この10年の時代が見えてきます。
ずっと前から使っていると思っている言葉があったり、
ごく最近のことだと思っていた言葉があったり。
「いいとこどり」「絵手紙」「右肩上がり」など、
すっかり馴染んでいる言葉だけれど、これらも新収録。
自分の言語や常識感覚を見直すにもいいみたい。
「一度収録すれば原則として削除しない」(編集部)広辞苑。
収録された言葉は、日本語として認められたことになります。
「うざい」や「めっちゃ」なども今回の収録語の一つ。
大修館書店の「もっと『明鏡大賞』の受賞語
「うろわかる」「土星本能」「ぺしゃむ」などが、
収録される日も、近いかな?
学生時代、国語研究室に所属しながら、
新語を創り出しては、周囲にたしなめられていたBeltaとしては、
やっと時代が追いついた、という感じなんだけど。
ただ、時々、これはいやだなぁと感じる言葉があります。
それは、音(おん)や響きがきれいじゃない言葉。
広辞苑にも収録されてしまった「うざい」、
他にも「なにげ」や「さりげ」。
使いたいとは思わない。
濁音の言葉がキライ、というわけではないけれど、
上記の言葉達は、脳に心地よくない気がして。
そう言えば、『赤毛のアン』に
「バラ(rose)が、キャベツ(cabbage)とかアザミ(thistle)
とかいう名前だったら、あんなに素敵だとは思わない」
そんなセリフがあります。
その気持、とってもよくわかる。
時代を映し、自分の気持ちを表現する言葉を作ること。
江戸っ子も大好きでした。
でも、少しだけ音も気にしてみて。
言葉で人は思考し、脳は言葉で育つのだから。
きれいな言葉をあげたいの。
<Beltaから一言>
ちなにみ、
『うろわかる』は、何となくわかる。
『土星本能』は、輪をかけて大げさに話したがること。
『ぺしゃむ』は、ささいなことが理由で少し落ち込む。
「ぺしゃんこ」の動詞化。
なるほど!
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Posted by blue_belta at 08:04│
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