2017年12月05日

貧乏人がなぜ自民党を支持するのかー貧乏人は自ら貧乏になるー

 大学時代、法学部に入学したものの、法律の勉強よりも政治学や社会学の勉強に没頭した。それは、法律を作るのは政治家であり、その政治家を選出するのは国民であること、その政治家を選出する選挙で、貧乏な人たち、庶民がなぜ企業経営者や富裕層を支持基盤とする自民党に投票するのかが疑問だったからである。

 マックス・ヴェーバーやカール・マルクス、丸山真男などの著作を読んでもわからない。最近ではエマニュエル・トッドの著作なども読んだが、トッドの著作により家族形態と思想の関係がなんとなくわかった気がした。しかし、ヒルビリー・エレジーという本が非常に参考になった。これらのことから、最近は諦念というような感覚すら抱く考えが強く頭の中に渦巻いている。

 貧乏人がなぜ貧乏なのか。まともな学習をせず、因果関係を理解できないのが一番の理由だろう。知識を身につけ、その知識を利用し社会でどのように立ち回ればよいのか、それが理解できないから、まともな仕事もできない、資産も築けない、子供にまともな教育を受けさせられない。つまり、貧乏になるためのことしかやっていない。貧乏人が貧乏なのは、論理的な思考が出来ず、本人が貧乏人となるような行動をしているからだと強く感じるようになった。

 以前、仕事の関係で庶民がどのような生活を送っているか、一部の人たちの生活実態を本人からヒアリングしたことがある。派遣労働者であったり、零細企業経営者であったりしたが、彼らの年収はおおむね400万円未満であった。
 彼らは、月に何度も預金を引き出している。それもコンビニのATMを使っているので、毎回手数料として108円、あるいは216円を支払っている。コンビニのATMを使って2000円を引き出し、手数料108円を支払っているが、これは5%の手数料になる。月に5回引き出せば、手数料の合計は540円にもなる。今の低金利の時代、預金を行う意味は、決済手段が主なものであり、その他は火災や泥棒から現金を守ることくらいしか考えられないが、火災や泥棒にあう確率を考えると預金の意味は決済以外ほとんどない。
 そして、彼らの多くがカードローンを使用していた。低金利に伴い銀行はカードローンに力を入れているが、カードローンが付加されたキャッシュカードを使って借金をしているのである。その金利は10%前後とかなりの高金利である。ヒルビリー・エレジーでも描かれていたヒルビリーのペイデイローン使用と同じようなものである。ちなみに、日本では利息制限法で上限利息が定められているが、10万円を借りて、翌月11万円を返済すればいい、と言われると借りてしまうのが貧乏人である。この場合の利息は、年利120%にもなるが、貧乏人なら借りてしまうであろうことで、ヒルビリーを馬鹿にできない。
 さらに、スマホ代金に月額1万円以上を使っている人たちが多かった。格安スマホにすれば3000円ほどに料金を抑えられるにもかかわらず、平然と大手通信会社(NTTdocomoなど)を使い、固定費を増やしているのである。毎月の収支を確認し、それを見直すことで家計を保つということは彼らには無縁のことなのである。見栄を張って高額な自動車を購入する、高額なブランド品を購入する、そういう無駄遣いを重ね、重要な教育費は抑えてしまう、これでは貧困の再生産でしかない。しかし、彼らはそのような選択をするのである。

 このように、庶民、特に低所得者は自分に不利益となる行動を平気で取るのである。いかに手数料を抑えて、有利な資産運用をするか、ということを普通は考えると思うが、彼らはそのような行動は取らない。抵抗なくカードローンを利用する人たちには資産運用を行えるような資産はない。彼らは、資産を増やすのではなく、むしろ負債を増やすような行動を日常的に取っているのである。
 貧乏人が貧乏なのは、貧乏になるような行動を日常的に取っているからである。

