2004年08月

2004年08月31日

クトゥルフ神話〜ダニッチの怪(作品紹介)

クトゥルフ神話〜ダニッチの怪(作品紹介)

★ダニッチの怪(The Dunwich Horror)★
環状列石を山頂に頂く山並みにが多く、奇妙な事件が時折起こる荒涼としたダニッチの村。村のはずれセンチネル丘のふもとに住む、ウエィトリィ家の娘、ラヴィニアが、父親の知れぬ子供を生んだのは、1913年2月(5月とも?)のことだった。子供はウィルバーと名づけられ異様な早熟ぶりを見せるが、やがて母や祖父と同様に祖先伝来の魔道に精通、精進するようになる。一方祖父の老ウエィトリは異常な数の牛を定期的に買い入れ、家の改築を繰り返していた。1924年の収穫祭の夜に謎めいた遺言を残しこの世を去る。「もっと広くするんだ、ウィリー。・・・中略・・・ヨグ=ソトースの門を・・・地上の炎で焼かれることはないからな」やがてウィルバーはアーカムのミスカトニック大学図書館に秘蔵されている「ネクロノミコン」を閲覧したいと申し出るが、図書館長のヘンリー・アーミティッジ教授に拒まれる。そして1928年8月未明図書館に侵入したものがあり、アーミテッジ教授など数人がそこに見たものは・・・。やがてダニッチでも奇妙な事件が頻発するようになる。それらの事件から危険を察知した、アーミテッジ教授のとった行動は・・・。
ダニッチの怪は青心社の「クトゥルー」には収録されていないので、創元推理文庫「ラヴクラフト全集5」などを購入して下さい。

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2004年08月30日

クトゥルフ神話〜ダニッチの紹介

クトゥルフ神話〜ダニッチの紹介

★ダニッチ(Dunwich)★
マサチューセッツ州北部にある寒村。アーカムから西北約50キロにある。アイルズベリイ街道を西から東に通る時、見過ごしがちな小さな分かれ道があり、そこを間違った道(北側に)に進んでしまうと、わびしい土地に入り込んでしまう。その道を行くと又、分かれ道がありそこを右(北側)に曲がると曲がりくねった山道になり、しばらく行くと東西に流れるミスカトニック河(かなり上流)が見えてくる。そこに架かる屋根のついた橋を渡るとそこが「ダニッチ」の村の中心部分である。
ダニッチは廃屋同然の家々が建ち並び、まわりの景観はと言うと、深さも定かでない渓谷や峡谷が道と交差し、近くの湿地などは嫌悪を感じさせ、夕暮れを過ぎると夜鷹のウィップアーウィルが姿を現し、おびただしい数の蛍が現れ、牛蛙が不気味に執拗なリズムで鳴く。山々の山頂には環状列石が多く見られる。村はミスカトニック河沿いにあり背後はラウンド山(山頂があまりにも丸くて形が整いすぎている)が背後にある。何世紀にもわたって腐葉土が体積したようなに悪臭が村の通りにこびりついているような印象をうける。まわりの地域の人間はダニッチを忌避している。村人は、自分たちだけで一族を形成し、精神および肉体の両面において、退廃と近親結婚の特徴をおびている。平均的に知的レベルが低く、歴然たる悪行、殺人、近親相姦、など暴力と背徳に枚挙いとまがない。2、3の古い家系は衰退を免れた家柄を保っている。「ウェイトリイ家」「ビショップ家」まどである。必要に迫られることが無い限り一般人はダニッチを訪れることは無い。

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2004年08月29日

クトゥルフ神話〜インスマス年代紀(紹介)

クトゥルフ神話〜インスマス年代紀(紹介)

★作品タイトル紹介★
<上巻>
序文・・・・深きものどもの落とし子
インスマスを覆う影・・・・・H・P・ラヴクラフト
暗礁の彼方に・・・・・・・・ベイザル・カパー
大物・・・・・・・・・・・・・・・ジャック・ヨウヴイル
インスマスに帰る・・・・・・ガイ・N・スミス
横断・・・・・・・・・・・・・・・エイドリアン・コール
長靴・・・・・・・・・・・・・・・D・F・ルーイス
ハイ・ストリートの教会・・・ラムジイ・キャンブル
インスマスの黄金・・・・・・ディヴィド・サットン
<下巻>
ダオイネ・ドムハイン・・・・ピーター・トレマイン
三時十五分前・・・・・・・・キム・ニューマン
プリスクスの墓・・・・・・・ブライアン・ムーニイ
インスマスの遺産・・・・・・ブライアン・ステイブルフォード
帰郷・・・・・・・・・・・・・・・・ニコラス・ロイル
ディープネット・・・・・・・・・デイヴィット・ラングフォード
海を見る・・・・・・・・・・・・・マイカル・マーシャル・スミス
ダゴンの瞳・・・・・・・・・・・ブライアン・ラムリイ
世界の終わり・・・・・・・・ニール・ゲイマン
作者紹介
以上です。


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2004年08月28日

クトゥルフ神話〜インスマスを覆う影(作品紹介)

クトゥルフ神話〜インスマスを覆う影(作品紹介)

成人になった記念に気ままなニューイングランドの旅を楽しんでいた私は、ニューベリィポートからアーカムへ向かう途中、インスマスという港町に立ち寄ることにする。周辺の住民はインスマスとその住人を忌み嫌っているらしく、古びた路線バスの乗客は私一人だった。かつては、造船・海運業で栄えたこの町も、1846年に疫病が流行し、住民の大半が死に絶えてからは、めっきり寂れたといわれ、「インスマス面」をしていた。常にどこからか監視されているような圧迫感を抱きながら、荒廃した市街を散策するわたしは、ザドック・アレンという酔いどれの老人から、驚くべき秘密をきかされる。・・・中略・・・インスマスは魔物の巣窟になり果てた・・・。老人はそこまで語ると「やつらに知られた、町を離れろ」と言い残して走り去る。路線バスの故障で足止めをくらったわたしは、町で唯一の宿屋ギルマンハウスに泊まるが、不穏な住民の挙動から、身の危険が迫っていることを知り、必死の逃亡を試みるが・・・・。以上が大まかなあらすじです。収録は「クトゥルー8」「ラヴクラフト全集1」などです。この作品が良かったと思ったら、「インスマス年代記」の上下巻をお勧めします。学研M文庫発行で各730円です。

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2004年08月27日

クトゥルフ神話〜インスマスの地図(1925年頃)

