UPSETTING ! - レゲエな日々 -

Blog-音楽雑記他。〜聴くまま、思いつくままです。 Hit Me with Music !



This cover was about a week before Prince death. …Awesome !

c5e8e8df.jpg今は懐かしささえ覚える【Trojan】のレゲエ・ボックスセットのシリーズ。「つい買ってしまう」何かがあった。おかげ(?)で、そのほとんどを持っているのだが、これはシリーズが「かなり煮詰まってきた時期」に出たボックスセットじゃなかったかな。

Various Artists
『TROJAN REGGAE DUETS BOX SET』

こういうボックスセットの「悲しきところ」は、パッケージの統一性につられて「買ったり集めたり」するので満足しきってしまい、何度も聴き返すことのないことだ。私の場合ね。特にボックスシリーズ後半にさしかかった頃には、『SUNSHINE REGGAE』や『REGGAE BROTHERS』に『SEVENTIES』、はたまた『LEGEND』などという切り口が甘いボックスが続いて、揃えていくこと自体もキツかった。

しかし、Roy Panton & Yvonne Harrison With Friendsの『STUDIO RECORDINGS FROM 1961-1970』に感銘を受けて以来、「デュエット・ヴォーカルってイイな。」と、本ボックスを取り出し聴いてみると「これがイイ」。下にボックスの収録曲を列挙してみたけど、たくさんあるんだねぇ、レゲエのデュエット曲ってのは。

やっぱり、Bob & MarciaとかStranger & Patsyの「和気あいあい」とした雰囲気っていうのは、まずもっていいもんだね。Roy & Millieの『We'll Meet』みたいに、朴訥な男性のヴォーカルに、ちょっとレトロで甲高い女性ヴォーカルが代わる代わる出てきたりすると、それだけでワクワクする楽しさがある。聴いてるだけで気持ちがおおらかになってくる「鷹揚さ」がたまらないのだ。

また男性コンビでも、Stranger & Gladdyの『We Shall Overcome』の勇壮なテーマと歌いっぷりを聴いているとタイトル通り本当に、「なんとかやれるさ!」とポジティブな気持ちになってくる。

デュエット曲というのは、単発のシングル・ドロップが多いから、こうやってまとめて聴くのが非常に難しいってことから、このボックスは貴重だね。これ再発見。膨大な【Trojan】のVaultsに「あらためて深謝」。

Stranger & Patsy - When You Call My Name
Alton & Phillis - Why Did You LeavJackie Edwards & Judy Mowatt - In Paradise
Bob & Marcia - Private Number
Slim & Doreen - The Vow
Roy & Millie - We’ll Meet
Derrick & Patsy - Housewives Choice
Alton & Phyllis - Remember That Sunday
Stranger & Patsy - Yeah Yeah Baby
Bob & Marcia - (To Be) Young, Gifted And Black (Jamaican Mix)
Phyllis & Hopeton - Get On The Right Track
Clive & Naomi - You Are Mine
Derrick & Patsy - Feel So Fine (Aka Feel So Good)
Stranger & Patsy - Come Back
Slim & Paulette - Love Makes Me Do Foolish Things
Derrick & Patsy - Starvation
Roy & Patsy - My Happy Home

Tyrone & Bruce - (I Am A) True Believer
Stranger & Patsy - Tell It To Me
Tony & Dennis - Folk Song
Bob & Marcia - It’s A Rockin’ Good Way
Derrick & Yvonne - Meekly Wait
Owen & Leon - The Fits Is On Me
Keith & Tex - Tonight
Roy & Ken - Paradise
Stranger & Gladdy - Make Good
Stranger & Patsy - Down The Train Line
Derrick & Patsy - Gypsy Woman
Lloyd & Glen - Keep On Pushing
Glen & Hopeton - Soul Man
Stranger & Gladdy - Just Like A River
Derrick & Patsy - Love Not To Brag
Keith & Tex - Stop That Train