 さて、政治行動に移ってみよう。自分たちにとって有利な政策を主張している政党はリベラル、社会民主的な野党(立憲民主党、社民党、共産党など)であるにも関わらず、なぜ庶民、特に低所得者が自民党に投票するのだろうか。それは、彼らにはまともに思考する能力がないからである。トランプ支持者は当然のことながらトランプ大統領を支持しているが(トートロジーですね)、トランプ大統領の減税策は富裕層に有利であっても庶民には全くメリットがない。これと同じことが日本では数十年も繰り返されている。
 庶民にとって全くメリットがない税制改正に庶民が賛成する、ごく一部の庶民対策に喜び、大きな視点では全くメリットがなく、富裕層のための改革に大賛成する庶民。相続税を増税すると言われたら、相続税の増税には反対と主張する庶民。国民の9割には課税されない相続税、3600万円以上の資産がなければ相続税は無関係の税であり、庶民には相続税は課税されないのにもかかわらず相続税の増税に反対する庶民。
 さらに、小泉政権時代、B層(参考:ターゲット戦略)をターゲットにした郵政解散戦術を練っていたが、自民党は庶民をターゲットにした広報戦術にも長けている。ネットでは自民党ネットサポーターがフェイクニュースをまき散らす。トランプ大統領がフェイクをまき散らすように、自民党ネットサポーターもフェイクをまき散らす。一方で、ヒラリー・クリントンは誠実に論理的な主張を繰り返していたが、これは論理的思考に劣る庶民、特に低所得者層に理解されにくい。日本のリベラル層が主張する場合も同様の傾向になる。庶民、特に低所得者層に対しては、論理的な主張は理解されにくく、フェイクが受け入れられやすいのである。

 庶民、特に低所得者は政策を吟味する能力もなく、その政策によってどのような効果がもたらされるかも理解できない。そして、単純な言葉、その多くがフェイクである、に反応し、いつまで経っても自民党を支持し続ける。民主党への評価が高まった2009年に雪崩を打って民主党支持になり、民主党の圧勝をもたらしたものの、その後の世論操作などで再び自民党支持に雪崩を打って変わったことはイレギュラーなことだったのかもしれない。

 結論は次のとおりである。
 貧乏人は、論理的な思考が出来ず、自らの愚かな行動により貧乏人になるのであって、余程の学習をしなければ生活水準の上昇は困難である。選挙での投票についても、何ら深い思考があるわけでもなく、軽率に自民党に投票するため、富裕層優先の政策を選択することとなり、貧乏人はいつまでも貧乏なのである。
 ネットでネトウヨや自民党ネットサポーターがフェイクニュースを垂れ流す。そのフェイクニュースが単純であればあるほど貧乏人はそれを信じる。その結果、自民党への投票が持続され、貧乏人は貧乏のままとなる。これが結論である。

Posted by blog_de_blog at 20:42│Comments(35) 社会 | 政治
この記事へのコメント
4
あまりにも本当のところを言ってしまっていて、貧乏人の方々に読んでもらうのは気が引けますね。ただ貧乏人の方がこの記事にたどり着いて内容を理解する確率が低いのが救いでしょうか。
斯く言う、おぢさんも赤貧に喘いでいますが、それはさて置き。
日常生活においてまともな選択をしない(あるいはできない)人が選挙においてまともな選択をしない(あるいはできない)。当然そうなりますね。納得です。
ではどうすればいいのか?といえば、やっぱり分かり易く説明して理解してもらうことに尽きると思います。しかし、おっしゃる通り、手っ取り早くパヨクや中国といった敵をでっち上げて諸悪の根源をそこに持って行く、そして憎悪を煽るという方が余程貧乏人の方々に響いてしまう。
話を聞いてもらう以前に、話を聞く動機付け、何らかの扇動が必要な気がします。
Posted by おぢさん at 2017年12月09日 23:28
コメントありがとうございます。
おぢさん様が言われるように、左翼、在日、韓国、中国などを仮想敵とする論調、陰謀論的な論調が単純な思考の人に響いてしまいますね。一方で、小泉政権時代に、派遣労働の方に対して派遣拡大による庶民の所得水準の低下について話をし、理解してもらったことがあります。丁寧に話すと理解していただけますが、マンツーマンではなく、ネットとなると考えさせるような文章では読んでもらえません。単純で短いものしか読んでもらえない。しかし、リベラルな人たちは単純化、短絡化は望まない、それ故リベラルは広がらないように感じます。
ご指摘のとおり、何らかの扇動が必要だと思いますが、それをするとネトウヨ的になってしまい、自己嫌悪に陥ることが想像されます。しかし、フェイクニュースが拡散する今の日本では、それが必要なのかもわかりませんね。
Posted by なんだかね at 2017年12月10日 12:56
あなたは下層階級を蔑視し、リベラル的政治思想への彼らの非同調が愚鈍ゆえのものだと感じ、許せないようですが
元々リベラルは勝ち組でも負け組でもない中間労働者層を中心に興った政治ムーブメントでしょう。支持母体は労組です。
転じて、ある時は庶民の側に立って金持ちを糾弾し、ある時は金持ちの側に立って庶民を見下すという中産階級の不安定さがある。
それが露呈したのが、かのアメリカ大統領選挙におけるヒラリー陣営の惨敗ではないですか。
リベラルは元々、下層階級に無条件に支持されるものではありません。