2b819f6d.JPGクトゥルフ神話〜インスマスの地図

★TRPGクトゥルフの呼び声(ケイオシアム版)のクトゥルフ・コンパニオンの資料から「インスマス」の地図を紹介します。1925年頃のものです。ラヴクラフトの「インスマスを覆う影」を読んだ方、これから読もうと思う方は参考にしてみて下さい。作品と比較すると結構面白いと思います。これから読もうと思う方は、読み始めるにつれ、この作品の展開について遅いと思うかもしれません。前半は「インスマス」の町についての噂や町の概要の説明で、中盤は酔っ払いのザドック・アレンから「インスマス」の忌まわしい歴史・事件などの語り、後半は主人公が何者かに襲われ、追われるという展開なのですが、「インスマス」の忌まわしさが、忍び寄る恐怖として感じられるので、じっくり読んで下さい。それでは、「インスマス」の地図の紹介です。地図は上が北になります。町の東側はインスマス湾で、沖合いに「悪魔の暗礁」があります。町の北東部の網掛け状になってる部分(町を南北にはしる、フェデラルストリートから東、川の北側)は謎の恐ろしい怪物が出没するという噂がある地域。地図上の番号は1〜21までありますので順に説明します。1・・・中央広場。2・・・ファースト・ナショナル食料品店。3・・・ギルマン・ハウス・ホテル。4・・・レストラン。5・・・フェランドの薬局。6・・・魚卸売り市場。7・・・マーシュ精錬会社オフィス。8・・・マーシュ精錬所。9・・・酒場。10・・・図書館、学校。11・・・鉄道駅(廃線)。12・・・消防署。13・・・空き倉庫。14・・・マーシュの屋敷。15・・・旧中央広場。16・・・新しい教会敷地。17・・・奇妙な謎の教義に滅ぼされた教会。18・・・ドラゴンの秘境的勲章。19・・・魚介類包装所。20・・・古い工場の廃墟。21・・・バラエティー・ストア。11の鉄道駅は地図の西側で川のすぐ南のパインストリートを西に向かうとバンクストリートと名前が変わり、その突き当たりにあります。是非「インスマスを覆う影」を読む際参考にして下さい。

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2004年08月26日

クトゥルフ神話〜クトゥルフ神話の主要舞台(ボストン近郊)

56339f67.JPGクトゥルフ神話〜クトゥルフ神話の主要舞台(ボストン近郊)

★1920年代のマサチューセッツ州について★
ラヴクラフトはその生涯のはとんどを、ロード・アイランド州プロヴィデンスですごしました。そしてその州のすぐ北隣が彼の作品の多くで登場する地域のマサチューセッツ州です。 州都はボストンでプロヴィデンスから約60キロほどの距離です。ボストンから東北に約20キロほどの町が主要な舞台である「アーカム」です。駒形切妻屋根の古い町並の続く町です。東に「キングスポート」が隣接してます。「キングスポート」は古さびた港町で、町はずれの断崖は異界と接している。町の教会では秘密の儀式が行われている。「アーカム」から北に約25キロが「インスマス」で、昔は造船・海運で栄えたがいまや衰退し、住民はひどい容貌をしているものが多く俗に「インスマス顔」などと言われる。「ダニッチ」は「アーカム」から西北約50キロにある、丘陵地帯の寒村で廃屋同然の家々が並んでいる。不気味な伝承が多く、奇妙な事件が多発している。ちなみにこの当時(1920年)の主要都市の人口はニューヨーク560万人、シカゴ270万人、ブルックリン200万人、フィラデルフィア182万人、デトロイト99万人でした。100万人以上の都市はこれらだけでした。ちなみにLAは58万人、ワシントンDCは43万人、ボストン74万人、プロヴィデンス24万人、東京240万人、大阪150万人、北京120万人、ベルリン190万人、モスクワ110万人、ローマ60万人、ロンドン725万人、パリ330万人でした。TRPG「クトゥルフの呼び声」のHJ版のデータを参考としました。

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2004年08月25日

クトゥルフ神話〜スティーヴン・キングについて

クトゥルフ神話〜スティーヴン・キングについて

★スティーヴン・キング(Stephen King) 1947年〜
現代アメリカを代表するホラー作家。メイン州ポートランドに生まれる。アイルランド系の父ドナルドは、キングが2歳の時に蒸発し、2度と戻らなかった。少年時代から大学卒業後、高校教師になるまで、小説の投稿を続けるも、ほとんど採用されず、妻子を抱えての苦しい生活が続く。1974年に「キャリー」が大手出版社で発行され、成功を収め、「呪われた町」(1975年)、「シャイニング」(1977年)と話題作を連発し、ホラー小説の常識を覆すミリオンセラー作家となる。12歳の時叔母の家の屋根裏で父が残したペーパーブック群を発見し、その中にラヴクラフト作品や「ウィアード・テイルズ」と出会い、キングのホラーへの傾倒が始まる。キングの作品はしばしばクトゥルフ神話のアイテムや固有名詞が登場する。又ラムジー・キャンベルの様に、キング版アーカムともいえる、架空の町「キャスルロック」などもある。キングの作品はよく書店でも見かけることも多いので、なじみのある方も多いと思います。映画化も結構されていますので、気になる方はそちらもお勧めします。

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2004年08月24日

クトゥルフ神話〜ラムジー・キャンベルについて

クトゥルフ神話〜ラムジー・キャンベルについて

★ラムジー・キャンベル(John Ramsey Campbell)1946年〜
イギリスの作家、映画評論家。リバプール生まれ。10代でA・ダーレスに才能を認められ、1962年デビューする。若干18歳でアーカムハウスのアンソロジーでのことだった。その後、税務署や図書館で働きながら創作活動を続け、1973年から専業の作家となる。キャンベルの神話作品はラヴクラフトの「アーカム」に相当する、イギリスの架空都市「ブリチェスター」(イングランドの南東部にある)や「ネクロノミコン」に相当する「グラーキの黙示録」など、オリジナルな神話アイテムが導入されており、クトゥルフ神話の世界観の拡大が計られている。

