クトゥルフ神話(登場人物)

2006年10月15日

クトゥルフ神話〜佐比売党について

クトゥルフ神話〜佐比売党について

★佐比売党(さひめとう)
先日発売された<クトゥルフと帝国>のリプレイ「白無垢の仮面」に登場する政党。まだ読んでない方はネタバレしますので要注意です。

佐比売党は1560年代に石見銀山で誕生した、山師たちによる互助会である。その名の由来は、石見銀山にある鉱山の神「金山彦命」を祀る佐比売山神社であるとされている。最初佐比売党は石見銀山の周辺地域にのみ影響力を持つ小さな組織だった。やがて銀山の銀産出量が減少したことを契機に、1670年頃、その本拠地を江戸に移し、銀山のみならず広く鉱業全体にその活動範囲を広げることになる。その後、長らく続く太平の世では佐比売党にそれほど目立った活動は無かった。だが、明治に入ってからは、日本の軍需拡大による鉄鋼業の発展に便乗し、その規模を急速に拡大していった。そして、1930年代、佐比売党は日本の鉄鋼業のみならず、政財界にもおおきな影響力を持つほどに成長している。そして1930年代は結党以来、最大の規模にまで拡大した。正式党員は約40名であるが、党内の秘密に深く関わっていない事務員なども含めると100名ほどになる。ただし正式党員のなかでも、白無垢の巫女に関わる秘密のことを知っているのは幹部の12名しかいない。そのうち6名が神話的知識を持つ魔導士と言われる。また佐比売党が誕生したきっかけには石見銀山で発見されたクトーニアンの繭が関係しているともいわれている。



追記:詳細はクトゥルフと帝国リプレイ<白無垢の仮面>(内山靖二郎著、新紀元社)を購入のうえ確認下さい。

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2006年08月27日

クトゥルフ神話〜ムニョス博士

クトゥルフ神話〜ムニョス博士

★冷気(H・P・ラヴクラフト著、ラヴクラフト全集4創元推理文庫より)

ニューヨーク西14丁目の1840年代後半に建てられたと思われる褐色砂岩の四階立てアパートの4階に住んでいる。外見等は背は低いが均整のとれた体つきをしており、やや堅苦しい服を身につけている。毅然としているが尊大なところのない、家柄のよさそうな顔立ちをしていて、短い灰色の髭をたくわえ、昔風の鼻眼鏡をかけている。容貌はケルト系で、目は黒く鼻はムーア系の鷲鼻。几帳面に手入れされている髪はふさふさとしてきれいに整えられ、高い額のあたりで優美にわけられている。それらから素晴らしい知性と育ちのよさがあらわれている。部屋で奇妙な実験を行っているらしく、そのせいか?部屋は常に寒い。室温は常に華氏55度ないし56度(12.8℃〜13.3℃)だがポンプや冷却装置を改良し、室温を華氏40度〜28度(4.4℃〜−2.2℃)にまで調整したことも記述されている。外出はせず部屋にこもっている。1923年の18年前に死んでいた。



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2005年12月15日

クトゥルフ神話〜ウィルバー・ウェイトリイ 2

クトゥルフ神話〜ウィルバー・ウェイトリイ2

★ウィルバー・ウェイトリイの最後の姿(ラヴクラフト全集5創元推理文庫P266参照)
ネタバレしますのでまだ読んでいない方は、ここから先は読まない方がいいと思います。

部分的には、疑いの余地なく人間で、まったく人間らしい手と頭部が備わり、山羊を思わせる顎のない顔は、ウェイトリイ家の特徴を示すものだった。しかし胴体と下半身は奇形もはなはだしく、体を衣服に包みこんでこそ、はじめて忌避をもされず撲滅もされずに地上を歩けるような類のものだった。
腰から上はなかば人間に似ているものの、番犬がまだ用心深く前脚を置いている胸は、その皮膚が、クロコダイルやアリゲーターさながらの堅い網状組織の皮になっていた。背中は黄と黒のまだらになっており、ある種の蛇の鱗に覆われた皮膚を漠然と思わせた。しかし腰から下が最悪だった。ここでは人間との類似が全く失われ、紛れもない怪異なものになりはてていたからだ。皮膚はごわごわした黒い毛にびっしりと覆われ、腹部からは緑がかった灰色の長い触手が二十本のびて、赤い吸盤を力なく突出していた。その配置は妙で、地球や太陽系にはいまだ知られざる、何か宇宙的な幾何学の釣合にのっとっているようだった。尻のそれぞれに深く埋もれた格好の、一種ピンクがかった繊毛のある球体は退化した目のように思えるものである一方、尾のかわりに象の鼻か触腕のようなものがたれていて、紫色の輪が連なり、未発達の口もしくは喉とおぼしき証拠が数多くあった。脚は黒い毛に覆われている点は別として、おおむね先史時代の地球の巨大な爬虫類の後脚に似ていて、その先端は蹄でも鉤爪でもない、筋の隆起した肉趾になっている。呼吸をすると、尾と触角がリズミカルに色をかえ、それはまるで、二親のうちの人間ではない系統にとっては正常な、何らじかの循環作用によるかのようだった。触角においては、これは緑がかった色が濃くなることで観察される一方、尾においては、紫色の輪にはさまれた箇所が、黄色がかったものになったり、あわい灰白色になったりすることで明瞭だった。純粋な血液はまったくなく、ペンキの塗られた床をけがす粘液のたまりの外に、悪臭放つ黄緑色の膿をしたたらすばかりで、床の色を奇妙に変えていた。