また今、世界の高学歴層で多数を占めているのは新自由主義者です。
ウォール街の金融ビジネスマン、シリコンバレーのITエンジニアは漏れなく非中央集権志向の個人主義者で、彼らは当然相続税のみならずあらゆる税金に反対です。
インターネットの言論空間は元来この階級の人々の場であったので、富裕層優遇と貴方が捉えている減税政策を支持する言論が圧倒的であり、それが今日までずっと続いています。

減税放任が良いのか、増税分配が良いのかという政策論には正解はありません。
結局は訴えかける人の政治的説得力にすぎません。今のリベラルには政治的説得力が失われており、その原因はリベラル自身にあって受け手の問題ではありません。
中産労働階級以外には<わざわざ支持する>理由が必要なものだという自覚が欠けています。
ただでさえ今後、中産労働階級はAIやロボットの進捗により衰退することが目に見えているのですから、この自覚なく受け手が無能なのだと居直る限り、リベラルに未来はありません。
Posted by   at 2017年12月30日 09:53
コメントありがとうございます。
言われるように中間層がリベラルの推進役というのはその通りだと思います。富裕層が保守的であり、新自由主義が彼らにとって有利な政策であることも事実だと思います。
しかし、低所得者が富裕層と同じ主張をするのは理解できません。政治的な混乱期においても彼らは、その一部が共産主義などの左翼に走るものの、多くが右翼的主張を行うという傾向があります。自分たちにとってメリットがないにもかかわらずなぜそのような主張をするのか、その結論が、彼らには論理的な思考能力が欠如しているからである、というものです。
ネット空間はwindows95が販売されるまではITに興味のある少数の者が主流でした。今は、スマホさえあればネットに接続し、発言が可能な時代です。ネットでの論調は富裕層が主導するものではなく、多くの民衆が支えていると考えています。そのネットでも保守的な主張が多いということは、やはり低所得者層が論理的ではないということを示していると思います。
低所得者層が論理的思考を行うようになれば、その人達は中間層に移行すると思います。中間層に移行できないのは、彼らの思考が非論理的であるから、という結論になるのです。
Posted by なんだかね at 2017年12月31日 10:28
1
>貧乏人が貧乏なのは、論理的な思考が出来ず、
>本人が貧乏人となるような行動をしているからだと強く感じるようになった。

悲しいかなトッドはそういう思考をしてる人こそが階級を分断し、民主主義を衰退させ、不平等を支持し、寡頭制を選ぶと論理的に批判してるのだが、何を読み取ったのか?

メリトクラシーによって世襲が起ってることを、「デモクラシー以後」で説明してるが、その物言いからして、せいぜい「新ヨーロッパ大全」くらいまで読んでないな?その中で引用された「ナルシシズムの時代」を書いたクリストファー・ラッシュが「エリートの反逆」で、36ページからまさにそのことを書いてるのである。
Posted by Y at 2018年07月30日 19:01
1
上層中産階級階級のリベラリストたちは、人生に対する態度を作り上げるのに、階級差がはたす重要性を把握しえないために、健康や道徳的向上に関して自分がいだく強迫観念の階級的性格を考慮に入れることができない。彼らには、自分たちの健康的な人生観がどうして広範な熱狂的支持を得られないのか、理解するのがむずかしい。その結果彼らはアメリカ社会衛生化十字軍になってしまった。それはたとえば、「禁煙のない環境」の創造であり、ポルノグラフィーから「憎悪の言葉」にまでおよぶありとあらゆるものの検閲であり、そして同時に、それとは相反することだが、たいていのひとが、しっかりした道徳的指針の必要性を感じてる問題に関しては個人的な選択の幅を広げよとすることである。そのように主導権を握ろうとして抵抗に出会うと、彼らは上流中産階級特有の慈悲心をあらわすほほえみの表情を浮かべるが、その表情のすぐ下に毒気を含んだ憎悪の感情があることを隠すことができない。この人道主義者たちは、自分たちの意見に反対されると、自分たちが断固支持すると言ってる自由の美徳を忘れてしまうのである。そこで彼らは不機嫌になり、独善的になり、非寛容になる。政治的な論争が熱してくると、彼らは光を見ることを頑迷に拒絶する人々-彼らの自己満足的な言い回しにで言えば政治的な愚直さのために「ちっともわかっていない」とよばれる人々-への侮蔑の念をおし隠すことができなくなるのだ。