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2004年08月23日

クトゥルフ神話〜C・A・スミスについて

クトゥルフ神話〜C・A・スミスについて

★クラーク・アシュトン・スミス(Clark Ashton Smith)
1893年〜1961年
アメリカの作家。詩人、画家、彫刻家でもある。カリフォルニア州ロング・ヴァレー出身。14歳で学校を中退し、百科事典と辞書で独学し、教養を培う。肉体労働にする傍ら、詩作に傾注し、詩人「ジョージ・スターリング」に師事。その才能を開花させ、4冊の詩集を出版。1922年8月、スミスの詩と絵画に感銘を受けたラヴクラフトから賞賛の手紙が届き、以後親しく文通を交わすようになる。翌1923年にラヴクラフトの薦めで「ウィアード・テイルズ」に詩を発表する。1928年からは怪奇小説も手掛けるようになる。(スミスは1911年から「ブラック・キャット」誌に冒険小説などを発表している)1930年前半はラヴクラフト、ハワード、スミスは「ウィアード・テイルズ」の3大家として活躍。(この頃がW・Tの黄金期ではないでしょうか)スミスは大変な多作家で、110余りの小説を書いていますが、ゾシューク(死にゆく地球最後の大陸)、アヴェロワーニュ(中世フランスの架空の王国)、ヒューペルボリア(古代北極の大陸)、アトランティスといった幻想世界を舞台にしたものがほとんどである。ラヴクラフトサークルの中にあって、唯一独自の神話体系を構築したともいえる。


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2004年08月22日

クトゥルフ神話〜R・Eハワードについて

クトゥルフ神話〜R・Eハワードについて

★R・Eハワード(Robert Ervine Howard)
1906年〜1936年
アメリカの作家。テキサス州ピースターに生まれ、同州クロス・プレインズで育つ。内向的な性格を克服する為、スポーツ(主にボディビル、ボクシング等)で体を鍛え、筋骨隆々な巨漢に育つ。15歳で創作活動を開始。1925年7月「ウィアード・テイルズ」に作品が掲載される。カレッジ・スクール卒業後、文筆活動で生計を立てる決意し、様々な作品を手掛ける。怪奇小説、ヒーローファンタジー、ウェスタン、SF、ボクシングもの、など多彩です。特に「コナン」シリーズは人気を博し、映画化もされている。(アーノルド・シュワルツェネッガーが主演しハリウッドスターへの足掛かりとなる切っ掛けとなった)他に「ソロモン・ケイン」シリーズ、「ブラン・マク・モーン」シリーズ等がある。クトゥルフ神話のなかの重要文献「無名祭祀書」はハワードが最初に作品中で使用した。多数の人気小説を創作していたハワードだったが、愛する母が死んだことにショックを受け、ピストル自殺してしまう。まだ30歳だった。才能ある作家だっただけに、早すぎる死は、惜しまれてならない。

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2004年08月21日

クトゥルフ神話〜オーガスト・ダーレスについて

82ef7585.JPGクトゥルフ神話〜オーガスト・ダーレスについて

★オーガスト・ダーレス(August William Derleth)★
1909年2月24日生まれ、1971年7月4日没
アメリカの作家、アンソロジスト、編集者、出版者。ウィスコンシン州ソーク・シティに生まれる。17歳に「蝙蝠の鐘楼」でデビュー。「ウィアード・テイルズ」の先輩作家であるラヴクラフトに心酔、1926年7月から文通を始めるも、一度も会うことが出来なかった。ラヴクラフトの死後、ラヴクラフト・サークルも瓦解し、彼の作品群も時代と共に、忘れ去られようとしました。しかし、そうはなりませんでした。ダーレスがいたからです。彼は自分の師、ラヴクラフトの作品を出し、その名を永遠に残すべく執念を燃やしました。そう、まさしく獅子奮迅のごとく。まず彼は、いくつかの出版社に話を持ちかけますが、ことごとく断られ、ドナルド・ワンドレイと「アーカム・ハウス」を立ち上げます。1939年、師ラヴクラフトの作品「アウトサイダーその他の物語」を出版します。しかし、なかなか売り上げは伸びず苦難が続くが、彼は怯みませんでした。スミス、ブロック、ハワードらの作品を発売し、経営はなんとか軌道に乗り始めた。ダーレスは師の名前を残すべく、自分の作品のクレジット(著者名)をラヴクラフト&ダーレスの共同で出版し始めます。1945年の「暗黒の儀式」からです。それ以前にもクトゥルフ神話系の作品をダーレスは書いてます。1932年にスコラーとの共作で「潜伏するもの」を書いています。単独では「風に乗りて歩むもの」(1933年)が最初の作品です。ダーレスは神話作品に、<旧神>対<旧支配者>の対立構図を創造、導入しました。又、<旧支配者>を4大に分け、地(ヨグ=ソトース、ツァトゥグア、シュブ=ニグラス、ニャルラトテップなど)、水(クトゥルフ、ダゴン、ヒュドラ、、オトゥーム)、火(クトゥグア)、風(ハスター、ツァール、イタカ、ロイガー)とし、この4大神性の間の対立構図もダーレスの創造で、ラヴクラフトの神話体系と異なる。作風もこのような点からも、大きく異なり、賛否両論がいまでも続いている。