Stranger & Gladdy - We Shall Overcome
Ernest & Freddie - Deep Down In My Heart
Ewan & Jerry - Oh Babe (Sick And Tired)
Winston & George - Denham Town
Stranger & Gladdy - Lift Your Head Up High
Tyrone & Bruce - Let Them Say
Chuck & Dobby - Oh Fanny
Lloyd & Devon - Out Of The Fire
Winston & George - Keep The Pressure On
Stranger & Gladdy - Don’t Give Up The Fight
Bunny & Ricky - Freedom Fighter
Maxie & Niney - The Coming Of Jah
The Flowers & Alvin - Rasta Man Going Back Home
Dave & Bunny - What A Confusion
Pete & Paul Lewis - Ethiopian Land
Maxie & Niney - I Man A African
Lloyd & Ken - Rasta Never Fail





503e56b2.jpgジュニア・ダンが70年代に、自身のレーベル【HI TRY】からドロップしたシングルを中心に編集されたアルバム。

Junior Dan
『HI TRY』

ベーシスト兼プロデューサーで、なんとパブロのROCKERS初期のメンバーだった(!)ことでも知られている。1967年あたりからRandy'sへの吹き込みをはじめとして、GibbsやPerryの元、Treasure Isle、そしてChannnel Oneにも足跡を残し、バーニングスピアーでもレコーディングを行ってきた、かなりの戦歴を持つ「ツワモノ」である。

全編にわたって激渋ルーツの塊を十二分に楽しめる内容だ。「ブラック・アークがかった、ROCKERSライクな音」といえば想像できるだろうか。『Look Out For The Devil』なんてタイトルからしてマックス・ロメオの名チューンをもろに彷彿とさせ、いかにもブラック・アーク流の響き。演ってるのは、スモーキーさ極まるディープ・ルーツ。ビートが連綿と続き、心の晴れぬ怨念のようなものを綴り出している。『Red, Gold & Green Rainbow』や『Wise Man』、そしてそれをメロディカ・インストに仕上げた『East Of The Rio Cobre』や『Cobre Version』など、いずれも強烈にルーツ臭が匂い立っている。しかし、重く引きずるようなルーツ・レゲエのビートの中にも、時折メジャー調のメロディが現れ、それがまた新鮮な印象を加えていたりして、ひとひねりが効いている。





475156精神的な緊張や、心の中に引っかかっていること、ちょっと休みが必要かなと思ったアタマを優しく解放してくれる一枚である。ジム・オルークとデイヴィッド・グラブスのデュオユニット、ガスター・デル・ソルの98年の大傑作アルバム。

Gastr Del Sol
『CAMOUFLEUR』

本作に参加したミュージシャンは二人に加え、トータスのジョン・マッケンタイア、オヴァルのマーカス・ポップ、コルネット奏者のロブ・マズレクなど、シカゴ音響派の中心人物たちである。
幾層にも気ままに重ねられたような偶然性に満ちた音は、聴き進むうちに「これが最良の必然の形なのかも」と思わせる音のトリックや奥の深さがある。

アコースティックギターが、微妙な音の擦れまで生々しく捕らえられているのが印象的。
そして、シンプルなコード進行なのに各楽器は静かにせめぎ合う。『The Seasons Reverse』の異様な立体感がそれを物語っており、マッケンタイアが敷いたマットの上をコルネットやスティール・パンまでが走りまくり、ダイナミックながら繊細な色彩模様を描いている様。

そうかと思えば『Black Horse』ではトラディショナルに一転する。しかし、なぜか途中からホーンが入る。でもそれも、ほんのサワリだけ。今度はまた万華鏡のようなアコギが世界を一新…こう書くと、支離滅裂なように聞こえるが、これがmakes perfect senseなのがスゴいところなのである。
『Each Dream Is An Example』は何かしら固いものと柔らかいものが衝突し続けるような不思議な感触が魅力的だし、『A Puff Of Dew』では、こちらの心音がノイズとシンクロする錯覚を抱かせる。

