2006年12月24日

たったひとつの冴えたやりかた

ちくっと胸の痛みを覚える決断をするとき、
このフレーズを思い出します。

ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアの
短編SF小説のタイトル。

SF傑作選には、
必ず入っている名作です。
Beltaも大好き。

読まれたことがない方のために、
ストーリーは明かしませんが、
16歳の元気少女が、宇宙に出かけて…。
#あとは、お楽しみ。

実は作者のジェイムズは、
自分の人生を自分で決断して終えています。

彼女は(ジェイムズはペンネーム。女性です)
病気の夫を射殺し、自殺しました。

深く愛し合っていた夫婦で、
生前からの取り決めだったようです。

ずっと前、初めてこの作家の最期を知ったとき、
愛の全うの仕方の激しさに驚き、感動しました。

ただ、今は少し違った感覚をもっています。

「これが、たったひとつの冴えたやり方」

実行する前、おそらく彼女もそうつぶやいたのでは?
この言葉には、言いようのない悲しみを覚えます。

自分では如何ともしがたいことを納得させる、そんな言葉だと。

彼女に他にどんな選択肢があったのか、
Beltaにはわかりません。
でも、もしBeltaだったら?

今日のBeltaなら、
ありとあらゆる可能性に当たってみると思います。
この言葉に責任を負わせない。

いつも前向きであるべき、とは思いません。
どうしようもないこと、も世の中にはあると思っています。

それでも、何か灯りを求める。

それこそが、Beltaにとっての
「たったひとつの冴えたやり方」でありたいと。



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