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2004年08月20日

クトゥルフ神話〜ラヴクラフト生誕114年に際して

クトゥルフ神話〜ラヴクラフト生誕114周年に際して

★生誕114周年にあたり、H・Pラヴクラフトへの公開書簡★
ミスターラヴクラフト(Mr.ゴシックホラーと呼ぶほうが好いのかもしれませんが)今日はあなたが生誕して調度114年目になりました。1890年8月20日アメリカはロード・アイランド州プロビィデンス市にあなたは生を受け、産声をあげました。エンジェルストリート194番地フィリツプス家の一人息子。後にあなたが残した偉大なる足跡(偉業と呼ぶに相応しい作品群は)ここから始まりました。エンジェルストリートで生まれた夢想家は、邪神渦巻く神話を、怪奇小説を、ファンタジーを創造しましたね。今なお、色あせない作品にふれ多くの読者が魅了されています(最近は、TRPGが人気で復刊や、解説本など多数発行されています。)今日あなたの誕生日を迎えあなたの人生、足跡を考えると、色々なことを思うしだいです。あなたの人生は大変なことの連続でした。2歳で父が発狂し8歳の時に亡くなり、母と一人息子は実家に身を寄せましたが、あなたは子供もころから病弱で満足に学校にも通えませんでした。24歳になりUAPAに入会し文章の添削を始め、27歳に記念すべき作品「ダゴン」を書きました。あなたの小説家としての公式なキャリアのスタートです。しかし、あなたの作品はその内容に見合う、評価と待遇と成功をもたらしたでしょうか?答えは勿論「NO」です。「ウィアード・テイルズ」におけるあなたの作品に対する、待遇は必ずしも満足のいくものでは無かった。経済的にも・・・。支払われた原稿料が安すぎ、あなたは激しい怒りを打ち明けていましたね。ブロックが「公開書簡」の中で書いているようにひどい扱いでした。作品が粗悪で、読むに耐えないものならしょうがないですが・・・。H・P・Lの作品が粗悪でしたか?読むに耐えないものでしたか?答えは勿論「NO」です。完璧主義者のあなたが、晩年は起きることさえ、ままならない体で命を削り書いた作品がそんな扱いを受けました。しかし、1937年3月15日にあなたが亡くなって、多くのファンは衝撃を受け、作品は忘れさられようかという時期もありました。しかし作品は生き続け今なお、2004年現在もあなたの作品は読者にいいようも無い恐怖をあたえ、魅了しています。何故でしょうか?あなたの作品に「生」を感じるからではないでしょうか?そうです。ラヴクラフトがそばで、生生しく語るような「忍びよる恐怖」が感じられるからではないでしょうか?今日多くの読者がこの恩恵に与れるのはあなたが今日生誕し、素晴らしい作品を提供してくれたからに他なりません。そして多くの小説家、翻訳者、解説者、編集者が関わり、あなたの世界を絶え間なく供給してくれ、更に広げるべく尽力されていることに感謝します。そして様々なメディアで、ネットであなたの作品や登場する「怪物」「神々」などが、ファンによって語り合われています。この現実をどう考えますか?そうです、あなたが報われに相応しい現実です。

追伸1 乱筆、乱文ですいません。あなたに添削してもらえると幸いです。

追伸2 今、宇宙の神秘を堪能していますか?「ユゴス」の方々とはうまくコミュニケーションされていますか?

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2004年08月19日

クトゥルフ神話〜ロバート・ブロック

クトゥルフ神話〜ロバート・ブロック

★ロバート・ブロック(Robert Bloch)1917-1994
アメリカの作家。シカゴ生まれ。10歳の時に買ってもらった、「ウィアード・テイルズ」(27年8月号)を読み怪奇小説のファンになる。翌月号に掲載のラヴクラフト作品「ピックマンのモデル」との出会いがその後の運命を決定づける。この作品との出会いでラヴクラフトに心酔、文通を始める。35年1月、ラヴクラフトにアドバイスを受けた「僧院での饗宴」で「ウィアード・テイルズ」にデビュー。初期作品はクトゥルフ神話作品を多く手がけるが師であるラヴクラフトの死を境に、他の分野の小説などを多く手がける。59年発表の「サイコ」はヒッチコック監督が映画化し成功を収める。創元推理文庫の「ラヴクラフトの遺産」に収録されている、「H・Pラヴクラフトへの公開書簡」はブロックの師ラヴクラフトへの深い熱い思いが伝わり、感涙を誘います。ある程度神話作品やラヴクラフトをを理解された方は、是非一読下さい。

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2004年08月18日

クトゥルフ神話〜ミ=ゴ

クトゥルフ神話〜ミ=ゴ

★ミ=ゴ(Mi-Go)(Fungi from Yuggoth)
「ミ=ゴウ」「ユゴスよりのもの」ともいわれる。ミスカトニック大学のフォールワース教授が研究の初期段階で、(Fungi)キノコのようなという意味あいで仮に使われたものが、そのまま使われています。全長1.5メートル程のピンク色がかった甲殻類のような胴体の生物。扇状の翼を持ち、所要な手足は左右3本づつ計6本あり、目鼻の無いしわだらけの顔は緑色がかった半球状になっていて、そこに短い触手が多数生えていて、渦巻き状の楕円体が付いている。空を飛ぶことはできるがゆっくりとしか飛べず、歩くときは6本の足で歩くこともあるし、一番後ろの2本だけで歩くこともある。ミ=ゴ同士の交信は頭の部分の色を変えて行います。遠く離れた所との交信は色の混ざった光線を発射して行います。又昆虫の羽根の音のような音などで人間の声に近い音を出すことも出来ます。いくつもの種類のミ=ゴがおり、羽のないものや胴体の部分が少し違うものもいますが、基本的には仲間として活動します。彼らはユゴス星(冥王星)に主なコロニーがあり、そこから地球にやって来ました。最初は約1億6000万年前にアメリカのアパラチア山脈に来ました。南アメリカとアフリカにも進出しましたが、「古のもの」と戦争になりましたが、やがて治まりました。現在はヒマラヤ山脈、アパラチア山脈、アンデス山脈に鉱山採掘コロニーがあるようです。地球以外の他の惑星や広大な星間の帝国を築いていますが、地球に一番近いコロニーはユゴス星(冥王星)です。ミ=ゴは地球に鉱物資源の調査、獲得の為に来ましたが、地球の食物は食べることが出来ず、別の世界から持って来なければなりません。ミ=ゴは特別な体で、体の器官を変形せたり、創造、消滅せることもでき、宇宙空間も飛ぶことができます。又その特別な体は、普通の写真には写りませんし、死ぬと2〜3時間で溶解します。ミ=ゴは時には特別に選んだ人間と接触を持つこともあります。又、驚異的な科学文明を持っており、生きている人間の脳を取り出して、金属製の円筒状の入れ物に入れて生かしておくことも可能です。その金属製の容器に、会話装置、聴覚装置、視覚装置を付けることで、中の脳とそばにいる者は交流することができます。一説によると1937年3月14日未明に、ロード・アイランドの病院である若い紳士がその手術を受けたとも言われています。

