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2006年05月18日

【木曜】カンゲキしようぜ!  DULL-COLORED POP

こんばんは、カンゲキコーディネーターのみなみです!


まだ5月だと言うのに雨ばっかりで滅入りますね。


今日はあづのカンゲキをお届けします!


dall

DULL-COLORED POP 
『国境線上の蕎麦屋』
2006年5月11日(木)〜5月14日(日)
@笹塚 Duo Stage BBs 






第二次世界大戦が終わり、
東をロシア、西をアメリカに分割占領された日本。
東西日本を分かつ国境線、その真上に立つ老舗蕎麦屋「絶頂庵」では、
昔ながらの二八蕎麦を出す職人気質の店主と東西日本兵が、
日々小競り合いを繰り返していた・・・。
(フライヤーから抜粋)

作りこまれた蕎麦屋のセット。
お品書きなど、そろばんなど細かい小道具。
席に着いてからずっと、「あれは何につかうのかな?」とか
「あのドアはやっぱりあれのドアかな〜」とか
色々考えてワクワクしてました。
こちらのワクワク感をさらに掻き立てるように、
オープニングの映像もポップ。
特にタイトルの出し方は、
メンバー達が本当に楽しんで舞台を作っている感じがして素敵でした。

この舞台で私が特に好きだったのが音響。
昭和の空気漂う中に流れる、その音響はバリバリなロック!? 
ミスマッチなようだけど、
これが物語の感じにとても合うんです。
東西の対立、戦争などの重めのことが一番のテーマではなく、
もっと人間を見つめている舞台だと私は思ったのですが、
その点でこの選曲は大きな効果をあげたと思います。
最後の、蕎麦屋の凄惨な状況を見つめる蕎麦屋の娘の姿と、
そのバックに流れる「Power to the people」の印象の強さが
それを証明しているでしょう。

自分とそれ程歳の変わらない人たちが、
これだけの舞台を作ってると思うとなんだか嬉しいし、
自分もしっかりやらねば、と気合を入れてくれる舞台でした。



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