この本は日本の中間層の崩壊の理由も書いており、しかも1996年に書かれたのだ。これが昔ながらのエリートと、最近のエリートとの論理的思考の違いなのである。
Posted by A at 2018年07月30日 19:02
1
たかが数十冊の本を読んで理解した気になるのではなく、引用された人の本を読んで、その部分について何を語ってるかを知らないと、何も分からんぞ。更に周辺知識、その前提条件となる古典を読み尽くしてやっと彼らと同じ視座に立てる。そのための勉強時間は富裕層しか持てない。勉強には生活費に困らない余裕と学費が必要だからだ。ましてや本を書くとなるとポール・ニザンの孫のようなエリートにしか無理だ。だから特権階級のエリートにはより責任がある。勿論大衆にも責任がある。しかし、今日問題があるのは大衆よりも大衆が何故そのようなことをしてるか理解できないエリートなのである。高等教育によって社会をミルフィーユのように細かく分断し、交わらないから分からなくなったのだ。社会活動家である湯浅誠も君と同じような考えをかつてはしていたよ。進学校に行き続けて彼らの苦労を分からなかったと告白してる。
Posted by Y at 2018年07月30日 19:08
コメントありがとうございます。
ご指摘のとおり、数十冊の本を読んでも、数百冊の本を読んでも実態は理解できないと思います(彼らとは生きている時代も社会状況も異なるので、彼らのことを寸分違わず理解できるなどとは全く思っておりません。)。結局は机上の空論に過ぎない、自分の周辺の意見を聞いて判断する場合は、周辺の人達の社会階層などに影響される、実態とはかけ離れた考え方になるでしょうね。
しかし、実際に生活苦にある人達を含んだ庶民の生活実態や家計についてヒアリングをすると、彼らはなぜこのような生活をするのか、という疑問を抱くと同時に、彼らには改善する努力もないし、どうすれば改善できるのかということを深く検討する能力もないことがわかります。
頭で考えれば、「貧乏人が貧乏なのは、貧乏になるような行動を日常的に取っているからである。」という考え方がいかにもエリート主義的(最近の言葉で言えば「上から目線」ですね。)で反ヒューマニズムという判断を下すでしょうが、実際に貧乏人と対話し、彼らの行動を知れば、やはりそうなんだろうと考えざるを得ません。
小学生時代から論理的に考える習慣を身につけるような教育をする、現状を分析し、課題を洗い出させ、その課題への対応策を検討する、そういうような教育をすることで、この問題は解決できると思っています。「天は自ら助く者を助く。」


Posted by なんだかね at 2018年08月01日 20:41
この記事に同意出来ない奴はネトウヨだろうな

芦辺を知らないのに改憲主張するアホが主導する改憲案に賛成してる事がすでにおかしい
自民党改憲案と今の憲法の差がわからないのがすでに不見識無教養の表れだ

てか、一つ付け加えるなら
民主主義国家として成熟してなさすぎるから
国民自体も民主主義について無知
そして、気質としてお上に従う事を是とする文化性
これらがあわさって、国民が民主主義を本質的に忌避してるってのがあると思う