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2004年08月17日

クトゥルフ神話〜ショゴス

クトゥルフ神話〜ショゴス

★ショゴス(Shoggoth)
黒くネバネバとした泡立つ巨大な多細胞のアメーバのような、不定形の生物。不定形なのでいかなる器官も自由に作り出すことができる。体に口のような発声器官や目のようなものを作ったり、消したりできる。口笛のような音を出してコミュニケーションをする。水陸両棲で水に浮かんでいる時などは直径5メートルほどの球体をしていますが、戦闘時は5〜6メートル四方の地域を覆いつくします。もしショゴスに包みみ込まれれば、分解されショゴスの栄養分となります。ショゴスは火にも寒さにも抵抗がありタフな生物で、クトゥルフ神話の生き物のなかでもっとも恐ろしいものの一つで、「ネクロノミコン」の著者アブドゥル・アルハザードもその存在を否定しています。(あまりに危険な存在の為、やみくもに探索者などが接触を試みることの無いように否定しているが、一部の関係者にその存在を確認さされている)。ショゴスの繁殖は体から芽を出して繁殖します。約20億年前ころ地球の、今の南極に到着した「古のもの」が奴隷として造りました。まず、海底から掘り出した有機的材料から「原始ショゴス塊」を造りましたが、「エイボンの書」では「すべての生命の父ウボ=サスラ」とも言われています。そこから、ショゴスを造り出しました。始めは知性を持たず、「古のもの」の南極の都市建設に従事していましたが、徐々に知性を持ち始め、約2億5000万年前に反乱を起こしました。反乱は鎮圧されましたが「古のもの」の文明の衰退の原因となりました。(「古のもの」の都市は約500万年前まで確認されています。(詳しくは7月後半のブログ、地球有史以前の歴史1〜6を見て下さい。)
又、今なおショゴスは南極の都市の廃墟や世界各地の海底に存在し、「ダゴン」や邪教崇拝者のもとで存在していると言われている。いまなお奇怪なあざける声のような音を発して・・・。「テケリ・リ!テケリ・リ!」

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2004年08月16日

クトゥルフ神話〜盲目のもの

クトゥルフ神話〜盲目のもの

★盲目のもの(Flying Polyps)
肉食の種族で半ポリープ状の不定形の体で体長は5〜6メートル前後で直径1メートルほどのミミズのような体形を持つが、細い触手のようなものを何本も出してみたり、人間の眼球のようなものが体中に出してみたり、イソギンチャクのようなものが付いてるように見えたり、体は不定形極まりなくのたうっている。半透明や透明になり見えなくなることができる。又翼らしいものを持たないが空を飛ぶことが出来る。常に口笛のような音を出しているので、透明になってもだいたいの位置がわかる。風をつくり戦ったり、エサを取ったりします。風は空気を吸い込んで起こしたり、岩や洞窟などに沿ってまとわり付くように移動し風を起こします。移動する時は細い5本の触手を使い、5個の触手の足跡が残ります(5本の細い穴が残る)。約7億5000万年前に地球にやって来ました。今のオーストラリアのあたりです。そして窓のない玄武岩(マグマの固まったもの)の塔を建設し、都市を作りました。6億年前頃には太陽系の4つの惑星を支配していました。その頃エサとしていたのは、「イスの偉大なる種族」が精神交換移動で入り込む前の円錐形の生き物です。今から4億8500万年前にそのエサとしていた円錐形の生き物に「イスの偉大なる種族」が入り込み、戦争が始まりました。戦いに敗れた「盲目のもの」は地下に封じ込められました。地下で「盲目のもの」は環境に適応し、成長し数も増えて地下のほうが生きていくほうが良いようになりましたが、今から約7000万年頃から地上に進出し始め、約5000万年前には「イスの偉大なる種族」の文明を滅ぼしました。今でもオーストラリアの地下の「イスの偉大なる種族」の遺跡にいるのはもちろん、世界各地の地下の巨大洞窟にいます。(探検家などが調査し報告しようとしても、「盲目のもの」に見つかり帰ることはまず出来ないでしょう。)続きを読む

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2004年08月15日

クトゥルフ神話〜イスの偉大なる種族

クトゥルフ神話〜イスの偉大なる種族

★イスの偉大なる種族(Great Race of Yith)
「偉大なる種族」とも言われる。本来は肉体を持たない存在です。時間というものを征服した為に「偉大なる種族」と呼ばれることになります。彼らは永劫の時を経て、精神を他の時代の他の生物の体の中へ送り込み、その体を乗っ取る能力を獲得しました。精神交換の技術で他の知的生命体の世界を調査したりします。体を乗っ取られた者は、あたかも2重人格か精神異常にでもなったかのような印象を与えます。もともと遠い異世界の生命体でしたが、彼らの世界が破滅しそうになり、地球へ来ました。この時の地球にいた円推形の生き物の体に入りました。今から4億8500万年前頃のことです。この「イス型(円錐形)」の生物の体の外見上の特徴は、高さ約3メートル直径3メートル程の虹色の円錐形(ウロコのある弾力性の物質)の上の頂部に4本の円筒状の腕のような器官がのびている。伸縮性があり4本の腕のような器官を円錐形の台座状の体に引っ込めることができる。2本の器官は先端に巨大な蟹のハサミのような鍵爪のようになっている。3本目の器官の先端はトランペット型の赤い付属器官が4つ付いている。4本目の器官の先端は直径60センチほどのいびつな球体(頭部と考えられる)になっている。その球体は黄色っぽい色をしていて、真ん中の円周に沿って3つの黒い大きな目がついている。この球体(頭部)のてっぺんから灰色の細い茎が4本出ていて、その茎の先端は花のような付属器官が付いている。又この球体(頭部)の下の部分には緑色の触角あるいは触手状のものが垂れている。又円錐型の最下部(地面に触れる部分)の基部は灰色のゴム状の物質でできていて、伸ばしたり、縮めたりして移動する。栄養などは液体からのみ行い、4つのトランペット状の器官で摂取します。繁殖は円錐形の台座の下の部分から胞子を浅い水に放出し行います。ただし繁殖活動はめったに行いません、なぜなら彼らの寿命は約4000年〜5000年もあるからです。また滅多に死にません。彼らの文明は栄えていましたが、「盲目のもの」によって約5000万年前に滅ぼされてしまいました。しかし滅ぼされる直前に精神交換移動により、はるか未来の生命体に乗り移り生き残りました。これが「新・偉大なる種族」です。人類後のはるか未来の知的甲虫生物(カブトムシのようで蜂にも似てる)に乗り移りました。



