2007年03月01日

あこがれ

船乗りの家に生まれたおかげで、
船の出港、帰港は数え切れないほど体験している。

夜明け前の静かな海、
時化の中、やっとたどり着いた港、思い出深い。


昨日、
自分発見★Sailing2007」という企画に参加し、
帆船「あこがれ」で海へ出た。


午前10時。
舫綱(もやいづな)が解(ほど)かれ、
あこがれはゆっくりと岸壁を離れていく。

そのとき、岸壁に見送ってくれる人影が見えた。

人影はセイル大阪の北氏(ちなみに松江市出身)。
北さんは、帽子を振っている。あこがれが見えなくなるまで。
「行ってらっしゃい。無事を祈っている」
そんな声が聞こえた気がした。



そして、一日の終わり。
あこがれは、同じ岸壁に帰ってきた。

岸壁で迎えてくれたのは、北氏だった。
出港の時と同じように帽子を振りながら。
「よく帰ってきたね」と。

ほっとした。帰ってきた実感がわく。

無事を祈って見送ってくれる人がいる、
迎えてくれる人がいる。
そのうれしさ。
また一つ忘れられない航海になった。


この「自分発見★Sailing2007」に参加した人達。
スタッフも含めて、
あこがれは帰ってきたけれど、
それぞれの新しい旅が、今始まったところ、だと思う。

航海の無事を祈っている。

ありがとう。

また、いつか、どこかの港で会いましょう。
今度はBeltaが手を振って、迎えるから。
その日を楽しみにしています。



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