中)by Good↑or Bad↓】at 2010年06月23日 07:47

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