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2004年08月14日

クトゥルフ神話〜アザトース

クトゥルフ神話〜アザトース

★アザトース(Azathoth)
「万物の王」「魔王」「万物の王である盲目にして痴愚の神」とも言われる。時空を超えた究極の混沌の中心で、心を持たぬ無定形の踊り子(存在)に取り巻かれ、太鼓のような下劣なリズムと単調なフルートのような音色を聞きながら横たわっている。アザトースは知性を持たず、盲目な神です。恐ろしい程の巨体で、想像を絶するパワーを持ち、地球をも簡単に破壊できるほどです。ある学者によると、アザトースが宇宙を創造したとも言われ、そのパワーは無限大とも考えられます。アザトースは通常、時空を超えた宇宙の中心にいるのですが、召喚されれば出現します。召喚は大変危険な行為で、召喚された場合、成長の1段階の時は直径6〜7メートルの不定形の球体状ですが、3秒〜10秒ほどで次の成長段階に進みます。成長は加速度的に大きくなり、7段階目の成長後には、直径3000メートル前後になります。2分程で巨大な山々の連なる山脈を覆い尽くすほど巨大になります。出現するときは6メートルほどの大きさの時もありますが、半径数百メートルの時や半径数キロメートルの時もあります。ある学説によれば、火星と木星の間にある小惑星のベルトはアザトースが以前そこにあった軌道上の惑星を破壊した為、粉々になった破片ではとも言われています。極めて危険な存在なので、召喚、接触は絶対に避けるべきです。

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2004年08月13日

クトゥルフ神話〜ニャルラトテップ

クトゥルフ神話〜ニャルラトテップ

★ニャルラトテップ(Nyarlathotep)
「這い寄る混沌」「顔無きもの」「暗黒神」「闇に潜むもの」「大いなる使者」とも言われる。ニャルラトテップ以外の神々は、他の等級の低い怪物などを破壊するだけですが、ニャルラトテップはそれらと知的に交流し操ります。又目的と場合により姿、形を変え千の異なる姿があると言われています。性格は冷酷無比と思われていますが、皮肉的傾向が強いようです。人類を滅ぼす場合は人類が自滅するような企てを起こすよう、悪意ある助言や助力をするはずです。時空を超えたところで、「アザトース」と一緒にいることが多いです。地上での拠点となる「ウィスコンシン州のリック湖周辺のンガイの森」や「コンゴの密林地帯」で目撃されている。「輝くトラペゾヘドロン」から召喚されるとも言われている。以下はニャルラトップの姿の一部です。

★闇に吼えるもの★
3本足の怪物で顔のあるところには長く太い触手が1本付いてます。手は鋭い鍵爪のようになった指が3本づつ付いてます。身長は約17〜18メートルです。

★ブラック・ファラオ★
色の浅黒い細身の男で、背もあまり高くない。服装も現代的なものを着ている。

★黒い男★
背の高いやせた男で毛が1本も無い。真っ黒な皮膚で顔は白人のような顔立ち。ひづめの付いた足で着ている物は、厚い黒い布のローブだけです。

★闇の跳梁者★
黒い翼を持った巨大な怪物で、顔に付いているのは3つの燃えるような目だけです。翼は酸性の液体がしたたり落ち巻きヒゲで縁どられています。危険で暴力的ですが、明るい光で追い払うことができます。

★ふくれ女★
体重300キロ、身長2メートルの怪物です。腕と鼻のるところに、代わりに触手が付いています。弓形の口が5つ付いています。

★その他★
核兵器を研究する科学者、<星の知慧派>の神父、魔女達を操る<暗黒の男>など


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2004年08月12日

クトゥルフ神話〜ラヴクラフト作品についての評価

クトゥルフ神話〜ラヴクラフト作品について

自分なりにラヴクラフトのクトゥルフ神話系作品の評価をしてみました。作品の★は多いほど「良い」で、5つ星の評価です。自分の独断ですので・・・。(1巻)などは全て創元推理文庫のラヴクラフト全集の収録巻数です。

クトゥルフ系作品

ダゴン Dagon 1917  ★★★★☆  (3巻)
ナイアルラトホテップ Nyarlathotep 1920  ★★★☆☆ (5巻) 
無名都市・廃都 The Nameless City 1921  ★★★★☆ (3巻)
魔犬・妖犬 The Hound 1922  ★★★☆☆ (5巻)
祝祭・魔宴 The Festival 1923  ★★★☆☆ (5巻)
クトゥルーの呼び声 The Call of Cthulhu 1926  ★★★★★ (2巻)
ピックマンのモデル Pickman's Model 1926  ★★★☆☆ (4巻)
銀の鍵 The Silver Key 1926  ★★★★☆ (6巻)
未知なるカダスを夢に求めて The Dream-Quest of Unknown Kadath 1926-1927  ★★★★★ (6巻)
ネクロノミコンの歴史 History and Chronology of the 'Necronomicon' 1927  
★★★☆☆ (5巻)
ダニッチの怪 The Dunwich Horror 1928  ★★★☆☆ (5巻)
闇に囁くもの The Whisperer in Darkness 1930  ★★★★☆ (1巻) 
狂気の山脈にて At the Mountains of Madness 1931  ★★★★★ (4巻)
インスマスを覆う影 The Shadow over Innsmouth 1931  ★★★★☆  (1巻)
戸口にあらわれたもの The Things on the Doorstep 1933  ★★★☆☆ (3巻)
銀の鍵の門を越えて Through the Gates of the Silver Key 1932-1933  
★★★★☆ (6巻)
時間からの影 The Shadow out of the Time 1934  ★★★★★ (3巻)
闇をさまようもの The Haunter of the Dark 1935  ★★★★☆ (3巻)
彼方よりの挑戦 The Challenge from Beyond 1935  ラヴクラフトを含む5人のリレー合作作品

