久しぶりにギターに興奮

 大昔に買ったカルロス・サンタナとジョン・マグラフリンのアルバムを聴いて発情してしまった。あの歪んだロック系のギターの音を聴くと座っていられないほど興奮するのはなぜだろうか?ギターサウンドには魔物がついている。
 ジャズの練習とレコーディングのことばかり考えていた反動であろうか、人には皆A面とB面がある。特に僕のようなAB型の人間にはその傾向がなお強い様に思える。数ヶ月前にはキース・ジャレットのヨーロピアントリオにはまっていたのだから、全くどうしようもない。
 興奮した僕は、数年前に買ったNYのジャムバンドのライブ盤を手にした。いやー、ガンガンやっている。躍動するリズムに座っていられなくなる。思わずamazonでロイハーグローブのCDを注文した。せっかくジャズのタッチを作りあげたのに、と思うが、体はロックを欲しがっている。オルガンの場合、全く違うタッチじゃないとこの手は弾けないのだ。難しいことを考えても仕方がない。まだコンサートも先である。しばらくは思い切り聴きたい音楽を聴きまくり、また自分が何を求めているのかを神のお告げが来るのを待つことにしようか。
 それにしても久しぶりの雨。テラスの植木は声を上げて喜んでいる。新聞に載っていた真鶴の鯵のお茶漬けを急に食べたくなってきた。



スーパーでジミー発見

 スーパーマーケットで買い物に行き、ブラブラ本のコーナーをのぞいてビックリ!我が師匠ジミー先生の顔がドンと並んでいるではないか!これはCOOL JAZZコレクションというもので、以前、マイルス・ディヴィスの時に買ったことがある。中に薄い本が入っていて、経歴や歴史などが載っている。「これは買うしかないでしょう」ましてや表紙の写真は若くて目つきの鋭い最もイケイケの頃のジミーさんなのだから。中には5曲入りのCDが入っていた。こういうものを出してくれると、ジャズファンはたまらないなー。録音状態は古いのが実にいい。あらためて聴くと嬉しくなってしまう曲ばかり。ジミーさんが生きていたらきっとこういうだろう。「Give me money」

ステージで

 久しぶりにモーションブルーに出かけた。僕の知人がプロデュースしているバンドを見るためである。久しぶりのモーションブルーは実に気持ちが良い。何よりもスタッフが皆さわやかである。ちょっと珍しいぐらい良いスタッフを集めているなー。古くからの馴染みのスタッフもいて暖かく迎えてくれる。残念なことは、お気に入りのバーカウンターがタバコが吸えなくなったこと。だからメインフロアーの横にある隣のバーにまでたびたび足を運ばなければならないのがちょっと苦しいかも。
 人の振り見て我が振り直せ、という言葉があるが、昨夜のライブは本当にいろいろなことを考えさせられるものであった。主役がドレスを着ているのに、バックのメンバーはてんでバラバラの服装。演奏もどうも集中力に欠けているように見える。メインはメインで演奏中客席を見て笑い過ぎかな?スペシャルゲストの紹介の仕方があまりにも適当かな。
 ライブが終わりアンコールが始まるまでずっとステージになぜだか残る。そして、アンコールにはわけのわからない飛び入りの歌手に歌わせる。アンコール終了後にまだステージに残り、雑談している。ステージでハンカチで脇の汗をふいている。恐れ入りました。
 僕も反省をし、ステージ上のマナーに気を配りたいと思った。