まぁ馬鹿だから派遣で苦しいとか言いながら、自民党に投票して
更に苦しくなったりするんだよ
Posted by ちちー at 2018年08月22日 17:23
コメントありがとうございます。
言われるとおり、憲法改正を主張する安倍総理を含む自民党議員が憲法についてどの程度の知識があるのか疑問です。近代憲法成立の経緯や社会権を保障する現代憲法について無知蒙昧な点があると感じられます。「権利ばかりではなく義務も規定しよう」という発言などは、憲法に関する無知をさらけ出している発言です。また、憲法運用の現状認識、課題の抽出、現行憲法の限界、そして改正案の提示という改憲の必要性の国民への丁寧な説明も出来ていません。
立憲主義によって権利を保障することが民主主義の憲法には不可欠ということも理解できなければ、多くの人が権利の制限を盛り込む自民党改憲草案の問題点も理解できないまま自民党改憲案に賛成することになるでしょう。論理的な思考ができず、因果関係も把握できなければ、アンダークラスの自虐とも思える自民党支持が続くでしょう。
Posted by なんだかね at 2018年08月26日 16:43
そもそも論ですが政党制民主主義なんてシステム自体がダメだとなぜハッキリ言わない?もちろん社会主義をはじめ既存の政治制度は全部ダメ。誰か頭の良い人が集まって、真剣にまともな仕組みを作る研究を世界規模でやって欲しいもんです。
Posted by zanki at 2019年07月22日 00:07
コメントありがとうございます。
哲学者のオルテガは、その著書「大衆の反逆」で、自分の行動になんら責任を負わず、自らの欲望や権利のみを主張することを特徴とする「大衆」の問題を扱っています。そもそも理性的な市民を前提とした民主主義の理念は、大衆の実際の行動を観察すれば幻想でしかなく、その「大衆」がナチズムや戦前の日本の軍国主義を熱狂的に支持し、悲惨な結末を迎えた現実を考えれば、ネガティヴに捉えるものかも知れません。
では、例えば、センター試験のようなもので700点以上の人にのみ選挙権を与える、IQ試験で120以上の人にのみ選挙権を与える、ということが妥当なのか。エリート主義、貴族主義によって排除される人達の意思はどのように反映されるのか、そういう観点から、やはり民主主義が必要なんだろうという結果になっていると思います。
今の時代のようにインターネットが発達し、大衆でも簡単に意見を書くことができる時代では、大衆は自分の考えに反する意見を無視し、あるいは下劣な言葉で執拗に攻撃し、そして自分たちにとって心地よい言葉の中で妄想し続け、エコーチェンバーの中で生きることになり、他方で、知識人、エリート達の言葉はかき消され、衆愚政治が成立します。
問題は制度ではなく、大衆という存在をいかにエンライトメントし、理性的な市民に変えていくかということだと思います。これを諦めると、社会ダーウィニズムに陥る危険性があり、それはナチズムにも繋がりかねない。人間という存在に対する楽観的な見方を忘れると別の悲劇が起こりかねません。ネトウヨのような知性に欠ける人達という反面教師を眺めながら、他方で理性的な人達が増えることを望んでやみません。
Posted by なんだかね at 2019年07月22日 20:35
3
一理あるとは思いましたが、貧乏人の全員が、物事を論理的に考えられないわけではありません。

