2008年01月11日

本日、広辞苑の発売日

本日1月11日、
岩成書店の広辞苑第六版の発売日。
約10年振りの改訂となります。

新収項目10000を見ると、
この10年の時代が見えてきます。

ずっと前から使っていると思っている言葉があったり、
ごく最近のことだと思っていた言葉があったり。

「いいとこどり」「絵手紙」「右肩上がり」など、
すっかり馴染んでいる言葉だけれど、これらも新収録。

自分の言語や常識感覚を見直すにもいいみたい。

「一度収録すれば原則として削除しない」(編集部)広辞苑。
収録された言葉は、日本語として認められたことになります。

「うざい」や「めっちゃ」なども今回の収録語の一つ。

大修館書店の「もっと『明鏡大賞』の受賞語
「うろわかる」「土星本能」「ぺしゃむ」などが、
収録される日も、近いかな?

学生時代、国語研究室に所属しながら、
新語を創り出しては、周囲にたしなめられていたBeltaとしては、
やっと時代が追いついた、という感じなんだけど。

ただ、時々、これはいやだなぁと感じる言葉があります。

それは、音(おん)や響きがきれいじゃない言葉。

広辞苑にも収録されてしまった「うざい」、
他にも「なにげ」や「さりげ」。

使いたいとは思わない。

濁音の言葉がキライ、というわけではないけれど、
上記の言葉達は、脳に心地よくない気がして。

そう言えば、『赤毛のアン』に
「バラ(rose)が、キャベツ(cabbage)とかアザミ(thistle)
とかいう名前だったら、あんなに素敵だとは思わない」
そんなセリフがあります。

その気持、とってもよくわかる。

時代を映し、自分の気持ちを表現する言葉を作ること。
江戸っ子も大好きでした。

でも、少しだけ音も気にしてみて。

言葉で人は思考し、脳は言葉で育つのだから。
きれいな言葉をあげたいの。




<Beltaから一言>
ちなにみ、
『うろわかる』は、何となくわかる。
『土星本能』は、輪をかけて大げさに話したがること。
『ぺしゃむ』は、ささいなことが理由で少し落ち込む。
「ぺしゃんこ」の動詞化。

なるほど!




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