CDタイトルが決まった。

 今度出すアルバムのタイトルが決まった。何と「オルガニスト」。直球だなー。僕が考えたわけではないが、その言葉を聞いたとたんに細胞が活性化され、即断で「これだ!」と確信した。
 ちまたではどこに行ってもオルガンプレイヤーのKANKAWAさん、と呼ばれることが多い。しかし、オルガニストと呼ばれると何だかぐっとこみ上げるものを感じるから面白いものである。僕にとってオルガニストという言葉からは情熱やパッションを強く感じるのだ。タイトルも決まり、編集も終わり、後はミックスダウンと大事なジャケット周りである。
 今回のCDは、一般CD店で買える通常のハイクオリティーCD、それと、限定発売の超ハイクオリティーCD、それと久しぶりのLP。そして、これは初めての経験だが、データのみの販売。をするという。データのみの販売という意味は、実際に僕がレコーディングスタジオで弾いた何の加工もしていない録りたてホヤホヤの音を家で楽しんでもらえるという画期的な商品である。
 前々から思っていたことがある。どうしてCDは、皆同じ価格で売っているのだろう、と。本や絵画などは皆けっこうバラバラなのに・・・。数年前からおこったジャズ&クラシック・ハイクオリティーレコーディングブーム。良い音をより良い音を求めるこのムーブメントは世界中に広がっている。と言って別に労働者が仕事を終わり、タクシーの中であんなに小さなスピーカーで僕のオルガンを聴いてくれて共感していただける、というのも大事なことだし、なくなってはならないことだと思う。
 いづれにせよ、音楽業界は2極化されてきたのだ。アルバムも随分発表してきたが、今回の「オルガニスト」。目の前で弾いている様な感覚をはじめて皆さんに味わってもらえるかと思う。ジャケットが出たら真っ先にカンカン日記で紹介しましょう。

体調悪く、いろいろ考える

 人間というものは体の調子の良い時はあれもしたい、これもしたい、と精力的な発想になるが、少し体調が悪いとあれもいやだ、これもいやだ、になってしまう。特に僕はその傾向が強いのかもしれない。数日のバケーションで、淡路のホテルで泳いだり、テニスをしたりすると、今度は自転車に乗って富士山まで行こうかな、とか、全然知らない遠い国へ冒険旅行へ行ってみようかなと想像したりする。
 ところが今日のようにクーラー病で体が動かなくなると、今から行かなければいけない音楽の編集作業に行くのも辛くなってしまう。
 若い頃にもそういった傾向は多少はあったが、段々とそれが顕著になってきたこれを人は老いというのかもしれないな。だからこそ共に暮らす家族や友人の存在が大きいのである。
 
 人間年を行くと丸くなる、と昔から言うが、実際のところは、そうでもない気がする。欲が無くて、淡々と自分の領分で楽しく生きている人と、あれやこれや思案をめぐらし過ぎる人がいる。どちらかと言えば、前者の人の方が僕は馬が合う。一切の商業行為をやめて、いわば年金生活を楽しんでいる友達が数人いるが、これが実に良い。毎日好きなジャズを聴き放題。週末になると、好きなジャズメンの追っかけ。
 勿論、世界全体で見ればそんな気楽なことばかりは言ってられないのがわかる。地球温暖化による数々の災害。世界経済の不況。まだ収まぬ戦争。しかし、昔のようにシュプレイコールをしてデモ行進をしたところでそんなに簡単に変わるはずもない。僕達一人一人が先祖に感謝をし、自然に感謝をし、家族に感謝をし、芸術を愛し、小さな幸せを噛み締めながら笑って暮らせることが一番大事なような気がする。
プロフィール
リリース情報
ORGAN TALKING
『ORGANTAKING"EMERGENCY"〜dear Tonny〜』
2009.07.22発売
※6月22日からタワーレコードにて先行発売!!!!

organ love
『ORGAN CLUB』
2008.12.10発売
《ゲストアーティスト》
FPM、Dexpistols、松浦俊夫、DJ Yas

organ love
『ORGAN LOVE』
2008.12.3発売
《ゲストアーティスト》
ORANGE RANGE、松本素生&河野丈洋(GOING UNDER GROUND)、村上てつや(ゴスペラーズ)、TAKE(Skoop On Somebody)、DJ KAORI、ユラリ(Bahashishi)、SIMON、MARU
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