例えば、福祉の世界で働く人の中には、論理的に考察できるとても有能な人がいますが、多くが年収400万円以下です。

まぁそれも、「自ら貧乏人になる職を選んでいる」と言われてしまえば、それまでですがね。

彼らは「金」という価値観で、人生を選んでいません。
Posted by pon at 2019年07月28日 02:31
コメントありがとうございます。
言われるとおり、貧乏な人達全員が物事を論理的に考えることができないとは考えていません。
ボランティア精神に富む人や、自己犠牲をいとわない人達は、自らの処遇などを気にせずに、相手のために頑張るでしょうし、また、現代社会を生きている私たちは、全員が金銭的な利益を至上とする人ではありません。
ここで書かせていただいたのは、自分でも理由がわからないまま低所得である人達についてヒアリング結果も踏まえた分析です。知能と政治的態度の相関に関する論文も拝見したことがありますが、貧乏である人達と論理的に思考できない人達の相関関係は高いと考えています。
Posted by なんだかね at 2019年07月29日 20:59
4
確かに言えてます 自分にも言えるが難しい議論や思考からは逃げてばかり
新聞は見出しだけしか頭に入ってない テレビや新聞を信用してる
自分のまともな所は少しだけ懐疑的な所くらい
この記事を子供にも読んで欲しいが 如何せんやはり庶民の子供 蛙の子であるゆえ
読んで欲しいが ダメでしょうね…
Posted by 庶民です at 2019年07月31日 09:20
コメントありがとうございます。
自分も含め、難しい議論や思考からは逃げたくなる人は多くいると思います。それでも「なぜなんだろう?」という懐疑的な態度を持ち続ければ、その人には論理的思考が身についてくると思います。
昔のアニメ「一休さん」で「どちて坊や」という子供が登場していました。何に対しても「どうして?」という疑問を抱く子供です。その「どちて坊や」の疑問に対して自分は答えることができるのか、自分でもなぜなんだろうという疑問を持って、その疑問に対する答えを考える。
そうすることで、相手の疑問が理解でき、その疑問に対する回答が浮かんでくる。それを繰り返すことで論理的な思考が身につくと思います。時間もかかるし、調べることは多いけど、その苦労は報われるはずです。つまり、これを繰り返すことで論理的な思考が身につくと思います。
Posted by なんだかね at 2019年07月31日 20:19
5
本当の貧乏人は野党を支持するということですね。
とても勉強になりました。
Posted by at 2019年09月16日 20:03
コメントありがとうございます。
本当の貧乏人を自らの意思とは関係なく貧乏人であり続ける人達と定義すれば、彼等の大半は論理的思考ができないため、いつまでも自民党を支持し続ける。その結果として、彼等はいつまで経っても貧乏人のままであるというのが結論です。
Posted by なんだかね at 2019年09月16日 23:16
4
肉屋を支持する豚とはよくいったものでその通りだと思う。ただそういうことに気付く人は貧乏人にはならないジレンマがある。
Posted by な at 2019年09月25日 07:54
ネトサポあいつらやってること、犯罪みたいなもんですよ
Posted by 俺 at 2019年10月02日 14:24
5
日本人は基本的にステレオタイプで物事を判断する人間が非常に多いと感じます。考える前に偏見で答えを出そうとすることに慣れすぎて頭を使わない。結果思考するということが苦手な人が大半です。
それをわかっているからこそ、自民党は印象操作ばかりに税金を使って国民を操ろうとしているのは言うまでもありません。
結果、国の未来を微塵も考えない自民党が常に選ばれる結果になってしまっており、この国で民主主義はまったく機能していないことを考えると、本当に絶望してしまいます。
Posted by 絶 at 2019年10月06日 18:13
コメントありがとうございます。
言われるとおり、思考するということが苦手で、ステレオタイプで物事を判断する人が多いですね。
自民党の選挙戦略も印象操作と目先の利益ばかり主張し、また、マスコミも自民党の主張を垂れ流し、国の未来を考えない自民党政権が続いています。
しかし、読解力を身につけることによって思考能力も上昇すると想います。「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」という本が非常に参考になります。絶望ではなく、希望を見いだすことが大切です。自分もペシミズムに侵されがちですが、投票行動などで民主的に日本がよりよい方向に向かうことを望んでやみません。
Posted by なんだかね at 2019年10月07日 19:09
>ステレオタイプで物事を判断する人

と言うのはいいが

>貧乏人は、論理的な思考が出来ず、自らの愚かな行動により貧乏人になるのであって、余程の学習をしなければ生活水準の上昇は困難である。

と本論でこう言ってるわけだ

現状の日本政治に対して危機感を抱くのは解るが
もうちょっとここらへんは貴方自身も吾が身を省みる必要性がある部分じゃないかな
貧困自己責任論とも取られかねないんだが
むしろ今重要なのは一旦職を失うなど社会生活でのアドバンテージを失うとどんどんそこからジリ貧になりかねない状況だろう
それを自己責任論的論調で片付けるのはどうよ
Posted by K at 2020年06月30日 14:44
コメントありがとうございます。
言われるように、「一旦職を失うなど社会生活でのアドバンテージを失うとどんどんそこからジリ貧になりかねない状況」があるというのはその通りだと思います。
なぜ、ジリ貧になりかねないのか、再度チャレンジすることが困難になるのか。
労働流動性の問題もありますが、政策的にそういう問題を解決する必要があるにも関わらず、問題を放置している政党に投票すれば問題は解決されません。
どこに問題があるのか、どのような政策が必要なのか、そういう事について十分に検討し、その政策を実現してくれるであろう政党がどこなのかを考えながら投票を行う。そういうことが出来れば、問題解決に近づくと思います。
また、どのようなスキルを身につけ、どのような企業に就職すれば良いのかを調べ、そして実践すればジリ貧から抜け出せる可能性は高くなると思います。
貧乏な人には、そういうことをせず漫然と日常を過ごすことが多く見受けられることから、「貧乏人が貧乏なのは、貧乏になるような行動を日常的に取っているからである。」という結論になるのです。我が身を省みると、下流の家庭で育ちながら両親が教育の重要性を認識していたため、それなりに勉学に励んでいたことが幸いし、それなりの収入を得ています。物事を論理的に考える習慣を身につけることが重要だと実感しています。
Posted by なんだかね at 2020年06月30日 19:33
私は貧乏人ですが立憲民主党の支持者です
こういう風に侮辱的に断定されて悲しいですね
Posted by ワープア at 2020年07月26日 15:57
コメントありがとうございます。
このブログは「貧乏な人たち、庶民がなぜ企業経営者や富裕層を支持基盤とする自民党に投票するのかが疑問だった」という問題意識から考察を行った結果についてのものです。新自由主義的政策によって低所得となっている人達が立憲民主党や共産党、社民党に投票するのは合理的な行動だと思っています。トランプ大統領の岩盤支持層と言われるアメリカの高卒以下の白人労働者にも共通しますが、論理的な思考ができない人達は、単純な言葉や感情的な言葉に惑わされ、自分たちの利益に反する政治家を支持するという行動を取ることが多いようです。
Posted by なんだかね at 2020年07月26日 19:18
3
富裕層です

バカだから貧民になるのか、
貧民だからバカになるのか?

