2006年01月10日

余計な情報は、正しい情報を駆逐する。

Beltaが会社員をしていた頃のお話。

金曜の夕方は、土日の対応窓口を案内するチラシを取引先へFAXしていた。
そのチラシを作成するのは、楽しいWちゃんとBeltaの二人組。

Wちゃんは、Beltaの美容情報の先生。
ヘアマニキュアとヘアダイの違いを教えてくれた。
だけど、故事成語と四文字熟語はちょっと苦手な22歳。


一緒にキャッチコピーを考えていたときのこと。
べ「"天高く馬肥ゆる秋"をもじって"天高くオーダー肥ゆる秋"というのはどう?」
Wちゃん「天高く馬肥ゆる秋、ってなんですか?」
べ「もしかして、知らない?」(動揺を隠しつつ)
Wちゃん「ハイ!」
この言葉、秋になって空が高くなると食欲が増す、という意味で使われており、
Beltaは社会人の常識だと思っていた。

そして、優しくWちゃんに意味を説明した後、
よせばいいのに、
べ「馬が太るんだよ。ブタじゃないからね。」と付け加えてしまった。



数日後、Wちゃんが泣きついてきた。
「私、結婚できないかも〜!!!」

何でも、彼の家に招かれてご家族と一緒に食事をしたのだそう。
その時、見ていたTVのクイズ番組で、
「天高く肥ゆる動物は何?」という問題が出たと。

…。察しの良い方はおわかりだろう。

Wちゃん「お母さん、私、答え知っている!」
彼の母「あら、そう?」
Wちゃん「ハイ!ブター!!」
自信満々に思いっきり大きな声で答えたらしい。

その後のことは、ご想像におまかせする。

だけど、Wちゃんは、その彼とめでたく結婚し、今では二児の母。
幸せな結婚生活の様子を伝える年賀状を今年もいただいた。
ほっ。危うく一人の女性の幸せを壊してしまうところだった。ごめんね。

いつまでも幸せにね、Wちゃん。

この話は、Beltaに大きな教訓をくれた。
情報を伝える時は、正しい情報を一つだけ。
例え面白くても、紛らわしいことは付け加えない。

余計な情報は、正しい情報を駆逐する。


今日から新しいクラスで講座を受け持つ。
初日はいつもこの出来事を思い出して臨むことにしている。

ちなみに「天高く馬肥ゆる秋」は
中国では、秋の訪れと共に騎馬民族の匈奴が南進してくる、
つまり、外敵に備えよ、という意味。
食欲の秋の意味で使うのは日本だけらしい。

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