コーヒーでも飲みながら、頭を空っぽにして音に溺れるのもいい。BGMとしても最良だ。しかし、ちょっと注意して耳を傾けると、聴くたびに何かしらの発見をする、なかなか奥深さが掴みきれないマスターピースである。





e13c46fa.jpgラスタカシ率いる日本のダブユニット、Dubsensemaniaの2004年のデビューアルバム『APPEARANCE』のダブ・ミックス盤。

Dubsensemania
『DISAPPEARANCE』

私の場合、お恥ずかしい話なんだが、本盤の元ネタ盤である『APPEARANCE』を聴く前に、先にこのダブ盤『DISAPPEARANCE』を購入してしまった。あのWackiesのロイド・バーンズがミックス、そしてデニス・ボーヴェルがエンジニアとして関わっているということに大いに釣られて。

なかなか気持ちがいいアルバムだ。
ロイド・バーンズということでWackiesの過激な抜き差しと飛ばしのミックスを予想していたが、全体的にエフェクトは落ち着いていてメロディ重視に聴こえる。これもロイド・バーンズの一面なんだろう。ディレイのかけ方もただやたら引っ張るだけではなく、バックグラウンドで小刻みに浮き沈みしながらかかっているのは、やはりセンスがモノを言うなぁと感心する。

ラスタカシのピアニカも味わい深くかつ素朴に響いている。

MOVEMENT [DUB REMIX]
NEW WAY [DUB REMIX]
PARADISE [DUB REMIX]
NATTY LOVE [DUB REMIX]
JAH LOVE EVERYONE [DUB REMIX]
CHILDREN [DUB REMIX]
SPA LA BA [DUB REMIX]
BLUE SKY DUB [DUB REMIX]

7a7bff46.jpg東京のことや統計のこと、よく分からないんだけど。ちょっと調査結果として発表するにはサンプル数少なくない?写真に見えてる人より少ないんじゃない?

=================
渋谷が「嫌いな都内駅前」1位に 新宿・池袋も上位

アットホームは7日、10年以上都内に住み続けている男女620人を対象にした、駅前に関する調査結果を発表。「駅前が嫌いな、都内駅は?」という質問について、トップに「渋谷」駅(111票)、「新宿」駅(88票)、「池袋」駅(41票)という結果になりました。
嫌いな都内の駅前1位「渋谷」、「新宿」と「池袋」は好き嫌い分かれる。

その逆に、「駅前が好きな都内駅は?」とたずねたところ、1位「吉祥寺」駅(86票)、 2位「新宿」駅(37票)、3位「池袋」駅(31票)という結果に。新宿と池袋は、好きな人と嫌いな人がはっきり分かれるという様子がうかがえます。

ae8ed306.jpgどう、このジャケット。イカしてるでしょ。たとえCDサイズにちっちゃくなっても、いい雰囲気を醸し出してる。

The Techniques
『RUN COME CELEBRATE』

デューク・リードの【Treasure Isle】レーベルでの彼らの名曲の数々を収録したベスト盤的内容のアルバム。

ハイトーンなヴォーカルとファルセット・コーラスが小粋なロックステディのリズムの上を春風のように駆け抜ける感じ。まさにこのジャケットのような爽快感だね。曲の方も『Queen Majesty』を初めとして、『I'm In The Mood』や『My Girl』など後世に残る名曲揃い。『Traveling Man』なんて好きだなぁ。

ロックステディ期にはこんなステキなグループが本当にたくさんあるから、また「驚き」の一言なんだよね。

Love Is Not A Gamble
Queen Magesty
I'm In The Mood
It's You I Love
Festival '68
Day-O
My Girl
Traveling Man
Out Of Many
Heart Of Man
I Wish It Would Rain
Bless You
Ol' Man River
I'm In Love
Little Did You Know
My Whole Life Depends On You



 

このページのトップヘ