という
「鶏と卵はどちらが先」的な質問を
知恵袋上で投げかけたところ、

貧民の回答者諸兄からすさまじい反発を受けましたw

わたくしとしては、
バカだから貧民になるのだと思っています。

故 野村克也氏が、

「勝ちに不思議の勝ちあり、
負けに不思議の負けなし」

という引用句を
度々口にされていましたが、
これを

「富に不思議の富あり、
貧乏に不思議の貧乏なし」

と置き換えてみると構造が分かるような気がします。

貧乏には理由があるのですw

あとはお察しくださいww

因みに貧民が左翼政党を支持したからと言って
貧民が豊かになるわけではありません。

中国の国民は盲目的あるいは強制的に
中国共産党を支持させられているにも拘わらず
そのほぼ半数の6億人が日本円換算で月収1万5000円である

李克強が白状しましたww
Posted by うほ at 2020年08月18日 19:41
コメントありがとうございます。
貧民が左翼政党を支持すれば、貧民は今以上に豊かになると思いますよ。
しかし、実態は貧民が自民党を支持するため、企業や富裕層を支持基盤とする自民党によっては再分配がなかなか行われず、逆に富裕層に配分を増やす政策が行われるのです。そのために、貧民が自民党を支持すれば、貧民はいつまでも貧民であり続けるのです。
中国共産党がリベラルだと思うのは間違いだと思います。そもそも中国共産党は人権を重視していません。また、周王朝、漢王朝など、中国ではいろいろな王朝が民衆を支配し、全土を統治してきましたが、その「王朝」を「中国共産党」と置き換えて考えたらどうでしょうか。「共産党」が支配しているにも関わらず、なぜ上海に証券取引所が存在するのでしょうか。共産主義では、生産手段は労働者が保有しているはずで、資本主義特有の証券取引所が存在する理由はありません。ゆえに、中国は国家資本主義と言われるのでしょう。中国共産党は、共産主義の意味とは別に、「中国共産党王朝」と言い換えてもいいのかも知れませんね。
共産主義の本質は、生産手段の共有であり、企業利益の労働者による共有です。
他方で、今の日本では、日本銀行やGPIFが株式を大量に購入しているため、上場企業の大株主になりつつあります。国民が全企業の株主になり、株主配当を国民が等しく享受すれば、それはもはや共産主義と言えるでしょう。アベノミクスの副作用で、日本は共産主義に近づきつつあるとも言える状況です。
Posted by なんだかね at 2020年08月18日 21:56
4
本は読んでません。経験則で思います。
貧乏人は論理的に考えなくなる理由はいろいろあります。貧乏は思考を停めます。今の若者を既に貧困層の親は教えることができません。義務教育でも教えません。今や義務教育で性教育から民主主義の考え方さえ避けてるみたいです。
今のやっとの思いで中流層にしがみついている階層は、彼らが既に中流でなくても論理的でなくても既得権と思われるモノにしがみつきます。
富裕層や権力者は「これが既得権を護るモノです!」とより自分がより有利なシステムを示し、報道すればOKかも?
しがみついている土台は段々下がる滑り台で、みんな今より落ちたくない気持ちが、論理的考えを奪うのだと思います。
Posted by 出る杭打たれたら死ぬでエ at 2020年09月12日 21:25
貧乏どうのこうのより、無関心、変化が嫌い。前習え、出る杭を打つ、周りに流される。ここいらを変えないと。

欧米のように政治の議論を公衆のパブリックの場でできないことも問題。思想信条は自由。左右中立色々な人がいていい。都合が悪いと隠すこともどちらの陣営でもある。

公正、中立、公平、無私。コロナ騒動で欧米のように支援や対策をしたいけど税金の額や種類も違うし風習や歴史も違うからすぐには無理。昔ながらの年功序列やZoomの席順とかもくだらない。でも日本には良さがあると思いたい。流される国民性と監視の目のお陰で法律で縛らなくてもなんとかなってる。憲法で自由を制限する命令は出せないが。まあ昔と違って行こうと思えば世界のどこへでも移住と移民ができるし、もちろん差別はあるし言語の知識や仕事の確保は必要だがまだ自分次第でどうにでもなる。

