
新鮮な玉ねぎ
これはアクリル絵の具を使用しています。
今までは水彩絵の具にこだわって、その他の画材は
自分に向いていないと無視してきました。
でも、そんなに固執することはない。
習える機会に恵まれたなら、吸収しようと思い直し
ました。
モチーフはありふれた野菜の玉ねぎです。
今回気を付けたことは、背景は絵の一部であり、
メインモチーフを引き立てる役目を担っている、という
ことです。
形にしても色にしても重大な働きがあることに気づきました。
モチーフに力を注いで描いても、背景を描くころには疲れが出て
いい加減に済ませていませんか。
「モチーフと背景を同時進行で進めなさい。」
といつも言われてきたことが最近分かるようになってきました。
背景の形や色によって絵を台無しにした経験があるからです。
技法 2

写真
秋の終わりにグループでスケッチに出かけました。
大木についている無数の小枝を通して向こうに
どっしりとした建築物の見える場所です。
目には建物の外部構造がほどよく見えますが、
手前の小枝を無視するわけにはいきません。
どのように表したらよいものかと思案せざるを
えません。
写真をもとに絵を描くのは好きではないのですが
今回ばかりは少し考えてみたいと思います。
技法
水彩画を描く際に、とくに彩色にあたり大切なことは
なんでしょうか?
「そんなこと今さら言われなくても分かっていますよ。」
との声が聞こえてきそうです。
でも、知っていることと、出来ることとは違います。
頭では納得できていても、実践できないのが己の手
ではないでしょうか?
もうじらさないで言いましょう。
それは、筆先に含ませる水の量です。
もちろん、スケッチ風に描く場合には、線に重き
をおきますから、ほんの少しの水を含ませてさら
りと彩色することになります。
そうではなくて、どっしりと絵の具を付ける場合
には、溶いた絵の具を筆にたっぷりと含ませて力
強く彩色することが要求されます。
たとえば、こちらの絵を参考に。
http://suibiken.jp/zuroku1.jpg
偶々、いわさきちひろさんの映画を見る機会に出
くわしたのですが、こんなエピソードがありました。
みなさんもご存知のように、かわいらしくけなげな
幼児の絵をたくさん残されている方です。
でも、最初のうちは展覧会に出品しても、
「こんなのは絵ではない。」
とまで言われて評価されなかったのだそうです。
絵を見る目も評価する目も時代とともに変化する
ので仕方のないことですが、過渡期に活躍されて
いたのですね。
筆先に含ませる水の量の話にもどりましょう。
では、どっしりと絵の具を付ける場合には、具体的に
どのくらいの量の溶いた絵の具を用意しておけばよい
のかということになります。
塗りたい面積の少なくとも3倍から4倍の量の絵の具を
あらかじめ作っておくことが望ましいようです。
同じ色合いを途中で作り直すことは困難だからです。
その上で大事なことは、画用紙の寸法の端で力を抜か
なくても済むように、大きめのスペースを用意してお
くことが肝心です。
この時、以前の先生から度々注意を受けていた
「四隅の緊張」という言葉を思い出していました。
ここまでお読み下さってありがとうございました。
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なんでしょうか?
「そんなこと今さら言われなくても分かっていますよ。」
との声が聞こえてきそうです。
でも、知っていることと、出来ることとは違います。
頭では納得できていても、実践できないのが己の手
ではないでしょうか?
もうじらさないで言いましょう。
それは、筆先に含ませる水の量です。
もちろん、スケッチ風に描く場合には、線に重き
をおきますから、ほんの少しの水を含ませてさら
りと彩色することになります。
そうではなくて、どっしりと絵の具を付ける場合
には、溶いた絵の具を筆にたっぷりと含ませて力
強く彩色することが要求されます。
たとえば、こちらの絵を参考に。
http://suibiken.jp/zuroku1.jpg
偶々、いわさきちひろさんの映画を見る機会に出
くわしたのですが、こんなエピソードがありました。
みなさんもご存知のように、かわいらしくけなげな
幼児の絵をたくさん残されている方です。
でも、最初のうちは展覧会に出品しても、
「こんなのは絵ではない。」
とまで言われて評価されなかったのだそうです。
絵を見る目も評価する目も時代とともに変化する
ので仕方のないことですが、過渡期に活躍されて
いたのですね。
筆先に含ませる水の量の話にもどりましょう。
では、どっしりと絵の具を付ける場合には、具体的に
どのくらいの量の溶いた絵の具を用意しておけばよい
のかということになります。
塗りたい面積の少なくとも3倍から4倍の量の絵の具を
あらかじめ作っておくことが望ましいようです。
同じ色合いを途中で作り直すことは困難だからです。
その上で大事なことは、画用紙の寸法の端で力を抜か
なくても済むように、大きめのスペースを用意してお
くことが肝心です。
この時、以前の先生から度々注意を受けていた
「四隅の緊張」という言葉を思い出していました。
ここまでお読み下さってありがとうございました。
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花

田舎風花束 by Dufy
1953年の水彩による作品です。
スキャナーを使用しましたので、図録に近い色彩がでました。
個々の花の特徴を表した伸び伸びとした線
大きな筆触は花のふくらみを
また、細い線で表現された葉は触感を
伝えています。
可憐な野に咲く花にぴったりな筆使いだと感じています。
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技法

農家の庭 by Dufy
大阪の「あべのハルカス美術館」で開催されたDufy展に行きました。
その際に購入した図録の中の作品です。
油彩画が多い中で数少ない水彩画の一枚です。
Dufyの作品は輪郭線という意味ではなくて、
味のある線と色彩とのコラボレーションが実に巧みで、すっきりした
さわやかな仕上がりに魅了されます。
このような絵が描きたいという思いで鑑賞しています。
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