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2005年12月14日

クトゥルフ神話〜ウィルバー・ウェイトリイ

クトゥルフ神話〜ウィルバー・ウェイトリイ

★ダニッチ村一帯に住むウィルバー一族で、ノア・ウエィトリイの娘ラヴィニア・ウェイトリイがヨ=ソトースとの契りでできた双子の兄弟の片割れ。1913年2月2日の日曜日の午前5時に生まれる。その日は聖燭節にあたっているが、ダニッチの住民は別の名前で妙に祝う日だったため住人に印象の残る日であった。村落から4マイル、一番近い隣家からも1.5マイルも離れた、山腹を背にした大きな農家で出生。発育が異常に速く生後3ヶ月とたたないうちに満1歳児にさえ稀な体格と筋力になり、7ヶ月目に助けをかりずに歩きはじめ、8ヶ月目あたりには立派に歩けるようになった。11ヶ月目にはしゃべりはじめ一族に特徴的な顎が見てとれるようになる。4歳の時には10歳の少年のように見えるほどに成長し、貪欲に読書にふけるようになり山羊を思わせる顔つきがダニッチの住民を恐怖させる。犬に毛嫌いされるようになり拳銃を携帯するようになる。10歳で知性、声、体つき、髭もすっかり大人びる。1924年秋頃(生後11年目)には途轍もない博識を備えた学者となっており、禁断の書物を所蔵する図書館などと手紙のやりとりをしていて、多くの図書館員にそこそこ知られるようになっていた。1925年(生後12年目)に文通をしていたミスカトニック大学の学者の訪問を受けるが、その時の身長は優に6フィート9インチに達していた。(1フィートは30.48cmで12インチ、1インチは2.54cm)1927年夏(生後14年目)には敷地内の小屋を2軒修理をする。自宅の1階の窓などを締め切り、1階の仕切りを取り去る頃には身長は7フィート(約2.1m)を超える。1927年冬「ネクロノミコン」の閲覧する為ミスカトニック大学を訪れるがこのときは身長は8フィート(約2.4m)に達していた。そしてミスカトニック大学図書館で「ネクロノミコン」のP751を対象として自分のものと比較するが、一度ウィルバー農場を訪れたことのあるヘンリー・アーミティッジ図書館長に目をつけられる。「ネクロノミコン」の貸し出し許可を取ろうとするも、ヘンリー・アーミティッジに拒否され、他の「ネクロノミコン」所蔵の図書館に許可を貰おうと行動するも失敗する。(ヘンリー・アーミティッジが他の図書館に警告をした為)1928年8月上旬(生後15年目)ミスカトニック大学で変わり果てた姿で死亡。死因は獰猛な番犬の攻撃によるものと思われるが、このときの身長は約9フィート(約2.7m)

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2005年03月08日

クトゥルフ神話〜ラバン・シュルズベリィ博士

クトゥルフ神話〜ラバン・シュルズベリィ博士

★アーカム在住の神秘思想家にして、哲学教授、人類学者、古代神話・宗教の権威。一時ミスカトニック大学で教鞭をとる。博士は1915年から20年間突如行方不明になる。博士は貴重な文献・資料などを保有しており、ミスカトニック大学に保管されているものと同じ手書きの「セラエノ断章」「サセックス草稿」「ザンツー石板」「エルトダウン・シャーズ」がある。又自身の著書「ネクロノミコンにおけるクトゥルフ」「ルルイエ異本を基にした後期原始人の神話型の研究」がある。
博士はもうかなりの年配で、濃い眉毛と長い白い髪をしている。ローマ型のとがった鼻とがっちりしたあごをしている。そして黒い不透明な眼鏡をいつもかけており、両方のふちまで隠れるような眼鏡なので、博士の目を見ることはできない。しかし眼鏡をはずすと眼球のあるところに眼球はなく、穴があいたように眼窩があるのみであるが、視力があるように行動できるし、文字も読める不思議な能力を持つ。博士は人類以前の言語のエキスパートであり、爆発物の知識も若干ある。そして「黄金の蜂蜜酒」の製法も知っている。
博士の行方不明になっていた20年間は、プレアデス星団のセラエノに行きそこの巨大な図書館で禁断の知識を得たといわれる。

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2005年01月17日

クトゥルフ神話〜ド・マリニー、エティエンヌ=ローラン

クトゥルフ神話〜ド・マリニー、エティエンヌ=ローラン

★神秘学と東洋の古器物の泰斗であるクリオール人。ニューオリンズ在住。ランドルフ・カーターの無二の親友で、カーターとともに<地球の延長部>を体験した唯一の人物でもある。彼の所持する棺状の奇妙な時計は、一種のタイムマシンとなるものらしい。

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