資本主義を続ける以上は格差は埋まらない。自分も富裕層までは難しいが普通を目指せるようにしたい。
Posted by 通行人 at 2020年09月13日 08:53
前倣え はこっちでした。
Posted by 訂正 at 2020年09月13日 08:55
>>32
コメントありがとうございます。
「アラジン」というディズニーアニメ映画で、ジャファーが「You've heard of the golden rule, haven't you? Whoever has the gold makes the rules」(金を持つ者が決まりを作る、という黄金律を聞いたことがあるだろ?)って言っていましたが、富裕層が権力者を選出し法律を決めていること、つまり、日本では、(庶民の多くも協力していますが)財界や富裕層によって与党に据えられている自民党が新自由主義を取り入れ、アベノミクスなどによって財界や富裕層が利益を得る一方で、庶民の給与はほとんど上昇することなく格差が拡大しています。
その既得権益層がテレビ等のメディアのスポンサーになるため、政策についての深い分析や社会格差の実態などを解明する報道はあまり見受けられないのかも知れません。
中流から落ちかけている人達は論理的に思考するのではなく、必至に現状を維持しようとし、現政権が続けば現状が維持できると信じて、現政権による政策による結果が自分たちを中流から引き落とすものであっても、現政権を支持するのかもしれませんね。
Posted by なんだかね at 2020年09月13日 14:05
>>33
コメントありがとうございます。
資本主義が続く中でも、例えば第2次世界大戦以前は、小さな政府、自由主義政策によって格差は拡大していたものが、アメリカのフランクリン・ルーズベルト大統領によるニューディール政策など、ケインズ政策を大幅に取り入れるとともに、富裕層への課税強化によって格差は縮小していきました。1960年代のオールディーズやアメリカのホームドラマなどは格差が縮小し中間層が増えた時代の社会、いわゆる福祉国家、大きな政府による安定した社会を映し出しています。
その後、イギリスのサッチャー政権、アメリカのレーガン政権が新自由主義を取り入れ、日本では中曽根内閣による行政改革などを通じ、小さな政府路線が進み、格差が拡大していきました。
(2014年(平成26年)に日本でも出版された「21世紀の資本」(トマ・ピケティ)を参照)
https://cruel.org/books/capital21c/pdf/FI.1.pdf(アメリカでの所得格差)
https://cruel.org/books/capital21c/pdf/F14.1.pdf(米、英、仏、独の最高所得税率の推移)
https://cruel.org/books/capital21c/pdf/F14.2.pdf(同、最高相続税率の推移)

資本主義社会でも政策を転換すれば格差は縮小もし、拡大もします。庶民が、法人税率や所得税率の引き下げに賛成すれば、その対応として行政サービスの低下や代替財源(日本では消費税が導入され、税率も徐々に引き上げられました)が求められます。
貧乏な人達が新自由主義的政策を展開する自民党を支持すれば、格差が拡大するのは当然なのです。自ら貧乏になるような選択を行っているのです。(余談ですが、アメリカの熱狂的トランプ支持者といわれる低学歴の白人労働者層なども同じです。)
Posted by なんだかね at 2020年09月13日 14:36
>貧乏人がなぜ自民党を支持するのかー貧乏人は自ら貧乏になるー

最近一番不思議に思うことの一つです。
共産党を支持するならわかるが。
Posted by 紀伊 at 2020年11月05日 20:46
>>38
コメントありがとうございます。
自民党の政策を吟味し、その政策がどのような影響をもたらすのかを論理的に考えることができれば、貧乏から脱却したい人は自民党を支持することはないでしょう。
トランプ支持者のように、自らの境遇がなぜもたらされたのか、自らを省みることもなく他者を攻撃することに終始するのであれば、フェイクニュースに騙されて、いつまでも自民党を支持し続けるでしょう。
論理的思考を身につけ、因果関係を深く考えるようになれば、貧乏人は貧乏から脱却できるでしょうが、感情に流されて、トランプ支持者のような行動を続ければ、いつまでも貧困でしかない。貧乏人が自民党を支持し続ける限り、彼らは貧乏であり続けると思います。
Posted by なんだかね at 2020年11月06日 20:10

コメントする

名前
 
  絵文字