2007年12月05日

たとえ遠くに流されても

冬の朝。
ピーターラビットのカップにカモミールティ。
心温まる。

古いウェッジウッドのこのカップ、
ポターの絵が懐かしさを誘う。

とても気になる人。

ベアトリクス・ポター。

ピーターラビットの作者。
絵と文を書き、ナショナル・トラストに参加し、
イギリス湖水地方の自然を守った人。

実は、あまり知られてないのですが、
彼女は学者を目指していたことがあるのです。

地衣類、菌類を研究して論文を発表しようとしました。
ところが、女性ということで学会には参加できず、
論文は叔父が代わりに発表。

しかし、やはり女性という理由で…
悔しさ、悲しさ、挫折感。
Beltaは、想像するだけですが。


今では、その研究と実験は、
彼女が最初の成功者であっただろうと言われています。

ただ、Beltaはこう思うのです。

もし、ポターがあの研究で認められていたら?
そのまま学者として生き、
きっと素晴らしい研究をした、と。

その代わり、
世界はピーターラビットに出会えない。
Beltaが手を温めるカップはない。

だから、きっと神様が、
「落ち着くのは、まだ早い。
 もうちょっと、いろいろやってみようよ」
そう思ったのではないかなって。

当時の本人にしてみれば、迷惑な話かも(笑)

そんなことを思いながらふと見た今朝のTV。

作家の玄侑宗久氏の「『なりゆき』を生きる」

この人も、作家デビュー直前に
出版社の倒産の憂き目を見た人。

自分の力ではどうしようもないコトを、
予断を持たず、ただ目の前のことをこなす。
人生の極意と。



「時」は時に無情に見える。
   だけど、無上にやさしい。



Even if we are lost at sea and adrift for a while,

eventually we will come back to shore.

たとえ遠くに流されても、身をまかせていれば
また岸辺に着くものです。

あなたに贈る英語のことばより




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