技法

水彩画を描く際に、とくに彩色にあたり大切なことは
なんでしょうか?


「そんなこと今さら言われなくても分かっていますよ。」
との声が聞こえてきそうです。

でも、知っていることと、出来ることとは違います。
頭では納得できていても、実践できないのが己の手
ではないでしょうか?

もうじらさないで言いましょう。

それは、筆先に含ませる水の量です。

もちろん、スケッチ風に描く場合には、線に重き
をおきますから、ほんの少しの水を含ませてさら
りと彩色することになります。

そうではなくて、どっしりと絵の具を付ける場合
には、溶いた絵の具を筆にたっぷりと含ませて力
強く彩色することが要求されます。
たとえば、こちらの絵を参考に。
 http://suibiken.jp/zuroku1.jpg 

偶々、いわさきちひろさんの映画を見る機会に出
くわしたのですが、こんなエピソードがありました。

みなさんもご存知のように、かわいらしくけなげな
幼児の絵をたくさん残されている方です。

でも、最初のうちは展覧会に出品しても、
「こんなのは絵ではない。」
とまで言われて評価されなかったのだそうです。

絵を見る目も評価する目も時代とともに変化する
ので仕方のないことですが、過渡期に活躍されて
いたのですね。

筆先に含ませる水の量の話にもどりましょう。

では、どっしりと絵の具を付ける場合には、具体的に
どのくらいの量の溶いた絵の具を用意しておけばよい
のかということになります。

塗りたい面積の少なくとも3倍から4倍の量の絵の具を
あらかじめ作っておくことが望ましいようです。

同じ色合いを途中で作り直すことは困難だからです。

その上で大事なことは、画用紙の寸法の端で力を抜か
なくても済むように、大きめのスペースを用意してお
くことが肝心です。

この時、以前の先生から度々注意を受けていた
「四隅の緊張」という言葉を思い出していました。

ここまでお読み下さってありがとうございました。


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Dufy 農家の庭 1943年水彩 593


農家の庭 by Dufy

大阪の「あべのハルカス美術館」で開催されたDufy展に行きました。

その際に購入した図録の中の作品です。
油彩画が多い中で数少ない水彩画の一枚です。

Dufyの作品は輪郭線という意味ではなくて、

味のある線と色彩とのコラボレーションが実に巧みで、すっきりした
さわやかな仕上がりに魅了されます。

このような絵が描きたいという思いで鑑賞しています。


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私達が通常目にするワイングラスは立っている姿です。
glass











glass 5


ところが、寝かせてみるとどうでしょう。
「はっ」とさせられませんか?
何かが起こりそうな予感とか、転がりそうな不安定感を与える
からでしょう。

絵のモチーフとしては静よりは動を取り入れたほうがおもしろくなります。
では、寝かせたワイングラスはどのようにして描けばよいのでしょうか?

中心線と垂直線
(図1)
まず、ワイングラスの傾きに注意しながら中心線を書きます。
次に、その上に中心線に直角に交わる直線を書き入れます。


回転
(図2)
さらに中心線が垂直になるように画用紙を回転させて
立ち姿のワイングラスを描きます。






完成
(図3)
そして、画用紙を元に戻してください。そこには、寝かせた
ワイングラスが描かれていますね.


この方法ですと、目線が変わる怖れがありますから寝姿のままで描いた後
画用紙を回転させて正しく描かれているかどうかを確かめた方がよいかも
しれません。


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風景画に限らず静物画においても、自分のイメージの通りに描こう
とする場合には、目線の位置が大切です。

目線が何処にあるかを確かめるには鉛筆を横に持って、モチーフの
横のラインと重なるところを探します。

そのようにして確かめた目線上に消失点が来ます。
絵の上でクリックすれば拡大します。

(1)1点消失の場合

例えば、線路や並木道、街の路地裏、道路をなどを描く場合にはっきり
と表れます。

1point





(2)2点消失の場合

立方体や直方体の建物を描く場合に特に気をつけてください。

2point





消失点は画用紙の中に収まる場合もあれば、画用紙からはみ出す場合も
あります。
以上のことに注意を払うだけでも不自然でない絵となり、イメージに近
くなります。



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新聞紙の上に透明なガラスの空きびんを置いて、上からの光で描い
てみました。

びんと新聞紙



 びんと新聞紙 鉛筆と色鉛筆 2号



びんそのものに色はありませんが、湾曲の仕方によって周りの物の
映り込み方が変化します。

よく観察しますと、直線が曲線になったり、ゆがんで見えたり、びん
に色がかかったりして見えます。

また、びんを通すと実物とは異なった色に見えます。場所によっては
鮮やかに見えたり、くすんで見えたりします。

これらのことを忠実に表せば立派にびんが描けます。



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