ラヴクラフトの作品はどれも素晴らしいのですが、その中でも神話作品としての貴重度、感動度で自分なりの評価です。これから読まれる方の参考になればと思います。

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2004年08月11日

クトゥルフ神話〜入門書

クトゥルフ神話〜入門書

★クトゥルフ神話はアメリカの作家、ハワード・フィリップス・ラヴクラフト(以下H・P・L)により創作された作品群で語られる、架空の神話です。
人類が出現するはるか以前に、地球に飛来した異形の生物・存在がありそれらが、虎視眈々と復活しようと世界各地の地底・海底・異次元空間に潜んでいる宇宙的な恐怖の神話です。
入門・参考文献は7月21日のブログに記述しましたが今回はより初めての方に理解し易いよう説明します。まず、創元推理文庫のラヴクラフト全集1〜6の購入をお勧めします。クトゥルフ神話の原点の作品群をお読み下さい。クトゥルフ神話はラヴクラフトが書いたものと、その後の作家達(オーガスト・ダーレスなど)が中心に肉づけ、拡大解釈したその後のクトゥルフ神話では、明らかに違いがありますので、まず、ラヴクラフトのクトゥルフ神話を読破してみて下さい。独特の作風で一人称の記述が多いので、初めて読む方はなじめないかも知れませんが、読めば読むほど味がでてきます。次に学研M文庫のクトゥルー神話事典(東 雅夫著)を購入して読んで下さい。興味のある部分を流し読みでもかなり、神話世界、作品、作家など楽しめます。ここで、改めて、ラヴクラフト全集の神話関係の作品の固有名詞など確認するとより一層楽しめます。ここで更に、ラヴクラフト後のクトゥルフ神話を読みたくなった方は、青心社のクトゥルー1〜12を購入、読破してみて下さい。そうすると、ラヴクラフトとそれ以外の作品、作風の違いが明らかになり、より理解し易くなると思います。ここでひとつ御願いですが、ドリームランド関係の作品は、ラヴクラフト全集の6に収録されており、それぞれが、独立した作品として楽しめますが、ある意味連作(ランドルフ・カーターを中心とした)なので、最初の「白い帆船」から最後の「未知なるカダスを夢に求めて」を続けて読まれることをお勧めします。ラヴクラフトの作品はワインのように味わい深く、病み付きになると思います。それでは・・・
「ふんぐるい・むぐるうなふ・クトゥルー・ルルイエ・うがふなぐる・ふたぐん」

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2004年08月10日

クトゥルフ神話〜地下世界の生物(ガグ)

f4ba2222.JPGクトゥルフ神話〜地下世界の生物(ガグ)

★ガグ族はドリームランドの地下世界に生息しています。体長は5〜6メートルで全身毛むくじゃらの人食の巨人です。「大いなるもの」の呪いにより地下世界でしか生活できません。腕の肘の部分から手は2本に分かれており、片方に2本づつ手のひらがあります。手には鋭い鍵爪があり、足、足先は鳥か恐竜のようです。顔は大きな口が左右に開き、鋭く大きな牙と長い舌を持っています。ガグは声を出すことができず、表情とジェスチュアで意志の伝達をおこないます。食屍鬼を恐れていますが、「ガスト」(ガースト)をエサにしています。ガストはカンガルーのように長い後ろ足で跳ねる原始的生物です。ジンの洞穴(ジンの広間)でガグはガスト狩りを行います。

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クトゥルフ神話〜ドリームランド案内7

312755d2.JPGクトゥルフ神話〜ドリームランド案内7

★地下世界(アンダーワールド)は夢の国の地下世界に広がり、都市もあります。巨大な食人族「ガグ」の街で、彼らは神々の怒りにふれ地下世界に追いやられました。都市の中央には「コスの塔」があり、上部は「魅惑の森」に通じていますがガグ族はたたりを恐れ開けて登ろうとしません。ガグの都市の横には隣接する形で「ガスト」(ガーストとも)の棲む「ジンの地下室」があり垂直に大きな洞窟があります。内部は迷路のように入り組んでいて、ガスト以外の生物も棲んでいます。ガグ族はガストを常食としている。ジンの地下室の南側には「ゾークの絶峰」(トゥーク山脈とも)があります。その更に南側には巨大な「ドール」の棲む「ナスの谷」があります。闇と恐怖と沈黙と骨があるばかりで、骨の山の中を巨大なドールがのたうっています。グールたちが饗宴のあとここに骨などを捨てます。ここは現実世界とも接点があるらしく、ここから地上世界に出て墓などを荒らします。グールはガグの都市の墓場も荒らします。グールは特に凶暴ではない為、運がよければ友人にもなれなす。ボストンで行方不明になった画家のリチャード・アプトン・ピックマンもグールに変身しここで暮らしています。
地下世界(アンダーワールド)の全景はドリームランド案内1(8月5日)を見て下さい。


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2004年08月09日

クトゥルフ神話〜ドリームランド案内6

e12bffd5.JPGクトゥルフ神話〜ドリームランド案内6

★レン高原(レン平原)の北側にはトゥライ山があり、それより更に北側には、険しい山々が連なり、カダス峠があります。そこを超えた北側に「未知なるカダス」の山があります。信じられないほど高くそびえ山頂は大気圏をはるかに超えている。荒涼たる地の果てのこの山に「大地の神々」が住むと言われ、山頂には縞瑪瑙でできた「神々の城」が建っており、「ニャルラトテップ」もしばしば訪れます(ここの番人だとも言われています)。人間でここを訪れたのは「ランドルフ・カーター」のみです。南極の狂気の山脈の背後にそびえる未知なる超巨大山脈と繋がっているとも言われています。ドリームランドの主要な地上の部分はここまでですが、地下世界(アンダーワールド)も存在しており、いくつかの部分で繋がっています。知られているのは3箇所で「魅惑の森の石蓋」「グラネク(グラーネク)山の洞窟」「サルコマンドの遺跡」です。
つづく・・・

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2004年08月08日

クトゥルフ神話〜ドリームランド案内5

1c5087ba.JPGクトゥルフ神話〜ドリームランド案内5

★セレファィスからセレナリア海を北へ、船で数週間行くと、縞めのうで築かれた都市「インガノク」があります。この土地には不思議な霧のような影が漂っており、この土地のそのような雰囲気をネコは嫌っているので、この地にはネコはいません。ここの住人には「大地の神々」の血が流れており、顔立ちなどはそのように見えます。王宮の奥にある大きなドームには、すべての「シャンタク鳥」の始祖がいると言われています。市の郊外には縞めのうの鉱山があり、市の重要な産業となっています。又インガノクの東北には、巨大な採石場(縞瑪瑙採石場)の跡があり、かつて神々の城などの建築に使われたと言われており、その石切場の穴は途方もなく巨大で底がどこまであるのか、だれも知りません。又無数のシャンタク鳥が潜んでおり、近づくのも危険をともないます。そこから東に向かうと「レン高原」(レン平原)が広がっています。荒涼とした台地で、風がふきすさぶ未知の場所です。恐ろしい噂が絶えず、二本の角とひずめを持つ半人間や、巨大な紫色の毒蜘蛛(体だけで3〜4メートル)が生息していると言われています。レン高原は他の次元、空間と繋がっているとも言われ、「三次元とは異なる次元が交互に現れる国」であるとも形容されている。中央アジア、ミャンマー奥地、南極大陸の「狂気の山脈」にあるとも、繋がっているとも言われています。台地の頂上には巨大な修道院があり「形容しがたい大司祭」が一人で住んでいます。そこにある井戸はドリームランドの地下世界「アンダーワールド」の「ジンの地下室」へ通じていると言われています。レン高原からみて南には「サルコマンド」があります。荒廃した無人都市の遺跡で、100万年以上前に建設されたもので、かつて「レンの人間もどき」がすんでおり繁栄していた。また「大いなる深淵」に至る硝石階段があり、「ムーン・ビースト」が秘密の寄港地として利用しているようです。
つづく・・・

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2004年08月07日

クトゥルフ神話〜ドリームランド案内4

9e65ac36.JPGクトゥルフ神話〜ドリームランド案内4

★「魅惑の森」からみて北東の方角に海を渡ると美しい港町があります「セレファイス」です。傷ひとつないスカイブルーの大理石でできた町で、細い尖塔などがあり城壁には有名な英雄の青銅の彫刻が彫られています。交易の中心地であらゆる物が取引されており、居酒屋やバザールでは様々な情報交換も盛んです。ここは時間が存在せず青銅の門の中にいるものは不死を保てると言われています。
もうひとつの美しい港がセレナリア海にあります。「セラニアン」です。セラニアンは空に浮かぶ空中都市です。セレファィスから船で数日の距離にあり、空を飛ぶガラー船で行くか、セラニアンの下まで行ってそこから、金を紡いだ縄梯子で1マイルほど登るしかありません。セラニアンの人々は極端に青白い肌をしており、非常に内向的な性格です。
この美しい2つの都市「セレファィス」「セラニアン」を半年ごとに治めているのは「クレネス王」です。元々は現実の人間でしたが、夢を見ているときに死亡し、現実に帰れなくなり永遠にドリームランドの住民になってしまいました。故郷のイングランドに戻りたいと思う気持ちから、セレファイスの郊外に故郷とそっくりな村を作りそこに滞在します。かの有名な夢想家ランドルフ・カーターとは親交があったと言われています。
つづく・・・

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クトゥルフ神話〜ドリームランド案内3

87916880.JPGクトゥルフ神話〜ドリームランド案内3

★ウルサーには300才を超える賢人「アタル」がいます。彼は「ハセグ=クラ山」に登り生還した人物です。彼の寺院には禁断の「ナコト写本」「サンの七秘聖典」があります。スカイ河の河口付近に港町「ダイラス=リーン」があります。玄武岩でできた黒い塔があり、港には色々な地方からやって来た、様々な人物がいて盛んに情報交換をしています。「ダイラス=リーン」の南は南方海で水没した都市があります。大神殿、都市の建物が船の上からでも見えます。「ダイラス=リーン」から10日ほど南に行くと、オリアブ島があります。その島には高さ1万メートル近い休火山のグラネク山があり、北側は溶岩採掘が行われており、南側は「大地の顔」が刻まれていますが、そこに行くのは大変危険です。「夜のゴーント」などが飛んでおり、近づくものは捕らえられ、山腹の洞窟に連れていかれ、そこから地下世界「ドリームランドの暗黒部分」アンダーワールドへ連れていかれます。
つづく・・・

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2004年08月06日

クトゥルフ神話〜ドリームランド案内2

5a7a15c0.JPGクトゥルフ神話〜ドリームランド案内2

★夢を見ることで、行くことが可能になるドリームランドですが、実際の地球、宇宙、自然環境は酷似していますが、異なる点も多々あります。大地は球体ではなく平坦で、海は西の果ての玄武岩(溶岩が固まったもの)の柱の間から、滝となり宇宙空間へ流れ落ちています。宇宙空間はエーテルで満たされ生存可能で、ガレー船やシャンタク鳥に乗り月や他の惑星などに行くことが出来ます。
時間の進みかたも、実際の時間(夢を見ている時間)が1時間だとすると、ドリームランドでは約1週間です。場所により時間の進み方は変わりますので一概に言えませんが。又技術レベルは動力機関などはなく、海上の移動はガレー船、帆船などで陸上の移動は象やシマウマなどが多いようです。又多くの都市、町には多くのネコがおり人間並みの知性を持ち、ネコ語で会話も出来ます。ウルサー(ウルタールとも)では何人もネコを殺してはならないという掟がある。「魅惑の森」を出てスカイ河を下流にいくと「ウルサー」の村がある。ドリームランドの主要な中心部。
つづく・・・


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2004年08月05日

クトゥルフ神話〜ドリームランド案内1

d9d6f8c5.JPGクトゥルフ神話〜ドリームランド案内

★クトゥルフ神話には、現実の宇宙、世界以外にも神話世界が存在します。夢の世界「ドリームランド」です。夢を見ることで、その世界に踏み込めます。眠っている時、夢で下の方に降りていく巨大な階段があるのに気づいたら、ドリームランドの入り口への階段かもしれません。ドリームランドの階段は、70段下りると「炎の洞窟」と呼ばれる、洞窟状の神殿があり、そこに「神官」が2人います。「ナシュト」と「カマン=ター」です。そこで若干の準備をした後、さらにそこから、700段下り「深き眠りの門」をくぐると、ドリームランドです。ドリームランドのほぼ中心の「魅惑の森」にでます。ドリームランドはいくつかありますが、アンダーワールド(地下世界)は特に恐ろしい場所です。
つづく・・・

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2004年08月04日

クトゥルフ神話〜クトゥルフの呼び声(TRPG)ケイオシアム発売決定

クトゥルフの呼び声(TRPG)ケイオシアム発売決定

★クトゥルフの呼び声TRPG(ケイオシアム)「ベーシック・ロールプレイ・システム」の第6版が完全翻訳で発売決定です。D20システムでない旧ルールと言うと判る人も多いのではないでしょうか?詳細については、判り次第追記していきます。
書名      クトゥルフの呼び声TRPG
発売日     2004年9月10日(金)
著       サンディー・ピーターセン/リン・ウィリスほか
翻訳      中山 てい子・坂本 雅之
カバーイラスト 加藤 直之
予定価格    6090円
発売元     株式会社 エンターブレイン
URL     www.enterbrain.co.jp/
補足      小説「クトゥルフの呼び声」H・P・ラヴクラフト著を収録
「2004年3月にアメリカで発売された『クトゥルフの呼び声TRPG』の第6版が、完全翻訳にて発売決定! ケイオシアムの誇る『ベーシック・ロールプレイング ケイオシアム・システム』を使用したテーブルトークRPGの金字塔が、満を持して登場する! H.P.ラヴクラフトが作り上げたクトゥルフ神話の恐怖の世界をこの秋あなたが体験するのだ!」

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